Faculty Profiles - WADA Jun

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糖尿病合併高血圧症患者におけるテルミサルタン/ヒドロクロロチアジド配合錠の有効性および安全性の検討

小川大輔, 和田淳, 佐藤幹雄, 槇野博史

血圧 20 ( 2 ) 252 - 255 2013.2

Language：Japanese Publisher：(株)先端医学社

糖尿病合併高血圧症患者におけるテルミサルタン/ヒドロクロロチアジド配合錠の有効性および安全性について検討した。アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)からテルミサルタンとヒドロクロロチアジド(HCTZ)の配合錠(ミコンビ配合錠AP)へ変更した糖尿病合併高血圧症患者20例を対象とした。ARBからミコンビ配合錠APに変更後、外来での収縮期血圧には変化を認めなかった。拡張期血圧は1ヵ月の時点で有意に低下したものの、その他の時点では変化を認めなかった。家庭血圧で、収縮期血圧は有意な低下を認めた。随時血糖は変更4ヵ月の時点で上昇傾向を認めたが、有意差は認めなかった。HbA1cも変更後有意な変化は認めなかった。尿酸は変更後やや上昇傾向を認めたが、有意差は認めなかった。尿中アルブミンは変更4ヵ月の時点で減少を認めた。低血糖発作や体重の増加といった有害事象や、肝機能異常・腎機能異常は認めなかった。

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2型糖尿病患者に対するレパグリニドの有効性および安全性の検討

寺見直人, 小川大輔, 和田淳, 佐藤幹雄, 槇野博史

Progress in Medicine 33 ( 2 ) 339 - 344 2013.2

Language：Japanese Publisher：(株)ライフ・サイエンス

2型糖尿病患者に対するレパグリニドの有効性および安全性について検討した。外来通院中の2型糖尿病患者で、食事療法および運動療法あるいは経口血糖降下薬で血糖コントロール不十分であった16例を対象とした。レパグリニドは新規投与6例、他の経口血糖降下薬からの切替え投与10例(ナテグリニド6例、ミチグリニド2例、グリメピリド2例)であった。HbA1cは、レパグリニドを開始し有意な改善効果を認めた。8週以降も良好な血糖コントロールが維持され、レパグリニド投与後16週での平均HbA1c低下量は0.6±0.6%であった。随時血糖も有意な低下を認め、8週の時点での低下量は20.8±35.6mg/dLであった。LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪に有意な変化を認めなかった。有害事象は、軽度の低血糖症状を1例に認めたが、重症低血糖、腎機能障害、肝機能障害など重篤な副作用は認めなかった。

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RXR阻害によるp53-p21Cip1経路の活性化およびG0/G1細胞周期停止を介した抗肥満作用

中司敦子, 和田淳, 槇野博史

岡山医学会雑誌 124 ( 2 ) 97 - 100 2012.8

糖尿病合併症と炎症糖尿病性腎症と核内受容体

和田淳

糖尿病合併症 26 ( 1 ) 31 - 34 2012.7

糖尿病性腎症の現状と治療戦略

和田淳, 松岡孝, 中塔辰明

Pharma Medica 30 ( 5 ) 194 - 198 2012.5

【腎臓症候群(第2版)下-その他の腎臓疾患を含めて-】各種病態にみられる腎障害代謝性疾患、電解質異常肥満関連腎症

和田淳, 槇野博史

日本臨床別冊 ( 腎臓症候群(下) ) 376 - 382 2012.3

【脂肪細胞】新規アディポカインバスピン(Vaspin)

中司敦子, 和田淳

臨床検査 55 ( 6 ) 599 - 604 2011.6

肥満症とCKD

和田淳, 槇野博史

肥満研究 17 ( 1 ) 10 - 14 2011.4

Language：Japanese Publisher：(一社)日本肥満学会

肥満症は慢性腎臓病(CKD)の重要なリスクであることが明らかになってきた。その2つの病態をつなぐものが微量アルブミンであり、進行性腎障害のリスクのみならず、心血管病の強いリスクであることが明らかになってきた。肥満症に伴う腎障害には肥満関連腎症、高血圧、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症などの代謝異常に伴う腎障害がある。その治療には生活習慣への強力な介入とともに、これらの代謝障害を是正する薬物療法による厳格なコントロールが重要である。(著者抄録)

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【肥満症:診断と治療の進歩】最近の話題肥満症と新たな分泌因子 Vaspin

和田淳, 勅使川原早苗, 中司敦子, 槇野博史

日本内科学会雑誌 100 ( 4 ) 996 - 1001 2011.4

コレクトリンその機能と異常

和田淳

日本医事新報 ( 4533 ) 79 - 78 2011.3

【メタボリックシンドローム(第2版) 基礎・臨床の最新知見】病態メタボリックシンドロームに起因もしくは関連する病態とその管理慢性腎臓病

片山晶博, 和田淳, 槇野博史

日本臨床 69 ( 増刊1 メタボリックシンドローム ) 410 - 415 2011.1

【CKD(慢性腎臓病)と腎症】腎症の血圧管理は? 糖尿病性腎症の血圧管理目標値について教えてください

橘洋美, 和田淳, 槇野博史

Q&Aでわかる肥満と糖尿病 10 ( 1 ) 72 - 75 2011.1

【メタボリックシンドローム(第2版) 基礎・臨床の最新知見】成因と病態生理メタボリックシンドローム発症基盤としての脂肪細胞機能異常アディポサイトカインとその役割ケマリン、レチノール結合タンパク(RBP4)、バスピン

