Faculty Profiles - YAMAMOTO HIDETAKA

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潜在性乳癌の1例

伊藤隆康, 久保真, 福島和久, 田中晴生, 田中雅夫, 大河原進, 山元英崇

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 22回 682 - 682 2014.7

軟骨肉腫と内軟骨腫の細胞像の比較検討

湯田翔子, 大石善丈, 渡邊寿美子, 大久保文彦, 山元英崇, 小田義直, 岩本幸英, 大喜雅文, 加来恒壽, 杉島節夫

日本臨床細胞学会九州連合会雑誌 45 119 - 125 2014.6

Language：Japanese Publisher：日本臨床細胞学会-九州連合会

目的:軟骨肉腫は、骨肉腫に次ぎ2番目に多い原発性骨性悪性腫瘍とされている。病理組織診断では、特に内軟骨腫とlow gradeの軟骨肉腫の鑑別が難しいと言われている。病理組織診断における軟骨肉腫と内軟骨腫の鑑別には、二核細胞や核不整など細胞核形態が鑑別項目として挙げられている。しかしながら軟骨肉腫と内軟骨腫の細胞学的特徴に関する検討はあまりされてない、そこで、本研究では軟骨肉腫と内軟骨腫の細胞学的特徴を比較し、両者の鑑別に有用な所見の検討を行った。方法:本検討では鏡検による方法と画像解析ソフトImageJを用いた計測による方法も用いた。鏡検では、二核細胞、多核細胞、双子細胞、細胞質内空胞変性、破骨細胞様巨細胞を検討項目とした。画像解析ソフトImageJでは、核面積、核の変動係数、細胞核の充実度、細胞核のアスペクト比を検討項目とした。統計学的有意差はMann Whitneyのu検定を用いて求めた。成績:鏡検において、内軟骨腫に比べて軟骨肉腫の症例で二核細胞、多核細胞、双子細胞の出現頻度が高く統計学的有意差が認められた。計測においては、内軟骨腫に比べて軟骨肉腫grade 1で細胞核の充実度が低く、統計学的有意差が認められた。結論:軟骨肉腫と内軟骨腫の鑑別に有用な項目として、二核細胞、多核細胞、双子細胞の出現率と核の充実度が有用であると考えられる。(著者抄録)

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特徴的な細胞診所見を呈した子宮頸部明細胞腺癌の一例

園田顕三, 小林裕明, 矢幡秀昭, 野上美和子, 仲正喜, 大久保文彦, 山元英崇, 小田義直, 加来恒壽, 加藤聖子

日本臨床細胞学会九州連合会雑誌 45 59 - 63 2014.6

Language：Japanese Publisher：日本臨床細胞学会-九州連合会

背景:子宮頸部明細胞腺癌を細胞診で診断することは容易ではないが、特徴的な細胞診所見を呈した一例を経験したので報告する。症例:42歳、3経妊2経産。細胞診にてatypical glandular cellsと診断され当科紹介となった。腟鏡診で子宮腟部前唇に易出血性びらんを認めたが腫瘤形成はなく、腟拡大鏡診でびらん以外に異常を認めなかった。双合診では子宮腟部前唇がやや硬い印象であった。子宮頸部擦過細胞診はadenocarcinoma、狙い組織診はclear cell adenocarcinomaの診断で、子宮頸癌IB1期の術前診断のもとに広汎子宮全摘出術を施行した。術後病理診断はclear cell adenocarcinoma(広がり11mm、間質浸潤2mm/10mm)であったが、脈管侵襲、基靱帯浸潤、リンパ節転移、付属器転移はなかった。IB1期(pT1b1N0M0)と最終診断され、追加治療を行わず経過観察中である。細胞診では、類円形から楕円形の大小不同の核に著明な核小体とクロマチン増量を認め、細胞質は豊富で淡明レース状であった。一部にライトグリーン好染性で細胞質の辺縁が明瞭な腫瘍細胞がシート状に配列し、扁平上皮癌との鑑別を要した。卵巣明細胞腺癌で認めるcollagenous stromaを有する細胞集塊、硝子様細胞質内封入体、鋲型(hobnail)・釘型(peg shaped)細胞形態、砂粒体は存在しなかったが、ミラーボール状細胞集塊を認めた。結論:子宮頸部明細胞腺癌は卵巣癌に比し典型的な細胞診所見を呈さないが、今回のように特徴的所見を認めることがあり、診断の一助となる可能性が示唆された。(著者抄録)

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悪性末梢神経鞘腫瘍におけるPTENの発現解析と予後的意義の検討

遠藤誠, 薛宇孝, 箱崎道之, 戸次大史, 井浦国生, 前川啓, 石井武彰, 高橋祐介, 山田裕一, 孝橋賢一, 山元英崇, 松延知哉, 松本嘉寛, 播广谷勝三, 岩本幸英, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 88 ( 6 ) S1168 - S1168 2014.6

