2025/04/02 更新

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オカヒサ ユウコ
岡久 祐子
OKAHISA Yuko
所属
学術研究院医療開発領域 講師
職名
講師
外部リンク

学位

  • 医学博士 ( 2010年3月   岡山大学 )

  • 博士(医学) ( 岡山大学 )

研究分野

  • ライフサイエンス / 精神神経科学

学歴

  • 岡山大学大学院    

    2004年 - 2010年

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  • 岡山大学   Medical School   Faculty of Medicine

    1995年 - 2001年

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経歴

  • 岡山大学病院   講師

    2023年2月 - 現在

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  • 岡山大学病院   助教

    2011年 - 2023年1月

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  • 岡山大学病院   医員

    2010年 - 2011年

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  • 岡山大学大学院

    2005年 - 2010年

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  • 倉敷中央病院

    2004年 - 2005年

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論文

  • 【精神疾患と神経炎症】自己免疫性精神病総論 精神疾患

    高木 学, 岡久 祐子, 酒本 真次, 河合 弘樹, 樋之津 健二, 和田 菜那美, 山田 了士

    臨床精神医学   53 ( 4 )   525 - 532   2024年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(株)アークメディア  

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  • 【よくわかる! 精神疾患対応 これ1冊-内科医と精神科医の連携のために】(第2部)精神科との連携が特に必要な領域 抗NMDA受容体抗体脳炎等の辺縁系脳炎

    高木 学, 岡久 祐子, 酒本 真次

    診断と治療   112 ( Suppl. )   103 - 107   2024年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(株)診断と治療社  

    <文献概要>1.自己免疫性脳炎は10万人に1人程度とまれではあるが,経過が非典型的または難治な精神疾患では,自己免疫性精神病の可能性を常に意識する.2.精神症状が主体の患者に免疫療法を行う際は,抗NMDAR抗体や他の抗体による自己免疫性脳炎の強い根拠に基づいた診断が必要である.3.抗体検査が間に合わない場合でも,GrausやPollakらのprobableの診断基準に該当する患者は積極的に免疫療法を行う.4.精度の高い抗体検査や新規神経自己抗体が発見されることで,精神疾患の新しいアプローチとなることが期待される.

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    その他リンク: https://search.jamas.or.jp/default/link?pub_year=2024&ichushi_jid=J00697&link_issn=&doc_id=20240410140022&doc_link_id=10.34433%2Fdt.0000000662&url=https%3A%2F%2Fdoi.org%2F10.34433%2Fdt.0000000662&type=%E5%8C%BB%E6%9B%B8.jp_%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00024_2.gif

  • 【抗体介在性自己免疫性脳炎と精神医学】自己免疫性精神病 岡山大学病院における知見を含めて

    高木 学, 岡久 祐子, 酒本 真次, 樋之津 健二, 河合 弘樹, 来住 由樹, 山田 了士

    精神神経学雑誌   126 ( 2 )   114 - 125   2024年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(公社)日本精神神経学会  

    自己免疫性脳炎の存在は,『8年越しの花嫁』『Brain on Fire(脳に棲む魔物)』にて書籍,映画化され,広く知られるようになった.抗NMDAR脳炎は,比較的若年女性に多く,原因となる神経自己抗体のなかで最多頻度であり,次に頻度が高い抗VGKC複合体抗体脳炎は,比較的高齢男性に多い.近年,これら以外にも,精神疾患の病態に関与する神経伝達物質受容体抗体が次々と発見され,検出可能となってきている.さらに,内因性精神病と診断される患者の検討は,血清で行われていたため批判も多かったが,髄液内の神経自己抗体の存在を示唆する報告も増えており,精神疾患の新たな治療法として免疫療法への期待が高まっている.神経細胞膜または核内自己抗体によって,精神症状のみを呈する(神経症状を全く,または微細にしか認めない)患者群は,典型的な自己免疫性脳炎とは区別して,自己免疫性精神病(AP)と呼ばれる.しかし,脳神経内科領域における「自己免疫性脳炎」と精神科領域における「自己免疫性精神病」は概念の違いが大きく,さまざまな診断基準,検体(血清,髄液)の違い,抗体検査法の違いのために,依然として「自己免疫性脳炎」に保険適用がある検査や治療法はない.抗NMDAR脳炎は,早期発見による早期治療介入が有効であり,治療の遅れは予後不良と関係する.そこで,統合失調症,気分障害,てんかん,睡眠障害などさまざまな精神疾患の鑑別診断としてAPを考える必要がある.神経自己抗体を検出し免疫療法の根拠となる確定診断を行うことは重要であるが,実臨床では,確定診断に至らなくともprobable診断のみで免疫療法の積極的な検討が必要となる.本稿では,岡山大学病院での経験症例を交えながら,APの臨床症状,診断,検査法,検査所見,病態機序,治療と予後,精神疾患患者で多くみられる血清抗体の意味を解説し,本分野の将来の展望を考察する.(著者抄録)

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  • 【脳画像所見を日常臨床に活かすには】自己免疫性脳炎と脳画像解析

