MISC - 細川　海音

裂孔原性網膜剥離の手術中に発生した黄斑円孔の1例

原 和之, 寺田 佳子, 細川 海音

広島医学   63 ( 7 )   543 - 545   2010年7月

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記述言語：日本語   出版者・発行元：広島医学会  

75歳女。視力低下を主訴とした。矯正視力は右眼0.6・左眼0.01で、左眼眼底の上方から耳側にかけて胞状の網膜剥離を認めた。白内障手術後に硝子体手術を行い、黄斑部から離れたとことで後部硝子体膜を切除中、突然に中心窩より網膜下液が噴出して網膜剥離は平坦となり、黄斑円孔が観察された。0.25%インドシアニングリーンを黄斑部に散布し、円孔周囲の内境界膜の剥離を行った。液空気置換を行い、光凝固後に眼内に20%SF6を充填した。術後網膜は復位し、黄斑円孔は認めないが、中心窩網膜の薄化を認めた。術後3ヵ月に視力矯正は左眼0.15となり、変視症は残存するが中心暗点は自覚していない。

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光干渉断層計で観察されたmicroripの1例

原 和之, 寺田 佳子, 細川 海音

広島医学   63 ( 6 )   471 - 472   2010年6月

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記述言語：日本語   出版者・発行元：広島医学会  

73歳男性。患者は左眼の中心暗点の出現で受診なった。視力は右0.1、左0.06で、眼圧は右16mmHg、左15mmHgであった。前眼部に異常はなく、前房内や硝子体内に炎症は認められなかったものの、左眼眼底後極には2.5乳頭径大の漿液性網膜剥離の内部に1乳頭径大の網膜色素上皮剥離(PED)が認められた。また、フルオレセイン蛍光眼底撮影(FA)ではPEDの鼻側縁に時間とともに拡大する蛍光漏出が確認された。一方、光干渉断層計(OCT)ではFAでの漏出点に一致した場所の網膜色素上皮に裂隙とmicroripが認められたが、周囲の色素上皮層の肥厚は明らかでなかった。以後、治療として光凝固や光線力学的療法は行わず経過観察としたが、1ヵ月経過で自覚症状は改善し、2ヵ月経過では暗点の自覚症状は消失、OCTでも漿液性網膜剥離はわずかとなり、最終的に患者は来院しなくなった。

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眼位ずれを主訴とした小児患者の眼底異常について

山根 貴司, 細川 海音, 寺田 佳子, 原 和之

眼科臨床紀要   2 ( 4 )   388 - 388   2009年4月

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記述言語：日本語   出版者・発行元：眼科臨床紀要会  

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メトトレキサート大量療法が有効であった転移性眼内悪性リンパ腫の1例

細川 海音, 寺田 佳子, 山根 貴司, 原 和之, 寺田 欣矢, 佐々木 達也, 野田 昌昭

臨床眼科   63 ( 3 )   337 - 340   2009年3月

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記述言語：日本語   出版者・発行元：(株)医学書院  

目的:化学療法により寛解したのち,眼と脳に再発した悪性リンパ腫に大量メトトレキサート療法が奏効した症例の報告。症例と所見:71歳女性が5ヵ月前からの左眼霧視で受診した。18ヵ月前に悪性リンパ腫が頸部に発症し,化学療法で寛解していた。矯正視力は右0.5,左手動弁で,左眼に硝子体混濁,両眼に網膜滲出斑があった。左眼の硝子体生検で悪性リンパ腫と診断した。放射線療法で左眼の病変は軽快したが,1ヵ月後に右眼に硝子体混濁が生じ,視力が0.07に低下した。同時期に脳内転移が発見された。大量メトトレキサート療法で右眼と脳内病変は寛解し,7ヵ月後に右眼視力は0.4に改善した。結論:眼内と脳に転移した悪性リンパ腫に対し,大量メトトレキサート療法が有効であった。(著者抄録)

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