Faculty Profiles - OZAKI Toshifumi

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Metal-on-Poly摺動面人工股関節置換術後に生じたARMDの1例

三喜知明, 遠藤裕介, 山田和希, 河村涌志, 鉄永智紀, 尾崎敏文

日本人工関節学会誌 49 173 - 174 2019.12

Language：Japanese Publisher：(一社)日本人工関節学会

84歳女性。80歳時に変形性股関節症に対しCo-Cr-MoヘッドとMetal-on Poly摺動面を使用した人工股関節置換術を施行した。術後3年6ヵ月に両鼠径部の腫瘤と左股関節の違和感が出現し、単純CTで両鼠径部に液体貯留を伴う嚢胞形成を認めた。左股のMRIでは関節内と骨盤内壁に連続した液体貯留を伴う単房性嚢胞性腫瘤を認めた。両鼠径部をエコーガイド下に穿刺し、右股は黄色透明、左股は黒色透明の排液があった。細菌監視培養は両側とも陰性であった。遅延性金属アレルギーと診断し、骨頭置換術を施行した。術中、ライナーに破損部位はなく、ヘッドとネックの嵌合部に穿刺液と同性状の黒色漿液を認めた。メタルヘッドをセラミックヘッドに置換し、病理検査でaseptic lymphocyte-dominated vasculitis-associated lesion(ALVAL)を示唆する所見を認めた。術後、症状が改善し、術後2ヵ月の現在まで再発を認めていない。

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関節リウマチに対するMCP関節人工関節置換術中に手関節部での腱剥離術を要した症例の検討

木曽洋平, 西田圭一郎, 松橋美波, 渡辺雅仁, 沖田駿治, 大橋秀基, 尾崎敏文, 那須義久, 中原龍一

日本関節病学会誌 38 ( 4 ) 471 - 477 2019.12

Language：Japanese Publisher：(一社)日本関節病学会

当院でRA(関節リウマチ)に対しMCP関節人工関節置換術を施行した72例(手術時平均年齢61.8歳±11.9歳)を対象に、術中に手関節背側部の腱剥離術を要した症例について検討した。その結果、術中に手関節背側部の腱剥離術を要した症例は12例(16.7%)であった。更に手関節部での手術歴を有している症例では、15例中6例(40.0%)で術中に腱剥離術の追加が必要であった。手関節手術歴のある例ではEDCの癒着が多い傾向にあり、手術歴のない例では全例でEDMの癒着がみられた。腱剥離(+)群、腱剥離(-)群ともにHAND20、DASHは術後改善傾向を示し、改善量は両群間で有意差は認められなかった。

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膝骨壊死に対して人工膝関節置換術を施行した症例における内側半月板後根断裂に関する検討

岡崎勇樹, 古松毅之, 宮澤慎一, 釜付祐輔, 日野知仁, 岡崎良紀, 増田真, 尾崎敏文

日本人工関節学会誌 49 621 - 622 2019.12

Language：Japanese Publisher：(一社)日本人工関節学会

膝骨壊死の診断で人工関節置換術に至った症例における内側半月板後根断裂(MMPRT)の頻度について検討した。2013年9月〜2018年9月までに、当院で膝骨壊死の診断に対してTKAもしくはUKAを施行した19例19膝のうちMRIを撮像していた14例14膝(男性2膝・女性12膝)を対象とした。術前MRIでMMPRTを認めた症例は14例中11例(78.6%)であった。残りの3例中2例はMM後角断裂を、1例は重度のMM内側逸脱を認めた。Cleftサインは11例中6例(54.5%)に、giraffe neckサイン・ghostサインは全例に認めた。MMPRT受傷日が確認できた7例における受傷から手術までの待機期間は15±7.6ヵ月(5.4〜27ヵ月)であった。手術時KL分類はgrade II:1膝/grade III:6膝/grade IV:7膝、手術時腰野分類はgrade 2:3膝/grade 3:4/grade 4:7膝であった。

