2024/11/18 更新

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カジイ カズアキ
梶井 一暁
KAJII Kazuaki
所属
教育学域 教授
職名
教授
外部リンク

学位

  • 博士(教育学)

研究キーワード

  • 教育史

  • 教員養成論

  • 人間形成文化史

  • History of Education

研究分野

  • 人文・社会 / 教育学  / 教育史

学歴

  • 広島大学   Graduate School of Education  

    - 2001年

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    国名: 日本国

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経歴

  • 岡山大学   大学院教育学研究科

    2014年4月 - 現在

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  • 鳴門教育大学

    2002年4月 - 2014年3月

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所属学協会

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委員歴

  • 日本仏教教育学会   理事  

    2024年4月 - 現在   

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    団体区分:学協会

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  • 日本教育学会   奨励賞委員会  

    2020年4月 - 2022年3月   

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    団体区分:学協会

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  • 中国教育学会(中国)   教育史分会編集委員  

    2019年10月 - 現在   

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    団体区分:学協会

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  • 浅口市教育委員会   学校運営協議会委員  

    2019年10月 - 現在   

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    団体区分:自治体

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論文

  • 赴日モンゴル人留学生史研究序説

    梶井一暁, 包雪峰

    岡山大学大学院教育学研究科研究集録   184   1 - 8   2023年11月

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    担当区分:筆頭著者  

    DOI: 10.18926/bgeou/66127

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  • 教員におけるデス・エデュケーションの認識と課題 招待

    梶井一暁

    日本仏教教育学研究   31   23 - 44   2023年3月

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 近代日本の小学校における教室の定着:一斉教授の場の形成

    梶井一暁

    岡山大学大学院教育学研究科研究集録   182   97 - 108   2023年2月

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    掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    DOI: 10.18926/bgeou/64986

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  • モンゴル伝統医学とその現代的意義

    梶井一暁, 包雪峰, 朝木力格, 松尾俊彦, 白烏日罕

    岡山大学大学院教育学研究科研究集録   180   1 - 8   2022年8月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:岡山大学大学院教育学研究科  

    In recent years, many countries including Japan have been advancing into super-aging society. This trend raises people̓s interest in health and longevity. In order to promote healthy longevity, it is recognized as useful measures to pay attention to “traditional medicine and complementary/alternative medicine” that cover not only illness treatment but also illness prevention, mental care, health maintenance, and human natural healing power.<br>
    In this paper, we summarize the history and development of the theory of Mongolian traditional medicine in the Inner Mongolia to examine how it plays a role in clinical practice regarding health and longevity, and how it contributes to integrative medicine. In this context, patient-centered integrative medicine does not mean simple fusion of Mongolian traditional medicine with modern medicine. The characteristics of Mongolian traditional medicine would be combined with the characteristics of modern medicine, and altogether, the definition of each other̓s contribution may lead to the development of integrative medicine.

    DOI: 10.18926/bgeou/63917

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  • 教職員の学びの在り方から見た教職員研修の高度化・体系化・組織化

    梶井一暁, 熊谷愼之輔, 小林万里子, 高瀬淳, 松枝睦美, 三村由香里

    岡山大学教師教育開発センター紀要   12   271 - 285   2022年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:岡山大学教師教育開発センター  

    本論文では,これからの教師の学びの在り方を明らかにしたうえで,教師の学びを保障する場やその特質について考察する。具体的には,まず,近年の教員政策のなかで求められる教師像をもとに,教師の学びがどのように意味づけられるかを明らかにする。そのうえで,既存の教師の学びの場である教育委員会等が企画運営する研修,教職大学院,各学校で行われる校内研修等との比較により,(独)教職員支援機構岡山大学センターが構想する研修プログラムの特色を描出し,教職員の学びが深化するためのしくみを構築することの必要性と重要性を指摘したい。と同時に,教職員の学びの成果を可視化していくためには,研修プログラムに対するアウトカム重視の評価の開発が求められる。この点については今後の課題とする。
    This paper discusses the issues related to school teachers and staff development towards the future, including matters that how they gradually secure their learning opportunities in each stage of their careers and experiences and how university centers systematically ensure them professional development training programs. NITS Okayama Center has started to provide several training programs, in novelty and requirement distinguished from others: programs by local public bodies, local schools and teaching profession graduate schools. Through an inspection of our pilot programs, we basically point out that, first, the necessity to construct a system of making school teachers and staff’s learning process and outcome visible, and second, the importance to improve an evaluation method for training programs and to design that as an outcome model.

    DOI: 10.18926/cted/63313

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  • 近世阿波国の修学僧に関する基礎的考察:西本願寺学林の事例から

    梶井一暁

    岡山大学大学院教育学研究科研究集録   179   15 - 25   2022年2月

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    掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    DOI: 10.18926/bgeou/63235

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  • 教員養成に関する比較発達史研究の試み(3)ドイツ教育書を読む明治期日本の小学校教師

    梶井一暁, 尾上雅信, 髙瀬淳, 小林万里子, 平田仁胤

    岡山大学大学院教育学研究科研究集録   176 ( 176 )   23 - 36   2021年2月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:岡山大学大学院教育学研究科  

    近代日本の国民教育とそれを支える教師の養成教育は,日本に独自的であり,同時に世界的動向の影響のなかに展開されるものであった。日本の教育は,西洋の教育をどう摂取したのか。とりわけドイツの教育の影響について,その一断面を,明治期の地方の一小学校教師が所持したドイツ教育書の内容と,その読書の跡の分析を通じて明らかにする。この事例の検討から,国民教育の実践者としての教師が,ヘルバルト主義教育に接し,その日本的受容を果たしていたことを示す。

    DOI: 10.18926/bgeou/61464

    CiNii Article

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    その他リンク: http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/61464

  • 教員養成に関する比較発達史研究の試み(1)フランスの事例を中心に

    尾上雅信, 髙瀬淳, 梶井一暁, 小林万里子, 平田仁胤

    岡山大学大学院教育学研究科研究集録   176   1 - 7   2021年2月

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    掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • 教員養成に関する比較発達史研究の試み(2)帝政ロシアにおける初等学校教員の目的養成

