Faculty Profiles - YAMAMOTO HIDETAKA

MISC - YAMAMOTO HIDETAKA

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【頭頸部腫瘍II-上気道・口腔・顎顔面骨腫瘍-】上気道腫瘍のWHO分類改訂のポイント Reviewed

山元英崇

病理と臨床 42 ( 7 ) 0642 - 0649 2024.7

【頭頸部腫瘍I-唾液腺腫瘍-】唾液腺腫瘍細胞診ミラノシステムの活用 Reviewed

野上美和子, 山元英崇

病理と臨床 42 ( 6 ) 0549 - 0555 2024.6

非典型的な好酸性細胞とDDIT3遺伝子再構成を示す粘液型脂肪肉腫の1例 Reviewed

綾田善行, 中田英二, 尾崎敏文, 山元英崇

日本整形外科学会雑誌 98 ( 6 ) S1551 - S1551 2024.6

家族性大腸腺腫症に合併した甲状腺乳頭癌の2例 Reviewed

犬塚杏子, 次郎丸梨那, 久我亮介, 本郷貴大, 古後龍之介, 橋本和樹, 松尾美央子, 山元英崇, 中川尚志

耳鼻と臨床 70 ( 3 ) 150 - 155 2024.5

WHO新分類(WHO2021)の課題とその克服2:脳腫瘍病理形態診断と分子診断の融合の可能性 Astrocytoma,IDH-mutantにおけるCDKN2A/B hemizygous deletionの意義とp16/MTAP免疫染色の有用性 Reviewed

尾辻亮介, 秦暢宏, 山元英崇, 藤岡寛, 三月田祐平, 波多江龍亮, 空閑太亮, 溝口昌弘, 吉本幸司

Brain Tumor Pathology 41 ( Suppl. ) 087 - 087 2024.5

術前診断において精巣上皮腫様形態を示した胸腺リンパ上皮腫様癌の1切除例 Reviewed

中村勝也, 松本昂, 生田安司, 岩崎健, 山元英崇, 内山明彦

日本呼吸器外科学会雑誌 38 ( 2 ) 106 - 113 2024.3

Language：Japanese Publisher：(一社)日本呼吸器外科学会

症例は17歳の男性.気管支炎で胸部レントゲンを撮影された際に右肺門部の縦隔陰影拡大を指摘された.翌年の検診でも同様の指摘をされ,当院へ紹介された.胸部CTでは前縦隔に10cm大の辺縁不整な腫瘍を認め,両側腕頭静脈,上大静脈,右房を圧排し腫瘍の浸潤が疑われた.組織診断のため,腫瘍針生検を行った.組織は小型成熟リンパ球とやや大型の腫瘍細胞からなりc-kit強陽性,PLAPが弱染色像を示した点からセミノーマと診断された.化学療法(BEP療法3コース)が施行され,著明な腫瘍縮小効果が認められたが,一部腫瘍の遺残を認めたため,遺残腫瘍切除を施行した.治療前の針生検標本と合わせて検討し,EBV-EBER陽性で上皮系マーカーに陽性となる腫瘍細胞を認め胸腺リンパ上皮腫様癌と診断した.現在,切除より3年経過し,無再発生存中である.文献的考察を含め報告する.(著者抄録)

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肉腫におけるがん遺伝子パネルによるfusion gene同定の意義 Reviewed

中田英二, 藤原智洋, 板野拓人, 片山晴喜, 二川摩周, 山元英崇, 国定俊之, 尾崎敏文

日本整形外科学会雑誌 98 ( 3 ) S1246 - S1246 2024.3

キナーゼ融合遺伝子陽性間葉系腫瘍 emerging entityがもたらす混乱と新たな診断・治療への期待 Reviewed

山元英崇

病理と臨床 42 ( 3 ) 0306 - 0308 2024.3

識別の森(第29回) 軟部組織の結節性筋膜炎と紡錘形細胞肉腫 (Answer 1) Reviewed

山元英崇

病理と臨床 42 ( 2 ) 0188 - 0191 2024.2

【消化管間質腫瘍(GIST)の診断と治療の最前線】診断 GISTの病理・遺伝子診断 Reviewed

山元英崇

外科 86 ( 2 ) 112 - 117 2024.2

Language：Japanese Publisher：(株)南江堂

＜文献概要＞消化管間質腫瘍(GIST)の病理学的特徴は遺伝子亜型や分子標的治療の効果と密接に関係している.これらの知見はGIST診療ガイドライン第4版にも反映されている.GISTの典型例は紡錘形細胞型でc-kit変異を有するが,胃に発生する類上皮細胞型ではPDGFRA変異やコハク酸脱水素酵素(SDH)欠失を示すことが多く,中にはimatinib mesilate抵抗性を示す例があるため注意が必要である.再発リスク分類は部位・腫瘍径・核分裂像数で定義される.核分裂像数は,単に50視野分を合計した数値ではなく単位面積(5mm2)あたりで計測することが推奨される.

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耳下腺に発生したCarcinoma showing thymus-like differentiation(CASTLE)の一例 Reviewed

小野早和子, 西田賢司, 柳井広之, 井川卓朗, 田中健大, 山元英崇

日本病理学会会誌 113 ( 1 ) 346 - 346 2024.2

多発骨転移を伴った肺原発多型腺腫の1例 Reviewed

高木勝弘, 陣内三佳子, 篠崎賢治, 澤本博史, 楠本千絵, 田嶋創, 田口健一, 岡本龍郎, 山元英崇

Japanese Journal of Radiology 42 ( Suppl. ) 62 - 62 2024.2

軟骨肉腫におけるDNAメチル化異常と予後予測因子の解析(Analysis of DNA methylation aberrations and prognostic makers in Chondrosarcoma) Reviewed

古川寛, 岩崎健, 川口健悟, 園田裕樹, 孝橋賢一, 山元英崇, 小田義直

日本病理学会会誌 113 ( 1 ) 308 - 308 2024.2

プロスタグランジンI2製剤投与中の肺動脈性肺高血圧症患者に発症した胃病変に対する病理学的検討 Reviewed

堀川恭佑, 田中健大, 荒島拓馬, 綾田善行, 小野早和子, 井川卓朗, 磯田哲也, 神農陽子, 万波智彦, 山元英崇

日本病理学会会誌 113 ( 1 ) 376 - 376 2024.2

悪性Triton腫瘍様の組織像とH3K27me3発現消失を呈する脱分化軟骨肉腫の一剖検例 Reviewed

綾田善行, 溝渕光一, 守都敏晃, 大原信哉, 小田義直, 山元英崇

日本病理学会会誌 113 ( 1 ) 443 - 443 2024.2

【がん遺伝子パネル検査と病理診断】症例提示悪性骨巨細胞腫の遺伝子異常と組織像の関連 Reviewed

山元英崇, 石原新, 岩崎健, 綾田善行, 溝渕光一, 小田義直

病理と臨床 42 ( 1 ) 0072 - 0075 2024.1

鼻副鼻腔癌における新しい分子病理学的知見 Reviewed

山元英崇

岡山医学会雑誌 135 ( 3 ) 123 - 128 2023.12

内視鏡治療から17年後に再発を認めた十二指腸胃型腫瘍の一例 Reviewed

武田一泰, 今村壮志, 高橋俊介, 松口崇央, 岩尾梨沙, 長田美佳子, 後藤綾子, 久保信英, 田中亮太郎, 中村吏, 吉本剛志, 小柳年正, 梅北慎也, 川床慎一郎, 山元英崇

日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集 122回・116回 134 - 134 2023.11

山元英崇

日本臨床細胞学会雑誌 62 ( Suppl.2 ) 434 - 434 2023.10

唾液腺腫瘍のupdate:WHO分類とミラノシステムの改訂のポイントミラノシステムの5年間の前向き運用成績

野上美和子, 山元英崇, 大久保文彦, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 62 ( Suppl.2 ) 447 - 447 2023.10

進行度の判断に苦慮したIgG4関連疾患合併副甲状腺癌の1例

小笠原諒, 坂本竜一, 岡本菜奈, 二見貴人, 島内英, 北村雄哉, 後藤瞳, 坂口千尋, 松田やよい, 次郎丸梨那, 山本猛雄, 山元英崇, 覚道健一, 大中佳三, 小川佳宏

日本内分泌学会雑誌 99 ( 2 ) 610 - 610 2023.10

進行度の判断に苦慮したIgG4関連疾患合併副甲状腺癌の1例

日本内分泌学会雑誌 99 ( 2 ) 610 - 610 2023.10

子宮頸部腺癌におけるp16及びRb免疫組織化学染色の診断的有用性

安武伸子, 山元英崇, 安部拓也, 立岩友美, 井手圭一郎, 豊嶋憲子, 奥薗学, 園田顕三, 矢幡秀昭, 魚住友信, 西村和泉, 河野善明, 本下潤一, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 62 ( Suppl.2 ) 484 - 484 2023.10

消化管病理最新トピックス GISTと鑑別疾患

山元英崇

日本臨床細胞学会雑誌 62 ( Suppl.2 ) 405 - 405 2023.10

免疫チェックポイント阻害薬併用療法によるB細胞の分化と抗腫瘍効果ならびに有害事象との関連性について(B cell differentiation by combined immune checkpoint blockade is associated with tumor suppression and adverse events)

上原康輝, 田ノ上絢郎, 山口享子, 大村洋文, 伊東守, 土橋賢司, 田村真吾, 磯部大地, 山元英崇, 小田義直, 赤司浩一, 馬場英司

日本癌学会総会記事 82回 1383 - 1383 2023.9

形態学と分子遺伝学を融合したがんの分子病理研究

山元英崇

岡山医学会雑誌 135 ( 2 ) 105 - 105 2023.8

小腸神経内分泌腫瘍の1例

池田彩華, 西中秀和, 阿部篤, 田村徹郎, 外園幸司, 宮城友豪, 有留玄太郎, 落合紀子, 添田博康, 山元英崇

臨牀と研究 100 ( 7 ) 870 - 874 2023.7

Language：Japanese Publisher：大道学館出版部

症例は74歳女性で、下腹部痛と嘔気が出現して当院救急外来を受診し、造影CT検査で骨盤内腫瘤を認め、精査加療目的に当科へ紹介となった。画像所見より小腸腸間膜腫瘤の診断で、腹腔鏡補助下小腸腸間膜腫瘤切除術と小腸部分切除術を施行した。腫瘤は上腸間膜動脈根部と回腸の中間に位置し腸間膜動静脈に固着していた。腫瘤および腸間膜動脈支配領域の回腸間膜切除と回腸部分切除(20cm)を行った。病理組織学的検査所見では回腸小隆起性病変においてHE染色で類円形核を有する腫瘍細胞がリボン状に増殖している所見を認めた。免疫染色ではクロモグラニンA・CDX2・シナプトフィジンに陽性、Ki-67指数5%、核分裂像4/2mm2であり、回腸神経内分泌腫瘍G2と診断された。術後経過は良好で28日目に退院し、術後1年3ヵ月現在、無再発生存中である。

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オンコマインCDxの検体提出条件と検査不成功例の検討

江頭礼華, 岩間映二, 白石祥理, 米嶋康臣, 田中謙太郎, 岡本勇, 山元英崇

肺癌 63 ( 3 ) 235 - 235 2023.6

急速に増大し破裂を来した小腸脱分化型脂肪肉腫の一例

鎌田大輝, 田丸弓弦, 桑井寿雄, 加藤尚宏, 菅田修平, 浜田拓郎, 古谷奈緒, 水本健, 楠龍策, 山口厚, 河野博孝, 山本利枝, 倉岡和矢, 山元英崇, 高野弘嗣