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内側半月板後根断裂に対するUKAの適応と治療成績

古松毅之, 児玉有弥, 宮澤慎一, 釜付祐輔, 日野知仁, 岡崎良紀, 増田真, 岡崎勇樹, 平中孝明, 尾崎敏文

日本人工関節学会誌 49 619 - 620 2019.12

Language：Japanese Publisher：(一社)日本人工関節学会

内側半月板後根断裂は(MMPRT)に対するpullout修復術の適応外と判断された症例に単顆型人工膝関節置換術(UKA)を施行し、その治療成績をpullout修復術により半月板機能を温存することが可能であったMMPRT症例と比較検討した。MMPRTの診断に至るも内側型変形性膝関節症がKellgren-Lawrence(KL)分類においてgrade 3〜4、もしくは内側大腿骨顆部の単純X線学的な骨壊死様所見がKoshino分類におけるstage 3〜4に進行した症例をUKAの対象とした(n=14)。KL grade・Koshino stageがともに2以下で大腿脛骨角が180度以下の症例に対しては関節鏡視下に内側半月板pullout修復術を選択した(n=17)。UKA群の手術時平均年齢は72歳であり、pullout修復群(平均59歳)よりも高齢であった。男女比では両群ともに女性が多く、MMPRTの形態では内側半月板後方付着部におけるtype 2の完全横断裂が最多であった。術前のKL分類においては、UKA群でgrade 2/3がそれぞれ8/6例であった。Pullout修復群における術前KL分類はgrade 1/2がそれぞれ9/8例であり、UKA群と比較し単純X線学的な膝関節症変化が軽度であった。術前の大腿脛骨角は両群で平均178度と同等であった。術前臨床スコアにおいては両群で有意差を認めなかった。術後2年の臨床評価項目は両群ともに術前と比較して有意に改善していた。術後2年の臨床スコアは両群で同等であった。

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THA後の骨盤骨折に対して一期的に骨接合術と再置換術を施行した2例

遠藤裕介, 山田和希, 野田知之, 三喜知明, 鉄永智紀, 河村涌志, 尾崎敏文

日本人工関節学会誌 49 277 - 278 2019.12

Language：Japanese Publisher：(一社)日本人工関節学会

症例1は93歳女で、76歳時に右変股症に対してmetal backed cup THAを施行された。91歳頃から歩行時の右股痛があり、前医でカップmigrationを認められ、当科に紹介された。CTで寛骨臼横骨折を認め、AAOS Type IVのpelvic discontinuityと診断した。再置換術の方法は、側臥位でKocher-Langenbeckアプローチにより進入し、先に後柱をプレート固定した後にインプラントを抜去し、同種骨とKTプレートを用いて寛骨臼を再建した。ステムはセメントインセメントで固定し、術後経過良好であった。症例2は78歳女で、両変股症に対し前医で右股のセメントレスTHAを施行され、原臼位から3cmを越える高位にカップが設置されていた。術後数日で歩行時痛が増悪し、X線でカップの脱転、CTで骨盤骨折を認められた。術後2週時に全インプラントを抜去され、同時に同種骨を留置された。当院へ転院となり、CTでAAOS Type IIIと診断した。手術は、まず仰臥位でStoppa-Hoffaアプローチにより進入し、リコンプレート2枚で骨接合術を行った。続いて側臥位へ体位変換し、後方アプローチで同種骨とKTプレートを用いて寛骨臼を再建し、術後経過良好であった。

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Mobile bearing人工膝関節の術後長期治療成績

宮澤慎一, 古松毅之, 釜付祐輔, 日野知仁, 岡崎良紀, 岡崎勇樹, 増田真, 尾崎敏文, 阿部信寛

日本人工関節学会誌 49 253 - 254 2019.12

Language：Japanese Publisher：(一社)日本人工関節学会

DePuy社製PFC sigma RPFでTKAを行い術後10年以上経過している37例47膝の治療成績を報告した。評価項目は「膝関節伸展・屈曲角度」「KSS」「FTA」「インプラントの設置角度」「術後合併症」などとした。伸展角度は術前平均-11.4°が最終観察時-1.3°に改善し、屈曲角度は術前平均110°が最終観察時116°となった。KSSのknee scoreは術前平均52点が最終観察時96点に改善し、function scoreは術前平均39点が最終観察時60点に改善した。FTAは術前平均179°が最終観察時174°となった。術後合併症として、一時的な腓骨神経麻痺を2例、patella clunk syndromeを3例に認めた。また、転倒による脛骨コンポーネント周囲骨折を2例に認めたが、いずれも保存的治療で骨癒合が得られた。人工関節の緩みや深部感染は認めず、再置換を要した症例もなかった。代表例1例を提示した。

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再移植の実施と非実施による感染症の危険因子と感染率の比較(Risk Factors for Infection and Comparison of Infection Rate with and without Replantation)

