研究者詳細 - 依光　正則

論文 - 依光　正則

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【整形外科外来・当直エマージェンシーマニュアル】外傷編足の外傷ピロン骨折

依光正則

臨床整形外科 56 ( 5 ) 573 - 576 2021年5月

【脛骨プラトー骨折あらゆる骨折パターンに対応するための知識とその実践】総論治療にあたる前に知っておくべき基礎知識

依光正則

整形外科Surgical Technique 11 ( 2 ) 150 - 154 2021年4月

不安定型大腿骨転子部骨折に対するanterior support screw(AS2)の効果多施設共同前向き無作為化比較試験

前原孝, 早川敬, 向山俊輔, 安樂喜久, 濱田貴広, 鈴木浩之, 土井武, 清水朋彦, 依光正則, 寺元秀文, 前隆男, 岡本恭典, 原淳, 三原一志, 金粕浩一

骨折 43 ( 2 ) 115 - 122 2021年3月

記述言語：日本語出版者・発行元：(一社)日本骨折治療学会

不安定型大腿骨転子部骨折の治療において整復位の重要性が再認識されている.特に前内側部の骨性支持が重要とする意見が多いが,この部分の整復位損失を防止することを目的に髄内釘の前方にスクリューを追加する手技を考案した.不安定型大腿骨転子部骨折に対するこの手技の有効性を検証することを目的に多施設共同前向き無作為化比較試験を行った.対象は後方の粉砕と近位骨片の髄内転位を伴う大腿骨転子部骨折とし,15施設で240例を登録した.手術直後と術後2週以降3週以内(術後14〜21日まで)の2回CTを撮影し,術後早期の整復位維持率およびsliding量を調査した.整復位維持率はスクリュー追加群で有意に高く,sliding量はスクリュー追加群で有意に小さかった.髄内釘の前方にスクリューを追加する手技には整復位を維持する効果,すなわち前方の骨性接触を維持する効果があり,術後早期のsliding量を抑制する効果もあることが示された.(著者抄録)

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【ダメージ・コントロールとしての創外固定】脛骨近位部および骨幹部骨折に対するダメージ・コントロールとしての創外固定

依光正則

臨床整形外科 56 ( 2 ) 155 - 160 2021年2月

記述言語：日本語出版者・発行元：(株)医学書院

＜文献概要＞高エネルギー外傷によって生じた脛骨近位部骨折では,軟部組織に重大な損傷を生じている可能性が高い.多くの症例では最終内固定のために大きな展開が必要となることから,軟部組織損傷を過少に評価せず,腫脹および水疱形成を退縮させるために創外固定を用いた局所のダメージ・コントロールが必要となる.脛骨骨幹部骨折は最も開放骨折を生じやすい長管骨骨折であり,重度の開放骨折では軟部組織合併症の低減と感染の予防目的に初期治療として創外固定が必要となる.

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大腿骨転子部骨折術後のcut throughに対するTHAの1例

佐藤雄亮, 遠藤裕介, 大森敏規, 志水紀之, 橋詰謙三, 依光正則

日本人工関節学会誌 50 569 - 570 2020年12月

記述言語：日本語出版者・発行元：(一社)日本人工関節学会

86歳女性。転倒で右大腿骨転子部骨折(Jenson分類type II)を受傷した。7年前に左側転子部骨折のORIFとその後のブレードのcut outに対するTHAを受けていた。髄内釘(TFNA)で骨接合を行い、押し車での歩行となった。術後4ヵ月に動作時の右股関節痛が出現し、X線でTNFAのスライディングとラグスクリューが寛骨まで達するcut throughを認めた。THAを計画したが、ブレードが寛骨臼に2cm以上突出し、軽度内転位で固定された状態であり、ドレーピング時や展開時に股関節を動かすことで更に骨欠損することが危惧された。そこでTFNAのブレード部のみ小切開でback outさせて固定を解除し、ハンドルを付けた状態で消毒とドレーピングを行った。また、骨頭と寛骨臼にブレードによる巨大な骨欠損を認めたため、骨頭の海綿骨を寛骨臼の骨欠損部に移植した上でセメントレスカップとセメントステムを設置した。術後2週、自立歩行が可能となった。

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大腿骨転子部骨折における骨折線とLag screw刺入部の交通が及ぼす影響ならびにAnterior support screwの効果