    髙瀬淳, 尾上雅信, 梶井一暁, 小林万里子, 平田 仁胤

    岡山大学大学院教育学研究科研究集録   176 ( 176 )   9 - 22   2021年2月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:岡山大学大学院教育学研究科  

    本論は,教員養成(師範教育)におけるジャーマン・インパクトという視角に留意しながら,各国が19-20世紀の国際関係のなかでどのように教員を養成したのかに関する比較発達史的に分析しようとする研究の一部をなす。帝政ロシアでは,クリミア戦争の敗北と国家財政の破綻を背景として,1850年代後半より,国家・社会の近代化に向けた取組が本格化した。そうした中,農奴解放に伴う初等学校網の拡大に対応するため,初等学校教員を養成する事業が政府主導で進められた。具体的には,主にプロイセンをモデルとして,教員セミナリア(1870年)と師範学校(1872年)が設立され,帝政ロシアの初等学校教員の養成に中心的な役割を担った。ただし,当時の初等学校教員の養成において,ヘルバルトの教育思想又はヘルバルト主義教育が,何らかの特別な位置づけがなされていたわけでなかった。

    DOI: 10.18926/bgeou/61463

    CiNii Article

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    その他リンク: http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/61463

  • 教員養成制度の国際比較研究

    尾上雅信, 梶井一暁, 河野将之, 秋永沙穂, 瀨良美璃亜, 王運佳

    岡山大学大学院教育学研究科研究集録   171   2019年

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  • 外国人による近代日本見聞の特色 : イギリス人旅行写真家 ベンジャミン・ストーンの場合

    梶井一暁

    岡山大学大学院教育学研究科研究集録   168   2018年7月

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    担当区分:筆頭著者  

    DOI: 10.18926/bgeou/56148

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  • 近世浄土真宗修学僧に関する一考察:農民子弟の学寮修学と寺院住持 査読

    梶井 一暁

    史学研究   301   2018年

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  • 生存の学としての教育学の可能性 査読

    梶井 一暁

    日本仏教教育学研究   25   2017年

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 文字学習の場としての近世寺院に関する一考察

    梶井一暁

    岡山大学大学院教育学研究科研究集録   166   2017年

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    DOI: 10.18926/bgeou/55473

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  • 日本におけるデューイ研究史の特色と課題 :どうデューイを批判的に摂取するか?

    梶井一暁

    岡山大学大学院教育学研究科研究集録   162   15 - 26   2016年7月

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    掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    DOI: 10.18926/bgeou/54481

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  • 近世・近代移行期における国民教育の確立と教育観の変化:人的資本形成の前提としての近代学校

    梶井 一暁

    岡山大学大学院教育学研究科研究集録   163 ( 163 )   9 - 19   2016年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:岡山大学大学院教育学研究科  

    本小稿は,19 世紀末から20 世紀初頭の日本における前近代的な手習塾(寺子屋)から近代的な国民教育への移行過程を考察するとともに,その教育の近代化がもたらす教育観の変化について論じるものである。近代において国民教育を行う機関であった学校は,教師が生徒に一斉教授を行う場であった。前近代の手習塾は,教師が生徒に個別教授を行う場であったことを考えると,大きな転換である。近代学校で教壇に立つ教師は,一斉教授を行う方法を心得る存在ゆえ,時代における新しい教師であった。 近代学校で一般化した一斉教授法は,教師による集団としての生徒の同時,同一の行為を強く求める方法であった。換言すれば,生徒の身体の制御と統制を必然とする方法であった。そして,この近代学校を通じて形成される制御と統制に馴染んだ生徒の身体は,人的資本の観点からすれば,労働市場の近代化と技能の標準化にとって有利な条件であった。

    DOI: 10.18926/bgeou/54692

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    その他リンク: http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/54692

  • 近世僧侶の庶民教育へのかかわり:伊予国の手習塾を中心に 査読

    梶井一暁

    宗教研究   85-2(369) ( 2 )   401 - 428   2011年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本宗教学会  

    近世社会において庶民教育を支えた代表的機関として知られる「寺子屋」は、近年「手習塾」と呼称されることが多い。この呼称転換は、寺子屋は寺院教育との関連をイメージしやすいが、むしろ寺子屋は寺院教育から自立した庶民の学習活動のうえに成立した文字学習の場であるという性格の把握をふまえた動向である。本稿ではこの理解のうえ、伊予国を事例に手習塾と僧侶の関係について批判的に再検討した。その結果、伊予国で手習塾の師匠をつとめるのは、身分別では僧侶がもっとも多いこと、僧侶のなかでも寺僧、庵主、修験者、女性などの多様な者がそれをつとめたこと、寺院の二〜三ヵ寺のうち一ヵ寺は手習塾を開くことがあったことなどが明らかとなり、近世僧侶の手習塾への積極的関与状況が認められた。これをふまえ、寺子屋から手習塾への呼称転換は、近世僧侶が庶民教育に果たす役割の過小評価を導くものであってはならないことを主張した。

    DOI: 10.20716/rsjars.85.2_401

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書籍等出版物

  • 小学校・特別支援学校の先生の魅力向上をめざすシンワークブック

    田中卓也他編( 担当: 共著 ,  範囲: 小学校の創設と変遷について知ろう!、pp.36-41、どうなる?働き方改革の現状とこれから、pp.244-247)

    大学図書出版  2024年7月 

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  • 新初等教育原理(改訂版)

    佐々木正治編( 担当: 共著 ,  範囲: 日本の初等教育史、pp.49-68)

    福村出版  2024年2月  ( ISBN:9784571102059

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    総ページ数:223p   記述言語:日本語

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  • 教育科学を考える

    小川, 容子, 松多, 信尚, 清田, 哲男( 担当: 共著 ,  範囲: 日本における教育科学の成立)

    岡山大学出版会  2023年3月  ( ISBN:9784904228777

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    総ページ数:369p   記述言語:日本語

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  • 資料とアクティブラーニングで学ぶ初等・幼児教育の原理

    田中卓也他( 担当: 共著 ,  範囲: 日本の教育の歴史(古代・中世)、pp.63-75)

    萌文書林  2022年6月  ( ISBN:9784893473882

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    総ページ数:viii, 183p   記述言語:日本語

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  • 子どもが問いを生み出す時間 : 総合的な学習の時間の指導を考える