    酒本 真次, 樋之津 健二, 河合 弘樹, 和田 菜那美, 岡久 祐子, 高木 学

    精神科   43 ( 3 )   294 - 303   2023年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(有)科学評論社  

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  • Comparison between olanzapine and aripiprazole treatment for 104 weeks after hospital discharge in schizophrenia spectrum disorders: a multicenter retrospective cohort study in a real-world setting 査読

    Tomonari Hosokawa, Chikara Miyaji, Yusaku Yoshimura, Kenji Washida, Yuji Yada, Shinji Sakamoto, Yuko Okahisa, Soshi Takao, Akira Nomura, Yoshiki Kishi, Toshiki Harada, Manabu Takaki, Toshihiko Takeda, Norihito Yamada

    Psychopharmacology   2023年7月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:Springer Science and Business Media LLC  

    DOI: 10.1007/s00213-023-06407-6

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    その他リンク: https://link.springer.com/article/10.1007/s00213-023-06407-6/fulltext.html

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MISC

  • 【さまざまな治療アプローチをどのように使い分けるか】統合失調症における抗精神病薬の使い分け

    高木 学, 矢田 勇慈, 酒本 真次, 岡久 祐子, 児玉 匡史, 来住 由樹, 武田 俊彦, 山田 了士

    精神科   40 ( 3 )   283 - 290   2022年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(有)科学評論社  

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  • 抗体介在性自己免疫性脳炎と精神疾患 自己免疫性精神病 発症機序と多彩な精神症状

    高木 学, 酒本 真次, 岡久 祐子, 山田 了士

    精神神経学雑誌   ( 2021特別号 )   S294 - S294   2021年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(公社)日本精神神経学会  

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  • 【NMDA受容体と精神疾患】精神疾患の病因における抗NMDA受容体抗体

    高木 学, 酒本 真次, 岡久 祐子, 山田 了士

    医学のあゆみ   277 ( 11 )   964 - 969   2021年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:医歯薬出版(株)  

    自己免疫性脳炎のなかで最も頻度が高い抗N-methyl-D-aspartic acid受容体(NMDAR)抗体脳炎は、精神症状が初発症状、早期の免疫療法が奏効する、抗精神病薬による副作用を生じやすいなどの特徴を持ち、精神疾患との鑑別が非常に重要な疾患である。神経細胞膜自己抗体によって、精神症状のみを呈する(神経症状をまったく、または微細にしか認めない)患者群は、典型的な自己免疫性脳炎とは区別して自己免疫性精神病(autoimmune psychosis)とよばれる。抗NMDAR抗体脳炎の疫学、診断と臨床症状、検査法と検査所見、発症機序、治療について概説する。加えて、抗NMDAR抗体を中心とした神経細胞膜自己抗体が精神疾患に与える影響についての知見をまとめ、本分野の将来の展望を考察する。(著者抄録)

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    その他リンク: https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2021&ichushi_jid=J00060&link_issn=&doc_id=20210614020004&doc_link_id=%2Faa7ayuma%2F2021%2F027711%2F005%2F0964b0969%26dl%3D3&url=https%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Faa7ayuma%2F2021%2F027711%2F005%2F0964b0969%26dl%3D3&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_4.gif

  • 神経免疫学と精神医学の狭間で 自己抗体を通した精神疾患のディメンショナルアプローチ

    高木 学, 河合 弘樹, 樋之津 健二, 酒本 真次, 岡久 祐子, 山田 了士

    精神神経学雑誌   ( 2020特別号 )   S358 - S358   2020年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(公社)日本精神神経学会  

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  • 初期診断が気分障害であった患者における抗NMDA受容体抗体保有率の検討

    河合 弘樹, 高木 学, 酒本 真次, 土田 彩加, 吉村 文太, 矢田 勇慈, 岡久 祐子, 来住 由樹, 筒井 幸, 神林 崇, 田中 惠子, 山田 了士

    精神神経学雑誌   ( 2020特別号 )   S429 - S429   2020年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(公社)日本精神神経学会  

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共同研究・競争的資金等の研究

  • 腸内細菌叢のマルチオミクス解析による統合失調症の病態解明

    研究課題/領域番号:21K07481  2021年04月 - 2024年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    岡久 祐子

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    配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )

    統合失調症の病態に免疫学的な機序が関わることがこれまでの遺伝子解析や疫学研究で示唆されている。腸内細菌叢は宿主免疫系を制御することで様々な生理機能や病態形成に関わっているが、腸内細菌叢とその代謝産物はbrain-gut-microbiota axis (脳-腸-腸内細菌軸)を介して中枢神経系の活動に影響し、統合失調症の病態にも関与するとして、近年注目を集めている。本研究では、日本人統合失調症患者を対象として腸内細菌叢のメタボローム解析を行い、患者で変化している個々の細菌種と代謝物質との相関について解析し、統合失調症の病態解明の手掛かりを得ることを目的とする。
    解析の対象は、岡山大学病院精神科神経科を受診した外来または入院患者で、DSM-5及ICD-10を用いて統合失調症と診断された18歳~65歳までの患者と年齢、性を一致させた健常対照者で、研究の趣旨を説明し同意の得られた対象者から糞便採取を行う。統合失調症患者の臨床症状や重症度、認知機能との関連も検討する。検討に用いる評価尺度である陽性・陰性症状評価尺度(PANSS)、全般的機能評価尺度(GAF)、臨床的全般改善度(CGI)、統合失調症認知機能簡易評価尺度(BACS)、Wisconsin Card Sorted Test、前頭葉機能検査(FAB)、Japanese Adult Reading Test 、Wecheler Adult Intelligence Scale -Reviced (WAIS-R)等を統合失調症患者に施行した。

