Faculty Profiles - NAKANO Michiyo

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マウス歯胚の発育に対する抗がん剤の影響についての組織学的および分子生物学的検討

角田陽子, 仲野道代

岡山歯学会雑誌 38 ( 1 ) 1 - 15 2019.6

Language：Japanese Publisher：岡山歯学会

急性リンパ性白血病患児に対して行われる多剤併用化学療法ではシクロホスファミド製剤を使用されることが多い。シクロホスファミドが口腔領域に及ぼす影響についてはこれまで、成熟した齧歯類の切歯形成やマウス臼歯の歯根形成に対する影響を調べた報告は複数あるものの、鐘状期歯胚の発育に対する影響を調べた研究は少ない。我々はマウス下顎第一臼歯歯胚の器官培養を行い、鐘状期歯胚にシクロホスファミドを作用させ、歯胚の発育に与える影響について、歯胚を構成する細胞の分化と細胞が産生する関連因子に着目して検討を行った。その結果、歯胚形成期のシクロホスファミド投与は歯胚の形態異常や発育障害をもたらすことが明らかになった。また、エナメル芽細胞や象牙芽細胞の分化を抑制することで歯冠形成の異常に関与することが示唆された。

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日本人小児における乳歯・永久歯の萠出時期に関する調査研究(その2) 永久歯について

有田憲司, 阿部洋子, 仲野和彦, 齊藤正人, 島村和宏, 大須賀直人, 清水武彦, 尾崎正雄, 石通宏行, 松村誠士, 石谷徳人, 濱田義彦, 渥美信子, 小平裕恵, 高風亜由美, 長谷川大子, 林文子, 藤岡万里, 茂木瑞穂, 八若保孝, 田中光郎, 福本敏, 早崎治明, 関本恒夫, 渡部茂, 新谷誠康, 井上美津子, 白川哲夫, 宮新美智世, 苅部洋行, 朝田芳信, 木本茂成, 福田理, 飯沼光生, 仲野道代, 香西克之, 岩本勉, 野中和明, 牧憲司, 藤原卓, 山崎要一

小児歯科学雑誌 57 ( 3 ) 363 - 373 2019.6

Language：Japanese Publisher：(公社)日本小児歯科学会

日本人永久歯の萠出時期、萠出順序および第一大臼歯と中切歯の萠出パターンを明らかにし、約30年前と比べて永久歯の萠出に変化があるか否かを検討する目的で、4歳0ヵ月から18歳11ヵ月の小児30,825人を調査し、以下の結果を得た。1.男子の萠出は、1が5歳6ヵ月-7歳0ヵ月、6が5歳10ヵ月-7歳6ヵ月、1が6歳6ヵ月-7歳10ヵ月、2が6歳3ヵ月-8歳3ヵ月、6が5歳11ヵ月-8歳7ヵ月、2が7歳6ヵ月-9歳2ヵ月、3が9歳2ヵ月-11歳3ヵ月、4が9歳1ヵ月-11歳7ヵ月、4が9歳5ヵ月-11歳6ヵ月、3が9歳10ヵ月-12歳1ヵ月、5が10歳4ヵ月-13歳0ヵ月、5が10歳3ヵ月-13歳2ヵ月、7が11歳3ヵ月-13歳10ヵ月、7が12歳1ヵ月-14歳5ヵ月の順であった。2.女子の萠出は、1が5歳5ヵ月-6歳7ヵ月、6が5歳6ヵ月-7歳0ヵ月、1が6歳3ヵ月-7歳7ヵ月、2が6歳3ヵ月-7歳8ヵ月、6が5歳10ヵ月-8歳4ヵ月、2が7歳2ヵ月-8歳8ヵ月、3が8歳8ヵ月-10歳5ヵ月、4が8歳11ヵ月-11歳0ヵ月、4が9歳1ヵ月-11歳1ヵ月、3が9歳2ヵ月-11歳4ヵ月、5が10歳1ヵ月-12歳11ヵ月、5が10歳2ヵ月-13歳1ヵ月、7が11歳2ヵ月-13歳10ヵ月、7が11歳9ヵ月-14歳3ヵ月の順であった。3.萠出順序は、男女ともに上顎が6≒1→2→4→3→5→7で、下顎が1→6→2→3→4→5→7であった。4.第一大臼歯と中切歯の萠出パターンは、男子では上顎がM型77.2%、I型22.8%で、下顎がM型29.2%、I型70.8%であった。女子では上顎がM型73.4%、I型26.6%で、下顎がM型36.7%、I型63.3%であった。5.萠出時期の性差は、すべての歯種で女子が早く萠出しており、上下顎1、2、3、4および6に有意差が認められた。6.約30年前に比べて、男子は上下顎4、5、6が、女子は3、上下顎の4、5、6、7の萠出時期が有意に遅くなっていた。(著者抄録)

