Faculty Profiles - Saito Taichi

＜文献概要＞・整形外科全体にとって整形外傷教育は非常に重要なテーマであり,骨折・外傷に対する知識や手術手技のアップデートは,専攻医だけではなく指導医を含めた多くの整形外科医に求められるところである。しかし,外傷センターにおいて一貫した治療が展開される欧米と比べて,内因性疾患も含めた救命救急センターの整備・充実に重きを置いたわが国では,このようなシステム構築はなされておらず,未だ模索中といえる。・外傷治療のシステム構築や教育には各地の大学医局にその役割が期待されるところであるが,変性疾患の治療に重きが置かれたり,整形外傷が軽視される傾向は否定できない。外傷教育における施設間差,地域差はいまだ存在する。・若手整形外科医への教育のみならず,中堅医師の技術習得や継続学習,指導医の再学習,さらにはセンター化へ向けてのシステム構築とその普及など,解決すべき問題は多い。

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寛骨臼骨折術後異所性骨化に対する骨化摘出・観血的受動術の治療経験

佐藤浩平, 近藤宏也, 出宮光二, 横尾賢, 松橋美波, 齋藤太一, 尾崎敏文, 野田知之, 上原健敬, 島村安則

中国・四国整形外科学会雑誌 32 ( 1 ) 216 - 216 2020.4

多発性軟骨性外骨腫症による前腕変形に対する治療

堀田佳史, 斎藤太一, 島村安則, 尾崎敏文

中国・四国整形外科学会雑誌 32 ( 1 ) 211 - 211 2020.4

舟状骨偽関節に対する低侵襲治療の術後成績

堀田佳史, 斎藤太一, 根津智史, 松橋美波, 島村安則, 西田圭一郎, 尾崎敏文

日本手外科学会雑誌 37 ( 1 ) O18 - 1 2020.4

橈骨遠位端骨折プレート橈骨遠位端骨折に対するDVRを使用した手術治療

島村安則, 斎藤太一, 西田圭一郎, 尾崎敏文, 近藤秀則, 森谷史郎, 今谷潤也

日本手外科学会雑誌 36 ( 6 ) 1068 - 1068 2020.4

先天性橈骨頭脱臼に対し創外固定治療を行った1例

出宮光二, 斉藤太一, 近藤宏也, 横尾賢, 望月雄介, 清野正普, 山川泰明, 島村安則, 野田知之, 尾崎敏文

日本創外固定・骨延長学会雑誌 31 229 - 229 2020.3

遊離組織移植と創外固定にて患肢温存し10年後に変形矯正を行った重度下腿開放骨折の1例

望月雄介, 横尾賢, 出宮光二, 大橋秀基, 清野正普, 齋藤太一, 雑賀建多, 尾崎敏文, 野田知之

日本創外固定・骨延長学会雑誌 31 133 - 137 2020.3

Language：Japanese Publisher：日本創外固定・骨延長学会

創外固定と遊離組織移植などマイクロサージャリー技術の発達により、重度下腿開放骨折に対して切断を回避し患肢温存が可能な症例が増えてきている。重度軟部組織損傷を合併した下腿骨幹部開放骨折に対し患肢温存するも変形癒合となり、その後10年で変形矯正骨切り、さらには偽関節手術に対してリング型創外固定器を用い骨癒合を得た、難渋症例を経験した。症例は24歳男性、2階から転落受傷した。両下腿骨幹部開放骨折を認め、緊急で洗浄デブリドマンと創外固定を施行した。左下腿骨髄炎も発症し最終的に血管柄付き肩甲骨移植とhybrid創外固定器を用いて骨癒合を得るも変形治癒となった。10年後、左下腿の内反変形に対してTaylor Spatial Frameを用いて変形矯正術を施行した。しかし骨癒合が得られず、Ilizarov創外固定器に変更し骨移植を施行した。術後10ヵ月で骨癒合し創外固定器を抜去した。術後15ヵ月で仕事復帰した。Taylor Spatial Frameによる変形矯正後の偽関節発生などの課題が残ったが、重度軟部組織損傷を合併した下腿骨幹部開放骨折に対するマイクロサージャリー再建、偽関節に対するリング型創外固定を用いた治療は有用であった。(著者抄録)

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腸骨稜のCT計測によるhigh route創外固定ピン至適位置検討

