共同研究・競争的資金等の研究 - 座間味 義人
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医療ビッグデータ解析、臨床薬理学と細菌学の融合による薬剤耐性細菌感染症に対する新規治療法開発プラットフォームの構築
2021年12月
日本医療研究開発機構(AMED) 日本医療研究開発機構(AMED) 新興・再興感染症研究基盤創生事業(多分野融合研究領域)
石澤 啓介, 合田 光寛, 座間味 義人, 港 雄介, 鈴木 仁人
担当区分:研究分担者
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がん薬物療法の耐性と副作用の双方を解決するハイスループットスクリーニング法の構築
研究課題/領域番号:25K02867 2025年04月 - 2029年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
座間味 義人
配分額:25740000円 ( 直接経費:19800000円 、 間接経費:5940000円 )
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リアルワールドデータとゲノミクスの統合解析を通じた免疫療法誘発心筋炎の発症予測
研究課題/領域番号:24KK0173 2024年09月 - 2028年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(海外連携研究)
座間味 義人
配分額:20930000円 ( 直接経費:16100000円 、 間接経費:4830000円 )
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健康を担うエピゲノムレジリエンスの維持・破綻機構の統合的理解
研究課題/領域番号:24H00678 2024年04月 - 2028年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
上原 孝, 筒井 正人, 座間味 義人, 久保田 翔
配分額:47580000円 ( 直接経費:36600000円 、 間接経費:10980000円 )
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抗がん剤による心毒性のメカニズム解明と予防戦略
研究課題/領域番号:24K02202 2024年04月 - 2027年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
諫田 泰成, 細田 洋司, 座間味 義人
配分額:18590000円 ( 直接経費:14300000円 、 間接経費:4290000円 )
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大規模医療情報とオミクスデータを活用した新たな薬剤性間質性肺疾患予防薬の開発
研究課題/領域番号:24K09927 2024年04月 - 2027年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
名和 秀起, 田中 健一郎, 石澤 啓介, 座間味 義人
配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )
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プリン作動性化学伝達の出力装置を標的とした神経障害性疼痛の発症・慢性化メカニズムの解明と予防基盤の確立
2024年04月
日本医療研究開発機構(AMED) 「慢性の痛み解明研究事業」
宮地孝明、座間味義人、濱野裕章
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AMR対策におけるDXを活用した新世代教育資材の開発と評価
2024年04月
ファイザー 医学教育プロジェクト助成
村木優一、豕瀬諒、東恩納司、濱野裕章、座間味義人
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健康寿命延伸のための野菜飲料の開発
2024年04月
公益財団法人京都産業21 中小企業経営改革支援事業補助金 企業グループコース
角井美穂, 佐々木智浩, 角井宏充, 岩崎冴香, 座間味義人, 濱野裕章
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臨床薬理研究振興財団賞学術奨励賞
2024年01月
臨床薬理研究振興財団
座間味義人
担当区分:研究代表者
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血漿タンパク質の医薬品応用を目指したAI技術による薬効予測
研究課題/領域番号:23K06233 2023年04月 - 2026年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
澤田 隆介, 細野 祥之, 座間味 義人
配分額:4680000円 ( 直接経費:3600000円 、 間接経費:1080000円 )