濱田貴広, 前原孝, 木原大護, 石津研弥, 大山龍之介, 貴島賢, 今村隆太, 西田顕二郎, 井口明彦, 有薗剛, 安樂喜久, 前隆男, 鈴木浩之, 早川敬, 依光正則, 清水朋彦, 向山俊輔, 土井武, 寺元秀文, 辻本貴志, 三原一志, 原淳, 金粕浩一

整形外科と災害外科 69 ( 3 ) 690 - 694 2020年9月

記述言語：日本語出版者・発行元：西日本整形・災害外科学会

【目的】不安定型大腿骨転子部骨折における骨折線とlag screwの交通の有無ならびに矯正損失を調査し,anterior support screw(以下AS2)の使用・非使用で差があるかを検討する事【方法】AS2使用・非使用の前向き無作為化比較多施設共同研究により得られた不安定型大腿骨転子部骨折111例において術直後での骨折線とlag screwの交通の有無,および術後2〜3週の矯正損失をCTにて調査した.【結果】lag screwとの交通ありがAS2有り群54例中20例,AS2なし群57例中17例であった.スライディング量は骨折あり・なし群どちらもAS2(+)により有意に減少していた.転位に関してAS2有り群で1例,AS2なし群では6例で有意差を認めた(p=0.02).【考察】lag screwと骨折線の交通がある場合AS2追加することにより矯正損失を防止できる可能性が示唆された.(著者抄録)

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不安定型大腿骨転子部骨折に対するAnterior Support Screwの有効性多施設前向き無作為化比較試験(第4報)

安樂喜久, 堤康次郎, 安藤卓, 立石慶和, 上川将史, 河上純輝, 前田和也, 高田柊, 鮒田貴也, 刈谷彰吾, 鈴木浩之, 早川敬, 依光正則, 濱田貴広, 清水朋彦, 向山俊輔, 土井武, 寺元秀文, 辻本貴志, 三原一志, 原淳, 金粕浩一, 前隆男, 前原孝

整形外科と災害外科 69 ( 3 ) 695 - 698 2020年9月

記述言語：日本語出版者・発行元：西日本整形・災害外科学会

【目的】不安定大腿骨転子部骨折に対するラグスクリュー前方へのAS2の効果を検討する.【対象・方法】2017年3月から15施設で中野分類3partB,4partかつ生田分類subtype Pに対し,ZNN CMアジアネイル(Zimmer Biomet社)を用いて内固定した143例(AS2(+)群70例,AS2(-)群73例)を対象とした.術直後(3日以内)および2週〜3週時に撮影したCT画像にて側面像の整復位変化とスライディング量を比較した.【結果】術直後整復位は2群間で有意差はなかった.AもしくはNに整復できた症例の整復位変化を見ると,AS2(+)群では65例中5例(7.7%)で変化したのに対し,AS2(-)群では66例中17例(25.8%)で変化した(P=0.006).平均スライディング量はAS2(+)群で1.7mm,AS2(-)群で3.0mmであった(P<0.05).【考察】AS2は,不安定型大腿骨転子部骨折のスライディング量を低減させ整復位保持に有効である.(著者抄録)

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【ピロン骨折(脛骨天蓋骨折)知っておくべき知識と各種アプローチによる骨接合術】手術プランを立てるために必要な知識手術プランを立てるために必要な知識骨折をどう読むか?

依光正則

整形外科Surgical Technique 10 ( 3 ) 269 - 274 2020年6月

高齢者大腿骨近位部骨折後の骨粗鬆症治療が行われない要因 JOIN Trauma全国外傷模試結果より

坂なつみ, 松井健太郎, 乾貴博, 渡部欣忍, 河野博隆, 二村謙太郎, 上田泰久, 依光正則, 普久原朝海, 神田倫秀, 福田誠, 吉田昌弘, 北田真平, 籾井健太, 宇田川和彦, 岡田寛之, 稲垣直哉

