Faculty Profiles - WADA Jun

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【炎症・免疫疾患とmicroRNA】miR-200a-3pによるSLEモデルマウスのT細胞のIL-2の産生制御機構

勝山惠理, 渡部克枝, 和田淳

臨床免疫・アレルギー科 69 ( 1 ) 40 - 45 2018.1

1型糖尿病合併妊娠の妊娠前から分娩後におけるインスリン必要量の変動 1型糖尿病合併妊娠のインスリン必要量の変動

勅使川原早苗, 利根淳仁, 江口潤, 和田淳

日本先進糖尿病治療研究会雑誌 13 1 - 4 2017.12

Language：Japanese Publisher：日本先進糖尿病治療研究会

1型糖尿病患者7例における妊娠経過中のインスリン投与状況を分析評価した。妊娠中のボーラス投与量は著明に増加したが、基礎インスリン投与量(Total basal insulin dose;TBD)は増加しなかった。妊娠中はインスリン抵抗性増大によりボーラス投与量が増加する一方、胎児の成長に伴うエネルギー消費によりTBDの必要量増加は相殺されたものと考えられた。分娩1ヵ月後のボーラス投与量は妊娠前とほぼ同等であったが、TBDは妊娠前の半分以下に低下傾向を認め、%TBDは妊娠前に比べ分娩後、有意に減少した。授乳によるエネルギー消費に加えて、妊娠前の基礎インスリン設定が過量であった可能性が考えられた。妊娠・出産に際しては、ボーラス投与量、TBD双方の時期に応じた適切な調整が必要である。(著者抄録)

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【高齢者のCKD-保存期から透析まで-】CKDとフレイル

竹内英実, 内田治仁, 和田淳

Geriatric Medicine 55 ( 12 ) 1335 - 1340 2017.12

Language：Japanese Publisher：(株)ライフ・サイエンス

フレイルは加齢に伴って身体的予備力の低下した状態で、要支援・要介護の前段階、あるいは健康と身体機能障害の中間にある状態である。一方で、CKDは加齢に伴いその頻度は増加し、高齢者の多いわが国においては8人に1人がCKD患者であると推定されている国民病である。CKD患者は一般高齢者に比べフレイルを合併しやすく、合併することで透析導入や死亡のリスクを増大させる。CKDとフレイルは相互に悪影響を及ぼし合うこともわかっており、超高齢化を迎えたわが国において、今後フレイルを合併した予後不良のCKD患者は間違いなく増加するであろう。フレイルの最大の特徴は改善可能という点であり、早期に発見し、適切に対応することが望まれる。(著者抄録)

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【診断と治療のABC[128]肥満症】(第4章)肥満症に合併する健康障害と治療肥満関連腎臓病

北川正史, 和田淳

最新医学別冊 ( 肥満症 ) 166 - 174 2017.11

Language：Japanese Publisher：(株)最新医学社

肥満に伴う腎障害は、肥満関連腎臓病(ORG)と呼ばれ、病理学的に、糸球体肥大とそれに伴う巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)を特徴とする。ORGは、腎血行動態の変化(糸球体過剰濾過)、脂肪組織由来のアディポカイン、脂肪毒性などが関与していると考えられる。肥満の治療は減量が基本であり、実際に非外科的あるいは外科的減量、アンジオテンシン変換酵素阻害薬/アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ACEI/ARB)の蛋白尿減少効果が示されている。(著者抄録)

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【臓器炎症からみた糖尿病および糖尿病性合併症】慢性炎症と糖尿病腎症

宮本聡, 四方賢一, 和田淳

糖尿病診療マスター 15 ( 10 ) 856 - 861 2017.10

【肺血管炎の基礎と臨床】高安動脈炎における肺血管病変

内田治仁, 和田淳

呼吸器内科 32 ( 4 ) 354 - 359 2017.10

【SGLT2と心腎連関】SGLT2と炎症(腎臓)

宮本聡, 和田淳

循環器内科 82 ( 4 ) 321 - 325 2017.10

岡山県健診受診者の慢性腎臓病(CKD)認知度 2015年度

内田治仁, 杉山斉, 宮崎雅史, 和田淳, 四方賢一, 柏原直樹, 槇野博史

岡山医学会雑誌 129 ( 2 ) 101 - 105 2017.8

Language：Japanese Publisher：岡山医学会

岡山県では、2012年度から「第2次地域医療再生計画における糖尿病等生活習慣病医療連携推進事業」の中でCKD対策専門部会を設置し、同部会を中心にCKD対策に取り組んできた。これまで実施してきた対策のうち重要な取り組みのひとつとして、一般住民に対する啓蒙活動が挙げられる。今回、これまでの啓蒙活動により「CKD」「慢性腎臓病」という言葉が県民全体にどの程度認知されているのか把握するため、2015年10月〜11月に県下5医療圏12施設で健診を受けた人のうち協力が得られた7022名にアンケートを行った。結果、CKDの認知度は「知っている」と答えた人が4%、「聞いたことはある」が10%、「知らない」が85%であり、慢性腎臓病の認知度は「知っている」27%、「聞いたことはある」38%、「知らない」36%であった。医療圏別で比較したところ、CKDの認知度は県北部の圏域で高い傾向にあり、慢性腎臓病の認知度についても同様であった。