日本消化器病学会中国支部例会プログラム・抄録集 119回 61 - 61 2023.6

【病理検査室のマネジメント】病理検査室のマネジメント総論

山元英崇, 大久保文彦, 山口知彦, 堀田多恵子, 古賀裕, 小田義直

病理と臨床 41 ( 6 ) 0562 - 0567 2023.6

唾液腺腺様嚢胞癌cN0/pN0症例における予後スコアの作成

下田光, 手島直則, 村瀬貴幸, 長尾俊孝, 草深公秀, 中黒匡人, 浦野誠, 田口健一, 山元英崇, 加納里志, 多田雄一郎, 塚原清彰, 大上研二, 鬼塚哲郎, 藤本保志, 川北大介, 櫻井一生, 花井信広, 長尾徹, 河田了, 羽藤直人, 丹生健一, 稲垣宏

頭頸部癌 49 ( 2 ) 193 - 193 2023.5

唾液腺腺様嚢胞癌cN0/pN0症例における予後スコアの作成

頭頸部癌 49 ( 2 ) 193 - 193 2023.5

唾液腺腺様嚢胞癌におけるMYB/MYBL1遺伝子関連異常の検索

上田佳緒璃, 村瀬貴幸, 川北大介, 長尾俊孝, 草深公秀, 中黒匡人, 浦野誠, 山元英崇, 田口健一, 加納里志, 多田雄一郎, 塚原清彰, 大上研二, 鬼塚哲郎, 藤本保志, 櫻井一生, 花井信広, 長尾徹, 河田了, 羽藤直人, 丹生健一, 稲垣宏

頭頸部癌 49 ( 2 ) 193 - 193 2023.5

脳腫瘍診断におけるliquid biopsyの可能性 Diffuse gliomaにおける髄液cell-free DNAを用いたMLPA法によるコピー数解析

尾辻亮介, 藤岡寛, 秦暢宏, 野口直樹, 三月田祐平, 空閑太亮, 中溝玲, 山元英崇, 溝口昌弘, 吉本幸司

Brain Tumor Pathology 40 ( Suppl. ) 070 - 070 2023.5

Gonadotroph adenomaの術後再増大例におけるエピゲノム変化

寺田英李子, 坂本竜一, 山下彩織, 北村知美, 緒方大聖, 松田やよい, 河合智子, 中林一彦, 空閑太亮, 山元英崇, 吉本幸司, 秦健一郎, 小川佳宏

日本内分泌学会雑誌 99 ( 1 ) 358 - 358 2023.5

下咽頭,喉頭,中咽頭扁平上皮癌におけるHR-HPV感染

久我亮介, 山元英崇, 本郷貴大, 次郎丸梨那, 橋本和樹, 松尾美央子, 中川尚志

頭頸部癌 49 ( 2 ) 130 - 130 2023.5

唾液腺腺様嚢胞癌におけるMYB/MYBL1遺伝子関連異常の検索

頭頸部癌 49 ( 2 ) 193 - 193 2023.5

舌背に発生した扁平上皮癌についての臨床病理学的検討

小野早和子, 廣瀬勝俊, 助川信太郎, 小畑協一, 増井正典, 長谷川利聡, 藤村愛, 香川朋, 嶋田勝光, 中村聡子, 山元英崇

頭頸部癌 49 ( 2 ) 215 - 215 2023.5

扁平上皮癌との鑑別を要した顎下腺高悪性度粘表皮癌の一例

津波克幸, 石川晴菜, 西平紀介, 西平育子, 瑞慶覧陽子, 玉城智子, 金城貴夫, 山元英崇, 樋口佳代子, 和田直樹

日本臨床細胞学会雑誌 62 ( Suppl.1 ) 228 - 228 2023.5

高リスク型ヒトパピローマウイルス関連側頭骨扁平上皮癌の臨床病理学的検討

本郷貴大, 久我亮介, 山元英崇, 次郎丸梨那, 古後龍之介, 橋本和樹, 松尾美央子, 中川尚志

頭頸部癌 49 ( 2 ) 131 - 131 2023.5

唾液腺腫瘍Update 腺房細胞癌・分泌癌

山元英崇

日本臨床細胞学会雑誌 62 ( Suppl.1 ) 158 - 158 2023.5

粘膜生検による病理組織所見が診断の契機となった特発性腸間膜静脈筋内膜過形成の1例

川床慎一郎, 川崎啓祐, 近藤雅浩, 山元英崇, 井浦登志実, 大谷博, 鳥巣剛弘

日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集 121回・115回 161 - 161 2023.5

【病理診断クイックリファレンス 2023】(第4章)頭頸部(口腔・唾液腺など) 多形腺腫

山元英崇

病理と臨床 41 ( 臨増 ) 54 - 54 2023.4

耳下腺領域の転移が診断契機となった頭皮原発血管肉腫の1例

三橋敏順, 佐藤文彦, 山元英崇, 小野剛治, 梅野博仁

頭頸部癌 49 ( 1 ) 20 - 25 2023.4

Language：Japanese Publisher：(一社)日本頭頸部癌学会

血管肉腫は脈管の内皮細胞に由来する稀な悪性腫瘍である。今回,耳下腺領域の転移が診断契機となった血管肉腫を経験した。症例は79歳女性。左耳下部腫瘤を主訴に来院した。MRIで左耳下腺内に長径52mm大の境界不明瞭な腫瘤と,右頸部リンパ節の腫大を認め,いずれもFNAで上皮様異型細胞を認めた。当初,左耳下腺癌(cT3N2cM0)と診断し,原発巣に対して重粒子線治療を予定し,左耳下腺生検と右頸部郭清術を施行した。病理検査の結果は血管肉腫であった。術後,頭皮正中部に長径約6cmの紫斑が出現し,皮膚生検の結果も血管肉腫であった。耳下腺領域の病変は耳下腺リンパ節への転移と考えた。肺と肝にも多発転移を認め,最終的に頭皮原発血管肉腫(T2N1M1)と診断した。患者は積極的治療を希望せず,初診日から4ヵ月後に原病死した。耳下腺領域に悪性腫瘍を認めた場合,頭皮や顔面にも悪性腫瘍がある可能性を念頭に置く必要がある。(著者抄録)

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【病理診断クイックリファレンス 2023】(第4章)頭頸部(口腔・唾液腺など) 基底細胞腺腫

山元英崇

病理と臨床 41 ( 臨増 ) 55 - 55 2023.4

【病理診断クイックリファレンス 2023】(第5章)食道・胃消化管間質腫瘍

山元英崇

病理と臨床 41 ( 臨増 ) 79 - 79 2023.4

【病理診断クイックリファレンス 2023】(第4章)頭頸部(口腔・唾液腺など) 粘表皮癌

山元英崇

病理と臨床 41 ( 臨増 ) 57 - 57 2023.4

HER2検査の新たなパラダイム唾液腺癌HER2検査の解説

長尾俊孝, 浦野誠, 中黒匡人, 山元英崇

日本病理学会会誌 112 ( 1 ) 204 - 204 2023.3

稀少ドライバー変異非小細胞肺癌の遺伝子異常検出におけるオンコマインCDxへの検体提出条件の検討

岩間映二, 白石祥理, 米嶋康臣, 田中謙太郎, 山元英崇, 岡本勇

日本呼吸器学会誌 12 ( 増刊 ) 191 - 191 2023.3

Silent corticotroph adenomaにおけるDDAVP反応性の意義

坂本竜一, 松田やよい, 寺田英李子, 北村知美, 山下彩織, 緒方大聖, 空閑太亮, 宮崎佳子, 山元英崇, 吉本幸司, 小川佳宏

日本内分泌学会雑誌 98 ( 5 ) 1396 - 1396 2023.3

Gonadotroph adenomaのメチル化パターンの解析と、再発例におけるエピゲノム変化の意義の検討

寺田英李子, 坂本竜一, 山下彩織, 北村知美, 緒方大聖, 松田やよい, 河合智子, 中林一彦, 空閑太亮, 宮崎佳子, 山元英崇, 吉本幸司, 秦健一郎, 小川佳宏

日本内分泌学会雑誌 98 ( 5 ) 1395 - 1395 2023.3

酢酸亜鉛起因性胃粘膜障害の内視鏡所見および組織学的所見の検討

堀川恭佑, 田中健大, 岩室雅也, 井川卓朗, 山元英崇

日本病理学会会誌 112 ( 1 ) 359 - 359 2023.3

耳下腺硬化性多嚢胞腺症の1例

斉藤あゆみ, 吉田崇正, 山元英崇, 安松隆治

口腔・咽頭科 36 ( 1 ) 82 - 88 2023.3

Language：Japanese Publisher：日本口腔・咽頭科学会

症例は45歳女性.3ヵ月前に左耳下部腫瘤に気づき当科を受診した.左耳下腺浅葉に2cm大の充実性腫瘤を認め,MRIや穿刺吸引細胞診では多形腺腫やワルチン腫瘍などの良性腫瘍が疑われた.初診から2ヵ月後に左耳下腺浅葉切除術を行った.組織学的には,辺縁部が脂肪に富む腫瘤で,中心部では豊富な線維成分の中にアポクリン化生を伴う上皮が管状・篩状に増生し,腺房細胞内に好酸性の顆粒を認めた.硬化性多嚢胞腺症(SPA)と診断し,術後1年間再発なく経過している.SPAはまれな唾液腺疾患で耳下腺に好発する.良性疾患だが再発や悪性化の報告もあり,慎重な経過観察を要すると考えられた.(著者抄録)

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クローン病に合併した骨髄増殖性疾患における検討

保利喜史, 山元英崇, 川床慎一郎, 藤岡審, 梅野淳嗣, 加藤光次, 三好寛明, 大島孝一, 鳥巣剛弘

日本消化器病学会雑誌 120 ( 臨増総会 ) A348 - A348 2023.3

下咽頭、喉頭および中咽頭扁平上皮癌におけるHPV感染

久我亮介, 山元英崇, 谷口緑, 小田義直

日本病理学会会誌 112 ( 1 ) 264 - 264 2023.3

GISTの分類、病理診断から患者マネジメントへ

山元英崇

日本病理学会会誌 112 ( 1 ) 220 - 220 2023.3

鼻副鼻腔癌の遺伝子異常と臨床病理学的特徴分子診断時代の幕開けか

山元英崇

病理と臨床 41 ( 3 ) 0321 - 0323 2023.3

FDG-PET/CTが診断に寄与したTAFRO症候群の1例

中村勇星, 馬場眞吾, 磯田拓郎, 丸岡保博, 北村宜之, 石神康生, 陳之内文昭, 山元英崇

Japanese Journal of Radiology 41 ( Suppl. ) 69 - 69 2023.2

膿瘍を伴った小児発生のPapillary Craniopharyngiomaの1例

高木勝弘, 菊地一史, 樋渡昭雄, 石神康生, 栂尾理, 空閑太亮, 溝口昌弘, 山元英崇, 岩城徹

Japanese Journal of Radiology 41 ( Suppl. ) 56 - 56 2023.2

顎関節に生じたピロリン酸カルシウム結晶沈着症の1例

菊野亮栄, 松浦由布子, 鷺山幸二, 神谷武志, 樋田知之, 山崎誘三, 石神康生, 松尾美央子, 山元英崇, 藪内英剛

Japanese Journal of Radiology 41 ( Suppl. ) 60 - 60 2023.2

膿瘍を伴った小児発生のPapillary Craniopharyngiomaの1例

高木勝弘, 菊地一史, 樋渡昭雄, 石神康生, 栂尾理, 空閑太亮, 溝口昌弘, 山元英崇, 岩城徹

Japanese Journal of Radiology 41 ( Suppl. ) 56 - 56 2023.2

当院における遺伝性腫瘍診療チームの立ち上げリンチ症候群を中心に

水内祐介, 小川昌宣, 久保真, 鹿田佐和子, 木村緑, 沖英次, 大神達寛, 松元崇, 伊東守, 梅野淳嗣, 荻野治栄, 鶴丸大介, 永吉絹子, 山元英崇, 中村雅史