術前EUSにおいてgastrointestinal stromal tumorと鑑別が困難であった胃原発性calcifying fibrous tumorの1例

石井泰, 仲田興平, 大内田研宙, 前山良, 光本富士子, 山元英崇, 永井英司, 田中雅夫

日本消化器外科学会雑誌 47 ( 5 ) 268 - 274 2014.5

Language：Japanese Publisher：(一社)日本消化器外科学会

胃粘膜下腫瘍はgastrointestinal stromal tumor(GIST),平滑筋(肉)腫が多いがまれなものもある.症例は35歳の男性で,検診で,胃粘膜下腫瘍を指摘され当院紹介となった.上部消化管内視鏡検査で胃体下部前壁に発赤を伴う粘膜下腫瘍を認めた.EUSでは第4層由来の腫瘍で,内部に高エコー構造を認め石灰化が疑われた.腹部CTで径27mmの遅延性に造影される境界明瞭な腫瘤を認めた.胃粘膜下腫瘍の診断で,腹腔鏡下胃部分切除術を施行した.病理組織学的検査で,硝子化した膠原線維を伴う紡錘形細胞の増殖と,砂丘体を伴う石灰化,炎症細胞の浸潤を認めた.C-kit,α-smooth muscle actin,desmin,S-100,anaplastic lymphoma kinase(ALK)は全て陰性で,calcifying fibrous tumor(以下,CFTと略記)と診断した.CFTは若年成人の皮下や軟部組織に好発し,胃原発の報告は極めてまれである.(著者抄録)

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HPV、EGFRによる中咽頭扁平上皮癌のタイピングは予後と相関する

中野貴史, 山元英崇, 西嶋利光, 白土秀樹, 安松隆治, 藤賢史, 中島寅彦, 小宗静男, 小田義直

頭頸部癌 40 ( 2 ) 168 - 168 2014.5

上腕骨転移を契機に発見され甲状腺濾胞癌と乳頭癌を同時に合併した1例

佐藤方宣, 安松隆治, 藤賢史, 中島寅彦, 小宗静男, 西嶋利光, 中野貴史, 山元英崇

耳鼻と臨床 60 ( 3 ) 99 - 104 2014.5

Language：Japanese Publisher：耳鼻と臨床会

同一甲状腺に異なる組織型の癌が同時に発生する重複甲状腺癌の報告はまれである。骨転移を契機に発見された濾胞癌と乳頭癌を同時に合併した1例を経験したので報告する。症例は69歳、男性であり、右肩痛を主訴に近医受診し、九州大学病院整形外科を紹介受診した。MRI、FDG-PETにて甲状腺を原発とした転移性骨腫瘍と診断した。甲状腺には右葉上極と下極、峡部に腫瘍を認め、穿刺細胞診にて乳頭癌が疑われた。まず、転移性骨腫瘍摘出術を施行した。術後病理は甲状腺濾胞癌の転移を示唆する所見であった。その後、耳鼻咽喉科転科となり、甲状腺癌に対して甲状腺全摘出術および両側気管傍リンパ節郭清術を施行した。術後病理結果は、右葉上極、峡部の腫瘍は共に乳頭癌、右葉下極の腫瘍は濾胞癌であった。術後経過は特に問題なく、その後放射性ヨード内用療法を行い外来経過観察中である。(著者抄録)

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乳腺相似分泌癌12例の臨床病理学的検討

山元英崇, 中野貴史, 西嶋利光, 橋本和樹, 益田宗幸, 中島寅彦, 小宗静男, 小田義直

頭頸部癌 40 ( 2 ) 205 - 205 2014.5

胸腺に発生した気管支原性嚢胞の1切除例

田村和貴, 生田安司, 日高孝子, 熊谷玲子, 山元英崇

日本呼吸器外科学会雑誌 28 ( 3 ) 2 - 4 2014.4

乳腺腺筋上皮腫の3例

中附加奈子, 大久保文彦, 寺戸信芳, 野上美和子, 仲正喜, 久保真, 徳永えり子, 山元英崇, 相島慎一, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 53 ( Suppl.1 ) 233 - 233 2014.4

【免疫組織化学診断と治療選択の指針】(第4部)免疫組織化学の治療への展開細胞周期、細胞増殖からみた悪性度診断

山元英崇, 小田義直

病理と臨床 32 ( 臨増 ) 395 - 399 2014.4

唾液腺癌の病理最近の進歩多形腺腫由来癌悪性化進展と臨床病理との関連

山元英崇

日本病理学会会誌 103 ( 1 ) 419 - 419 2014.3

[A case of gastrointestinal stromal tumor of the jejunum successfully treated by preoperative induction chemotherapy with imatinib mesylate administered through jejunostomy and subsequent surgical resection]. Reviewed