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IgA腎症患者の扁桃における歯周病菌の感染率の検討

長澤康行, 三崎太郎, 野村良太, 仲周平, 伊藤誓悟, 和唐薫子, 味村泰幸, 蓮池由起子, 倉賀野隆裕, 石原正治, 仲野道代, 仲野和彦

日本腎臓学会誌 61 ( 3 ) 343 - 343 2019.5

マウス歯胚の発育に対するアルキル化剤の影響についての組織学的および生化学的検討

角田陽子, 仲周平, 大川玲奈, 高島由紀子, 仲野和彦, 仲野道代

小児歯科学雑誌 57 ( 2 ) 190 - 190 2019.5

難治性口内炎罹患後に重度歯周炎を発症した小児の1例

平野慶子, 仲周平, 仲野道代

小児歯科学雑誌 57 ( 2 ) 225 - 225 2019.5

コンクールFとその構成成分における口腔細菌種への増殖抑制効果の検討

又吉紗綾, 野村良太, 稲葉裕明, 吉田翔, 松三友紀, 仲野道代, 仲野和彦

小児歯科学雑誌 57 ( 2 ) 188 - 188 2019.5

Streptococcus mutansのバイオフィルム形成におけるサイクロデキストランの影響

浅海春華, 松三友紀, 高島由紀子, 仲周平, 仲野道代

小児歯科学雑誌 57 ( 2 ) 189 - 189 2019.5

非アルコール性脂肪肝炎患者口腔におけるStreptococcus mutansの分布に関する検討

田畑佳子, 仲周平, 仲野道代, 殿村修一

小児歯科学雑誌 57 ( 2 ) 230 - 230 2019.5

長期飼育のラット齲蝕モデルにおけるIgA腎症発症の検討

和唐薫子, 仲周平, 野村良太, 仲野道代, 仲野和彦, 三崎太郎, 長澤康行, 伊藤誓悟

小児歯科学雑誌 57 ( 2 ) 231 - 231 2019.5

扁桃におけるコラーゲン結合タンパク陽性Streptococcus mutans株はIgA腎症の病態に関連する

伊藤誓悟, 三崎太郎, 仲周平, 和唐薫子, 長澤康行, 野村良太, 大継將寿, 山形瑛, 今給黎敏彦, 大島直紀, 仲野道代, 仲野和彦, 熊谷裕生

日本腎臓学会誌 61 ( 3 ) 287 - 287 2019.5

コラーゲン結合タンパク陽性Streptococcus mutans株静脈投与ラットのIgA腎症様病変の検討

三崎太郎, 仲周平, 和唐薫子, 清水吉貴, 小野雅史, 鈴木由美子, 長澤康行, 伊藤誓悟, 野村良太, 仲野道代, 仲野和彦

日本腎臓学会誌 61 ( 3 ) 340 - 340 2019.5

生体機能性材料S-PRGフィラーの口腔バイオフィルム構造決定因子に対する影響

高島由紀子, 森川優子, 森本節代, 仲周平, 稲葉裕明, 仲野道代

小児歯科学雑誌 57 ( 1 ) 127 - 127 2019.2

上顎前歯部において歯胚の形成障害を認めた1例

吉田翔, 平野慶子, 仲野道代

小児歯科学雑誌 57 ( 1 ) 151 - 151 2019.2

急速な骨吸収により乳歯の早期脱落を来した小児の1例

田畑佳子, 吉田衣里, 仲周平, 稲葉裕明, 仲野道代

小児歯科学雑誌 57 ( 1 ) 151 - 151 2019.2

侵襲性歯周炎により乳歯の脱落を来した小児の1例

仲周平, 田畑佳子, 稲葉裕明, 仲野道代

小児歯科学雑誌 57 ( 1 ) 135 - 135 2019.2

上顎中切歯に生じた縦破折に対して治療を行った1例