日本大腸肛門病学会雑誌 76 ( 2 ) 246 - 246 2023.2

左眼窩内alveolar soft part sarcomaの1例

小田剛, 菊地一史, 樋渡昭雄, 馬場眞吾, 石神康生, 栂尾理, 田邉美香, 溝口昌弘, 山元英崇

Japanese Journal of Radiology 41 ( Suppl. ) 65 - 65 2023.2

十二指腸表在腫瘍の診断と治療の最前線当科における胃型形質の非乳頭部十二指腸腺腫・癌の臨床病理学的検討

清森亮祐, 蔵原晃一, 大城由美, 池上幸治, 山元英崇, 八尾隆史

日本消化管学会雑誌 7 ( Suppl. ) 191 - 191 2023.1

喉頭炎症性筋線維芽細胞性腫瘍の3例

Rina Jiromaru, Mioko Matsuo, Hidetaka Yamamoto, Ryosuke Kuga, Takahiro Hongo, Tomomi Manako, Kazuki Hashimoto, Takahiro Wakasaki, Ryuji Yasumatsu, Takashi Nakagawa

JOURNAL OF JAPAN SOCIETY FOR HEAD AND NECK SURGERY 33 ( 1 ) 59 - 65 2023

PDGFRA遺伝子変異(D842V)を認め,嚢胞状の形態を呈した胃GISTの一例

濱崎慎平, 小森圭司, 小副川敬, 久保川賢, 田尻裕匡, 平木由佳, 大石善丈, 山元英崇

日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集 120回・114回 215 - 215 2022.12

唾液腺多型腺癌の臨床病理学的・遺伝学的検討多施設共同研究

宮部悟, 福村元洋, 石橋謙一郎, 中黒匡人, 長尾俊孝, 浦野誠, 谷川真希, 平井秀明, 菊池建太郎, 矢田直美, 杉田好彦, 山元英崇, 大内知之, 草深公秀, 小川郁子, 多田雄一郎, 高田隆, 森永正二郎, 前田初彦, 長尾徹

日本唾液腺学会誌 62 35 - 35 2022.11

眼窩に発生した炎症性筋線維芽細胞性腫瘍の1例

関瑛子, 田邉美香, 村上大輔, 空閑太亮, 門田英輝, 山元英崇, 藤井裕也, 舩津治彦, 秋山雅人, 吉川洋, 園田康平

日本眼科学会雑誌 126 ( 10 ) 820 - 826 2022.10

Language：Japanese Publisher：(公財)日本眼科学会

背景:炎症性筋線維芽細胞性腫瘍(IMT)は筋線維芽細胞の増殖と炎症細胞浸潤を特徴とする中間悪性腫瘍であり,肺,腹腔骨盤内,後腹膜に好発し,眼窩に発生することはまれである.今回,眼窩に発生したIMTの1例を経験したので報告する.症例:46歳,女性.複視を主訴に近医眼科を受診し,眼窩に腫瘍を指摘され九州大学病院眼科を紹介受診した.初診時に右眼球結膜下の赤色調腫瘤および画像診断で右眼窩内下方に35×20×15mmの紡錘形腫瘤を認め,眼球運動障害を来していた.結膜下の腫瘤を生検したところ,炎症細胞浸潤を伴った紡錘形細胞の増殖を認めた.免疫染色の結果,増殖細胞はanaplastic lymphoma kinase(ALK),α-平滑筋アクチン(α-SMA),desmin陽性であり,IMTと診断した.結膜切開および鼻内視鏡下にアプローチして全摘出し,術後24ヵ月の現在,再発は認めていない.結論:眼窩腫瘍で非上皮性腫瘍を疑う際はIMTの可能性も検討する必要がある.(著者抄録)

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頭頸部腫瘤性病変の細胞診で唾液腺導管癌と診断した原発不明扁平上皮癌の一例

齊籐雅史, 仲野友, 富永知恵, 川原知美, 山元英崇, 孝橋賢一, 松下能文

日本臨床細胞学会雑誌 61 ( Suppl.2 ) 520 - 520 2022.10

細胞診ガイドライン(唾液腺)改訂の要点

長尾俊孝, 浦野誠, 加藤拓, 河原明彦, 駄阿勉, 谷川真希, 中黒匡人, 三宅真司, 山元英崇

日本臨床細胞学会雑誌 61 ( Suppl.2 ) 465 - 465 2022.10

山元英崇

日本臨床細胞学会雑誌 61 ( Suppl.2 ) 414 - 414 2022.10

骨軟部腫瘍の細胞診に関する後方視的検討と有用性について

藤本翔大, 山本将義, 平川萌絵, 浅川拓也, 杉井梓, 古賀裕, 田口健一, 薛宇孝, 孝橋賢一, 山元英崇, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 61 ( Suppl.2 ) 593 - 593 2022.10

多発骨転移を伴った肺原発多型腺腫の一例

高木勝弘, 陣内三佳子, 篠崎賢治, 澤本博史, 楠本千絵, 田嶋創, 田口健一, 岡本龍郎, 山元英崇

日本医学放射線学会秋季臨床大会抄録集 58回 S457 - S457 2022.8

病理検体を用いた遺伝子検査における作業効率化・標準化のための取り組みチェックシートによる情報管理の有用性

遠峰由希恵, 大久保文彦, 山元英崇, 山口知彦, 野上美和子, 中附加奈子, 仲正喜, 小田義直

医学検査 71 ( 3 ) 528 - 537 2022.7

Language：Japanese Publisher：(一社)日本臨床衛生検査技師会

本邦において、分子標的治療やがんゲノム医療が推進され、病理検体を用いたコンパニオン診断・遺伝子検査(以下、病理検体遺伝子検査)の項目数と出検数が著しく増加しており、検体要件も検査ごとに異なる。これに伴い臨床検査技師への負担は大きくなっており、作業効率化や標準化への取り組みが急務である。今回、当院における病理検体遺伝子検査の現状と作業効率化のための取り組みを報告する。過去5年間(2016年～2020年)で、病理検体遺伝子検査は、項目数が約2.5倍、年間出検数が約2倍に増加していた。作業の効率化と標準化のため、当院では独自に3種類(コンパニオン診断用、肺がん関連遺伝子検査用、がん遺伝子パネル検査用)の病理検体遺伝子検査チェックシートを作成し、適宜改訂しながら運用してきた。主な特徴は、1)検体情報と確認事項の記入、2)複数検査項目依頼時の優先順位の記入、3)必要書類、検体提出要件の参照、4)病理医による検体適否と薄切枚数の記入である。このチェックシートの導入は、病理部員同士の情報共有と作業効率化や標準化の一助となった。病理検体遺伝子検査において、臨床検査技師はプレアナリシスの段階から重要な役割を担っているが、検査依頼を受けてから検体提出までの工程と情報管理も重要であり、その1つの手段として病理検体遺伝子検査チェックシートの活用は大変有用であると考えられた。(著者抄録)

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核グレード分類と組織学的グレード分類の比較

森崎隆史, 久保真, 甲斐昌也, 黒木留美, 林早織, 山田舞, 金城和寿, 山元英崇, 中村雅史

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 30回 EP4 - 44 2022.6

悪性骨巨細胞腫の組織と遺伝子変異の検討 TP53遺伝子変異とH3K27me3の消失に関して

石原新, 山元英崇, 岩崎健, 戸田雄, 孝橋賢一, 藤原稔史, 薛宇孝, 遠藤誠, 松本嘉寛, 中島康晴, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 96 ( 6 ) S1429 - S1429 2022.6

右膝軟部腫瘍の1例

松本嘉寛, 孝橋賢一, 山元英崇, 朝永匠, 川口健悟, 遠藤誠, 藤原稔史, 飯田圭一郎, 中島康晴, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 96 ( 6 ) S1272 - S1272 2022.6

IBD診療における諸問題炎症性腸疾患に合併したリンパ増殖性疾患に関する検討

保利喜史, 山元英崇, 川床慎一郎, 鳥巣剛弘, 加藤光次, 古賀友紀, 三好寛好, 大島孝一, 中村昌太郎, 田中貴英, 松野雄一, 蔵原晃一, 平田敬, 横手章人, 原田英, 工藤哲司, 平川克也, 中村滋郎, 永田豊, 北園孝成

日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集 119回・113回 77 - 77 2022.6

右膝軟部腫瘍の1例

松本嘉寛, 孝橋賢一, 山元英崇, 朝永匠, 川口健悟, 遠藤誠, 藤原稔史, 飯田圭一郎, 中島康晴, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 96 ( 6 ) S1272 - S1272 2022.6

異所性胃粘膜から発生した食道腺癌の1例

岡村活揮, 長末智寛, 梅野淳嗣, 川崎啓祐, 冬野雄太, 松野雄一, 藤岡審, 川床慎一郎, 山元英崇, 森山智彦, 鳥巣剛弘, 家守智大, 北園孝成

日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集 119回・113回 137 - 137 2022.6

悪性骨巨細胞腫の組織と遺伝子変異の検討 TP53遺伝子変異とH3K27me3の消失に関して

石原新, 山元英崇, 岩崎健, 戸田雄, 孝橋賢一, 藤原稔史, 薛宇孝, 遠藤誠, 松本嘉寛, 中島康晴, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 96 ( 6 ) S1429 - S1429 2022.6

骨巨細胞腫における免疫微小環境の検討デノスマブ前後で主にPD-L1とSIRPαの発現に着目して

戸田雄, 孝橋賢一, 山元英崇, 石原新, 伊東良広, 薄陽祐, 川口健悟, 山田裕一, 藤原稔史, 薛宇孝, 遠藤誠, 松本嘉寛, 中島康晴, 馬渡正明, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 96 ( 6 ) S1368 - S1368 2022.6

骨巨細胞腫における免疫微小環境の検討デノスマブ前後で主にPD-L1とSIRPαの発現に着目して

戸田雄, 孝橋賢一, 山元英崇, 石原新, 伊東良広, 薄陽祐, 川口健悟, 山田裕一, 藤原稔史, 薛宇孝, 遠藤誠, 松本嘉寛, 中島康晴, 馬渡正明, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 96 ( 6 ) S1368 - S1368 2022.6

膵IPMNに類似した唾液腺粘液性腺癌の一例

金谷直哉, 川嶋大輔, 吉田健登, 上原俊貴, 井上佳奈子, 成富文哉, 平木由佳, 大石善丈, 山元英崇

日本臨床細胞学会雑誌 61 ( Suppl.1 ) 190 - 190 2022.5

CTガイド下生検時の細胞診で診断し得た卵巣成人型顆粒膜細胞腫再発の1例

安武伸子, 安永昌史, 奥川馨, 矢幡秀昭, 大久保文彦, 山元英崇, 小田義直, 加藤聖子

日本臨床細胞学会雑誌 61 ( Suppl.1 ) 260 - 260 2022.5

【知っておきたい病理の知識】HPV関連中咽頭癌の病理

山元英崇, 久我亮介, 本郷貴大, 次郎丸梨那

耳鼻咽喉科 1 ( 5 ) 607 - 614 2022.5

ミラノシステムに基づいた唾液腺細胞診-VSを用いた診断困難例の解説- 症例1-3

野上美和子, 山元英崇, 梶原大雅, 並河真美, 仲正喜, 木村理恵, 中附加奈子, 山口知彦, 大久保文彦, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 61 ( Suppl.1 ) 157 - 157 2022.5

