Faculty Profiles - HIRASAWA Akira

がんゲノム医療の重要性が加速する今日、一般市民が遺伝医療に対するリテラシーを持つことが急務である。本研究では、一般市民のがんゲノム医療啓発を目的として、「遺伝子とがん」をテーマにしたまんが教材を開発した。そして、教材の有用性を評価するため、高校生124名を対象に、教材介入前後の質問紙調査を行った。開発した教材に対し理解のしやすさや有用性の項目で約9割が肯定的回答を示し、がんの原因や遺伝性のがんに関する知識向上が確認された。教材介入による不安感は遺伝性のがんの割合の質問正答率と関連が見られ、正確な知識を持つことが不安感の軽減に繋がると示唆された。遺伝カウンセラーの認知や理解に対しても肯定的評価を得た。本調査から、高校生が遺伝やがんの早期教育の重要性を認識し、知識習得の機会を期待していたことも明らかとなった。教材の開発がリテラシー向上に有用であり、個々の健康管理に繋がることが期待される。(著者抄録)

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婦人科腫瘍領域における遺伝診療の現状と課題

平沢晃

関東連合産科婦人科学会誌 59 ( 2 ) 160 - 160 2022.5

【がん遺伝子検査に基づく婦人科がん治療-最前線のレジメン選択法を理解する】遺伝子診断 BRCA病的バリアントが検出された際の対応

植野さやか, 平沢晃

臨床婦人科産科 76 ( 3 ) 324 - 331 2022.4

Language：Japanese Publisher：(株)医学書院

＜文献概要＞●遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)の診断は家系診断であり,がん治療方針の決定だけでなく,家系全体のがん予防においても有益な情報となる.●BRCA1/2遺伝子の病的バリアントはHBOC診断を目的とした検査以外でも検出されるため,それぞれの検査の特性と検出されるバリアントについての理解が必要である.●HBOCは長期にわたって,遺伝カウンセリングを含めた医学的介入を要する.また,バリアント保持者個々の状況に合わせたがん予防・治療戦略が重要である.

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経過中に難治性高血圧症を合併した血管型Ehlers-Danlos症候群の1例

長谷川功, 田中秀一, 山本紘一郎, 中野靖浩, 本多寛之, 萩谷英大, 冨田晃司, 戸田洋伸, 内田治仁, 平沢晃, 大塚文男

日本内分泌学会雑誌 98 ( 1 ) 322 - 322 2022.4

【がんゲノム医療時代の分子腫瘍学】(第4部)遺伝子パネル検査遺伝性腫瘍に対する多遺伝子パネル検査

山本英喜, 平沢晃

病理と臨床 40 ( 臨増 ) 390 - 398 2022.4

経過中に難治性高血圧症を合併した血管型Ehlers-Danlos症候群の1例

長谷川功, 田中秀一, 山本紘一郎, 中野靖浩, 本多寛之, 萩谷英大, 冨田晃司, 戸田洋伸, 内田治仁, 平沢晃, 大塚文男

日本内分泌学会雑誌 98 ( 1 ) 322 - 322 2022.4

成人になって診断のついたHajdu-Cheney症候群の一例

二川奈都子, 長谷川高誠, 西田圭一郎, 平沢晃, 河内麻里子

日本内分泌学会雑誌 98 ( 1 ) 377 - 377 2022.4

骨軟部腫瘍患者におけるがん遺伝子パネル検査によるgermline findingの同定

中田英二, 藤原智洋, 国定俊之, 二川摩周, 平沢晃, 尾崎敏文

中部日本整形外科災害外科学会雑誌 65 ( 春季学会 ) 125 - 125 2022.4

遺伝性腫瘍の浸透率決定因子の同定と発癌予測モデルの開発

平沢晃

大和証券ヘルス財団研究業績集 ( 45 ) 84 - 88 2022.3

Language：Japanese Publisher：(公財)大和証券ヘルス財団

遺伝性腫瘍の長期前向きコホート研究を構築し、遺伝性腫瘍に関する基礎データを集積することで浸透率決定因子を同定し、発癌予測モデルを開発し、リスク低減手法を確立するために多施設共同研究を立ち上げた。10年間で5000家系の登録を予定しており、リスク評価、リスク監視、リスク低減に関するデータを集積してゲノム情報に応じた癌予防法の構築を目指している。

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遺伝性腫瘍領域における劇的な変化への対応遺伝性腫瘍にかかるコンパニオン診断

平沢晃

日本遺伝カウンセリング学会誌 42 ( 4 ) 385 - 389 2022.3

Language：Japanese Publisher：(一社)日本遺伝カウンセリング学会

遺伝性腫瘍の診療は、血縁者における遺伝性腫瘍発症歴をはじめとした表現型からリスク評価を得て遺伝学的検査を行うことを契機に、遺伝性腫瘍家系の同定に至るというケースが多かった。一方で近年は治療薬選択を目的としたコンパニオン診断によって遺伝性腫瘍家系が検出されてきている。さらにがん遺伝子パネル検査にもコンパニオン診断機能があり、遺伝性腫瘍家系の推定につながることがある。わが国では、がんゲノム医療は「がん患者の腫瘍部および正常部のゲノム情報を用いて治療の最適化・予後予測・発症予防を行う医療(未発症者も対象とすることがある。またゲノム以外のマルチオミックス情報も含める)」と定義される。しかしながら、がん未発症ハイリスク者に対する介入は端緒についたばかりである。がんゲノム医療実用化が開始した今こそ、様々なアプローチをもとに遺伝性腫瘍家系同定から予防介入に至るアプローチをもとに国民のがん死低減を目指す必要がある。(著者抄録)

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肉腫におけるがん遺伝子パネルの有用性

中田英二, 国定俊之, 藤原智洋, 二川摩周, 平沢晃, 尾崎敏文

日本整形外科学会雑誌 96 ( 3 ) S626 - S626 2022.3

遺伝性腫瘍の浸透率決定因子の同定と発癌予測モデルの開発

平沢晃

大和証券ヘルス財団研究業績集 45 ( 45 ) 84 - 88 2022.3

Language：Japanese Publisher：(公財)大和証券ヘルス財団

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