平野慶子, 仲野道代, 柳田可奈子

小児歯科学雑誌 57 ( 1 ) 150 - 150 2019.2

岡山大学病院における小児歯科受診患者の動向

松三友紀, 角田陽子, 平野慶子, 仲野道代

小児歯科学雑誌 57 ( 1 ) 156 - 157 2019.2

造血幹細胞移植施行患者における口腔レンサ球菌の分布

森川優子, 吉田衣里, 角田陽子, 高島由紀子, 平野慶子, 仲周平, 稲葉裕明, 仲野道代

小児歯科学雑誌 57 ( 1 ) 158 - 158 2019.2

スティックラー症候群患児に対して歯科的管理を行った1例

浅海春華, 森本節代, 高島由紀子, 仲野道代

小児歯科学雑誌 57 ( 1 ) 151 - 152 2019.2

日本人小児における乳歯・永久歯の萠出時期に関する調査研究II(その1.) 乳歯について

有田憲司, 阿部洋子, 仲野和彦, 齊藤正人, 島村和宏, 大須賀直人, 清水武彦, 石通宏行, 松村誠士, 尾崎正雄, 石谷徳人, 濱田義彦, 渥美信子, 小平裕恵, 高風亜由美, 長谷川大子, 林文子, 藤岡万里, 茂木瑞穂, 八若保孝, 田中光郎, 福本敏, 早崎治明, 関本恒夫, 渡部茂, 新谷誠康, 井上美津子, 白川哲夫, 宮新美智世, 苅部洋行, 朝田芳信, 木本茂成, 福田理, 飯沼光生, 仲野道代, 香西克之, 岩本勉, 野中和明, 牧憲司, 藤原卓, 山崎要一

小児歯科学雑誌 57 ( 1 ) 45 - 53 2019.2

Language：Japanese Publisher：(公社)日本小児歯科学会

日本人乳歯の萠出時期および萠出順序を明らかにし、乳歯の萠出に変化が生じているか否かを検討する目的で、全国的に3ヵ月から3歳11ヵ月の小児8,724名を調査し、以下の結果を得た。1.男児の乳歯萠出は、下顎乳中切歯が5ヵ月-9ヵ月、上顎乳中切歯が7ヵ月-11ヵ月、上顎乳側切歯が9ヵ月-1歳2ヵ月、下顎乳側切歯が9ヵ月-1歳3ヵ月、下顎第一乳臼歯が1歳1ヵ月-1歳6ヵ月、上顎第一乳臼歯が1歳1ヵ月-1歳7ヵ月、上顎乳犬歯が1歳2ヵ月-1歳8ヵ月、下顎乳犬歯が1歳2ヵ月-1歳9ヵ月、下顎第二乳臼歯が1歳11ヵ月-2歳7ヵ月、上顎第二乳臼歯が2歳0ヵ月-2歳11ヵ月の順だったが、上顎乳側切歯・下顎乳側切歯間と下顎第一乳臼歯、上顎第一乳臼歯、上顎乳犬歯および下顎乳犬歯の間には有意な差は認められなかった。2.女児の乳歯萠出は、下顎乳中切歯が6ヵ月-9ヵ月、上顎乳中切歯が7ヵ月-11ヵ月、上顎乳側切歯が9ヵ月-1歳1ヵ月、下顎乳側切歯が9ヵ月-1歳2ヵ月、上顎第一乳臼歯が1歳1ヵ月-1歳7ヵ月、下顎第一乳臼歯が1歳1ヵ月-1歳7ヵ月、上顎乳犬歯が1歳3ヵ月-1歳9ヵ月、下顎乳犬歯が1歳4ヵ月-1歳9ヵ月、下顎第二乳臼歯が1歳11ヵ月-2歳7ヵ月、上顎第二乳臼歯が2歳1ヵ月-2歳10ヵ月の順だったが、下顎乳中切歯、上顎乳中切歯間、上顎乳中切歯・上顎乳側切歯間、上顎乳側切歯・下顎乳側切歯間、下顎第一乳臼歯・上顎第一乳臼歯間、上顎乳犬歯・下顎乳犬歯間には有意な差は認められなかった。3.性差は大部分の歯で認めず、上顎乳犬歯と下顎乳犬歯の萠出時期にのみ有意な差を認め、いずれも男児が1ヵ月早く萠出していた。4.前回報告(1988年)に比べて、男児は上顎乳中切歯、下顎乳中切歯、下顎乳犬歯、下顎第一乳臼歯の、女児は下顎乳中切歯と下顎第一乳臼歯の、萠出時期が有意に早くなっていることを認めた。(著者抄録)

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