進行口腔癌の下顎骨区域切除における術中迅速骨髄捺印細胞診の意義

橋本和樹, 安松隆治, 松尾美央子, 若崎高裕, 次郎丸梨那, 真子知美, 山元英崇, 本郷貴大, 久我亮介, 門田英輝, 吉田聖, 上薗健一, 中川尚志

頭頸部癌 48 ( 2 ) 195 - 195 2022.5

胸水中に出現したMyeloid sarcomaが疑われる一例

前田裕亮, 宮本京子, 清島久美, 亀井美沙, 大田竜誠, 中尾文彦, 陳之内文昭, 加藤光次, 山元英崇, 田中顕, 三好寛明, 大島孝一, 仙波雄一郎, 野上順平, 前田高宏, 赤司浩一

Cytometry Research 32 ( Suppl. ) 37 - 37 2022.5

簡便かつ安価なHPV関連頭頸部癌同定方法の確立にむけて

次郎丸梨那, 安松隆治, 山元英崇, 久我亮介, 本郷貴大, 真子知美, 橋本和樹, 若崎高裕, 松尾美央子, 中川尚志

頭頸部癌 48 ( 2 ) 185 - 185 2022.5

唾液腺導管癌(SDC)240例における病理組織学的予後予測因子の解明大規模コホートでの解析

草深公秀, 上田佳緒璃, 稲垣宏, 鈴木健介, 岩井大, 河田了, 高橋秀聡, 山元英崇, 中谷英仁, 鈴木誠

頭頸部癌 48 ( 2 ) 158 - 158 2022.5

Silent corticotroph adenomaの術前診断におけるdesmopressin試験の有用性

白石弘樹, 松田やよい, 山下彩織, 中尾裕, 寺田英李子, 緒方大聖, 坂本竜一, 空閑太亮, 吉本幸司, 宮崎佳子, 山元英崇, 小川佳宏

日本内分泌学会雑誌 98 ( 1 ) 280 - 280 2022.4

側頭骨扁平上皮癌におけるPD-L1発現と腫瘍浸潤リンパ球の評価ならびに予後の検討

本郷貴大, 小宗徳孝, 久我亮介, 野田哲平, 宮崎健, 山元英崇, 中川尚志

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 125 ( 4 ) 698 - 698 2022.4

唾液腺原発粘表皮癌におけるCRTC1/3-MAML2キメラ遺伝子の意義:多施設研究による検討

奥村嘉英, 奥村嘉英, 中野さつき, 村瀬貴幸, 上田佳緒璃, 上田佳緒璃, 川北大介, 長尾俊孝, 草深公秀, 浦野誠, 山元英崇, 加納里志, 塚原清彰, 大上研二, 長尾徹, 花井信広, 岩井大, 河田了, 多田雄一郎, 丹生健一, 稲垣宏

頭頸部癌 48 ( 2 ) 2022

十二指腸非乳頭部腫瘍診療における課題と治療戦略胃型の非乳頭部十二指腸腫瘍に対する内視鏡治療の現状と選択

蓑田洋介, 伊原栄吉, 山元英崇, 江崎充, 畑佳孝, 佐々木泰介, 荻野治栄, 小川佳宏

日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集 118回・112回 92 - 92 2021.12

十二指腸胃型腫瘍に対してEMRO(EMR with OTSC)を行った一例

鍛治屋祐, 梅野淳嗣, 川床慎一郎, 長末智寛, 松野雄一, 森山智彦, 山元英崇, 家守智大, 家守光雄, 鳥巣剛弘

日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集 118回・112回 154 - 154 2021.12

唾液腺細胞診ミラノシステムを用いた国内多施設共同研究の報告

樋口佳代子, 浦野誠, 谷川真希, 加藤拓, 秋葉純, 山元英崇, 長尾俊孝

日本唾液腺学会誌 61 39 - 39 2021.11

当科における胃型形質の表在性十二指腸上皮性腫瘍(SNADETs)の臨床病理学的検討

清森亮祐, 蔵原晃一, 大城由美, 池上幸治, 原裕一, 吉原崇正, 江頭信二郎, 井本尚徳, 南川容子, 山元英崇

日本消化器病学会四国支部例会プログラム・抄録集 116回 69 - 69 2021.10

NTRK融合遺伝子陽性腫瘍に対する治療戦略 NTRK融合遺伝子陽性腫瘍の病理診断

孝橋賢一, 木下伊寿美, 岩崎健, 山元英崇, 小田義直

日本小児血液・がん学会雑誌 58 ( 4 ) 148 - 148 2021.10

腫瘍細胞の形態に基づく軟部腫瘍の細胞学的鑑別診断多形性を示す軟部腫瘍の細胞診とその役割

仲正喜, 山元英崇, 孝橋賢一, 山口知彦, 大久保文彦, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 60 ( Suppl.2 ) 428 - 428 2021.10

唾液腺

山元英崇

日本臨床細胞学会雑誌 60 ( Suppl.2 ) 384 - 384 2021.10

採卵針を用いた腹水細胞診が診断確定に有用であった子宮頸癌IA1期再発の一例

安永昌史, 矢幡秀昭, 奥川馨, 仲正喜, 大久保文彦, 山田裕一, 山元英崇, 小田義直, 加藤聖子

日本臨床細胞学会雑誌 60 ( Suppl.2 ) 568 - 568 2021.10

胆道上皮内腫瘍と細胞診をめぐる問題胆管上皮内腫瘍の細胞診断(IPNBとBilINについて)

大久保文彦, 野上美和子, 山口知彦, 中附加奈子, 仲正喜, 木村理恵, 山元英崇, 古賀裕, 藤森尚, 大野隆真, 仲田興平, 中村雅史, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 60 ( Suppl.2 ) 437 - 437 2021.10

十二指腸下行脚に発生した胃型腫瘍に対して腹腔鏡内視鏡合同手術を施行した1例

野口彰子, 大内田研宙, 森山大樹, 松吉隆仁, 進藤幸治, 川床慎一郎, 山元英崇, 藤岡審, 鳥巣剛弘, 永井俊太郎, 仲田興平, 中村雅史

日本消化器外科学会雑誌 54 ( 9 ) 595 - 603 2021.9

Language：Japanese Publisher：(一社)日本消化器外科学会

症例は72歳の男性で,心窩部痛を主訴に施行した上部消化管内視鏡検査で上十二指腸角の肛門側に約3cm大の扁平隆起性病変を認め,生検で十二指腸胃型腫瘍の診断となった.術前精査では深達度の評価や良悪性の鑑別は困難であったが,診断的治療目的に腹腔鏡内視鏡合同手術(laparoscopy and endoscopy cooperative surgery;以下,LECSと略記)を施行した.術後合併症なく経過し,最終病理結果は十二指腸胃型腺癌の診断であった.通常,十二指腸下行脚の悪性病変に対しては侵襲度に幅があるさまざまな術式があり,個々の悪性度・深達度に応じて決定されるべきである.しかし,十二指腸胃型腫瘍は異型度が低く,術前の悪性度診断が困難なことがある.一方,十二指腸病変に対するLECSは低侵襲かつ内視鏡単独による治療と比べ安全であり,特に本症例のような十二指腸胃型腫瘍に対しては,診断的治療法として有用な選択肢の一つとなりえると考えられた.(著者抄録)

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CPC 何が起きていたのか?最終病理診断からのメッセージ AIDS発症後、低体温、急性肝腎障害をきたした31歳の男性

谷口純一, 吉野俊平, 高山耕治, 西知世, 桑野公輔, 菅沼明彦, 中田浩智, 加島雅之, 山元英崇, 本田裕之, 鋪野紀好, 松本正孝, 須永眞司

日本内科学会雑誌 110 ( 9 ) 2048 - 2066 2021.9

Clinical outcome of methotrexate-associated lymphoproliferative disorders(和訳中)

原田卓哉, 岩崎浩己, 牟田毅, 浦田慎吾, 坂本愛子, 河野健太郎, 高瀬謙, 宮村知也, 澤部琢哉, 麻奥英毅, 押領司健介, 藤崎智明, 森康雄, 吉本五一, 綾野雅宏, 三苫弘喜, 宮本敏浩, 新納宏昭, 山元英崇, 大城由美, 三好寛明, 大島孝一, 竹下盛重, 加藤光次, 赤司浩一

日本血液学会学術集会 83回 OS1 - 2 2021.9

乳癌との鑑別を要した骨盤内高悪性度漿液性腺癌乳房転移の2例

原田由利菜, 久保真, 甲斐昌也, 山田舞, 林早織, 島崎亜希子, 川地眸, 金城和寿, 森瞳美, 大石善丈, 山元英崇, 小田義直, 中村雅史

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 29回 130 - 130 2021.7

狭窄を呈した小腸濾胞性リンパ腫の1例

江頭信二郎, 松野雄一, 冬野雄太, 川床慎一郎, 山元英崇, 野口彰子, 水内祐介, 鳥巣剛弘, 北園孝成

日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集 117回・111回 144 - 144 2021.6

S状結腸の狭窄を伴い憩室炎症状を繰り返した濾胞性リンパ腫の1例

西田美沙子, 今津愛介, 永吉絹子, 永井俊太郎, 川床慎一郎, 山本猛雄, 山元英崇, 鳥巣剛弘, 北園孝成

日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集 117回・111回 158 - 158 2021.6

骨巨細胞腫におけるdenosumabの治療効果に対するバイオマーカー βカテニン染色による骨巨細胞腫の骨形成予測

木村敦, 戸田雄, 松本嘉寛, 山元英崇, 八尋健一郎, 島田英二郎, 金堀将也, 福島俊, 中川亮, 薛宇孝, 遠藤誠, 藤原敏史, 松延知哉, 小田義直, 中島康晴

日本整形外科学会雑誌 95 ( 6 ) S1282 - S1282 2021.6

後腹膜孤立性線維性腫瘍の1例

太田耕二, 西中秀和, 横田太郎, 萱島理, 外園幸司, 山下信行, 古賀裕, 山元英崇

臨牀と研究 98 ( 6 ) 727 - 732 2021.6

Language：Japanese Publisher：大道学館出版部

症例は71歳女性で、上腹部腫瘤を主訴とした。胸腹部造影CTにて、肝左葉背側に近接した9cm大の境界明瞭な多血性充実性腫瘤を認めた。門脈臍部は腫瘤に圧排されて変形していたが、閉塞は認めなられなかった。腹部MRIでは、T1強調像で不均一な低信号を認め、T2強調像では腫瘤は不均一な低〜高信号を示した。拡張強調像では、不均一な高信号を認め、ADCは低下し、悪性腫瘍病変が疑われた。Whole-body diffusion-weighted MRI検査では、明らかな多臓器転移の所見は認められなかった。Vascular phaseでは、内部に線状の脈管を伴いながら非腫瘍領域より遅延して濃染し、Kupffer phaseでは、明瞭な欠損を呈した。上部消化管内視鏡検査では、胃体上部小彎に、管外性の圧排所見を認めた。以上の所見より、腹腔内腫瘍(悪性腫瘍)の診断で、開腹下腫瘍摘出術を施行した。腫瘤は10×8×8cm大、重さは約350g、白色調で弾性硬で厚い被膜に覆われていた。病理組織学的検査では、HE染色で、腫瘍細胞の特定のパターンのない増殖を認めた。以上より、後腹膜原発の良性孤立性線維性腫瘍と診断された。術後は経過良好で、術後35日に退院となり、術後1年6ヵ月の現在も無再発生存中である。

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骨巨細胞腫におけるdenosumabの治療効果に対するバイオマーカー βカテニン染色による骨巨細胞腫の骨形成予測