    桑原敏典, 清田哲男編( 担当: 共著 ,  範囲: 歴史的視点から地域の「よさ」を探求する、pp.140-155)

    日本文教出版  2022年4月  ( ISBN:9784536601306

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    総ページ数:191 p   記述言語:日本語

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  • 教育史(新・教職課程演習第2巻)

    梶井一暁( 担当: 共著)

    協同出版  2022年1月 

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  • 学びを深める教育制度論

    梶井一暁( 担当: 共著 ,  範囲: 人間の発達と教育制度)

    大学図書出版  2020年 

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  • 基礎からわかる教育課程論

    梶井一暁( 担当: 共著 ,  範囲: 高等学校教育課程の編成について考える)

    大学図書出版  2019年 

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  • 日本の教育史を学ぶ

    梶井 一暁( 担当: 共著 ,  範囲: 古代・中世の教育)

    東信堂  2019年 

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  • 西洋教育史

    梶井 一暁( 担当: 共著 ,  範囲: 欧米諸国と日本)

    ミネルヴァ書房  2018年 

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  • 仏教的世界の教育論理

    梶井 一暁( 担当: 共著 ,  範囲: 近代教育者の仏教観と教育実践)

    法蔵館  2016年 

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  • 映画のなかの学びのヒント

    梶井一暁( 担当: 単著)

    岐阜新聞社,岐阜新聞情報センター  2014年7月  ( ISBN:9784877972028

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    総ページ数:175p   記述言語:日本語

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  • 進歩主義教育の終焉 : イングランドの教師はいかに授業づくりの自由を失ったか

    山崎洋子, 添田晴雄, 梶井一暁, 土井貴子( 担当: 共訳)

    知泉書館  2013年6月  ( ISBN:9784862851574

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    総ページ数:xvi, 333p   記述言語:日本語

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  • 知の伝達メディアの歴史研究(共著)

    思文閣出版  2010年 

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  • 日中比較教育史(共著)

    春風社  2002年 

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MISC

  • 大学と学校の連携による四国遍路歩き実践に関する研究

    梶井一暁

    鳴門教育大学研究紀要   26   20 - 34   2011年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:鳴門教育大学  

    The aim of this study is to try a cooperative study and practice on the Shikoku Pilgrimage (Henro) on the basis of connection of Naruto University of Education with high schools and junior high schools in the Shikoku region and to examine meanings of experiences of the pilgrimage in students at the university and secondary schools. Programs on the pilgrimage were conducted four times in 2008-2009 and about sixty students tried the pilgrimage in a group and walked over thirty kilometers including hilly parts for a couple of days. It is pointed out the following matters through this study. First, experiences of the pilgrimage in a group may have effects on awareness of self?affirmation and empathy in students. After the pilgrimage, the practices, which each participant tried to express their feelings and impressions on their own experiences of pilgrimages by means of Kanji and Kana characters written with a brush and sumi ink, were attempted. Characters written by them were, for example, those of meaning 'friend', 'encounter', 'face', 'heart', 'love', 'kindness', 'warmth', 'harmony', 'challenge', development', 'advance', 'effort', 'dream'. The result of the practices may show that sentiments in participants were cultivated partly. Second, it is a matter for teacher education for university students. The pilgrimage as the practice provided a good opportunity for university students becoming teachers to lead secondary school students and broaden their understanding about students. It became a chance for university students to develop their teaching skills and abilities in the field. Third, I note a meaning of the practice from a point of view of career ducation for secondary school students. With contacts among participants consisting of students in several ducation stages, high school students had chances to get practical information on university life from active niversity students directly and junior high school students got information on high school life from high school students. Through the collaborative practice with the university and secondary schools, students had more incentives for the advanced learning.

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    その他リンク: http://www.naruto-u.ac.jp/repository/metadata/345

  • イングランドにおける学校建築の歴史と意義

    ロイ・ロウ著, 梶井一暁訳

    比較教育風俗   11   2010年

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  • 近代日本農村における女子中等教育機関の存立基盤 査読

    梶井一暁

    史学研究   255 ( 255 )   73 - 93   2007年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:広島史学研究会  

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  • 近世僧侶の農民子弟の学習活動へのかかわり:安芸国広島藩領賀茂郡黒瀬組の 事例

    梶井一暁

    鳴門教育大学研究紀要   22   2007年

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  • 近世後期農民子弟による浄土宗関東檀林修学の特色 査読

    梶井一暁

    日本宗教文化史研究   4 ( 2 )   83 - 108   2000年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本宗教文化史学会  

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  • 浄土宗関東檀林の修学僧に関する考察―近世農民の社会移動を視点として― 査読

    梶井一暁

    日本の教育史学   42   4 - 22   1999年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:教育史学会  

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  • 東本願寺学寮における学階構造の形成 査読

    梶井一暁

    日本仏教教育学研究   7   73 - 94   1999年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:大正大学  

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講演・口頭発表等

  • 夜間中学の今、そして未来 招待

    梶井一暁

    夜間中学シンポジウム(岡山東ロータリークラブ)  2024年11月4日 

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    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 近世の僧侶の学び 招待

    梶井一暁

    日田市公開講座  2024年10月17日 

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    会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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共同研究・競争的資金等の研究

  • 近代転換期日本における教育者の宗教観と宗教者の教育観の形成:その関係的状況の分析

    研究課題/領域番号:21K02219  2021年04月 - 2025年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

    梶井 一暁

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    配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )

    近代日本における教育と宗教の関係の発達史を究明する歴史的前提として、近世の状況を検討した。教育史に仏教史・文化史の関心を重ね、近世仏教諸教団が設置した僧侶教育・仏教研究機関を対象に取り上げ、その学習者たる修学僧に関する基礎的考察を進めた。
    具体的には西本願寺が17世紀に設置した学林(京都)を扱い、学林の学籍簿にあたる史料『大衆階次』(龍谷大学所蔵)を調査した。『大衆階次』に記載される約16500人の修学僧(所化)のうち、85人をリスト化した。この85人は阿波国出身者であるが、京都の学林に修学しつつ、あるいは修学後、地元で寺子屋(手習塾)や漢学塾を開く者があった。この西本願寺学林の修学僧の状況にみられるように、近世社会において、僧侶はもちろん宗教者であるが、同時に教師であり、漢文を解する知識人でもあった。そして、その修学僧が開く寺子屋や漢学塾の数例は、明治初期まで存続し、近世・近代移行期を通じて地域の教育を支える存在であった。
    明治初期の新学制において、寺院は学校教場として使われた。僧侶は教師(訓導)ともなった。近世と近代の教育状況の位相は、単なる断絶と刷新の視点では把握できないはずである。教育と宗教が混交して成立する地域の〈知〉をめぐる状況について、引き続き、検討を進める。近世と近代をつなぐ僧侶(宗教者)は、どのような教育的営為をなしたのか。士庶出身の教師と何が違ったのか。今年度の調査では、これらの実態はまだ捉え切ることができておらず、史料の調査と分析を継続する必要があると考えている。