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医療ビッグデータと疾患モデルを用いた抗がん剤誘発抑うつ障害の予防・治療薬の開発
研究課題/領域番号:23K06255 2023年04月 - 2026年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
江角 悟, 北村 佳久, 座間味 義人, 牛尾 聡一郎
配分額:4680000円 ( 直接経費:3600000円 、 間接経費:1080000円 )
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慢性炎症性呼吸器疾患の病態進行と腫瘍化における時空間的分子メカニズム解明と新規治療開発
2023年04月
武田科学振興財団 特定研究助成
遠西大輔、冨田秀太、豊岡伸一、藤原英晃、肥後寿夫、谷岡真樹、柳井広之、宝田剛志、細野祥之、座間味義人、諏澤憲、枝園和彦、諸岡健一
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がん免疫療法関連心筋炎の治癒をも可能にする データベース解析およびAI技術を融合した創薬研究
2022年09月
武田科学振興財団 武田科学振興財団 薬学系研究助成
座間味 義人
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医療データサイエンスによる高齢者医療の疾病構造に関する臨床疫学研究
研究課題/領域番号:22K10415 2022年04月 - 2025年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
小山 敏広, 萩谷 英大, 座間味 義人, 樋之津 史郎
配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )
本研究では高齢者医療の向上における問題点に対して,医療ビッグデータの解析基盤と臨床疫学的な統計手法を融合したデータサイエンスにより,高齢者特有の重要疾患の変化を長期時系列分析により解明することを目的としている。これまで高齢者を対象に全国民の医療ビッグデータを活用した研究として、対象となりうる疾患を明らかにしてきた。高齢者で重篤になりえる感染症として、医療関連感染症であるClostridium Dificcile 感染症、市中感染による呼吸器感染症のinfluenza感染症、再興感染症の梅毒を特定した。さらに、高齢者特有の神経疾患として認知症、医療に関連する要因として副作用についても研究の実施が可能であることを明らかにした。
本研究は申請者がこれまでに蓄積してきた医療ビッグデータ解析技術および臨床疫学的な手法と高齢医学分野のこれまでの実績を融合させ、日本における高齢者を対象とした梅毒に関する研究を国際学術誌に掲載した。
また、高齢者が受療中に経験した副作用に関連する死亡率についても長期的なデータをもとに死亡率が増加していることを明らかにし、現在、国際学術誌に投稿中である。副作用に関連した研究として、すでに日本を含めた欧米各国における主要先進国から同様のデータを収集している。次年度以降には、分析に着手することができるよう準備が進んでいる。
再興感染症としての結核や認知症についても、日本人以外の国際的データを対象にした研究について過去20年間の死亡者数等のデータを分析することにより、各国において多様な現状があることを明らかにした。。
このように本年度の研究実績は、当初予定した研究計画に沿って滞りなく進行しており、先行して次年度の研究の準備も進めた。次年度以降も日本国内の高齢者医療と先進各国の高齢者医療の分析をもとに国際社会にも貢献するための研究成果を発信していく予定である。 -
リアルワールドデータの統合解析で拓くがん免疫薬物療法の致死的有害事象回避法の構築
研究課題/領域番号:22K06724 2022年04月 - 2025年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
岡田 直人, 石澤 啓介, 座間味 義人
配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )
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ハイブリッド創薬手法によるがん免疫療法関連心筋炎における治療標的遺伝 子の探索と新規治療薬の提案
2021年09月
持田記念医学薬学振興財団 研究助成金
座間味 義人
担当区分:研究代表者
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データマイニングと疾患モデルによる感染症と大動脈疾患の包括的な連関解明
研究課題/領域番号:21H02646 2021年04月 - 2024年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
石澤 啓介, 石澤 有紀, 座間味 義人, 合田 光寛, 八木 健太, 相澤 風花, 濱野 裕章
配分額:17420000円 ( 直接経費:13400000円 、 間接経費:4020000円 )