骨折 42 ( 3 ) 1133 - 1137 2020年5月

記述言語：日本語出版者・発行元：(一社)日本骨折治療学会

大腿骨近位部骨折後の骨折二次予防として、骨粗鬆症に対する治療が推奨されている。多施設の医師に質問紙調査を行い、方針の実際と、治療が行われない要因を明らかにする横断研究を行った。178名の医師の回答を使用し、高齢者大腿骨近位部骨折に対する手術加療を行った場合、骨粗鬆症の検査、ないし治療を行うかどうか、また行わない場合はその理由を調査した。骨粗鬆症に対する治療を行う割合は、全症例54例(30%)/9割28例(16%)/7〜8割22例(12%)/約半数16例(9%)/2〜3割24例(13%)/1割17例(10%)/行わない17例(10%)であった。治療が困難な理由として、経過観察困難が最も多く挙げられた。骨粗鬆症に対する治療の必要性は認識していても、行うことができない現状も示された。現在の診療の枠組みでは、脆弱性骨折後の骨粗鬆症に対する介入を完全に行うことは困難と考えられる。(著者抄録)

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【整形外科の外傷治療-現状と課題-】手外傷,開放骨折,術後感染,偽関節治療における現状と課題偽関節治療における現状と課題

依光正則

関節外科 39 ( 4月増刊 ) 126 - 132 2020年4月

記述言語：日本語出版者・発行元：(株)メジカルビュー社

＜文献概要＞偽関節は,骨折治療のあらゆる段階における様々な因子が影響することで発生する。初期から適切な治療を行うことで,多くは防ぐことができると考えられ,骨折を正常に癒合させる為の技術と知識の系統だった教育を充実させることが現在の課題である。偽関節に関する知識が不十分なまま治療を行ってしまうことで,さらに状況を悪化させてしまい,治療は困難を極めることとなる。偽関節の要因について十分に理解したうえで,治療にあたることが必須である。

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Short stemは近位固定型か? 2年以上経過したFitmore stemの固定様式について

藤原吉宏, 小田孔明, 久永祐司, 町田芙美, 兒玉昌之, 依光正則, 橋詰謙三, 山内太郎, 壺内貢, 田中雅人

中国・四国整形外科学会雑誌 32 ( 1 ) 173 - 173 2020年4月

不安定型大腿骨転子部骨折に対するAnterior Support Screwの有用性多施設前向き無作為化試験(第2報)

向山俊輔, 前原孝, 鈴木浩之, 清水朋彦, 依光正則, 土井武

中部日本整形外科災害外科学会雑誌 63 ( 1 ) 149 - 150 2020年1月

記述言語：日本語出版者・発行元：(一社)中部日本整形外科災害外科学会

中野分類3part Bまたは4partで、生田分類subtype Pの不安定型大腿骨転子部骨折127例を対象に、無作為化割付けによりanterior support screw(AS2)を挿入した60例(A群)と非挿入67例(B群)に分け、整復位とスライディング量を比較した。整復位は手術時のX線、術後のCTで評価した。側画像で近位骨片全体が髄外に整復されたものを髄外型(A)、髄内に残存したものを髄内型(P)と定義し、骨折部の皮質骨が一部でも端端で接触しているものを解剖型(N)と定義した。その結果、全例で髄内釘固定術が行われ、手術時は両群とも40例程度がAと評価された。術直後はその大半がNと評価され、術後2〜3週はA群でNからPに再転位した割合が有意に低かった。スライディング量はA群で有意に小さかった。4mm以上の過度なスライディングが発生した割合はA群で有意に低かった。AS2挿入により髄内型への転位とスライディング量を抑制できると考えられた。

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脛骨近位部の形状調査

保利忠宏, 前原孝, 樋高由久, 門田弘明, 佐藤亮三, 依光正則

骨折 41 ( 3 ) 1002 - 1005 2019年6月

記述言語：日本語出版者・発行元：(一社)日本骨折治療学会

脛骨プラトー骨折に対してはプレート固定が行われることが多いが、適切なフィッティングとスクリュー配置が得られないことを時に経験する。当院で治療したTHA術前患者50例50肢のCTを用いて脛骨近位部の形状を調査した。また、脛骨プラトー骨折50例50肢を対象として外側骨折線下端の位置を調査し、各種プレートとの適合性を比較検討した。脛骨近位部の外側骨皮質は関節面から2〜4cmの範囲で大きくカーブしているものが多く、関節面から4cm以下ではほぼ直線的となって骨幹部に移行していた。また、外側骨皮質は4〜8cmの範囲でAP軸に対して2〜4°傾斜していた。外側骨折線下端の位置は関節面から平均39.3mmであった。平均的な脛骨近位部の形状と外側骨折線下端の位置を把握することにより、プレートの設置位置やスクリューが挿入位置を詳細に計画することが可能となり、より最適なバットレス効果、ラフト効果を得る助けになる。(著者抄録)