横尾賢, 島村安則, 雑賀建多, 齋藤太一, 清野正晋, 望月雄介, 出宮光二, 尾崎敏文, 野田知之

日本創外固定・骨延長学会雑誌 31 51 - 55 2020.3

Language：Japanese Publisher：日本創外固定・骨延長学会

創外固定法は骨盤輪骨折に汎用されているが、創外固定ピンが骨外に逸脱する症例も散見され、固定力低下や神経血管損傷の原因となり得る。High route創外固定ピンの至適挿入経路について検討した。AZE社製VirtualPlaceを用いて、骨盤CT撮影を行った患者のDICOM画像データを解析した。対象症例は10例18ヶ所、平均年齢は46.6歳であった。3D-CT上で上前腸骨棘から2、4、6cm後方の腸骨稜に対する接線をひき、それぞれに垂直な断面を作成した。腸骨稜の幅、最狭部の髄腔内距離、腸骨稜から最狭部までの距離等を計測した。腸骨稜の最大幅の平均は後方に向かうにつれて広くなる傾向が、最狭部の髄腔内距離の平均値は後方に向かうにつれて狭くなる傾向がみられた。各断面において、腸骨稜上面から深さ2cmと4cmの中点を結ぶ直線は腸骨稜のやや内側を通過したのに対し、腸骨稜上面から深さ3cmと5cmの中点を結んだ直線は、腸骨稜のやや外側を通過した。ピンの刺入点を腸骨稜の中央よりもやや外側に置くことで、腸骨内へのピンをより長くかつ確実に捉えることができ、ピン逸脱を減少させる可能性が示唆された。(著者抄録)

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野田知之, 近藤宏也, 上原健敬, 齋藤太一, 長谷井嬢, 中田英二, 島村安則, 国定俊之, 尾崎敏文

日本整形外科学会雑誌 94 ( 2 ) S433 - S433 2020.3

上腕骨近位端骨折に対する改訂後AO/OTA分類の検者間および検者内信頼性の比較検討

近藤宏也, 上原健敬, 岡崎勇樹, 松橋美波, 出宮光二, 横尾賢, 齋藤太一, 雑賀建多, 中原龍一, 島村安則, 野田知之, 尾崎敏文

日本整形外科学会雑誌 94 ( 2 ) S201 - S201 2020.3

寛骨臼骨折に対する骨接合術の治療成績について

出宮光二, 野田知之, 近藤宏也, 横尾賢, 松橋美波, 上原健敬, 齋藤太一, 雑賀建多, 島村安則, 尾崎敏文

日本整形外科学会雑誌 94 ( 3 ) S687 - S687 2020.3

大腿骨骨形態の左右差について CTデータによる三次元的解析

出宮光二, 野田知之, 近藤宏也, 松橋美波, 横尾賢, 上原健敬, 齋藤太一, 雑賀建多, 島村安則, 尾崎敏文

日本整形外科学会雑誌 94 ( 3 ) S946 - S946 2020.3

人工関節周囲骨折に対するプレート骨接合術 Locking plateを中心に

野田知之, 山川泰明, 横尾賢, 出宮光二, 清野正普, 望月雄介, 雑賀建多, 斎藤太一, 遠藤裕介, 島村安則, 尾崎敏文

日本創外固定・骨延長学会雑誌 31 196 - 196 2020.3

The Masquelet technique for septic arthritis of the small joint in the hands: Case reports International journal

Taichi Saito, Tomoyuki Noda, Hiroya Kondo, Koji Demiya, Satoshi Nezu, Suguru Yokoo, Minami Matsuhashi, Takenori Uehara, Yasunori Shimamura, Masayuki Kodama, Toshifumi Ozaki

Trauma Case Reports 25 100268 - 100268 2020.2

Language：English Publishing type：Research paper (scientific journal) Publisher：Elsevier {BV}

Septic arthritis in distal interphalangeal (DIP) joints sometimes occurs in association with mucous cysts or after the surgical treatment of mallet fingers. Recently, several studies have demonstrated the effectiveness of the Masquelet technique in the treatment of bone defects caused by trauma or infection. However, only few studies have reported the use of this technique for septic arthritis in small joints of the hand, and its effectiveness in treating septic arthritis in DIP joints remains unclear. We report the clinical and radiological outcomes of three patients who were treated with the Masquelet technique for septic arthritis in DIP joints. One patient had uncontrolled diabetes and another had rheumatoid arthritis treated with methotrexate and prednisolone. The first surgical stage involved thorough debridement of the infection site, including the middle and distal phalanx. We placed an external fixator from the middle to the distal phalanx and then packed the cavity of the DIP joint with antibiotic cement bead of polymethylmethacrylate (40 g) including 2 g of vancomycin and 200 mg of minocycline. At 4-6 weeks after the first surgical stage, the infection had cleared, and the second surgical stage was performed. The external fixator and cement bead were carefully removed while carefully preserving the surrounding osteo-induced membrane. The membrane was smooth and nonadherent to the cement block. In the second surgical stage, an autogenous bone graft was harvested from the iliac bone and inserted into the joint space, within the membrane. The bone graft, distal phalanx, and middle phalanx were fixed with Kirschner wires and/or a soft wire. Despite the high risk of infection, bone union was achieved in all patients without recurrence of infection. Although the Masquelet technique requires two surgeries, it can lead to favorable clinical and radiological outcomes for infected small joints of the hand.

DOI： 10.1016/j.tcr.2019.100268

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