日本文学、特に中世文学・和歌文学を中心に研究しています。
湘北短期大学非常勤講師(2017年4月~2020年3月)
国文学研究資料館「ないじぇる芸術共創プロジェクト」外部講師(2018年)
早稲田大学非常勤講師(2020年10月~2024年3月)
実践女子大学非常勤講師(2020年10月~2024年3月)
岡山大学専任講師(2024年4月~)
2024/10/31 更新
日本文学、特に中世文学・和歌文学を中心に研究しています。
湘北短期大学非常勤講師(2017年4月~2020年3月)
国文学研究資料館「ないじぇる芸術共創プロジェクト」外部講師(2018年)
早稲田大学非常勤講師(2020年10月~2024年3月)
実践女子大学非常勤講師(2020年10月~2024年3月)
岡山大学専任講師(2024年4月~)
博士 ( 2020年2月 早稲田大学 )
権門
後鳥羽院歌壇
漢文日記
宮廷女房
新古今時代
後嵯峨院時代
源通光
源通具
源通親
中世文学
和歌文学
日本文学
古典
源氏物語
藤原忠良
人文・社会 / 日本文学 / 和歌、漢文学、比較文学、中世文学、源氏物語
早稲田大学
2013年4月 - 2020年3月
国名: 日本国
早稲田大学
2011年4月 - 2013年3月
早稲田大学 School of Education
2007年4月 - 2011年3月
岡山大学 学術研究院社会文化科学学域(文) 講師
2024年4月 - 現在
独立行政法人日本学術振興会 特別研究員(PD)
2021年4月 - 2024年3月
国文学研究資料館 「ないじぇる芸術共創プロジェクト」 外部講師
2018年10月 - 2018年12月
湘北短期大学 非常勤講師
2017年4月 - 2021年3月
フェリス女学院中学 古典科 非常勤講師
2016年4月 - 2017年3月
早稲田大学 グローバルエデュケーションセンター科目 「学術的文章の作成方法」 指導員
2016年4月 - 2017年3月
早稲田大学 大学院教育学研究科 博士後期課程
2013年4月 - 2020年3月
早稲田大学国文学会
2023年2月 - 現在
中世文学会
日本文学協会
和歌文学会
源通親の『源氏物語』摂取―『千五百番歌合』百首を中心に― 査読
米田有里
和歌文学研究 ( 128 ) 31 - 44 2024年6月
『古今著聞集』和歌部が描く蔵人の風雅―百五十九段を中心に― 査読
米田有里
日本文学 68 ( 8 ) 1 - 11 2019年8月
藤原忠良について―『千五百番歌合』判から― 査読
米田有里
早稲田大学大学院教育学研究科紀要別冊 25 ( 2 ) 41 - 54 2018年3月
米田有里
中世文学 ( 62 ) 72 - 82 2017年6月
『建保五年右大将家歌合』考―源通光と後鳥羽院をめぐって― 招待
米田有里
日本文学研究ジャーナル ( 1 ) 67 - 83 2017年3月
米田有里
早稲田大学大学院教育学研究科紀要別冊 23 ( 2 ) 1 - 13 2016年3月
後鳥羽院歌壇における源通具―元久元年前後―
米田有里
明月記研究 ( 14 ) 255 - 259 2016年1月
源通具に関する一考察―初学期を中心に― 査読
米田有里
早稲田大学大学院教育学研究科紀要別冊 21 ( 2 ) 49 - 61 2014年2月
阿仏の文〈乳母の文・庭の訓〉注釈
田渕句美子 他, 米田, 有里, 幾浦, 裕之, 齊藤, 瑠花, 阿仏尼( 担当: 共著)
青簡舎 2023年10月 ( ISBN:4909181423 )
民部卿典侍集・土御門院女房全釈
田渕, 句美子, 中世和歌の会( 担当: 共著 , 範囲: [担当和歌](全八十三首中十五首担当)…27番歌(p.152-153)、28番歌(p.154-155)、46~51番歌(p.188-200)、61番歌(p.219-221)、62番歌(p.221-223)、64番歌(p.225-226)、65番歌(p.227-228)、67番歌(p.230-231)、68番歌(p.231-233)、76番歌(p.249-251) [年譜]田渕句美子・米田有里「民部卿典侍因子年譜」(p.269-287))