和田淳, 勅使川原早苗, 中司敦子

日本臨床 69 ( 増刊1 メタボリックシンドローム ) 231 - 236 2011.1

腎症における細胞周期異常と核内受容体をターゲットとした治療

中司敦子, 和田淳, 村上和敏, 神崎資子, 勅使川原早苗, 四方賢一, 槇野博史

Diabetes Frontier 21 ( 5 ) 626 - 627 2010.10

オルメサルタンのアルブミン尿減少効果とその作用機序についての検討

村上和敏, 和田淳, 槇野博史

Therapeutic Research 31 ( 8 ) 1149 - 1155 2010.8

Language：Japanese Publisher：ライフサイエンス出版(株)

アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)は糸球体内圧を低下させることによる血行動態的な効果と脂肪細胞分化に関連したインスリン抵抗性改善作用により、アルブミン尿減少効果を示す。オルメサルタンは抗炎症効果によるアルブミン尿改善効果もあると考えられる。ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)γ活性能の殆どないオルメサルタンはPPARγフルアゴニストであるチアゾリジン誘導体を上回る抗炎症作用を有する。

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【SNARE複合体-膜融合の機構】CollectrinとACE2 その機能と異常

和田淳, 安原章浩, 槇野博史

生体の科学 61 ( 3 ) 263 - 268 2010.6

【脂質代謝異常と腎臓の接点】チアゾリジン誘導体による腎保護効果

中司敦子, 和田淳, 槇野博史

The Lipid 21 ( 2 ) 159 - 166 2010.4

Language：Japanese Publisher：(株)メディカルレビュー社

現在、糖尿病患者の増加により、糖尿病性腎症による慢性腎臓病と血液透析導入が増加の一途をたどり、これへの対策が急務となっている。糖尿病早期からの血糖、脂質、血圧管理が重要であり、生活習慣の改善に加えて多くの場合、内服薬治療を要する。チアゾリジン誘導体(TZD)は、インスリン抵抗性改善作用のみならず、血糖降下作用とは独立した抗炎症作用や抗動脈硬化作用を有している。当教室では、pioglitazoneによる抗炎症作用を介した腎保護作用、また糸球体細胞の細胞周期異常を制御することによる腎保護作用を明らかにした。TZDは全身作用のほか腎局所作用を有しており、腎症が治療上重要なターゲットのひとつである糖尿病の治療に有用である。(著者抄録)

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バスピンの肥満症における臨床的意義

和田淳

肥満研究 16 ( 1 ) 13 - 17 2010.4

Language：Japanese Publisher：(一社)日本肥満学会

肥満症においては内臓脂肪組織の蓄積によって高血糖・高血圧・脂質代謝異常などさまざまな代謝異常を合併する。肥満症の病態解明や新規治療法の開発のためにわれわれは肥満ラットの内臓脂肪から新規内臓脂肪由来アディポカインvaspin(vesceral adipose tissue-derived serine protease inhibitor)を同定した。リコンビナント蛋白を用いた検討により、vaspinは肥満症においてインスリン抵抗性改善による血糖降下作用を有することを報告した。また脂肪組織でのtumor necrosis factor-α(TNF-α)、レプチン、レジスチンなどの発現低下をもたらすため抗炎症作用を有する可能性があり、vaspinは肥満症の生体における代償因子であると考えている。ヒトvaspin血清濃度測定のためのRIAを開発しており、今後肥満症における血中濃度と臨床データとの関連を解析するとともに、そのインスリン抵抗性改善作用の分子機構の解明により新規治療法の開発へと研究を発展させたい。(著者抄録)

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コレクトリンはSNARE複合体との相互作用を介して管腔側膜蛋白の膜輸送を促進し食塩感受性高血圧の発症に関与している

安原章浩, 和田淳, 江口潤, 中司敦子, 村上和敏, 神崎資子, 勅使川原早苗, 槇野博史

岡山医学会雑誌 122 ( 1 ) 1 - 7 2010.4

Language：Japanese Publisher：岡山医学会

著者等はこれまでに、コレクトリンがSNAP-25(synaptosomal-associated protein of 25kDa)binding proteinのSnapinと相互作用し、SNARE複合体を形成することを明らかにした。今回、コレクトリンがSNARE複合体との相互作用を介して様々な管腔側膜蛋白の膜輸送に関与し、ナトリウム・水の調節を行うことで食塩感受性高血圧の発症に関与するとの仮説を立て、ラットを用いて検証した。その結果、コレクトリンは高食塩状態で発現亢進し、SNARE複合体を介して管腔側膜蛋白の膜輸送を促進することでナトリウムと水の再吸収に関与していることが示唆された。

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【MetSとCKD 新しいリスクの関連】治す CKD治療の基本方針

村上和敏, 和田淳, 槇野博史

Heart View 14 ( 3 ) 335 - 341 2010.3

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