共同研究・競争的資金等の研究 - 阪口 政清
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CHO細胞における組み換えタンパク質大量発現に有効な超高効率遺伝子安定発現プラスミドベクター
2016年 - 2017年
国立研究開発法人日本医療研究開発機構 革新的医療技術創出拠点プロジェクト(橋渡し研究加速 ネットワークプログラム)
阪口 政清
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がんの転移をターゲットとした新しい治療法の開発
2016年 - 2017年
国立研究開発法人日本医療研究開発機構 次世代がん医療創生研究事業
阪口 政清
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REIC タンパク質の機能解析による新たな創薬基盤プラットフォームの構築
2016年 - 2017年
岡山県 特別電源所在県科学技術振興事業研究委託
阪口 政清
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RAGE シグナル抑制による肺高血圧症治療法の新規開発
研究課題/領域番号:15K09158 2015年04月 - 2018年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
中村 一文, 赤木 達, 阪口 政清, 伊藤 浩
配分額:4940000円 ( 直接経費:3800000円 、 間接経費:1140000円 )
1.乳酸・グリコール酸共重合体(co-poly-lactic/glycolic acid: PLGA)という生体内で加水分解され水と二酸化炭素になる物質をナノ粒子化し、イマチニブならびにベラプロストを封入した薬剤封入ナノ粒子を作成した。肺高血圧症モデルラットに気管内投与すると右室収縮期圧や右室肥大の抑制をみとめ肺高血圧の改善がみられた。
2.肺動脈性肺高血圧症(PAH)の肺動脈平滑筋細胞の増殖は亢進しており、TIR/BB-loop類似構造体(mimetic), AS-1 にてRAGEシグナルを抑制してみると、過剰な増殖が抑制された。 -
S100A8/A9-Emmprin系を介したメラノーマの増殖転移制御に関する研究
研究課題/領域番号:15K09788 2015年04月 - 2018年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
坪井 良治, 原田 和俊, 山本 真実, 前 賢一郎, 阪口 政清, 前田 龍郎, 江草 智津, 日比野 利彦
配分額:4810000円 ( 直接経費:3700000円 、 間接経費:1110000円 )
S100蛋白ファミリーのS100A8/A9に対してEmmprinとneuroplastin bは受容体である。Emmprin高発現メラノーマ細胞をS100A9Tgマウスの尾静脈から注入すると皮膚に転移巣を生じた。本研究ではC57/BL6マウスの皮膚にB16F10細胞を注射し、肺に転移するマウスモデルを確立した。しかし、S100A8/A9-Emmprinの結合を抑制する物質は発見できなかった。
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がんの転移先臓器親和性を制御する新規生物製剤の開発
2015年 - 2017年
独立行政法人 日本学術振興会 挑戦的萌芽研究
阪口 政清
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ヒトS100A9ホモダイマーおよびヒトS100A8/A9へテロダイマーに対する抗体製剤の開発によるがん転移制御の試み
2015年 - 2016年
公益財団法人小林がん学術振興会 第9 回研究助成金
阪口 政清
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新開発哺乳細胞超高効率遺伝子安定発現プラスミドベクターのタンパク質製剤大量産生系への有用性の評価
2015年 - 2016年
国立研究開発法人日本医療研究開発機構 革新的医療技術創出拠点プロジェクト(橋渡し研究加速 ネットワークプログラム)
阪口 政清
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肺癌の新しい癌化機構の解明と治療法確立に向けた基礎的研究
研究課題/領域番号:26293318 2014年04月 - 2017年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
三好 新一郎, 豊岡 伸一, 宗 淳一, 山本 寛斉, 佃 和憲, 阪口 政清, 片山 博志, 枝園 和彦, 諏澤 憲, 大塚 智昭
配分額:16120000円 ( 直接経費:12400000円 、 間接経費:3720000円 )
治療抵抗性で予後不良な疾患である肺癌の治療において、発癌に関わる新たな分子機序を解明することが重要と考えられてきた。我々は、ヒト上皮成長因子受容体関連物質2(HER2)遺伝子の新たな変異を発見し、その発癌への寄与について明らかにした。また、HER2と結合してその活性化に関与すると考えられる分子を見出し、新たな治療標的となる可能性を明らかにした。
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癌抑制遺伝子REIC/Dkk-3による癌化シグナル制御機構の解明