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  • 腸内細菌叢の網羅的解析による統合失調症の病態解明

    研究課題/領域番号:18K07601  2018年04月 - 2023年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    岡久 祐子

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    配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )

    統合失調症の病態に免疫学的な機序が関わることがこれまでの遺伝子解析や疫学研究で示唆されている。脳腸間の情報伝達において重要な役割を担っている腸内細菌叢は、宿主免疫系を制御することで様々な生理機能や病態形成に関わっている。これまでの研究で、腸内細菌叢は脳の発達や機能に関与することが示唆さ
    れ、宿主の行動特性に変化をもたらすこと、宿主のストレスで変化することが示され、統合失調症の病態に腸内細菌叢が関与している可能性が推測される。近年の次世代シーケンサーの発達により腸内細菌叢の詳細な解析が可能になっており、本研究では、日本人統合失調症患者を対象として、次世代シーケンサーによる
    腸内細菌叢の詳細な解析を行い、統合失調症の病態解明の手掛かりを得ることを目的とする。
    解析の対象は、岡山大学病院精神科神経科を受診した外来または入院患者で、DSM-5及ICD-10を用いて統合失調症と診断された18歳~65歳までの患者と年齢、性を一致させた健常対照者で、研究の趣旨を説明し同意の得られた対象者から糞便採取を行う。統合失調症患者の臨床症状や重症度、認知機能との関連も検討する。検討に用いる評価尺度である陽性・陰性症状評価尺度(PANSS)、全般的機能評価尺度(GAF)、臨床的全般改善度(CGI)、統合失調症認知機能簡易評価尺度
    (BACS)、Wisconsin Card Sorted Test、前頭葉機能検査(FAB)、Japanese Adult Reading Test 、Wecheler Adult Intelligence Scale -Reviced (WAIS-R)等を統合失調症患者に施行した。

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  • 網羅的エピジェネティクス解析による性同一性障害の病態解明

    研究課題/領域番号:15K09806  2015年04月 - 2019年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    岡久 祐子

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    配分額:4810000円 ( 直接経費:3700000円 、 間接経費:1110000円 )

    性同一性障害の病態解明に向けて、性同一性障害患者の全ゲノムを包括的に探索することで性同一性障害に関与する分子を発見することを目指した。
    性同一性障害患者のうちfemale-to-male(FTM)206 例についてジャポニカアレイ(TOSHIBA社)を用いてジェノタイピングを行い、ToMMo ジャポニカアレイ1557検体をコントロール、FTM199検体をケースとして全ゲノム解析を行った。解析の結果、ゲノムワイド有意水準5×10-8以上の関連を持つ変異は検出されなかったが、今後より多くの検体で結果を確認する必要がある。

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  • 網羅的遺伝子解析による性同一性障害の病態解明

    研究課題/領域番号:25861007  2013年04月 - 2015年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

    岡久 祐子

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    配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )

    性同一性障害の病態解明に向けて、性同一性障害患者の全ゲノムを包括的に探索することにより性同一性障害に関与する分子を発見することを目指した。
    現時点で、性同一性障害患者のうちfemale-to-male(FTM) 96例についてジャポニカアレイによる解析を終えているが、病態に関わる分子の同定には至っていない。今後は全ゲノムインピュテーションを行うことで、性同一性障害の病態に関与する分子の同定を計画している。

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  • 末梢血を用いた統合失調症発症前診断法の確立

    研究課題/領域番号:23791334  2011年 - 2012年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

    岡久 祐子

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    配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )

    統合失調症を発症前に診断する方法を確立することを目的とした。「こころのリスク・統合失調症外来」を受診した患者のうち、発症危険状態と診断された 7 名について 1 年にわたり症状の経過観察を継続した。経過観察期間中 7 名のうち 3 名が統合失調症と診断された。これら 7 名の患者から初診時に採取した末梢血を用いて、マイクロアレイによる網羅的な遺伝子発現解析を行い、統合失調症に移行した群としなかった群で発現に差がある遺伝子を検索したが、genome-wide significance を満たす P 値を検出した遺伝子はなかった。本研究では、統合失調症の発症を予測するバイオマーカーは発見できなかったが、今後さらにサンプルを増やして検討する予定である。

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担当授業科目

  • 神経精神医学(基本臨床実習) (2024年度) 特別  - その他

  • 精神神経病態学 (2024年度) 第4学期  - 水6

  • 精神神経病態学実習 (2024年度) 特別  - その他

  • 精神神経病態学演習 (2024年度) 特別  - その他

  • 精神神経病態学I(演習・実習) (2024年度) 特別  - その他

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