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  • 教員養成に関する国際交流研究:ジャーマン・インパクトを中心に

    研究課題/領域番号:21K02198  2021年04月 - 2025年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

    尾上 雅信, 高瀬 淳, 平田 仁胤, 梶井 一暁, 小林 万里子

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    配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )

    本研究の目的は、フランス、イギリス、オーストリア(ハンガリー帝国)、ロシア、そして日本を具体的な研究対象としてとりあげ、各国相互に如何なる影響関係のなかで教員養成の改革を展開してきたか、その具体的な実態を明らかにすることにより、特定モデルの受容パターンを解明し類型化をめざすところにある。本年度は4か年計画の初年度であり、基礎的な作業段階の第1年度である。対象各国における、個別の教員養成発達史の実態解明のため基本的な資料収集を行うとともに、その実態の特質解明に向けての取り組みを、基本的な研究課題とした。具体的には、①教員養成の理念(目的)と思想(ペスタロッチ主義とヘルバルト主義を対象)、②教員養成の制度的な内容(養成機関・教育課程・免許と任用など)、③その時点における改革の動向・経過、課題、などを精査することであった。資料収集については、残念ながらコロナ感染による海外渡航制限、また国内移動の制限もあり、所期の目的を達成することはできなかったが、オンライン購入や国内での刊行文献購入を行なうことはできた。また、共同研究としての取り組みも、簡単な意見・情報交換は定期的に行なうことができたうえに、第1回の研究会(2021年9月13日(月):岡山大学)を実施することができた。研究発表は、「フランスの場合 ─ 七月王政(1830年代)における初等師範学校制度(男子)成立へのドイツ(プロイセン)の影響」(尾上)、「イエナ大学の教育学ゼミナール:ブルツォスカの思想と実践」(小林)、「明治期日本への西洋教育の影響に関する一考察 ─ 一斉教授の伝播と実際」(梶井)、「イギリスにおけるジャーマン・インパクト」(平田)であった。これらのことから、初年度としては当初の目標をおおむね達成することができたと考える。

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  • 文献学的地方語史研究のための地方寺院所蔵文献を主対象とする調査研究

    研究課題/領域番号:17K02778  2017年04月 - 2022年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

    原 卓志, 梶井 一暁, 町田 哲, 刀田 絵美子

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    配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )

    地方語史研究推進を主としつつ、あわせて地方史・地方教育史に資する文献資料を見出し、当該文献の資料的な価値を分析・考察するために、以下のような調査研究を行った。
    徳島県においては、板野郡の無尽山荘厳院地蔵寺所蔵文献について悉皆調査を継続し、調査を終えた文献について、『無尽山荘厳院地蔵寺所蔵文献目録』〔第6冊〕(全560頁・私家版)を作成・刊行した。また、徳島県小松島市の国伝山宝珠院地蔵寺について、新たに発見された典籍・古文書について調査を行い、その結果を『国伝山宝珠院地蔵寺所蔵文献目録』〔追補〕(全182頁・私家版)にまとめ刊行した。これらは、鳴門教育大学附属図書館を通し、機関リポジトリとしてウェブ上に公開した(https://naruto.repo.nii.ac.jp/)。
    徳島県立図書館所蔵の『三宅松庵日記』については、安永8年(1779)の第一次解読を進め、解読中に見出した口頭語的な言語事象についての分析を継続して行っている。
    さらに、これまでに見出した文献を基にした教育史(学習史)的な観点からの分析も継続しており、「国伝山地蔵寺住侶の修学と典籍」(『寺院文献資料学の新展開第5巻「中四国諸寺院Ⅰ」』〈2020年3月、臨川書店〉所収)として発表したほか、僧侶の学習や教育活動に関する研究と史料調査を進め、僧侶の活動を、寺院間ネットワークの観点から把握するとともに、その活動を私塾学習者なども含めた地域学習史に位置付けることに取り組み、武士の文字学習における寺院の役割、庶民の教育・教化に果たす僧侶(とりわけ旅する知識人としての旅僧)の意義などについて考察し、「古代・中世の教育」(『日本の教育史を学ぶ』〈2019年5月、東信堂〉所収)として発表した。

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  • 近世・近代移行期における教育と宗教の関係―仏教者による教育活動の実態の検証から

    研究課題/領域番号:17K04554  2017年04月 - 2021年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

    梶井 一暁

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    配分額:3380000円 ( 直接経費:2600000円 、 間接経費:780000円 )

    宗教文化の形成や変化をめぐる中央本山と地方末寺の関係性について、学習者や知識人としての僧侶が切り結ぶネットワークや文化的環境の位相という関心から、歴史的考察を進めている。本年度は、東海地域と瀬戸内地域を事例に、江戸末期から明治初期にかけての僧侶の学問と教育の経験を検討した。そのための史料について、文書館所蔵のものの調査だけでなく、地方寺院所蔵のものも掘り起こし、宗教文化をめぐる中央と地方の関係性の叙述を、一次史料にもとづいて行うことに努めた。史料は文書が中心であるが、石碑や墓碑などの史蹟も一部調査した。
    近世・近代の移行期は一種の社会経済的また価値文化的変動期であり、教育と宗教は未分化であるところに特色がある。僧侶が学校教師であったり、高等学校生が信仰を求めて学外にアイデンティティのありかを探ったり、教育と宗教は人間形成作用全体のうちに、ともにある。西洋と東洋という補助線をそこに引き入れても、教育と宗教の関係は相互的であるし、即応的である。
    調査研究の成果の一部は、前近代の教育通史の記述のなかに、学習者ないしは知識人としての僧侶のありかたを位置づけ、若干の説明を行った。しかし、専門論文として成果を公表するにはいたっていない。
    史料調査について、十分な機会と時間を確保することができなかったため、論述のための一次史料を、当初の予定どおりには収集できなかった。
    引き続き、一次史料の掘り起こしを進め、実証性の高い論文の提出に努めたいと思う。