斎藤太一, 根津智史, 松橋美波, 島村安則, 西田圭一郎, 湯本哲也, 中尾篤典, 尾崎敏文

日本マイクロサージャリー学会学術集会プログラム・抄録集 46回 127 - 127 2019.11

慢性疼痛外来において初診時付き添いの有無と各種疼痛スコアとの関連性

折田沙穂, 鉄永倫子, 鉄永智紀, 辻寛謙, 辻暁里, 西田圭一郎, 尾崎敏文

Journal of Musculoskeletal Pain Research 11 ( 4 ) S99 - S99 2019.11

慢性疼痛のFear-Avoidanceモデルにおける各因子とロコモ25との関連についての検討

辻寛謙, 鉄永倫子, 鉄永智紀, 辻暁里, 折田沙穂, 西田圭一郎, 尾崎敏文

Journal of Musculoskeletal Pain Research 11 ( 4 ) S61 - S61 2019.11

慢性疼痛患者における活動性及びQOLはロコモ25と相関するか

辻暁里, 鉄永倫子, 鉄永智紀, 辻寛謙, 折田沙穂, 西田圭一郎, 尾崎敏文

Journal of Musculoskeletal Pain Research 11 ( 4 ) S60 - S60 2019.11

成人脊柱変形患者における腰椎CTハンスフィールド値の検討

山根健太郎, 瀧川朋亨, 三澤治夫, 鉄永倫子, 村岡聡介, 辻寛謙, 高尾真一郎, 尾崎敏文

西日本脊椎研究会抄録集 92回 7 - 7 2019.11

高校野球岡山県大会におけるメディカルサポート

根津智史, 島村安則, 内野崇彦, 内野崇彦, 島村好信, 尾崎敏文

日本臨床スポーツ医学会誌 27 ( 4 ) S169 - S169 2019.11

DARTFISHを用いた小学生の投球動作解析

石原忠, 島村安則, 内野崇彦, 尾崎敏文, 成宮穂高

日本臨床スポーツ医学会誌 27 ( 4 ) S313 - S313 2019.11

【スポーツ診療における画像診断-医療安全上必要なコツと落とし穴-】スポーツ外傷・障害と間違えやすい病変

尾崎敏文, 中田英二, 長谷井嬢, 国定俊之

関節外科 38 ( 11 ) 1142 - 1150 2019.11

Language：Japanese Publisher：(株)メジカルビュー社

スポーツを活発に行う年齢層が骨・軟部腫瘍の好発年齢と一致しているため,スポーツ外傷や障害と骨・軟部腫瘍との鑑別診断は重要である。それらの病変のなかには,(1)偶然発見されたX線像に写った無症候性の病変,(2)疼痛などの症状を伴い骨腫瘍疑いと紹介されてきたが骨腫瘍ではなかった病変,そして(3)骨腫瘍疑いで紹介されてきて真の治療を要する骨腫瘍であった症例などがある。スポーツ外傷・障害を診断するうえで骨腫瘍の知識は重要であるが,それに加えて,外傷,骨折,炎症性疾患など整形外科疾患全般の基本知識も重要である。(著者抄録)

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腓骨神経麻痺の電気生理学的検討

堅山佳美, 千田益生, 池田吉宏, 伊勢真人, 尾崎敏文

臨床神経生理学 47 ( 5 ) 476 - 476 2019.10

周術期管理センター(PERIO)の導入前後の術後合併症の比較検討

池田吉宏, 千田益生, 伊勢真人, 堅山佳美, 尾崎敏文

The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 56 ( 秋季特別号 ) S304 - S304 2019.10

軟部腫瘍の診療

尾崎敏文

日本小児血液・がん学会雑誌 56 ( 4 ) 173 - 173 2019.10

がん診療×整形外科「がんロコモ」がんロコモにおける骨軟部腫瘍専門医の役割

中田英二, 尾崎敏文

臨床整形外科 54 ( 10 ) 1023 - 1029 2019.10

Language：Japanese Publisher：(株)医学書院

＜文献概要＞骨軟部腫瘍専門医ががんロコモ予防のため取り組むべき課題として,骨転移の取り組み,がんのリハビリテーションなどがあげられる.筆者らは,骨転移に対する体系的な診療システムを構築し,麻痺の予防に取り組んだ.麻痺予防のために最も重要な対処法は,脊椎転移部に痛みが出現した場合,早急に画像検査を行い,痛みの原因と考えられる椎体破壊や脊髄圧迫を認めた場合,早急に治療(放射線治療など)を行うことである(Red flag).また,多職種連携チーム医療が重要であり,カンファレンスで情報を共有し,医療従事者の早期介入によりADLを向上させることが重要である.

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転移性骨腫瘍の診断と治療有痛性の脊椎転移に対するRTによる脊椎不安定性の経時的変化の検討

中田英二, 国定俊之, 杉原進介, 長谷井嬢, 尾崎敏文

日本癌治療学会学術集会抄録集 57回 PD4 - 5 2019.10

大腿骨近位部発生原発性悪性骨腫瘍の治療

たき平将太, 中田英二, 近藤宏也, 上甲良二, 久禮美穂, 出宮光二, 横尾賢, 長谷井嬢, 国定俊之, 尾崎敏文

中国・四国整形外科学会雑誌 31 ( 3 ) 316 - 316 2019.10

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