研究課題/領域番号:26293352 2014年04月 - 2017年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
公文 裕巳, 高本 篤, 江原 伸, 阪口 政清, 佐々木 克己
配分額:16120000円 ( 直接経費:12400000円 、 間接経費:3720000円 )
癌治療遺伝子REIC/Dkk-3を用いた固形癌に対するin situ遺伝子治療では、癌細胞の選択的アポトーシスが誘導されることがその主要な機序である。またこれまでに、癌治療遺伝子・タンパク質REIC/Dkk-3による癌細胞増殖抑制作用が報告されており、本申請研究では、当該治療による癌化シグナル制御機構を明らかにする為の研究を実施し、関連する重要な因子群を同定した。
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転移先臓器を感知する受容体群の分子制御機構の解明とその応用
2014年 - 2016年
独立行政法人 日本学術振興会 基盤研究(B)
阪口 政清
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糖尿病網膜症制御法の新構築を目指したRAGE膜直下信号伝達阻害手段の確立
2014年 - 2015年
公益財団法人高齢者眼疾患研究財団 平成25 年度研究助成
阪口 政清
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がん細胞の転移先臓器を感知する新規センサー分子の発見を基盤とした転移機構の解明とその制御
2014年 - 2015年
公益財団法人山陽放送学術文化財団 第51 回学術研究助成
阪口 政清
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独自に開発した超高効率遺伝子発現プラスミドベクターの抗体大量産生系への応用を目指した基礎研究
2014年 - 2015年
公益財団法人ウエスコ学術振興財団 平成26 年度学術研究費助成
阪口 政清
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新規S100A8/A9受容体の発見を切り口とした膿疱性乾癬の分子機構の解明
2014年 - 2015年
公益財団法人先進医薬研究振興財団 第33 回一般研究助成金(血液医学分野)
阪口 政清
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がん転移における「種と土」のクロストークを遮断する分子標的製剤の開発
2014年
公益財団法人高松宮妃癌研究基金 平成26 年度研究助成金
阪口 政清
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核内受容体による非アルコール性脂肪肝炎発症経路の解明と治療応用への基盤構築
研究課題/領域番号:25460490 2013年04月 - 2016年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
井上 裕介, 行木 信一, 阪口 政清
配分額:4940000円 ( 直接経費:3800000円 、 間接経費:1140000円 )
肝臓HNF4α欠損マウス(KOマウス)はNASHを発症するが、PPARαの欠損によりNASHが改善する。KOマウスでFATP1, CD36, CideAの発現増加が認められ、ダブルKOマウスで発現低下することが分かった。また、KOマウスではFATP1のプロモーターにおけるPPARαのDNA結合活性と肝臓での脂肪酸量が増加していることが分かった。このため、内在性脂肪酸がPPARαを活性化し、PGC1αによりPPARα標的遺伝子が転写活性化され、NASHが誘導されると推測された。
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転移先臓器を感知する受容体の発見に基づくがん転移機構の解明
2013年 - 2016年
公益財団法人武田化学振興財団 2013 年度医学系研究奨励(基礎)
阪口 政清
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RAGE膜直下信号伝達阻害剤による糖尿病性網膜症治療の試み
2013年 - 2014年
公益財団法人薬理研究会 平成25 年度研究助成金
阪口 政清
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がん幹細胞をも標的とするREIC遺伝子治療の消化器がんへの応用
研究課題/領域番号:24591943 2012年04月 - 2015年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
片岡 健, 阪口 政清, 村田 等
配分額:5330000円 ( 直接経費:4100000円 、 間接経費:1230000円 )
マウス組織を用いてREIC/Dkk-3の発現局在の詳細なスクリーニングを行ったところ、皮膚と腸上皮組織において幹細胞のニッチとREIC/Dkk-3の局在が一致していた。また腸管上皮細胞株Caco-2を細胞外マトリクスタンパク質に包埋して3次元培養を行ったスフェロイドにおいてもREIC/Dkk-3の発現を認めた。またREIC/Dkk-3の発現制御因子を探索したところ、TNF-αが表皮ケラチノサイトのREIC/Dkk-3発現を低下させることがわかった。REIC/Dkk-3とTNF-αのバランスが発生過程や炎症における表皮ケラチノサイトと血管内皮細胞による組織構築を調整していることが示唆された。