本研究では、人工知能 (AI) システム・医療ビッグデータ・基礎生命科学データベースを統合的に解析する「多層的データマイニングアプローチ」に基礎薬理学的手法を融合し、感染症と大動脈疾患の包括的な連関解明、さらには予防戦略の確立を目的とする。そのなかでも致死率が高く緊急性を要する大動脈解離や大動脈瘤に着目し、感染症の罹患歴や抗菌薬による治療に起因する大動脈疾患発症について疫学的な評価を行い、治療・予防に繋がる病態解明を目指す。前年度、感染症や抗菌薬の投与が大動脈解離・瘤発症のリスク因子となり得るかを明らかにするため、まず、医薬品副作用自発報告データベースであるFAERSおよびJADERを用いて、各種抗菌薬などの投与によって、大動脈疾患発症が増加するか否かについて解析した。本年度はこれらに加えて、より大規模なデータベースであるWHOに集積されるVigiBaseを用いた解析に着手した。そこで抗菌薬の種類によって大動脈疾患の報告リスクに差があることを見出し、特定の抗菌薬でそのリスクが高いことが示唆された。さらに診療報酬情報データベースであるJMDCデータベースでは、呼吸器感染症、尿路感染症のそれぞれに関して、感染症の罹患および抗菌薬の使用による大動脈疾患発症に対する影響を解析している。
また基礎薬理実験を並行して実施している。培養ヒト血管内皮細胞・血管平滑筋細胞において、抗菌薬による細胞障害マーカーの発現変動に及ぼす影響について検討を進めている。フルオロキノロン系抗菌薬では、いずれの細胞に対しても細胞障害をきたす可能性が見出された。そこで大動脈解離易発症モデルマウスを作成し、フルオロキノロン系抗菌薬の投与が発症率に影響を及ぼすか否か検討している。 -
リアルワールドデータ・基礎研究融合による化学療法誘発末梢神経障害に対する新規薬物療法の開発
研究課題/領域番号:21lm0203009j0005 2021年04月 - 2022年03月
国立研究開発法人日本医療研究開発機構 橋渡し研究戦略的推進プログラム シーズA
相澤風花,八木健太, 石澤啓介, 座間味義人, 石澤有紀, 濱野裕章, 合田光寛
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シナジー効果探索手法の構築と医療情報データベースへの適用
研究課題/領域番号:20H05798 2020年10月 - 2023年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 学術変革領域研究(B) 学術変革領域研究(B)
座間味 義人, 中馬 真幸, 石澤 有紀, 石澤 啓介, 小山 敏広, 谷岡 広樹
配分額:41600000円 ( 直接経費:32000000円 、 間接経費:9600000円 )
本研究では、ヒトにおける疾患の多様性・複雑性を内包した医療ビッグデータを用いることで、ヒトに対する安全性が担保された既存承認薬の中から革新的なシナジー効果をもたらす医薬品の組み合わせを発見することを目的として、以下の項目を実施した。
① 3種類の医療情報データベースを用いた多層的データマイニングにより、薬剤シナジーを生み出す医薬品の組み合わせを新規的に発見する手法を構築する。米国FDAが管理するFAERS、およびWHOが管理するVigi-Baseの二つの国際的な副作用自発報告データベースを用いて、医薬品の組み合わせごとに単剤使用症例と併用症例の二群に分け、病態発現に与えるオッズ比が有意に低い医薬品の組み合わせを、治療効果の示唆された薬剤シナジーとして抽出を行った。
② ①で見出した薬剤の組み合わせについて、遺伝子などの分子標的の側面から妥当性を評価することで、見出した薬剤の組み合わせの確度を高める。薬剤シナジーを発現する医薬品の組み合わせに関して、AI企業が提供する「CascadeEye」を使用して標的遺伝子を探索し、GEOやLINCSといった遺伝子発現データベースを用いて標的遺伝子に作用する薬剤を見い出した。
③ 確立した手法を用いて新たな薬効を示す既存承認薬の組み合わせを探索し、実験的検証を行うことで手法の有用性を確認する。評価系として、ノックアウトマウスを用いた病態モデルの作成に成功し、①および②で見出された薬剤の投与を実施している。
④ 新たに見出した薬剤シナジーに関して、AI班と連携し、医薬品ごとの標的分子をAIで予測することにより作用機序を解明する。薬剤シナジーに関連するパスウェイ・遺伝子発現情報をAI班へフィードバックし、疾患と薬剤のインタラクトームを作成している。この手法によって、予測した薬剤と疾患のシナジー連関を予測する。 -
医療ビッグデータを活用した多因子AI解析による免疫チェックポイント阻害薬誘発致死性副作用の発現リスク予測法の確立
2020年06月 - 2022年06月
政策医療振興財団 政策医療振興財団 研究助成金
座間味 義人
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医療ビッグデータを活用した薬剤性腎障害予防を目指した最適な支持療法の確立
研究課題/領域番号:20K07132 2020年04月 - 2023年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
合田 光寛, 石澤 啓介, 石澤 有紀, 座間味 義人
配分額:4420000円 ( 直接経費:3400000円 、 間接経費:1020000円 )