木村敦, 戸田雄, 松本嘉寛, 山元英崇, 八尋健一郎, 島田英二郎, 金堀将也, 福島俊, 中川亮, 薛宇孝, 遠藤誠, 藤原敏史, 松延知哉, 小田義直, 中島康晴

日本整形外科学会雑誌 95 ( 6 ) S1282 - S1282 2021.6

大腸と咽頭に再発した胃MALTリンパ腫の一例

加来寿光, 鳥巣剛弘, 近藤雅浩, 膳所圭三, 冬野雄太, 森康雄, 川床慎一郎, 山元英崇, 北園孝成

日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集 117回・111回 142 - 142 2021.6

NK/T cell lymphomaとの鑑別が困難であったPlasmablastic lymphomaの一例

小方由美子, 宮本京子, 清島久美, 亀井美沙, 前田裕亮, 佐々木謙介, 内海紗江, 島隆宏, 加藤光次, 山元英崇, 山田恭平, 三好寛明, 大島孝一, 前田高宏

Cytometry Research 31 ( Suppl. ) 29 - 29 2021.6

アザチオプリン加療中に医原性免疫不全関連リンパ増殖性疾患を発症した潰瘍性大腸炎の一例

才木琢登, 梅野淳嗣, 坂本圭, 島隆宏, 川床慎一郎, 山元英崇, 鳥巣剛弘, 北園孝成

日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集 117回・111回 147 - 147 2021.6

唾液腺細胞診ミラノシステムの有用性を検証する先駆的な多施設共同研究

樋口佳代子, 浦野誠, 長尾俊孝, 山元英崇, 秋葉純, 谷川真希, 加藤拓

日本臨床細胞学会雑誌 60 ( Suppl.1 ) 143 - 143 2021.5

仲正喜, 山元英崇, 野上美和子, 山口知彦, 大久保文彦, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 60 ( Suppl.1 ) 171 - 171 2021.5

唾液腺細胞診断-ミラノシステムの適用と解説- 唾液腺細胞診断ミラノシステムの適用と解説-症例提示

野上美和子, 山元英崇, 大久保文彦, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 60 ( Suppl.1 ) 163 - 163 2021.5

ETV6-NTRK3融合遺伝子を有する肺原発炎症性筋線維芽細胞性腫瘍の一例

澤口芽生, 鈴木理樹, 山元英崇, 杉山加奈, 那須隆二, 酒井麻衣, 岩撫成子, 蓮本智美, 北村和久, 横瀬智之

日本臨床細胞学会雑誌 60 ( Suppl.1 ) 217 - 217 2021.5

子宮体癌における腹水細胞診単独陽性例の予後の検討

矢幡秀昭, 奥川馨, 安永昌史, 大久保文彦, 山口知彦, 野上美和子, 山田裕一, 山元英崇, 小田義直, 加藤聖子

日本臨床細胞学会雑誌 60 ( Suppl.1 ) 180 - 180 2021.5

ETV6-NTRK3融合遺伝子を有する肺原発炎症性筋線維芽細胞性腫瘍の一例

澤口芽生, 鈴木理樹, 山元英崇, 杉山加奈, 那須隆二, 酒井麻衣, 岩撫成子, 蓮本智美, 北村和久, 横瀬智之

日本臨床細胞学会雑誌 60 ( Suppl.1 ) 217 - 217 2021.5

多施設共同大規模コホートにおける唾液腺導管癌(SDC)304例の臨床的予後因子の検討

草深公秀, 鈴木健介, 岩井大, 河田了, 高橋秀聡, 上田佳緒璃, 稲垣宏, 山元英崇, 佐藤洋子, 中谷英仁, 唾液腺腫瘍研究グループ(Salivary Gland Tumor Research Group:SGTRG)

頭頸部癌 47 ( 2 ) 183 - 183 2021.5

臨床現場と共有したい頭頸部腫瘍の病理学的考察 HPV関連腫瘍と非関連腫瘍の臨床病理像

山元英崇

頭頸部癌 47 ( 2 ) 154 - 154 2021.5

唾液腺癌に対する免疫チェックポイント阻害薬の臨床効果に関する検討

橋本和樹, 安松隆治, 松尾美央子, 若崎高裕, 次郎丸梨那, 真子知美, 山元英崇, 久我亮介, 益田宗幸, 倉富勇一郎, 瓜生英興, 玉江昭裕, 田浦政彦, 竹内寅之進, 吉田崇正, 中川尚志

頭頸部癌 47 ( 2 ) 207 - 207 2021.5

HPV由来の扁平上皮癌、神経内分泌癌による中咽頭複合癌の1例

瓜生英興, 嬉野悠太, 内龍太郎, 本郷貴大, 河内茂人, 山元英崇, 中島寅彦

頭頸部癌 47 ( 2 ) 202 - 202 2021.5

鼻副鼻腔扁平上皮癌におけるPD-L1発現とTILの予後への影響及び免疫チェックポイント阻害薬との関係

本郷貴大, 山元英崇, 次郎丸梨那, 野崎優衣, 安松隆治, 益田宗幸, 中川尚志, 小田義直

頭頸部癌 47 ( 2 ) 227 - 227 2021.5

中咽頭扁平上皮癌における転写活性を有するハイリスク型HPV感染とp16過剰発現及びRb欠失の関係

次郎丸梨那, 山元英崇, 安松隆治, 本郷貴大, 野崎優衣, 中川尚志

頭頸部癌 47 ( 2 ) 226 - 226 2021.5

Deep Learningを用いた乳癌HE染色画像解析とタンパク発現予測に関する研究

原田由梨菜, 中津川宗秀, 久保真, 甲斐昌也, 山田舞, 森瞳美, 川地眸, 金城和寿, 林早織, 島崎亜希子, 森崎隆史, 岩崎健, 山元英崇, 小田義直, 中村雅史

日本外科学会定期学術集会抄録集 121回 SF - 5 2021.4

頭頸部原発ラブドイド型扁平上皮癌(RSCC)の2症例

草深公秀, 山元英崇, 馬場聡, 村上明紀, 村松彩, 新井一守, 鈴木誠

日本病理学会会誌 110 ( 1 ) 271 - 271 2021.3

2020年骨軟部腫瘍WHO分類における新規疾患概念 SWI/SNF関連肉腫

孝橋賢一, 山元英崇, 山田裕一, 木下伊寿美, 小田義直

日本病理学会会誌 110 ( 1 ) 186 - 186 2021.3

脱分化型脂肪肉腫の予後因子原発症例127例の検討(Clinicopathological prognostic factors of dedifferentiated liposarcoma: a study of 127 primary cases)

毛利太郎, 山田裕一, 木下伊寿美, 孝橋賢一, 山元英崇, 小田義直

日本病理学会会誌 110 ( 1 ) 234 - 234 2021.3

小児腫瘍の病理診断:最近のトピックス小児骨軟部腫瘍のトピックス

孝橋賢一, 山元英崇, 山田裕一, 木下伊寿美, 小田義直

日本病理学会会誌 110 ( 1 ) 190 - 190 2021.3

MPNSTにおけるH3K27me3およびH3K27me2発現臨床病理学的特徴と免疫染色との関連性

伊東良広, 孝橋賢一, 山田裕一, 薄陽祐, 川口健悟, 木下伊寿美, 遠藤誠, 山元英崇, 中島康晴, 小田義直

日本病理学会会誌 110 ( 1 ) 233 - 233 2021.3

臨床室椎体間固定術後遅発性に砂粒状内容物の逸出を認めた2例

藤井陽生, 高尾恒彰, 小早川和, 金山博成, 森英治, 甲斐之尋, 山元英崇, 河野修, 前田健, 小田義直, 中島康晴

整形外科 71 ( 13 ) 1370 - 1374 2020.12

Language：Japanese Publisher：(株)南江堂

症例1(64歳男性)、歩行困難を主訴とした。症例2(85歳男性)、両下肢脱力を主訴とした。2例とも腰椎固定術から3年以上経過後に主訴が出現し、X線像では椎弓根スクリュー周囲の骨透亮像や固定椎間の真空現象を認め、骨癒合不全をきたしていた。いずれもCT所見で固定椎間の脊柱管内に砂粒状内容物に特徴的な高信号域を認め、硬膜嚢を圧排していたため、再手術を行い、2例とも術後に症状が改善した。本例においては、椎体間固定術後の骨癒合不全により長期にわたって不安定性が残存した。このことからケージ周囲の椎体および移植骨が破砕されてbone sandとなり、脊柱管内に逸出したために馬尾症状を呈したと考えられ、destructive discovertebral degenerative diseaseと類似した病態が関与していると推察された。

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免疫抑制療法中のCrohn病患者に発症した形質芽細胞性リンパ腫の1例

江頭信二郎, 森麻里母, 森山智彦, 内海紗江, 佐々木謙介, 島隆宏, 加藤光次, 中原真希子, 川床慎一郎, 山元英崇, 鳥巣剛弘, 北園孝成

日本消化器病学会九州支部例会プログラム・抄録集 116回 133 - 133 2020.12

PDGFRA遺伝子変異を有する胃GISTの1例

樋田理沙, 久保倉尚哉, 恒吉正澄, 山元英崇, 川床慎一郎, 遠藤伸悟, 藤見寛子, 大場未紀, 小林広幸

日本消化器病学会九州支部例会プログラム・抄録集 116回 154 - 154 2020.12

【消化器腫瘍I 新WHO分類のポイント消化管編】間葉系腫瘍

山元英崇

病理と臨床 38 ( 11 ) 1026 - 1032 2020.11

最新版!ゲノム診断における細胞診【春秋シリーズ】実臨床でのがん遺伝子診断における細胞診検体の運用

大久保文彦, 山元英崇, 伊地知佳世, 野上美和子, 山口知彦, 中附加奈子, 仲正喜, 木村理恵, 古賀裕, 孝橋賢一, 山田裕一, 岩間映二, 岡本勇, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 59 ( Suppl.2 ) 481 - 481 2020.11

稀な肺腫瘍炎症性筋線維芽細胞腫瘍の形態について

小嶋健太, 山本将義, 藤本翔大, 浅川拓也, 野中修一, 竹下和美, 今村彰吾, 奥村幸彦, 藤田綾, 田口健一, 山元英崇

日本臨床細胞学会雑誌 59 ( Suppl.2 ) 464 - 464 2020.11

これからの骨軟部腫瘍の細胞診骨軟部細胞診における新しい報告様式の提言

仲正喜, 山元英崇, 野上美和子, 山口知彦, 大久保文彦, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 59 ( Suppl.2 ) 486 - 486 2020.11

これからの骨軟部腫瘍の細胞診骨軟部腫瘍の遺伝子異常と細胞診

孝橋賢一, 山元英崇, 山田裕一, 木下伊寿美, 大久保文彦, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 59 ( Suppl.2 ) 484 - 484 2020.11

呼吸器領域におけるセルブロック-他施設法を使用して- コロジオンバッグ法とサンドイッチ法の比較について

山口知彦, 大久保文彦, 中附加奈子, 野上美和子, 仲正喜, 並河真美, 木村理恵, 山元英崇, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 59 ( Suppl.2 ) 493 - 493 2020.11

先天性高インスリン血症の一例

並河真美, 孝橋賢一, 山元英崇, 大久保文彦, 山口知彦, 野上美和子, 中附加奈子, 仲正喜, 木下伊寿美, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 59 ( Suppl.2 ) 525 - 525 2020.11

唾液腺細胞診ミラノシステムの運用経験と有用性-各職種の立場から- 2年間の前向き運用から見えてきた唾液腺細胞診ミラノシステムの有用性と課題

野上美和子, 山元英崇, 大久保文彦, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 59 ( Suppl.2 ) 497 - 497 2020.11