Hideyo Kimura, Takao Ohtsuka, Hiroki Toma, Junji Ueda, Yusuke Mizuuchi, Hidetaka Yamamoto, Shunichi Takahata, Yoshinao Oda, Takashi Ueki, Masao Tanaka

Gan to kagaku ryoho. Cancer & chemotherapy 41 ( 3 ) 391 - 4 2014.3

Language：Japanese

A 70 -year-old female patient with a palpable mass in the left upper abdomen suffered from abdominal pain and fever. Abdominal computed tomography showed a jejunal tumor 11 cm in diameter with ascites, suggesting rupture of the tumor. Histological diagnosis via endoscopic ultrasound-guided fine needle aspiration indicated c-kit-positive gastrointestinal stromal tumor. Diagnostic laparoscopy demonstrated a large jejunal tumor possibly invading the stomach and pancreas. The patient then underwent tube jejunostomy. Thereafter, preoperative induction chemotherapy with imatinib mesylate(400mg/ body/day)via jejunostomy was administered for 6 months, resulting in 20%reduction of the tumor diameter and disappearance of any indication of stomach and pancreas invasion. The patient then underwent radical partial resection of the jejunum without combined resection of either the stomach or pancreas. Postoperative adjuvant chemotherapy with imatinib mesylate (400mg/body/day)was also indicated. No sign of recurrence has been detected to date after 1 year of follow-up.

PubMed

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腸瘻からのImatinib投与による術前寛解導入化学療法が奏効し安全に切除し得た空腸GISTの1例

木村英世, 大塚隆生, 当間宏樹, 上田純二, 水内祐介, 山元英崇, 高畑俊一, 小田義直, 植木隆, 田中雅夫

癌と化学療法 41 ( 3 ) 391 - 394 2014.3

Language：Japanese Publisher：(株)癌と化学療法社

患者は70歳台、女性。腹痛と発熱を主訴に近医を受診し、左上腹部に腫瘤を触れたため精査目的に当院へ紹介された。CTでは直径6.0cmの空腸由来の腫瘍の破裂が疑われた。保存的加療の後、超音波内視鏡下生検によりc-kit陽性gastrointestinal stromal tumor(GIST)の診断を得た。審査腹腔鏡では腫瘍の胃前庭部と膵への浸潤が疑われ、一期的切除はリスクが高いと判断し、腸瘻を造設した。手術翌日より腸瘻からimatinib mesylate(400mg/body/day)の投与を開始した。腸瘻造設後6ヵ月目に腫瘍は径4.8cm大に縮小し、画像上、周囲臓器への浸潤も認められなくなったため手術を行ったところ、空腸部分切除で根治切除が可能であった。術後1年目の現在、無再発生存中である。本例は穿孔を伴う空腸GISTに腸瘻を造設して術前寛解導入化学療法を施行し、安全に切除し得た点で報告に値すると思われる。(著者抄録)

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隆起性皮膚線維肉腫におけるAkt/mTOR pathwayの解析

佛淵由佳, 山田裕一, 孝橋賢一, 山元英崇, 古江増隆, 岩本幸英, 小田義直

日本病理学会会誌 103 ( 1 ) 254 - 254 2014.3

噴門部胃癌における酸化ストレスの関与についての検討

河野由紀子, 山元英崇, 平橋美奈子, 熊谷好晃, 熊谷玲子, 小田義直

日本病理学会会誌 103 ( 1 ) 217 - 217 2014.3

炎症性筋線維芽細胞腫瘍におけるALK、ROS1発現

山元英崇, 田口健一, 吉田朗彦, 中野貴史, 孝橋賢一, 小田義直

日本病理学会会誌 103 ( 1 ) 254 - 254 2014.3

術前診断に苦慮した胃Plexiform fibromyxomaの1例

坂本勝美, 平川雅和, 渥美和重, 三森功士, 柴田浩平, 大石善丈, 東保太郎, 山元英崇

Japanese Journal of Radiology 32 ( Suppl. ) 75 - 75 2014.2

アトピー性皮膚炎患者に発症した皮膚原発CD30陽性リンパ増殖性疾患の1例

安河内由美, 栗原雄一, 内博史, 幸田太, 竹内聡, 師井洋一, 古江増隆, 見明彰, 百合野彩乃, 竹中克斗, 山元英崇, 岡野慎士

西日本皮膚科 75 ( 6 ) 556 - 556 2013.12

小児腫瘍の病理小児軟部腫瘍

孝橋賢一, 山元英崇, 山田裕一, 小田義直

日本小児血液・がん学会学術集会・日本小児がん看護学会・公益財団法人がんの子どもを守る会公開シンポジウムプログラム総会号 55回・11回・18回 173 - 173 2013.11

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