シスプラチンは副作用として悪心・嘔吐および腎障害の発生頻度が高いことが知られている。臨床で用いられている抗がん剤誘発悪心・嘔吐に対する制吐薬の一つである5-HT3受容体拮抗薬は、第一世代のオンダンセトロン、第二世代のパロノセトロンなど多くの種類があり、化学療法レジメンによって使い分けられているのが現状である。また、シスプラチンおよびオンダンセトロンはMultidrug and toxin extrusion (MATE) 型輸送体を介して腎臓近位尿細管から排泄されることが知られており、これまでにモデルマウスを用いた検討でオンダンセトロンがシスプラチン誘発腎障害発症のリスク因子となる可能性が示唆されている。そこで、臨床で用いられている各種5-HT3受容体拮抗薬のシスプラチン誘発腎障害に対する影響を検討した。
シスプラチン誘発腎障害モデルを用いた検討の結果、第一世代のオンダンセトロンの前投与によりシスプラチン単独投与群と比較して腎障害の有意な増悪が認められたが、第二世代のパロノセトロンの前投与では、悪化が認められなかった。また、FAERS(大規模副作用症例報告データベース)を用いて、各種5-HT3受容体拮抗薬のシスプラチン誘発腎障害に対する影響を解析した結果、シスプラチンと第一世代5-HT3受容体拮抗薬との併用により腎障害の報告オッズ比が1より大きくなることが明らかになった。さらに、徳島大学病院の診療情報を用いた後方視的調査研究により、第二世代5-HT3受容体拮抗薬併用患者の方が第一世代5-HT3受容体拮抗薬併用患者と比較して、腎障害発症率が低いことが明らかになった。
本研究の結果より、第二世代5-HT3受容体拮抗薬は第一世代と比較してシスプラチン腎障害に対する影響が少ない可能性が示唆される。 -
がん転移制御に向けた内皮間葉転換機構とERK5の役割解明
研究課題/領域番号:19K07321 2019年04月 - 2022年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
石澤 有紀, 中馬 真幸, 堀ノ内 裕也, 座間味 義人, 武智 研志, 合田 光寛
配分額:4420000円 ( 直接経費:3400000円 、 間接経費:1020000円 )
本研究は転移発症の重要な病態であると考えられる内皮間葉転換 (endothelial-mesenchymal transition: EndMT) を標的とし、その分子機構を明らかにするとともに、EndMTに対して抑制的に働くことが示唆されている血管内皮細胞由来extracellular signal-regulated protein kinase 5 (ERK5) の腫瘍進展・転移における役割を解明することで、新たながん転移予防戦略の開発を目指すものである。
まず、がんゲノム・ビッグデータであるTCGAデータベースを用いて、各種悪性腫瘍におけるERK5シグナル伝達経路関連分子の遺伝子発現について網羅的に解析した。その結果、ERK5によって発現が上昇することが知られている一酸化窒素合成酵素は各種悪性腫瘍では正常組織に比べ発現量が減少していた。一方、ERK5によって負に制御されているvascular endothelial cell growth factor (VEGF)、またVEGF受容体であるFlt1は腫瘍中の発現量が増加している症例ほど予後が悪いことが明らかとなった。
そこで先に確立した線維芽細胞特異的ERK5欠損マウスを用いて担がんモデルマウスを作成し、がん関連線維芽細胞におけるERK5欠損が腫瘍内において低酸素誘導因子HIF-1αの増加を介してVEGF発現をアップレギュレートすることによって、血管新生を促進し腫瘍の増大を惹起することを明らかにした。
また、培養血管内皮細胞を用いたin vitro実験にて分子機序を検証するため、培養ヒト臍帯静脈内皮細胞においてEndMTを惹起する実験条件の確立に取り組んだ。代表的なEndMTを誘発する刺激であるTGF-βを刺激することで、内皮細胞マーカーの発現低下、間葉系細胞マーカーの発現上昇を検討し、その刺激条件を確定した。 -
医療ビッグデータの活用による高齢者医療の疾病構造と質評価に関する臨床疫学研究
研究課題/領域番号:19K10533 2019年04月 - 2022年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
小山 敏広, 萩谷 英大, 座間味 義人, 樋之津 史郎, 狩野 光伸
配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )
本研究は全国民を対象とする医療ビッグデータの活用と臨床疫学的な手法の統合により,高齢者医療の実態を長期的な視点で分析することを目的としている。これまで高齢者を対象に全国民の医療ビッグデータを活用した研究として、対象となりうる疾患を明らかにしてきた。高齢者で重篤になりえる感染症として、医療関連感染症であるclostridium dificcile 感染症、市中感染による呼吸器感染症のinfluenza感染症、再興感染症のheaptitis C感染症を特定した。さらに、高齢者特有の神経疾患として認知症、医療に関連する要因として副作用についても研究の実施が可能であることを明らかにした。