LIQUID BLOCKERを用いた尿細胞診検体処理法の評価

梶原大雅, 大久保文彦, 野上美和子, 山口知彦, 中附加奈子, 仲正喜, 木村理恵, 並河真美, 古賀裕, 山元英崇, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 59 ( Suppl.2 ) 619 - 619 2020.11

【めずらしい腫瘍に対するアプローチ】病理がめずらしいリンパ上皮癌

本郷貴大, 山元英崇

JOHNS 36 ( 11 ) 1488 - 1490 2020.11

嚢胞状発育を示す胸腺腺癌の1切除例

岩浪崇嗣, 吉松克真, 芦刈周平, 花桐武志, 山元英崇

日本呼吸器外科学会雑誌 34 ( 7 ) 776 - 780 2020.11

Language：Japanese Publisher：(NPO)日本呼吸器外科学会

【背景】胸腺腫瘍の大部分は胸腺腫で,胸腺癌は稀である.胸腺癌の中でも扁平上皮癌がほとんどを占め腺癌は極めて稀である.【症例】70歳代女性で胸部CTにおいて前縦隔腫瘍を指摘され,当科へ紹介受診となった.精査にて前縦隔に12mmの辺縁整な嚢胞性病変を認めた.2019年5月に胸腔鏡下前縦隔腫瘍摘出術を施行した.最終病理組織診断は非乳頭状腺癌であった.縦隔原発の腺癌は非常に稀であり,他臓器癌の転移も疑われたため,全身の精査を施行したが,明らかな原発巣を認めないため,胸腺原発腺癌(T1N0M0 stage I)と診断した.現在無再発で生存中である.【結語】今回,特異な嚢胞状発育を示す腺癌を経験した.このような増殖形態を示す腺癌を縦隔に認めるのは稀であり,転移性腫瘍を鑑別しなければならないと考える.(著者抄録)

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未分化多型肉腫におけるPD-L1とIDO-1の発現の検討

石原新, 山田裕一, 戸田雄, 孝橋賢一, 山元英崇, 小田義直

日本癌学会総会記事 79回 OJ12 - 6 2020.10

穿刺吸引細胞診で悪性を疑った慢性甲状腺炎の一例

中附加奈子, 大久保文彦, 内龍太郎, 野崎優衣, 山元英崇, 小田義直

日本臨床細胞学会九州連合会雑誌 51 63 - 67 2020.10

Language：Japanese Publisher：日本臨床細胞学会-九州連合会

背景慢性甲状腺炎の細胞像は、濾胞上皮細胞の好酸性変化と多数のリンパ球が特徴的であるが、時に濾胞上皮細胞が異型を示す。今回、甲状腺の穿刺吸引細胞診(Fine needle aspiration cytology:以下FNAC)で悪性を疑った慢性甲状腺炎の一例を報告する。症例 70歳代、女性。歯肉癌の経過観察中、CTにて両甲状腺腫大を指摘され、右葉に結節影、左葉には石灰化がみられた。FNACでは、濾胞上皮細胞が孤在性〜小集塊状で出現し、好酸性変化、核濃染、大小不同、著明な核小体を呈する一方、リンパ球浸潤は少数であり、悪性上皮性腫瘍を疑った。摘出された甲状腺の組織像は、著明なリンパ球浸潤と濾胞上皮細胞の核異型、核腫大を示す慢性甲状腺炎に合致する所見であった。結論 FNACで背景のリンパ球が少数の場合、慢性甲状腺炎の推定は困難なことがある。過剰診断を避けるために、慢性甲状腺炎における濾胞上皮細胞の細胞形態の多彩性を十分に認識し、さらに臨床所見や超音波画像所見との整合性を確認する必要性がある。(著者抄録)

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大腸DLBCLにおける分子学的亜分類ならびに免疫グロブリン遺伝子転座の予後因子としての意義について

保利喜史, 中村昌太郎, 山元英崇, 鳥巣剛弘

日本消化器病学会雑誌 117 ( 臨増大会 ) A778 - A778 2020.10

外耳道扁平上皮癌の網羅的ゲノム解析

佐藤晋彰, 小池健輔, 本郷貴大, 内龍太郎, 山元英崇, 益田宗幸, 小田義直, 三森功士, 中川尚志

日本癌学会総会記事 79回 PJ14 - 6 2020.10

大腸DLBCLにおける分子学的亜分類ならびに免疫グロブリン遺伝子転座の予後因子としての意義について

保利喜史, 中村昌太郎, 山元英崇, 鳥巣剛弘

日本消化器病学会雑誌 117 ( 臨増大会 ) A778 - A778 2020.10

胃充実型低分化腺癌における予後良好因子としてのARID1A発現異常

佐々木泰介, 孝橋賢一, 山元英崇, 山田裕一, 古賀裕, 鶴田伸一, 小田義直

日本癌学会総会記事 79回 OJ10 - 1 2020.10

骨肉腫患者におけるPD-L1およびIDO1の発現、腫瘍浸潤リンパ球の検討

戸田雄, 孝橋賢一, 山田裕一, 石原新, 伊東良広, 山元英崇, 小田義直

日本癌学会総会記事 79回 OJ14 - 2 2020.10

がんの発生と制御への挑戦 HPV関連頭頸部癌の病理

山元英崇

Journal of Oral Biosciences Supplement 2020 80 - 80 2020.9

新規のVCL-ALK融合遺伝子を伴ったHigh-gradeグリオーマの幼児例

山本俊亮, 古賀友紀, 小野宏彰, 岩屋悠生, 浅井完, 小野光太郎, 波多江龍亮, 秦暢宏, 溝口昌弘, 山元英崇, 鈴木諭, 岩城徹, 大賀正一

日本小児血液・がん学会雑誌 57 ( 2 ) 189 - 189 2020.9

広範な播種を伴った小児高悪性度腫瘍の一例

秦暢宏, 鈴木諭, 溝口昌弘, 波多江龍亮, 小野光太郎, 古賀友紀, 小野宏彰, 山本俊亮, 山元英崇, 岩城徹

Brain Tumor Pathology 37 ( Suppl. ) 084 - 084 2020.8

FoundationOne CDxによる進行大腸癌患者の遺伝子変異解析

倉田加奈子, 久保真, 永井俊太郎, 藤田逸人, 土橋賢司, 有山寛, 永吉絹子, 貞苅良彦, 川地眸, 甲斐昌也, 伊東守, 山元英崇, 小田義直, 馬場英司, 中村雅史

日本外科学会定期学術集会抄録集 120回 SF - 5 2020.8

脳死肝移植後に成人T細胞性白血病リンパ腫とびまん性大細胞型B細胞リンパ腫のComposite lymphomaの診断となった1症例

清島久美, 宮本京子, 亀井美沙, 小方由美子, 野瀬穣, 南満理子, 吉本五一, 吉住朋晴, 森正樹, 山元英崇, 前田高宏

Cytometry Research 30 ( 1 ) 11 - 14 2020.7

Language：Japanese Publisher：(一社)日本サイトメトリー学会

60歳男性。57歳時に劇症肝炎で脳死肝移植術を受けていた。術前検査で抗HTLV-1抗体が陽性で、末梢血中にATL様細胞を約2.4%認め、術後は経過観察となっていた。術後3年に体調不良が出現し、前医で全身リンパ節腫大を指摘され、精査目的に当科紹介受診となった。右鼠径部リンパ節の生検で小血管の増生を伴った淡明な細胞質の中型異型細胞を認め、CD3+、CD4+、CCR4+の成人T細胞性白血病リンパ腫(ATLL)様細胞であった。また、別の領域に大型で核分裂像を呈する異型細胞を認め、CD20+、CD30+、EBER-ISH+のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫様の細胞であった。病態のメインはATLLと判断し、CHOP療法2コース、EPOCH療法3コース行い、末梢血幹細胞移植を行ったが、4ヵ月後にATLLが再発した。その際、EBV-DNA量は正常であった。放射線療法とモガムリズマブ投与を行ったが改善せず、病勢のコントロール不良で死亡した。

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鼻副鼻腔乳頭腫由来癌の遺伝子変異解析

内龍太郎, 次郎丸梨那, 安松隆治, 本郷貴大, 山元英崇, 若崎高裕, 松尾美央子, 中川尚志

頭頸部癌 46 ( 2 ) 177 - 177 2020.7

Denosumab治療による骨巨細胞腫の骨化に対する定量化の試み

木村敦, 松本嘉寛, 山元英崇, 戸田雄, 石原新, 福島俊, 八尋健一郎, 島田英二郎, 薛宇孝, 遠藤誠, 松延知哉, 小田義直, 中島康晴

日本整形外科学会雑誌 94 ( 6 ) S1486 - S1486 2020.7

十二指腸下行脚に発生した胃型腫瘍に対して腹腔鏡内視鏡合同手術を施行した一例

松吉隆仁, 森山大樹, 大内田研宙, 進藤幸治, 川床慎一郎, 保利喜史, 山元英崇, 藤岡審, 鳥巣剛弘, 永井俊太郎, 大塚隆生, 中村雅史

日本消化器病学会九州支部例会プログラム・抄録集 115回 134 - 134 2020.6

2施設による頭頸部扁平上皮癌におけるp16免疫染色陽性率の部位ごとの検討と、p16免疫染色陽性原発不明頸部転移癌の原発巣検索の重要性に関する考察

玉江昭裕, 岡正倫, 岡部翠, 安井徹郎, 中島紘一郎, 大橋充, 久我亮介, 田浦政彦, 佐藤方宣, 山元英崇, 小田義直

共済医報 69 ( 2 ) 194 - 196 2020.5

Language：Japanese Publisher：国家公務員共済組合連合会

2施設で一次治療を行った頭頸部扁平上皮癌149例のp16免疫染色陽性率を部位ごとに検討した。その結果、部位ごとのp16免疫染色陽性率は中咽頭が67.6%で最も高く、次いで鼻副鼻腔33.3%、上咽頭33.3%、下咽頭21.7%、喉頭14.0%、口腔5.0%の順であった。p16免疫染色陽性原発不明頸部転移癌の大半は扁桃および舌根原発であったが、少数ながら他部位原発の症例が存在することから、原発巣の十分な検索は診断と治療において重要であると考えられた。

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HPV関連癌の病理と臨床-臓器横断的視点で- 頭頸部HPV関連癌の病理

山元英崇, 次郎丸梨那

日本臨床細胞学会雑誌 59 ( Suppl.1 ) 125 - 125 2020.5

IPMNとIPNB-臨床病理像と細胞診- 膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)の細胞像・診断のポイントおよび問題点

大久保文彦, 古賀裕, 野上美和子, 中附加奈子, 仲正喜, 山元英崇, 大野隆真, 大塚隆生, 中村雅史, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 59 ( Suppl.1 ) 159 - 159 2020.5

原発不明の胸膜播種より顎下腺多形腺腫由来癌を推定した1例

浅川拓也, 小嶋健太, 藤本翔大, 桑田理左, 竹下和美, 野中修一, 北里謙二, 瀧澤克実, 田口健一, 山元英崇

日本臨床細胞学会雑誌 59 ( Suppl.1 ) 198 - 198 2020.5

ミラノシステムを用いた会場参加型スライドカンファレンスミラノシステムを用いた会場参加型スライドカンファレンス(症例4-7)

野上美和子, 山元英崇, 大久保文彦, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 59 ( Suppl.1 ) 174 - 174 2020.5