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【診断と治療のABC[124]糖尿病合併症】(第2章)細小血管合併症とその関連疾患の病態・診断・治療腎症腎不全期〜透析療法期病態・診断・治療

三瀬広記, 和田淳

最新医学別冊 ( 糖尿病合併症 ) 81 - 90 2017.7

Language：Japanese Publisher：(株)最新医学社

本邦の統計調査結果によれば,慢性腎臓病(CKD)患者のみならず透析患者においても糖尿病患者数は増えてきている.したがって,腎不全期〜透析導入期および導入後における,糖尿病患者の管理を的確に行うことが求められる.糖尿病腎不全患者における管理で特に重要とされるのは,血糖コントロール,体液コントロール,高K血症である.本稿では,この3点について,現在における問題点や対策,管理のポイントについて概説する.(著者抄録)

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生活習慣病研究アップデートメタボリックシンドロームにおける脂肪組織繊維化の発症分子機構

江口潤, 和田淳

臨床病理 65 ( 7 ) 824 - 828 2017.7

間質性肺炎急性増悪にて死亡したシェーグレン症候群合併顕微鏡的多発血管炎の一例

大橋敬司, 宮脇義亜, 佐田憲映, 平松澄恵, 森下美智子, 勝山恵理, 勝山隆行, 渡辺晴樹, 楢崎真理子, 建部智子, 渡部克枝, 川畑智子, 和田淳

岡山医学会雑誌 129 ( 1 ) 67 - 67 2017.4

【糖尿病性腎症】糖尿病性腎症の基礎研究

中司敦子, 和田淳

日本腎臓学会誌 59 ( 2 ) 58 - 64 2017.3

【糖尿病性腎症の現況と進展阻止対策-生活習慣の修正と薬物療法】Key words DKD:Diabetic Kidney Diseaseとは

三瀬広記, 和田淳

カレントテラピー 35 ( 1 ) 78 - 79 2017.1

【"こんなときどうしたらよいか"がわかる!もう困らない病棟での血糖コントロール】(第3章)どうする?こんなときの治療と血糖コントロール糖尿病性腎症の血糖コントロール2期・3期

宮本聡, 和田淳

薬事 58 ( 14 ) 3128 - 3137 2016.10

Language：Japanese Publisher：(株)じほう

＜Key Points＞糖尿病患者の診療の際には、定期的に(少なくとも年1回)尿中アルブミン/Cr比、eGFRを測定して、糖尿病性腎症の早期発見に努め、腎症を有する場合には病期分類に従って分類し、的確な治療を行う必要がある。糖尿病性腎症の治療は、心血管疾患の発症抑制と腎症の進展抑制(可能なら退縮・寛解)を目標に、血糖コントロールのみならず、レニン・アンジオテンシン系阻害薬を用いた血圧の管理、脂質の管理、および食事療法(蛋白質摂取制限)を集約的に行う必要がある。糖尿病性腎症を含めた細小血管合併症の発症・進展阻止のための血糖コントロールとしてHbA1c<7.0%を目指す。糖尿病性腎症患者の血圧は130/80mmHg未満を目標とし、第一選択薬としてレニン・アンジオテンシン系阻害薬で治療を開始する。脂質の管理目標値は、LDL-C<120mg/dL(冠動脈疾患の既往がある場合は<100mg/dL)、トリグリセリド<150mg/dL、HDL-C≧40mg/dL、non-HDL-C<150mg/dL(冠動脈疾患の既往がある場合は<130mg/dL)とする。(著者抄録)

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症例による透析患者の画像診断嚢胞出血による腎盂内血腫に嚢胞感染合併が疑われた常染色体優性多発性嚢胞腎の1例