本研究は申請者がこれまでに蓄積してきた医療ビッグデータ解析技術および臨床疫学的な手法と高齢医学分野のこれまでの実績を融合させ、日本人を対象とした認知症に関連する死亡率および認知症患者が終末期医療を受療する環境に関する研究を国際学術誌に掲載した。
また、高齢者が受療中に経験した副作用に関連する死亡率についても長期的なデータをもとに死亡率が増加していることを明らかにし、現在、国際学術誌に投稿中である。副作用に関連した研究として、すでに日本を含めた欧米各国についても同様のデータを収集している。次年度以降には、分析に着手することができるよう準備が進んでいる。
再興感染症としてのhepatitis Cについても、日本人を対象にした研究について過去20年間の死亡者数等のデータを分析することにより、大幅に減少傾向にあることを明らかにし、現在国際学術誌に投稿中である。
このように本年度の研究実績は、当初予定した研究計画に沿って滞りなく進行しており、先行して次年度の研究の準備も進めた。次年度以降も日本国内の高齢者医療と諸外国の高齢者医療の分析をもとに国際社会にも貢献するための研究成果を発信していく予定である。 -
大規模医療情報データベースを活用した抗がん剤誘発末梢神経障害に対する予防薬の探 索
2019年04月 - 2020年03月
中冨健康科学振興財団
座間味義人
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
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大規模医療情報を活用した抗がん剤誘発末梢神経障害に対する予防薬の開発
2019年04月 - 2020年03月
AMED橋渡し研究・新規開発シーズ(シーズA 九州大学拠点)
座間味義人
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
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医療ビッグデータと既存承認薬を活用した抗がん剤誘発副作用に対する予防薬の開発
2019年04月 - 2020年03月
大鵬薬品工業株式会社基礎研究協定 がん関連基礎研究
座間味義人
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
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大規模医療情報データベースを切り口とした臨床応用研究
2018年12月 - 2020年10月
臨床薬理研究振興財団 研究奨励金
座間味義人
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
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「仁生(じんせい)」若手研究者助成
2018年11月 - 2018年12月
座間味義人
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
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医療ビッグデータと新規モデル動物を応用した大動脈解離発症の病態解明と予防法開発
研究課題/領域番号:18K06686 2018年04月 - 2021年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
石澤 啓介, 今西 正樹, 石澤 有紀, 座間味 義人, 合田 光寛, 武智 研志, 中馬 真幸
配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )
当研究課題では、リアルワールドデータである大規模医療情報解析と、新規モデル動物を用いた基礎研究を融合させることで大動脈解離発症の病態解明と予防法開発を目指している。2018年度は、これまで検討を重ねていた薬物誘発性大動脈解離易発症モデルマウスの確立に成功した。内皮障害を惹起するL-NAME、血圧を上昇させる angiotensin II、弾性線維の脆弱化を惹起するBAPNの3剤を投与する本モデルマウスをLABモデルと名付け、病態解析から内皮細胞における細胞接着分子の発現低下が解離発症の機序の一つであることを見出した。また、大規模医療情報データベースの一つ、日本医薬品医療機器総合機構が提供するJADER (Japanese Adverse Drug Event Report database) を用い、薬物治療中に急性大動脈解離を発症した症例について、その被偽薬と予防効果が示唆される候補薬を解析・抽出した。解析により抽出された発症予防候補薬の一つとして脂質異常症治療薬であるスタチンに着目し、代表的なスタチン系薬剤であるピタバスタチンの薬効についてLABモデルマウスを用いて検証した。その結果、ピタバスタチンを前投与した群において解離発症が有意に抑制され、in vivo研究に加え培養細胞を用いたin vitro研究を行うことで、ピタバスタチンによる抗炎症効果、内皮細胞保護効果がその薬理作用である可能性を明らかにした。現在は、JADERやその他の大規模医療情報データベースに加え、遺伝子発現データベース等も利用し、解離発症予防効果が予測される候補薬剤を網羅的に抽出しているところであり、今後はよりドラッグリポジショニングに向けた臨床応用の実現可能性が高い候補薬剤についてLABモデルマウス、培養細胞等に及ぼす影響を検討する計画である。