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  • 教員養成の思想と制度に関する比較発達史:20世紀の国際関係を視野に入れて

    研究課題/領域番号:16H03764  2016年04月 - 2021年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

    尾上 雅信, 高瀬 淳, 熊谷 愼之輔, 尾島 卓, 平田 仁胤, 梶井 一暁, 山口 健二

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    配分額:15990000円 ( 直接経費:12300000円 、 間接経費:3690000円 )

    本研究の目的は、フランス、イギリス、ドイツ、ロシア、アメリカ、中国そして日本の各国が20世紀の国際関係のなかでどのような教員をもとめ、どのように養成し、国民教育の現場たる学校(主として初等学校)に教員を送り出していたのか、比較発達史的分析を試みることにある。
    第4年度にあたる2019年度は、これまでに引き続き、研究計画全体の基礎的な部分となる研究作業、すなわち、①比較分析の対象であるフランス・イギリス・ドイツ・ロシア・アメリカ・中国・日本、各国における教員養成発達史の個別的側面の把握に努めるとともに、②それぞれの成果の一部を大学紀要等に発表し、さらに共同研究としての成果の一部を関連学会で口頭発表することを目指した。具体的には、①については各国担当者(主分析者)それぞれ個別的に国内外の文献調査と資料(図書などの刊行資料及び複写資料)の調査と収集を行った。担当者それぞれが先行研究及び基本的な研究資料を調査して図書を中心に購入することに努めた。また②については、おもに尾上、梶井、山口が各々指導する大学院生との共同執筆で学部紀要に論文を掲載した。さらにこの際の分析結果をもとに、岡山大学(教育学部)で開催された国際会議でポスター発表を行なうことができた。また、フランス担当の尾上、ロシア担当の高瀬、日本担当の梶井の3名が、19~20世紀のドイツ(プロイセン)から各国にどのような影響(インパクト)が与えられたか、ジャーマン・インパクトの視点から共同討議を行い、教育史学会第63回大会(静岡大学)において仮説的な口頭発表(コロキウム)を行なうことができた。以上から、第4年度もまた当初の目標をおおむね達成することができたといえる。

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  • 労働市場の近代化と人的資本形成に関する比較史的研究

    研究課題/領域番号:15H03371  2015年04月 - 2018年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    齊藤 健太郎, 谷本 雅之, 山本 千映, 梶井 一暁, 三時 眞貴子

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    配分額:13650000円 ( 直接経費:10500000円 、 間接経費:3150000円 )

    本研究は、19-20世紀初頭のイギリスと日本において、人的資本や労働供給の変化を通じて、近代化に対応する標準的な労働力が形成されつつあったことを明らかにした。イギリスに関しては、19世紀前半に識字能力の低下がみられた一方で読む能力が上昇する可能性があったこと、19世紀後半には学校教育によって技能職への基礎的知識が普及したことが示された。技能にグレードを導入し職場内外の評価に対応する労働組合もあった。日本に関しては、労働供給の年給化や近接化などの労働市場の変化、国民教育を通じた児童の労働力としての訓練、さらに徒弟教育の近代化が試みられたことなどを示した。これらは計4回の国際学会等で報告された。

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  • 地域の教育・文化拠点としての近世寺院:宗教施設をめぐる人間形成文化史研究の試み

    研究課題/領域番号:25381031  2013年04月 - 2016年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    梶井 一暁

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    配分額:3510000円 ( 直接経費:2700000円 、 間接経費:810000円 )

    寺院は第一に宗教施設であり、信仰と祈念の場である。同時に仏書や漢籍を討究する学問寺であり、庶民に手習指南や読書指導を行ったり、蔵書を形成して書籍を貸し出したりする場でもあった。近代学校教育制度が現出する以前、近世社会において寺院は学問所であり、学校であり、図書館であった。いわば地域学習センター的役割を担っていた。近世社会に形成される知的環境の実態と特質を解明するため、地域の教育・文化拠点としての寺院への視角は欠かせない。
    本研究を教育史と仏教史を結ぶ位置に据え、とくに近世寺院による庶民の文字学習への関与、私塾の学習ネットワークのなかの僧侶という側面を考察した。

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  • 国語史資料・学習史資料開発のための近世地方寺院伝存文献の調査研究

    研究課題/領域番号:22520471  2010年04月 - 2015年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    原 卓志, 梶井 一暁, 平川 恵実子

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    配分額:3770000円 ( 直接経費:2900000円 、 間接経費:870000円 )

    地方語史研究、および近世僧侶の学習実態の解明のために有益な資料を開発することを目的とし、徳島県真言宗寺院所蔵の文献について悉皆調査を行い、所蔵文献目録・索引を作成した。それに基づいて、以下の研究を行った。
    ①聞書きなどに地方語史資料として有益な文献が存在することを確認した。発見した文献については、その言語事象を考察し、全文を翻刻し公開した。②僧侶個人の蔵書目録、書写・所持本などを用いて、僧侶個人の学習史の描出を試みた。また、教育機関としての寺院の自立と発展についての研究も可能であることを明らかにした。

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  • 深層構造としての教育文化解明のための比較教育文化(「モノ」「コト」)史研究

    研究課題/領域番号:20330175  2008年 - 2010年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    添田 晴雄, 田中 圭治郎, 矢野 裕俊, 川口 仁志, 岡本 洋之, 柴田 政子, 出羽 孝行, 梶井 一暁, 伊井 義人

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    配分額:12740000円 ( 直接経費:9800000円 、 間接経費:2940000円 )

    深層構造としての教育文化の概念を仮説的に整理してそれを提唱するとともに、学校建築、教室、学校給食、学校掃除、制服、子ども服、学校行事、博物館、教員教育・学習メディアとしての音声言語・文字言語、黒板などの教具、学習具等のモノ・コトに着目して、いくつかの外国と日本における教育事象の比較考察を行い、それぞれの国における深層構造としての教育文化を明らかにしようとした。