胸水細胞診で反応性中皮や悪性中皮腫との鑑別に苦慮した肺腺癌の一例

飯田知聡, 古賀裕, 山元英崇

日本臨床細胞学会雑誌 59 ( Suppl.1 ) 333 - 333 2020.5

子宮頸部・体部細胞診におけるDeep Learningの有用性の検討

上原俊貴, 渡邊壽美子, 大喜雅文, 中司成, 大久保文彦, 山元英崇, 加藤聖子, 小田義直, 加来恒壽, 岩坂剛

日本臨床細胞学会雑誌 59 ( Suppl.1 ) 206 - 206 2020.5

【免疫組織化学実践的な診断・治療方針決定のために】(第5部)免疫組織化学の治療への展開遺伝子変異特異的抗体

成富文哉, 山元英崇, 小田義直

病理と臨床 38 ( 臨増 ) 384 - 391 2020.4

【骨軟部腫瘍の病理II】線維性・線維組織球性骨腫瘍の病理

山元英崇, 石原新, 戸田雄, 山田裕一, 小田義直

病理と臨床 38 ( 4 ) 320 - 324 2020.4

中咽頭扁平上皮癌68症例の頭頸部癌取扱い規約第5版及び第6版を用いた検討

玉江昭裕, 佐藤方宣, 山元英崇, 野田哲平, 西山和郎, 中島紘一郎, 安松隆治

頭頸部癌 46 ( 1 ) 59 - 63 2020.4

Language：Japanese Publisher：(一社)日本頭頸部癌学会

2009年9月より2017年12月までに浜の町病院耳鼻咽喉科(以下、当科)を初診し初期治療を行った中咽頭扁平上皮癌68例について、頭頸部癌取扱い規約第5版による病期診断での治療成績を検討するとともに、後方視的に頭頸部癌取扱い規約第6版で病期分類を行い、治療成績およびp16免疫染色の陽性率および治療成績への影響を検討した。65症例にp16免疫染色を行い、陽性率は58.5%であった。疾患特異的3年生存率(DSS)は全症例では78.5%で、p16陰性症例では74.1%、p16陽性症例では84.7%であった。第6版による病期別の3年DSSは、p16陰性症例でII期:100%、III期:66.7%、IVa期:70.6%で、p16陽性症例ではI期:93.8%、II期:83.3%、III期:77.1%、IV期:0%であった。(著者抄録)

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悪性ラブドイド腫瘍におけるFOXM1の発現と臨床応用について

渋井勇一, 孝橋賢一, 木下伊寿美, 山田裕一, 山元英崇, 小田義直

日本病理学会会誌 109 ( 1 ) 303 - 304 2020.3

頭頸部癌の病理とゲノム異常中咽頭・鼻副鼻腔癌におけるHPV感染、EGFR異常と臨床病理学的特徴

山元英崇, 次郎丸梨那, 本郷貴大, 野崎優衣, 小田義直

日本病理学会会誌 109 ( 1 ) 187 - 187 2020.3

唾液腺細胞診ミラノシステムの運用とその有用性について本邦における多施設共同研究から

浦野誠, 磯村まどか, 樋口佳代子, 谷川真希, 長尾俊孝, 加藤拓, 河原明彦, 秋葉純, 野上美和子, 山元英崇

日本病理学会会誌 109 ( 1 ) 291 - 291 2020.3

鼻副鼻腔扁平上皮癌におけるHPV感染とEGFR遺伝子変異による層別化ならびに予後の検討

本郷貴大, 山元英崇, 次郎丸梨那, 野崎優衣, 杉井梓, 米田玲子, 田口健一, 小田義直

日本病理学会会誌 109 ( 1 ) 290 - 290 2020.3

甲状腺乳頭癌・未分化癌におけるNTRK遺伝子再構成とpan-Trk発現

野崎優衣, 山元英崇, 次郎丸梨那, 本郷貴大, 小田義直

日本病理学会会誌 109 ( 1 ) 310 - 310 2020.3

広範な梗塞を伴った乳腺葉状腫瘍の1例

岩政理花, 神谷武志, 鷺山幸二, 日野卓也, 本田浩, 山崎誘三, 久保真, 甲斐昌也, 山元英崇, 古賀裕

Japanese Journal of Radiology 38 ( Suppl. ) 84 - 84 2020.2

耳下腺腫瘍との鑑別を要した耳下部solitary fibrous tumorの1例

松浦由布子, 神谷武志, 鷺山幸二, 山崎誘三, 日野卓也, 筒井聡一郎, 本田浩, 安松隆治, 山元英崇, 藪内英剛

Japanese Journal of Radiology 38 ( Suppl. ) 90 - 90 2020.2

【本邦における「唾液腺細胞診ミラノシステム」の実際の運用と問題点】唾液腺細胞診断におけるミラノシステムの有用性当院における前向き検証

野上美和子, 山元英崇, 大久保文彦, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 59 ( 1 ) 38 - 46 2020.1

Language：Japanese Publisher：(公社)日本臨床細胞学会

目的:最近提唱された唾液腺細胞診報告様式ミラノシステムの有用性を明らかにする。方法:2018年1〜12月に唾液腺穿刺吸引細胞診が施行された89例に対し、ミラノシステムを用いて前向き検証を行った。Risk of malignancy(ROM)は、組織学的診断を得た48例で検証した。成績:ミラノシステム各カテゴリーの頻度、ROMと悪性例の組織型は以下の通りであった。I.不適正14.6%(13例)、ROM25%(1/4例;低悪性度粘表皮癌)。II.非腫瘍性14.6%(13例)、ROM33.3%(1/3例;T-zoneリンパ腫)、III.意義不明な異型(AUS)20.2%(18例)、ROM30%(3/10例;濾胞性リンパ腫、腺様嚢胞癌、唾液腺導管癌)、IV.-A良性腫瘍30.3%(27例)、ROM5.9%(1/17例;腺様嚢胞癌)。IV.-B良悪性不明な腫瘍(SUMP)7.9%(7例)、ROM40%(2/5例;腺様嚢胞癌、上皮筋上皮癌)。V.悪性の疑い2.2%(2例)、ROM100%(2/2例;濾胞性リンパ腫、多形腺腫由来癌)。VI.悪性10.1%(9例)、ROM100%(7/7例;転移性腫瘍3例、唾液腺導管癌(多形腺腫由来含む)2例、腺房細胞癌1例、腺様嚢胞癌1例)。細胞診と組織診の良悪性一致率は93.1%であったが、採取量が少ない検体や唾液腺周囲リンパ節病変で組織診断との乖離が認められた。結論:ミラノシステムは唾液腺細胞診断に有用であり、特にAUSやSUMPは、非腫瘍性か腫瘍性か、あるいは良性か悪性の判別に苦慮する病変を具体的に記述するのに役立つと考えられた。(著者抄録)

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PAX3-FOXO1融合遺伝子を伴った鼻腔原発胞巣型横紋筋肉腫の1例

佐藤文彦, 内藤嘉紀, 秋葉純, 山元英崇, 三橋拓之, 梅野博仁, 矢野博久

診断病理 37 ( 1 ) 36 - 41 2020.1

Language：Japanese Publisher：(一社)日本病理学会

40代男性。鼻腔腫瘍に対して生検術が施行された。組織学的に、腫瘍細胞はN/C比の高い小型類円形核を有し、線維性隔壁に分画されるように胞巣性構造を示し増殖していた。免疫組織化学染色では、筋原性マーカーであるDesmin、Myogenin、MyoD1が陽性であった。さらに、RT-PCRでPAX3-FOXO1融合遺伝子を認めた為、Alveolar rhabdomyosarcomaと診断した。鼻副鼻腔には、多彩な組織型の腫瘍が発生する為、さまざまな鑑別診断を念頭に置き、診断する必要がある。(著者抄録)

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後腹膜パラガングリオーマの一例

横田太郎, 西中秀和, 大津香奈絵, 萱島理, 外園幸司, 古賀裕, 山元英崇

臨牀と研究 97 ( 1 ) 117 - 121 2020.1

Language：Japanese Publisher：大道学館出版部

症例は70歳男性で、6ヵ月前から腰痛があり近医整形外科で鎮痛剤の投薬を受けていた。腰痛が増強したため当院整形外科に紹介入院となった。CT、MRI検査で腹部腫瘤、多発肝腫瘤、多発性骨病変を認め当科紹介となった。多発性肝転移および骨転移を伴う後腹膜腫瘍の診断で、確定診断目的に開腹下後腹膜腫瘍摘出術を施行した。術中所見では十二指腸下行部下極の後腹膜に45×30m大の球状・弾性硬で被膜に包まれた腫瘍を認めた。栄養血管を処理し被膜ごと腫瘤を切除した。最終診断は多発肝転移・骨転移を伴う後腹膜原発の悪性パラガングリオーマであった。術後経過は良好で、術後14日目に退院した。転移を有する悪性パラガングリオーマであり、CVD療法を計11クール施行し術後1年2ヵ月増悪なく経過中である。

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実臨床でのがん遺伝子診断における細胞診検体の運用

大久保文彦, 山元英崇, 伊地知佳世, 野上美和子, 山口知彦, 中附加奈子, 仲正喜, 木村理恵, 古賀裕, 孝橋賢一, 山田裕一, 岩間映二, 岡本勇, 小田義直, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌(Web) 59 2020

がんゲノム医療における臨床検査技師の役割のポイント実際の取り組み

大久保文彦, 山元英崇, 野上美和子, 山口知彦, 中附加奈子, 仲正喜, 木村理恵, 河津大雅

日臨技九州支部医学検査学会 54回 np23 - np23 2019.11

腎洞部に発生した血管筋脂肪腫の1例

岩政理花, 平方良輔, 濱砂良一, 山元英崇

臨床放射線 64 ( 12 ) 1479 - 1483 2019.11

Language：Japanese Publisher：金原出版(株)

症例は80歳代女性で、上行結腸癌術前精査のCTで左腎洞部に脂肪成分を含む38mmの腫瘤を指摘された。4ヵ月後、左腎盂腎炎を起こし入院となった。腎盂腎炎が軽快した後のMRIでは、腫瘤の大部分は脂肪の信号を示し、T2強調像で一部に低信号域があり、同部は拡散強調像で軽度高信号を呈し、ADC値は1.08×10^-3mm2/secであった。画像所見からは血管筋脂肪腫(AML)や分化型脂肪肉腫を疑った。有症状例で腫瘤が大きくかつ増大を認めたため、手術の方針となり後腹膜鏡下左腎摘出術が施行された。病理学的所見では、H-E染色で平滑筋細胞や血管を伴った脂肪細胞が主体の腫瘍で、腎実質に一部接していた。腎盂、尿管に浸潤は認めなかった。免疫組織化学染色ではHMB45、Melan A、alpha-SMAが陽性、MDM2が陰性であった。以上より、AMLと診断された。

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神経線維腫症1型(NF-1)に合併し、短期間のうちに再発した小腸GISTの1例

森麻里母, 冬野雄太, 佐藤大晃, 藤田逸人, 永井俊太郎, 中原真希子, 川床慎一郎, 保利喜史, 山元英崇, 貫陽一郎, 鳥巣剛弘, 北園孝成

日本消化器病学会九州支部例会プログラム・抄録集 114回 120 - 120 2019.11

急速に増大した消化管原発びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の1例

押領司祐貴子, 平野敦士, 松野雄一, 川床慎一郎, 保利喜史, 山元英崇, 野崎優衣, 幸地祐, 吉本五一, 萱嶋孝二, 鳥巣剛弘, 北園孝成

日本消化器病学会九州支部例会プログラム・抄録集 114回 101 - 101 2019.11

Current progress and issues of cancer genomic medicine in Kyushu University Hospital

Mamoru Ito, Hitomi Kawaji, Makoto Kubo, Eiji Oki, Eiji Iwama, Takahiro Maeda, Masanobu Ogawa, Masayuki Ochiai, Sawako Shikada, Hidetaka Yamamoto, Maya Suzuki, Koji Todaka, Naoki Nakashima, Minako Yoshihara, Mikita Suyama, Eishi Baba, Koichi Akashi, Yoichi Nakanishi