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医療ビッグデータと新規モデル動物を応用した大動脈解離発症の病態解明と予防法開発
2018年04月 - 2021年03月
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤(C))
石澤 啓介
資金種別:競争的資金
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医療ビッグデータと既存承認薬を活用した心肺蘇生後脳症治療薬の開発
研究課題/領域番号:18K06785 2018年04月 - 2021年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
座間味 義人, 今西 正樹, 武智 研志, 中馬 真幸, 合田 光寛
配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )
心拍再開後に起こる心肺蘇生後脳症が原因で, 社会復帰率の低下および要介護による医療費の増大を引き起こしている。したがって, 蘇生後脳症による経済的損失は計り知れず, 治療薬の開発が喫緊の課題となっている。近年, 申請者らは医療ビッグデータ解析により, 臨床現場で使われている既存承認薬の新しい薬効を見出し, その薬を別の疾患の治療薬として開発するドラッグリポジショニング研究を実施している。そこで本研究では, 医療ビッグデータを基盤とする新規的な手法を活用して, 既存承認薬を蘇生後脳症治療薬として臨床応用することを目的としている。創薬ツールである”TargetMine”を用いて, 神経保護効果に関連する作用を有する候補薬剤を抽出したところ、300種類の薬剤が抽出された。それらの候補薬剤の中から、日本医療データセンターから取得した約3000人心肺停止症例において、50例以上に使用されており、 かつ注射薬である5種類の薬剤を選択した。この5剤と生存退院との関連性を評価した結果、 チオペンタールだけは生存退院に対する調整オッズ比が有意に高い値を示した。さらに、マウス海馬由来HT22神経細胞用いた検討において、チオペンタールは心肺停止病態を想定した低酸素条件下における神経細胞死を有意に抑制した。そこで現在は塩化カリウム投与による心肺停止モデル動物を作製して、チオペンタールによる脳神経保護作用の詳細な機序を検討しているところである。
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保険関連SDGsの達成に向けたビッグデータ・オープンデータの活用法の開発
2018年04月 - 2019年03月
岡山大学次世代研究育成グループ助成
小山 敏広、座間味 義人
資金種別:競争的資金
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医療ビッグデータと既存承認薬を活用した心肺蘇生後脳症治療薬の開発
2018年 - 2020年
文部科学省 科学研究費補助金(基盤(C))
座間味義人
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
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大規模医療情報を切り口とした心肺蘇生後脳症治療薬の開発研究
2018年 - 2019年
ノバルティス研究助成
座間味義人
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
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亜鉛生命医科学の研究拠点の構築
2017年 - 2019年
武田科学振興財団 特定研究助成
深田俊幸、座間味 義人
資金種別:競争的資金
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生活習慣病合併型心房細動における新規抗凝固療法の評価系の構築
研究課題/領域番号:16K18944 2016年04月 - 2019年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
小山 敏広, 座間味 義人
配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )
心房細動罹患者は血栓症のリスクに曝されており,抗凝固療法を必要としている.一方,心房細動患者は生活習慣病を患っていることが多く,これら併存疾患が及ぼす抗凝固作用への影響についてはほとんど不明である.本研究は医療ビッグデータの解析から生活習慣病を合併する心房細動患者における塞栓症および出血などのリスクに対して生活習慣病治療薬が及ぼす軽減効果を明らかにした.さらに,生活習慣病モデルを用いて酸化ストレスおよび血管線維化の抑制がメカニズムである可能性を明らかにした.これらの結果は,生活習慣病治療薬が酸化ストレスの軽減を通して出血や塞栓症のリスクを低下させる新たな可能性を示した.