風間書房 2016年5月 ( ISBN:9784759921359 )
源通親と王朝―新古今時代の『源氏物語』摂取から―
米田有里
岡山大学国語国文学会 2024年9月23日
源通親の『源氏物語』摂取―『千五百番歌合』秋部を中心に―
米田有里
和歌文学会六月例会 2022年6月18日
歌人藤原忠良について
米田有里
和歌文学会大会 2017年10月
源通具の和歌―漢詩摂取という側面から―
米田有里
中世文学会大会 2016年10月
新古今時代の土御門家の歌人―通具と通光を中心に―
米田有里
和歌文学会例会 2014年5月
土御門家素描―正治・建仁期の和歌活動を中心に―
米田有里
早稲田中世の会 2013年11月
歌人源通具―始発期の詠歌について
米田有里
早稲田国語教育学会 2012年10月
新古今歌人の物語摂取―土御門家・近衛家を中心に―
研究課題/領域番号:21J00900 2021年04月 - 2024年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
米田 有里
配分額:2080000円 ( 直接経費:1600000円 、 間接経費:480000円 )
本年度は、主に源通親の『源氏物語』摂取を分析した。年次計画に従い、対象は第八代勅撰集『新古今和歌集』、および後鳥羽院歌壇における二度の応制百首『正治初度百首』並びに『千五百番歌合』である。その結果、特に『千五百番歌合』秋部において特徴的な摂取が見られた。
秋部において通親は、本説取や本歌取によって物語の情趣を取り込み、一首に深みをもたらす工夫をしていた。たとえば「あさぢはら耐へしのぶべき夕べかは露吹きはらふ風のけしきに」(秋二・一二四一)は、『源氏物語』の桐壺巻を下敷きにする。風の激しい夕暮れ時、桐壺帝は桐壺更衣を思い、靫負命婦を桐壺更衣の母のもとへ遣わした。その邸宅は八重葎が生い茂り、荒れた有様であるなど、場面の描写が通親歌と非常によく似通う。また「耐えしのぶべき夕べ」は、命婦を迎え、「耐ふまじう」泣く更衣の母の嘆きに呼応すると同時に、「常よりも思し出づること多くて」命婦を遣わした桐壺帝の心情を想起させる表現である。通親歌は全体に桐壺巻の当該場面を踏まえ、更衣亡き後の嘆きを、風の吹きすさぶ秋の野の情感に取り込んだと明らかと言えよう。このような工夫は、新古今時代の叙景表現、特に藤原定家や家隆といった御子左家周辺に特徴的な物語摂取である。この時期歌壇に受け入れられた新古今歌風へ、通親もまた接近していったと考えられる。
『高倉院昇霞記』に豊かな物語摂取が見られるように、通親は『源氏物語』に深く親しんだ歌人の一人であったが、『千五百番歌合』に至って新風和歌への接近を成し得たのは、後鳥羽院の存在があろう。『正治初度百首』を通じて後鳥羽院が新風和歌に接し、和歌にのめりこんでいく。後鳥羽院の乳父でありかつ最側近である通親が、後鳥羽院の情熱の方向に鋭敏に反応した可能性は高い。後鳥羽院が新古今歌風を受け入れる情勢の変化に伴い、通親もまた新たな『源氏物語』摂取へと踏み出したのであろう。
中学校教諭専修免許状(国語)取得
高等学校専修免許状(国語)取得
人文学の論点 (2024年度) 第3学期 - 金1~2
人文学概説(日本文学1) (2024年度) 1・2学期 - 木5~6
実践演習(日本文学) (2024年度) 3・4学期 - 月7~8
日本中世文学論演習1 (2024年度) 前期 - 月3
日本中世文学論1 (2024年度) 後期 - 月3
課題演習(日本文学) (2024年度) 1・2学期 - 火7~8
課題演習(日本文学) (2024年度) 3・4学期 - 火7~8