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  • 近世人間形成に果たす宗教メディアの意義-地域文化センターとしての寺院に着目して-

    研究課題/領域番号:18730502  2006年 - 2008年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

    梶井 一暁

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    配分額:3410000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:210000円 )

    近世寺院や僧侶に関する教育史的研究を試みるため、地域文化センターとしての寺院の性格に着目し、村の知識人や教師として僧侶をとらえる視座から考察を進めた。
    町や村に住し、人びとが関係を切り結ぶ末寺僧侶が、その多くはかつて京都や江戸の仏教学の中心的教育研究機関で学んだ経験をもつ者であったことを明らかにした。
    末寺僧侶が都市修学経験者という外部とつながる文化的外部性を備えることが、村や町における僧侶の知識人や教師としての文化性や権威性の背景を形成した。町や村をこえてネットワークを形成する庶民も成長しつつあったが、僧侶は都市の学問や文化とより深部において接しうる存在であり、その経験を通じて彼らが外部から町や村に運びいれる文化や学問の性質は、庶民のそれとは一定程度異なったことを明らかにした。

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  • 近世日本における教育による身分移動に関する実証的研究

    研究課題/領域番号:15730358  2003年 - 2005年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

    梶井 一暁

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    配分額:3400000円 ( 直接経費:3400000円 )

    近世日本は強固な身分制社会であったといわれる。しかし,教育による身分移動がまったく不可能だったわけではない。そのもっとも顕著な例は,僧侶教育機関を通じてみられる。近世の僧侶社会は世襲を原理とせず,したがって農家や商家の子弟が僧侶教育機関に学ぶことによって僧侶となった。仏教諸教団が江戸や京都に設置する檀林や学林と呼ばれる僧侶教育機関には,出自をさまざまとする子弟が全国から参集した。庶民子弟にとって,僧侶となることは,自身の能力や努力によって所与身分を抜け出る進路のひとつであった。僧侶としての成功は,社会的威信や学問的評価を得るにとどまらず,少なくないケースで経済的成功をともなった。身分移動の媒介項としての僧侶教育機関への着眼は,本研究の独創的な点である。
    本研究では,1.諸教団の僧侶教育機関が開く身分移動のルートを制度史的に整理するとともに,2,そのルートを利用し,実際に僧侶としての身分移動を果たした農民子弟の事例研究を試みた。とくに2における農家出身の修学僧の具体例の提示は,日本教育史研究上,独自の成果である。尾張農村や安芸農村に生まれた農家の次三男が,江戸や京都の僧侶教育機関での約20年にわたる修学を経て,社会的経済的に自立した寺院住職を得るまでの過程を追った。都市での相当程度の修学費用を負担することを教育投資として積極的に考える農家があったこと,村から僧侶として成功する者があらわれると,それを前例に,続こうとする者があらわれること,比較的厚い信仰心が認められる初期の者に比べ,続く者は僧侶となることをひとつの職業選択として考えている側面があり,流動性を増す近世後期の農村の労働移動の問題を考慮にいれた考察が重要であることなどを指摘した。また,2で調査した修学僧書簡(手書き資料)は,これまであまり知られておらず,資料的価値も高い。
    研究成果の一部は,教育史学会(2005年10月,東北大学)で「近世浄土真宗修学僧に関する一考察-農民子弟の修学事情-」,日英比較史研究会(2005年11月,関西大学)で「教育史研究資料とその周辺」として発表した。

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  • Teacher Education and Training