為房宏輔, 三瀬広記, 山成俊夫, 杉山斉, 和田淳

臨床透析 32 ( 10 ) 1321 - 1327 2016.9

Language：Japanese Publisher：(株)日本メディカルセンター

50代男。小学生の頃に常染色体優性多発性嚢胞腎と診断され、腎機能低下が緩徐に進行し、51歳時点で血清Crが1.33mg/dLとなり、当院を紹介受診した。以降、当科外来で経過観察し、腎機能は横ばいで推移していた。53歳時、腹痛・発熱を主訴に近医を受診し、感染性腸炎と診断され、総合感冒薬や整腸剤で加療された。腹痛はいったん改善傾向を示したが、近医受診後5日目に再燃し、当院救急外来を受診した。諸検査の結果から、腎盂腎炎や嚢胞出血、嚢胞感染の可能性が示唆された。入院後に悪寒と発熱が出現し、体温は40℃まで上昇し、嚢胞出血に伴う嚢胞感染が疑われたためシプロフロキサシンの静注を開始した。しかし、解熱せず炎症反応の改善も認められなかったため、起炎菌がキノロン耐性菌である可能性も考慮し、第3病日に抗菌薬をタゾバクタム・ピペラシリンへ変更した。その結果、比較的速やかに解熱し、炎症反応も改善傾向を示した。第3病日に施行した腹部CTでは、入院時検査で右腎盂に認めていた血腫が縮小していた。血液検査上は腎機能障害が悪化していたが、第4病日から改善傾向に転じ、超音波検査上も、入院時検査で右腎盂に認めていた水腎の消失が確認された。その後も抗菌薬投与を継続することで理学所見や血液学的所見も改善し、第12病日に退院となった。

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アディポカイン「バスピン」の同定とメタボリックシンドロームにおける意義

和田淳

岡山医学会雑誌 128 ( 2 ) 103 - 109 2016.8

Language：Japanese Publisher：岡山医学会

メタボリックシンドロームや肥満では、内臓脂肪蓄積に起因するアディポカイン分泌異常や慢性炎症により種々の全身合併症が起こり、臓器連関により多重化した病態を呈する。アディポカイン「バスピン」は、肥満やインスリン抵抗性、糖・脂質代謝異常を改善させるのみならず、血管にも作用し動脈硬化を改善させることが明らかとなった。バスピンの発見、バスピンの肥満・インスリン抵抗性・脂肪肝改善作用、バスピンの動脈硬化抑制作用、バスピンの作用機序の解明、血清バスピン濃度の臨床的意義について述べた。

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長期透析患者に対する腎移植症例の検討

有吉勇一, 荒木元朗, 光井洋介, 吉岡貴史, 和田耕一郎, 小林泰之, 江原伸, 渡邉豊彦, 那須保友, 山下里美, 北川正史, 田邊克幸, 森永裕士, 杉山斉, 和田淳

日本臨床腎移植学会雑誌 4 ( 1 ) 113 - 117 2016.7

Language：Japanese Publisher：(一社)日本臨床腎移植学会

【目的】近年夫婦間移植の増加や献腎移植の待機年数の延長に伴い、長期透析患者に対する腎移植が増加しており、移植前透析期間が腎移植に与える影響を検証した。【方法】2009年から2015年12月までに岡山大学病院泌尿器科で腎移植を施行した59例(生体57例、献腎2例)を対象に透析歴10年以上の症例を長期透析群とし、患者背景、免疫学的リスク、感染症、移植腎機能、手術操作、術後合併症を透析歴10年未満の短期群と比較検討した。【結果】短期群52例、長期群7例で年齢の中央値は短期群42.5歳、長期群62歳で有意な差はなかった(p=0.0959)。長期群は2例(29%)が献腎移植症例でCMV D+R-は短期群12例(23%)のみに認めた。尿管吻合時間は短期群32分、長期群40分であった。術後血清Creは短期群1.34mg/dL、長期群1.17mg/dLでありCMV血症や拒絶反応も両群間で差がなかった。【結論】長期透析患者に対する腎移植では尿管吻合に難渋する症例を認めたが、移植腎機能や合併症は短期群と同等であった。(著者抄録)

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症例による透析患者の画像診断維持透析患者における関節痛

荒田夕佳, 木野村賢, 杉山斉, 和田淳

臨床透析 32 ( 6 ) 736 - 740 2016.6

【糖尿病と腎泌尿器疾患】microRNAから見た糖尿病の病態・診断・治療

山口哲志, 和田淳

腎臓内科・泌尿器科 3 ( 6 ) 590 - 597 2016.6

【新時代の臨床糖尿病学(上)-より良い血糖管理をめざして-】血糖制御に関わる臓器・関連因子脂肪細胞

中司敦子, 和田淳

日本臨床 74 ( 増刊1 新時代の臨床糖尿病学(上) ) 258 - 262 2016.2

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