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高齢者大腿骨近位部骨折後に骨粗鬆症治療が行われない要因の検討 JOIN Trauma全国外傷模試結果より

坂なつみ, 岡田寛之, 宇田川和彦, 乾貴博, 松井健太郎, 二村謙太郎, 依光正則, 稲垣直哉, 上田泰久, 北田真平, 福田誠, 渡部欣忍, 河野博隆, JOIN Trauma Contributors

骨折 41 ( Suppl. ) S186 - S186 2019年6月

大腿骨近位部骨折の治療実態-JOIN Trauma全国外傷模試結果より

宇田川和彦, 普久原朝海, 坂なつみ, 岡田寛之, 二村謙太郎, 依光正則, 神田倫秀, 吉田昌弘, 籾井健太, JOIN Trauma contributors

骨折 41 ( Suppl. ) S319 - S319 2019年6月

高齢者大腿骨近位部骨折後に骨粗鬆症治療が行われない要因の検討 JOIN Trauma全国外傷模試結果より

骨折 41 ( Suppl. ) S186 - S186 2019年6月

足関節骨折に伴う遠位脛腓靱帯結合損傷治療はSuture-buttonでどうかわったか?JOIN Trauma全国外傷模試結果

松井健太郎, 岡田寛之, 乾貴博, 坂なつみ, 普久原朝海, 上田泰久, 二村謙太郎, 依光正則, 神田倫秀

骨折 41 ( Suppl. ) S437 - S437 2019年6月

依光正則

関節外科 38 ( 4 ) 412 - 419 2019年4月

記述言語：日本語出版者・発行元：(株)メジカルビュー社

足関節骨折の後療法はいまだ統一されたものがなく、さまざまなプロトコールで行われているのが現状である。近年では早期可動域訓練、早期荷重の有用性が報告されてきており、現時点でのそれぞれの利点と欠点について記述する。また、足関節骨折の治療に伴って起こるさまざまな合併症およびその予防について記述する。(著者抄録)

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4-part上腕骨近位端骨折に対するロッキングプレート固定による術後成績

志水紀之, 依光正則, 町田芙美, 壷内貢, 田中雅人, 橋詰謙三

中部日本整形外科災害外科学会雑誌 62 ( 2 ) 397 - 398 2019年3月

記述言語：日本語出版者・発行元：(一社)中部日本整形外科災害外科学会

当院で2013〜2017年にロッキングプレート固定を行った4-part骨折13例の成績を報告した。男性5例、女性8例、手術時年齢は平均69.7歳(49〜99歳)、術後観察期間は平均11.6ヵ月(6〜24ヵ月)であった。最終観察時のConstant scoreは平均63点(24〜91点)、最終観察時の可動域は屈曲が平均119°(40〜180°)、外転が平均106°(30〜170°)であった。術後合併症として骨頭壊死を6例(46%)に認め、いずれも再手術を要した。感染やインプラント折損などの合併症は認めなかった。手術では解剖学的整復を行い、骨欠損の大きな患者には自家骨移植を併施したことで比較的良好な成績が得られたと考えられた。代表例2例を提示した。

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当院におけるdual mobility cupを用いた人工股関節全置換術の短期成績

大森敏規, 志水紀之, 町田芙美, 依光正則, 橋詰謙三, 壺内貢

中部日本整形外科災害外科学会雑誌 62 ( 1 ) 149 - 150 2019年1月

記述言語：日本語出版者・発行元：(一社)中部日本整形外科災害外科学会

Dual mobility cup(DMC)を用いて人工股関節全置換術(THA)を施行した38例(男性2例、女性36例・手術時平均75.7歳)について短期成績について検討した。平均観察期間は9.3ヵ月で、cup anteversionは平均20.4±5.4°、cup inclinationは平均38.1±4.5°、stem anteversionは平均17.5±10.4°であった。また、combine anteversionは38.1±10.4°であった。術後合併症について、脱臼、インプラント内脱臼、ゆるみ、深部感染、深部静脈血栓症のいずれも認めなかった。対象は高齢、精神疾患、大腿骨頭壊死等を認める脱臼リスクの高い症例であったが、DMCを用いたTHAの成績は良好であり、有用であると考えられた。

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