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    資金種別:競争的資金

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  • History of Education

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    資金種別:競争的資金

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  • 教育史,仏教教育史,地域教育史,教員養成

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    資金種別:競争的資金

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担当授業科目

  • 学びをつなぐ教育学 (2024年度) 第4学期  - その他

  • 学校と教育の歴史A (2024年度) 第2学期  - 金3~4

  • 教職入門A (2024年度) 第1学期  - 金1~2

  • 教職入門A (2024年度) 第1学期  - 金1~2

  • 教職入門B (2024年度) 第1学期  - 金1~2

  • 教職実践入門セミナー (2024年度) 1・2学期  - 火1~2

  • 教職実践演習(小学校) (2024年度) 1~4学期  - 水7~8

  • 教職論A (2024年度) 第2学期  - 金1~2

  • 教職論A (2024年度) 1・2学期  - 金1~2

  • 教職論A (2024年度) 1・2学期  - 金1~2

  • 教職論B (2024年度) 第2学期  - 金1~2

  • 教育学概説A (2024年度) 第1学期  - 金3~4

  • 教育学概説A (2024年度) 1・2学期  - 金3~4

  • 教育学研究 (2024年度) 1・2学期  - [第1学期]月7~8, [第2学期]その他

  • 教育学研究 (2024年度) 3・4学期  - [第3学期]月7~8, [第4学期]その他

  • 教育学研究特論A (2024年度) 1~4学期  - その他

  • 教育学研究特論B (2024年度) 1~4学期  - その他

  • 教育実習Ⅰ(小学校) (2024年度) 1~4学期  - その他

  • 教育実習基礎演習(小学校) (2024年度) 1~4学期  - 月7~8

  • 教育実習基礎論(小学校) (2024年度) 第4学期  - 火5~6

  • 教育科学の理念と今日的課題A (2024年度) 第2学期  - 金1,金2

  • 教育科学課題研究 (2024年度) 1~4学期  - その他

  • 教育組織特論演習 (2024年度) 第4学期  - その他

  • 日本教育史 (2024年度) 第1学期  - 木3~4

  • 日本教育史 (2024年度) 第3学期  - 月3~4

  • 日本教育史演習Ⅰ (2024年度) 第1学期  - その他

  • 日本教育史演習Ⅱ (2024年度) 第2学期  - その他

  • 日本教育史特論 (2024年度) 第2学期  - 木3~4

  • 日本教育史特論 (2024年度) 第4学期  - 月3~4

  • 日本教育史特論ⅠA (2024年度) 第1学期  - 木5,木6

  • 日本教育史特論ⅠB (2024年度) 第2学期  - 木5,木6

  • 日本教育史特論演習A (2024年度) 第3学期  - 木5,木6

  • 日本教育史特論演習B (2024年度) 第4学期  - 木5,木6

  • 日本教育史A (2024年度) 第1学期  - 木3~4

  • 日本教育史A (2024年度) 第3学期  - 月3~4

  • 日本教育史B (2024年度) 第1学期  - 木3~4

  • 日本教育史B (2024年度) 第3学期  - 月3~4

  • 学びをつなぐ教育学 (2023年度) 第4学期  - その他

  • 学校と教育の歴史A (2023年度) 第2学期  - 金3~4

  • 教職実践入門セミナー (2023年度) 1・2学期  - 火1~2

  • 教職実践演習(小学校) (2023年度) 1~4学期  - 水7~8

  • 教職論A (2023年度) 第2学期  - 金1~2

  • 教職論A (2023年度) 1・2学期  - 金1~2

  • 教職論A (2023年度) 1・2学期  - 金1~2

  • 教育学概説A (2023年度) 第1学期  - 金3~4

  • 教育学概説A (2023年度) 1・2学期  - 金3~4

  • 教育学研究 (2023年度) 1・2学期  - 月7~8

  • 教育学研究 (2023年度) 3・4学期  - 月7~8

  • 教育学研究特論A (2023年度) 1~4学期  - その他

  • 教育学研究特論B (2023年度) 1~4学期  - その他

  • 教育実習基礎論(小学校) (2023年度) 第4学期  - 火5~6

  • 教育科学の理念と今日的課題A (2023年度) 第2学期  - 金1,金2

  • 教育科学課題研究 (2023年度) 1~4学期  - その他

  • 教育組織特論 (2023年度) 第3学期  - その他

  • 教育組織特論演習 (2023年度) 第4学期  - その他

  • 日本教育史(1) (2023年度) 第1学期  - 木3~4

  • 日本教育史(2) (2023年度) 第2学期  - 木3~4

  • 日本教育史演習Ⅰ (2023年度) 第1学期  - その他

  • 日本教育史演習Ⅱ (2023年度) 第2学期  - その他

  • 日本教育史特論 (2023年度) 第2学期  - 木3~4

  • 日本教育史特論 (2023年度) 第4学期  - 月3~4

  • 日本教育史特論ⅡA (2023年度) 第1学期  - 木5,木6

  • 日本教育史特論ⅡB (2023年度) 第2学期  - 木5,木6

  • 日本教育史特論演習A (2023年度) 第3学期  - 木5,木6

  • 日本教育史特論演習B (2023年度) 第4学期  - 木5,木6

  • 日本教育史A (2023年度) 第1学期  - 木3~4

  • 日本教育史A (2023年度) 第3学期  - 月3~4

  • 日本教育史B (2023年度) 第1学期  - 木3~4

  • 日本教育史B (2023年度) 第3学期  - 月3~4

  • 学びをつなぐ教育学 (2022年度) 第4学期  - その他

  • 学問の方法 (2022年度) 第1学期  - 火1~2

  • 学校と教育の歴史A (2022年度) 第4学期  - 火1~2

  • 学校の制度と歴史 (2022年度) 第3学期  - 月5~6

  • 教育学概説(初等)(1) (2022年度) 第3学期  - 火1~2

  • 教育学概説(初等)(2) (2022年度) 第4学期  - 火1~2

  • 教育学概説A (2022年度) 第3学期  - 火1~2

  • 教育学概説A(1) (2022年度) 第3学期  - 火1~2

  • 教育学概説A(2) (2022年度) 第4学期  - 火1~2

  • 教育学研究 (2022年度) 1・2学期  - 月7,月8

  • 教育学研究 (2022年度) 3・4学期  - 月7,月8

  • 教育学研究ⅡA (2022年度) 特別  - その他

  • 教育学研究ⅡB (2022年度) 特別  - その他

  • 教育学研究特論A (2022年度) 1~4学期  - その他

  • 教育学研究特論B (2022年度) 1~4学期  - その他

  • 教育学研究I(1) (2022年度) 1・2学期  - 月7,月8

  • 教育学研究I(2) (2022年度) 3・4学期  - 月7,月8

  • 教育科学の理念と今日的課題A (2022年度) 第2学期  - 金1,金2

  • 教育科学課題研究 (2022年度) 1~4学期  - その他

  • 教育組織特論 (2022年度) 第3学期  - その他

  • 教育組織特論演習 (2022年度) 第4学期  - その他

  • 日本教育史(1) (2022年度) 第1学期  - 木3,木4

  • 日本教育史(1) (2022年度) 第3学期  - 月3,月4

  • 日本教育史(2) (2022年度) 第2学期  - 木3,木4

  • 日本教育史(2) (2022年度) 第4学期  - 月3,月4

  • 日本教育史演習(1) (2022年度) 第1学期  - その他

  • 日本教育史演習(2) (2022年度) 第2学期  - その他

  • 日本教育史演習Ⅰ (2022年度) 第1学期  - その他

  • 日本教育史演習Ⅱ (2022年度) 第2学期  - その他