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抗がん剤副作用の予防薬を開発したい!-医療ビッグデータを活用したドラッグリポジショニング-
2016年
Otsucleクラウドファンディング
座間味義人
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
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心肺停止病態に対する低酸素選択的ナノDDS製剤を用いた脳神経障害根治薬の開発
研究課題/領域番号:15K21178 2015年04月 - 2018年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
座間味 義人
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:3770000円 ( 直接経費:2900000円 、 間接経費:870000円 )
低酸素選択的ナノDDS製剤が低酸素条件下で神経保護作用を示すかを検討するために、マウス海馬由来HT22神経細胞を用いたin vitro系を確立した。HT22神経細胞を低酸素インキュベータ内で1%酸素条件下に6時間暴露させると細胞生存率が43%になった。また、抗けいれん薬であるチオペンタールおよび狭心症治療薬であるニコランジルが、低酸素条件下での神経細胞死を濃度依存的に抑制した。本研究で神経保護作用を見出した2種類の薬剤は低酸素選択的ナノDDS製剤を作製するのに有用であると考えられる。今後はナノDDS製剤化した薬剤を心肺停止モデルラットに投与し効果を検証し、新規脳神経障害改善薬の開発を目指す。
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高血圧モデルにおける血管拡張性神経の伸長を介した降圧効果に関する研究
研究課題/領域番号:23700833 2011年 - 2012年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
座間味 義人
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )
研究課題は、高血圧の根治を目指す新規的な作用機序を有する高血圧治療薬を創製することを目的としたものである。In vivo 評価系において、高血圧自然発症ラットに神経成長因子を4週間皮下投与し、腸管抵抗血管の血管拡張性神経の分布密度を免疫組織化学的手法により測定したが、対照動物と比較して有意な差は認められなかった。
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2つの抗菌機構を介し耐性菌出現を予防する抗VREおよび抗VISA薬の開発
2011年 - 2012年
JST 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ
座間味義人
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
リード化合物であり、3位にアシルグルクトシル基を有するケルセチン誘導体より容易、且つ収率良く合成可能な化合物として、フラボノールの5位に糖部位を有する8種類のケルセチンラムノシド及びケルセチンアシルラムノシドを分子デザインし、ケルセチンから5工程、トータル収率約1%で目的の化合物ケルセチンアシルラムノシドの合成に成功した(リード化合物はケルセチンから9工程、トータル収率約0.5%)。これらの化合物は全て新規化合物である。得られた化合物のほとんどがメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA 株,S. aureus OM481,OM584)に対して有効な抗菌活性を示したが、リード化合物であるアシルグルクトシルケルセチン誘導体程の活性は認められなかった。
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薬剤耐性菌に対して強い抗菌活性を示す新規フラバノン誘導体の開発
2011年
JST 知財活用促進ハイウェイ「大学特許価値向上支援
座間味義人
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
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杜仲葉エキスおよびその代謝物のインスリン抵抗性改善効果と機序解明研究
2009年 - 2010年
日本杜仲研究会 研究助成
座間味義人
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
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インスリン抵抗性および高血圧改善作用をもつ天然化合物由来化合物の創製
2009年
岡山大学若手研究者スタートアップ研究支援事業
座間味義人
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金