  • 日本教育史特論 (2022年度) 第2学期  - 木3,木4

  • 日本教育史特論 (2022年度) 第4学期  - 月3,月4

  • 日本教育史特論ⅠA (2022年度) 第1学期  - 木5,木6

  • 日本教育史特論ⅠB (2022年度) 第2学期  - 木5,木6

  • 日本教育史特論演習A (2022年度) 第3学期  - 木5,木6

  • 日本教育史特論演習B (2022年度) 第4学期  - 木5,木6

  • 日本教育史A (2022年度) 第1学期  - 木3,木4

  • 日本教育史A (2022年度) 第3学期  - 月3,月4

  • 日本教育史B (2022年度) 第1学期  - 木3,木4

  • 日本教育史B (2022年度) 第3学期  - 月3,月4

  • 日本教育史C① (2022年度) 第1学期  - 木3,木4

  • 日本教育史C② (2022年度) 第3学期  - 月3,月4

  • 学びをつなぐ教育学 (2021年度) 第4学期  - その他

  • 学校と教育の歴史A (2021年度) 第4学期  - 火1~2

  • 教育学概説(初等)(1) (2021年度) 第3学期  - 火1~2

  • 教育学概説(初等)(2) (2021年度) 第4学期  - 火1~2

  • 教育学概説A (2021年度) 第3学期  - 火1~2

  • 教育学概説A(1) (2021年度) 第3学期  - 火1~2

  • 教育学概説A(2) (2021年度) 第4学期  - 火1~2

  • 教育学研究 (2021年度) 1・2学期  - 月7,月8

  • 教育学研究 (2021年度) 3・4学期  - 月7,月8

  • 教育学研究ⅡA (2021年度) 特別  - その他

  • 教育学研究ⅡB (2021年度) 特別  - その他

  • 教育学研究特論A (2021年度) 1~4学期  - その他

  • 教育学研究特論B (2021年度) 1~4学期  - その他

  • 教育学研究I(1) (2021年度) 1・2学期  - 月7,月8

  • 教育学研究I(2) (2021年度) 3・4学期  - 月7,月8

  • 教育科学の理念と今日的課題A (2021年度) 第2学期  - 金1,金2

  • 教育科学課題研究 (2021年度) 1~4学期  - その他

  • 日本教育史(1) (2021年度) 第1学期  - 木3,木4

  • 日本教育史(1) (2021年度) 第3学期  - 月3,月4

  • 日本教育史(2) (2021年度) 第2学期  - 木3,木4

  • 日本教育史(2) (2021年度) 第4学期  - 月3,月4

  • 日本教育史演習(1) (2021年度) 第1学期  - その他

  • 日本教育史演習(2) (2021年度) 第2学期  - その他

  • 日本教育史演習Ⅰ (2021年度) 第1学期  - その他

  • 日本教育史演習Ⅱ (2021年度) 第2学期  - その他

  • 日本教育史特論 (2021年度) 第2学期  - 木3,木4

  • 日本教育史特論 (2021年度) 第4学期  - 月3,月4

  • 日本教育史特論ⅡA (2021年度) 第1学期  - 木5,木6

  • 日本教育史特論ⅡB (2021年度) 第2学期  - 木5,木6

  • 日本教育史特論演習A (2021年度) 第3学期  - 木5,木6

  • 日本教育史特論演習B (2021年度) 第4学期  - 木5,木6

  • 日本教育史A (2021年度) 第1学期  - 木3,木4

  • 日本教育史A (2021年度) 第3学期  - 月3,月4

  • 日本教育史B (2021年度) 第1学期  - 木3,木4

  • 日本教育史B (2021年度) 第3学期  - 月3,月4

  • 日本教育史C① (2021年度) 第1学期  - 木3,木4

  • 日本教育史C② (2021年度) 第3学期  - 月3,月4

  • 学びをつなぐ教育学 (2020年度) 第4学期  - その他

  • 学校と教育の歴史A (2020年度) 第2学期  - 金3,金4

  • 学校の制度と歴史 (2020年度) 第3学期  - 月5,月6

  • 教職実践演習(中学校A) (2020年度) 1~4学期  - 水7,水8

  • 教職実践演習(中学校A) (2020年度) 1~4学期  - 水7,水8

  • 教職実践演習(中学校A) (2020年度) 1~4学期  - 水7,水8

  • 教職実践演習(小学校) (2020年度) 1~4学期  - 水7,水8

  • 教育学概説A (2020年度) 第1学期  - 金3,金4

  • 教育学概説A(1) (2020年度) 第1学期  - 金3,金4

  • 教育学概説A(2) (2020年度) 第2学期  - 金3,金4

  • 教育学研究 (2020年度) 1・2学期  - 月7,月8

  • 教育学研究 (2020年度) 3・4学期  - 月7,月8

  • 教育学研究ⅡA (2020年度) 特別  - その他

  • 教育学研究ⅡB (2020年度) 特別  - その他

  • 教育学研究特論A (2020年度) 特別  - その他

  • 教育学研究特論B (2020年度) 特別  - その他

  • 教育学研究I(1) (2020年度) 1・2学期  - 月7,月8

  • 教育学研究I(2) (2020年度) 3・4学期  - 月7,月8

  • 教育科学の理念と今日的課題A (2020年度) 第2学期  - 金1,金2

  • 教育科学の理念と今日的課題A (2020年度) 第4学期  - 金1,金2

  • 教育科学課題研究 (2020年度) 1~4学期  - その他

  • 日本教育史 (2020年度) 3・4学期  - 月3~4

  • 日本教育史(1) (2020年度) 第1学期  - 木3,木4

  • 日本教育史(1) (2020年度) 第3学期  - 月3,月4

  • 日本教育史(2) (2020年度) 第2学期  - 木3,木4

  • 日本教育史(2) (2020年度) 第4学期  - 月3,月4

  • 日本教育史演習(1) (2020年度) 第1学期  - 木7,木8

  • 日本教育史演習(2) (2020年度) 第2学期  - 木7,木8

  • 日本教育史特論 (2020年度) 第2学期  - 木3,木4

  • 日本教育史特論 (2020年度) 第4学期  - 月3,月4

  • 日本教育史特論ⅠA (2020年度) 第1学期  - 木5,木6

  • 日本教育史特論ⅠB (2020年度) 第2学期  - 木5,木6

  • 日本教育史特論演習A (2020年度) 第3学期  - 木5,木6

  • 日本教育史特論演習B (2020年度) 第4学期  - 木5,木6

  • 日本教育史A (2020年度) 第1学期  - 木3,木4

  • 日本教育史A (2020年度) 第3学期  - 月3,月4

  • 日本教育史B (2020年度) 第1学期  - 木3,木4

  • 日本教育史B (2020年度) 第3学期  - 月3,月4

  • 日本教育史C① (2020年度) 第1学期  - 木3,木4

  • 日本教育史C② (2020年度) 第3学期  - 月3,月4

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社会貢献活動

  • 岡山県総合教育センター 外部評価委員会

    役割:運営参加・支援

    2020年 - 現在

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  • 浅口市教育委員会 学校運営協議会

    役割:運営参加・支援

    2019年 - 現在

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メディア報道

  • 岐阜新聞「中学生の広場」 新聞・雑誌

    岐阜新聞  2021年

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    執筆者:本人 

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  • 日本人のお名前(「勉強」) テレビ・ラジオ番組

    NHK  2019年2月

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    執筆者:本人 

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学術貢献活動

  • 日本教育学会 奨励賞委員会

    2020年4月1日 - 2022年3月31日

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