ANNALS OF ONCOLOGY 30 2019.10

in-situ Hybridization(ISH)法に対する脱灰法の影響について

並河真美, 古賀裕, 山元英崇, 大久保文彦, 中附加奈子, 野上美和子, 山口知彦, 仲正喜, 木村理恵, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 58 ( Suppl.2 ) 720 - 720 2019.10

当科における胃型形質の表在性十二指腸上皮性腫瘍の臨床病理学的検討

平田敬, 蔵原晃一, 大城由美, 浦岡尚平, 山元英崇

日本消化器病学会四国支部例会プログラム・抄録集 112回 39 - 39 2019.10

膵癌撲滅を目指して-膵癌早期診断における細胞診の役割早期膵癌の細胞診断

大久保文彦, 古賀裕, 野上美和子, 中附加奈子, 仲正喜, 木村理恵, 山口知彦, 山元英崇, 藤森尚, 大野隆真, 大塚隆生, 中村雅史, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 58 ( Suppl.2 ) 520 - 520 2019.10

頭頸部扁平上皮癌のp16免疫染色陽性率の検討と、p16免疫染色陽性の原発不明頸部転移癌の原発巣に関する考察

玉江昭裕, 岡正倫, 岡部翠, 安井徹郎, 中島紘一郎, 大橋充, 久我亮介, 田浦政彦, 佐藤方宣, 山元英崇, 小田義直

共済医報 68 ( Suppl. ) 87 - 87 2019.10

骨軟部細胞診の新しい報告様式の提言特に骨巨細胞性病変を例に

仲正喜, 山元英崇, 大久保文彦, 野上美和子, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 58 ( Suppl.2 ) 631 - 631 2019.10

唾液腺ミラノシステムの実際の運用と問題点(2)-AUS、SUMP、補助診断の活用を中心に- 意義不明な異型"AUS"の実例と問題点

野上美和子, 大久保文彦, 山元英崇, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 58 ( Suppl.2 ) 563 - 563 2019.10

Hormone receptor-associated low-grade myoepithelial tumor: SMARCB1/INI1欠失軟部腫瘍の14症例(Hormone receptor-associated low-grade myoepithelial tumor: 14 cases of SMARCB1/INI1-deficient soft tissue neoplasms)

木下伊寿美, 孝橋賢一, 山田裕一, 山元英崇, 小田義直

日本癌学会総会記事 78回 J - 1043 2019.9

形態学的、分子生物学的アプローチによる小児固形腫瘍の病理診断小児軟部腫瘍の病理診断

孝橋賢一, 山元英崇, 山田裕一, 木下伊寿美, 小田義直

日本小児血液・がん学会雑誌 56 ( 2 ) 126 - 130 2019.9

Language：Japanese Publisher：(一社)日本小児血液・がん学会

小児軟部腫瘍は稀なため、病理医・臨床医ともにその診断や治療法の選択に難渋することも少なくない。そのため、病理組織診断の概念や枠組み、それを取り巻く分子生物学的背景についてよく理解しておくことが必要である。現在広く用いられているWHO分類は細胞の分化に基づく組織分類であり、12の項目と3つの悪性度により分類されている。また、解析系の発達により様々な遺伝子異常が判明しており、組織分類に反映されている。しかし、悪性度が異なる腫瘍が同一のキメラ遺伝子を有する例や腫瘍特異的と考えられた遺伝子異常がその他の腫瘍群でも見つかるなど、すべての症例で1対1対応しているわけではない。分子生物学的解析についても、検体採取や解析上のエラーが一定の割合で生じうる。病理診断は時間と戦いでもあるため、解析の妥当性について長時間の検討を許されず、日々の精度管理が重要である。したがって現状では、組織診断を基本線として、分子生物学的解析結果によりエビデンスを補強するというスタイルが大切となる。また、現在小児腫瘍はほぼ全例が中央病理診断されているが、標本の回覧や各施設で行われなかった解析を実施するなど、時間がかかってしまうことも多い。速やかな治療のためには、臨床医が自施設でどの程度の病理学的分子生物学的検討が実施できるかを理解したうえで、どの範囲まで求めるかを病理医と検討しておくことが重要となる。(著者抄録)

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【細胞診に必要な病態学的基礎知識 Return to the basics】唾液腺腫瘍の組織細胞像と遺伝子異常

野崎優衣, 野上美和子, 山元英崇

Medical Technology 47 ( 9 ) 866 - 871 2019.9

Language：Japanese Publisher：医歯薬出版(株)

唾液腺には多岐にわたる腫瘍の他、IgG4関連唾液腺炎などの炎症性疾患も発生する。唾液腺腫瘍の組織像は多彩であるがゆえに良悪性の垣根をこえて形態がオーバーラップするため、鑑別を考えながら細胞診を進める必要がある。それぞれの腫瘍の組織・細胞形態を知ることだけでなく、臨床病理学的特徴を知ることが細胞診断の一助になる。(著者抄録)

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甲状腺細胞診にて「濾胞性腫瘍」症例の後方視的検討濾胞性腫瘍からの腺腫様甲状腺腫の除外・鑑別

木村理恵, 大久保文彦, 山元英崇, 野上美和子, 中附加奈子, 山口知彦, 蘆田健二, 安松隆治, 三好圭, 小田義直

日本臨床細胞学会九州連合会雑誌 50 35 - 38 2019.7

Language：Japanese Publisher：日本臨床細胞学会-九州連合会

目的甲状腺細胞診にて「濾胞性腫瘍」と診断した症例から、腺腫様甲状腺腫を除外する目的に後方視的な形態学的検討を行なった。方法 2008年1月から2016年12月に甲状腺穿刺吸引細胞診で「濾胞性腫瘍」とした症例75例のうち、術後の病理組織診断が確定した腺腫様甲状腺腫11例、濾胞腺腫4例、好酸性細胞型濾胞腺腫4例の計19例を用いた。非好酸性細胞症例では1)集塊の形状2)濾胞構造の境界3)濾胞内コロイド4)核の大小不同について、好酸性細胞症例では1)細胞の形状2)細胞境界3)核の大小不同について検討した。成績腺腫様甲状腺腫の非好酸性細胞症例では大小の濾胞上皮細胞集塊で構成され、濾胞構造境界は明瞭、濾胞内コロイドが目立ち、核の大小不同を認めた。また、好酸性細胞型症例では、大型多稜形細胞を多く認め、細胞境界は明瞭、核の大小不同を認めた。濾胞腺腫の非好酸性細胞症例では小型濾胞構造主体で濾胞構造境界は不明瞭、濾胞内コロイドは乏しく、好酸性細胞型濾胞腺腫は小型細胞主体で細胞境界は不明瞭、核の大小不同は乏しかった。結論腺腫様甲状腺腫と濾胞腺腫では細胞診でも形態学的に違いがみられ、「濾胞性腫瘍」症例から腺腫様甲状腺腫を除外できる可能性が示唆された。(著者抄録)

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【十二指腸腺腫・癌の診断】十二指腸非乳頭部上皮性腫瘍と腫瘍様病変の内視鏡所見内視鏡的鑑別診断を含めて

平田敬, 蔵原晃一, 大城由美, 八板弘樹, 浦岡尚平, 吉田雄一朗, 和智博信, 松塲瞳, 山元英崇

胃と腸 54 ( 8 ) 1103 - 1120 2019.7

Language：Japanese Publisher：(株)医学書院

＜文献概要＞当科で病理組織学的に確定診断した十二指腸表在性上皮性腫瘍(NETを除く)52例54病変および腫瘍様病変18例18病変を対象として,その臨床的特徴を遡及的に検討した.上皮性腫瘍は粘液形質から腸型腫瘍17例17病変(腺腫15例,腺癌2例),胃腸混合型腫瘍8例8病変(腺腫5例,腺癌3例),胃型腫瘍27例29病変(腺腫12病変,NUMP 15病変,腺癌2病変)に分類された.腸型腫瘍および胃腸混合型腫瘍は25例中21例(84.0%)に白色化を伴っていた.胃型腫瘍の肉眼型はSMT様隆起が29病変中17病変(58.6%),0-I型が10病変(34.5%)であった.胃型腺腫およびNUMPの病変表面は過半数の症例で胃腺窩上皮様領域を面状に認めた.腫瘍様病変はBrunner腺過形成・過誤腫7例,腺窩上皮型過形成性ポリープ7例,Peutz-Jeghers型ポリープ4例が診断されていた.Brunner腺過形成・過誤腫7例中4例はSMT様の形態を呈し,5例は表層に胃腺窩上皮化生を伴っていた.十二指腸の内視鏡検査において,腸型腫瘍は白色化に着目することが病変の拾い上げに有用であるが,胃型腫瘍に関しては面状の胃腺窩上皮様領域を伴う孤在性の隆起に着目することが拾い上げ診断に有用な可能性がある.胃型腫瘍と胃型形質を呈する腫瘍様病変との内視鏡的鑑別は容易ではないが,ともに隆起の様相が目立つ病変が多いため術前生検による線維化の問題が少ないこと,加えて,術前生検の正診率も比較的高いことから,両者の鑑別には生検による病理組織学的な評価を組み合わせることが有用と考えた.

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術前化学療法を施行した乳腺化生癌の2例

宗崎正恵, 甲斐昌也, 久保真, 山元英崇, 大石善丈, 小田義直, 山田舞, 中村雅史

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 27回 680 - 680 2019.7

次世代シークエンサー解析が紐解く、全身性強皮症の病態におけるClonalに増殖したCD4+T細胞国際共同研究

前原隆, Perugino Cory, 金子直樹, Mattoo Hamid, 宗村龍祐, 山元英崇, Pillai Shiv, 中村誠司

日本口腔科学会雑誌 68 ( 2 ) 174 - 174 2019.7

後腹膜脂肪肉腫へのchallenges 後腹膜脂肪肉腫の組織診断とその鑑別

孝橋賢一, 山元英崇, 山田裕一, 木下伊寿美, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 93 ( 6 ) S1444 - S1444 2019.6

骨肉腫におけるPD-L1とIDO1の発現

戸田雄, 孝橋賢一, 山田裕一, 吉本昌人, 石原新, 伊東良広, 岩崎健, 山元英崇, 藤原稔史, 薛宇孝, 遠藤誠, 松本嘉寛, 中島康晴, 馬渡正明, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 93 ( 6 ) S1485 - S1485 2019.6

骨巨細胞腫の骨分化におけるWnt/β-catenin経路の役割についての検討

木村敦, 松本嘉寛, 山元英崇, 藤原稔史, 石原新, 福島俊, 遠藤誠, 薛宇孝, 八尋健一郎, 島田英二郎, 松延知哉, 小田義直, 中島康晴

日本整形外科学会雑誌 93 ( 6 ) S1493 - S1493 2019.6

肉芽腫様病変を伴う病理組織像を呈した再発性びまん性大細胞B細胞リンパ腫の1例

宮下要, 崔日承, 田中孝典, 平田聖子, 宇都宮勇人, 平田明恵, 大野博文, 中嶋恵理子, 立川義倫, 上里梓, 山元英崇, 田口健一, 末廣陽子

臨床血液 60 ( 6 ) 732 - 732 2019.6

未分化多形肉腫におけるPD-L1とIDO-1の発現の検討

石原新, 山田裕一, 岩崎健, 吉本昌人, 戸田雄, 伊東良広, 孝橋賢一, 山元英崇, 中島康晴, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 93 ( 6 ) S1424 - S1424 2019.6

鼻副鼻腔癌におけるHPV感染とEGFR遺伝子コピー数増加の予後に及ぼす影響

次郎丸梨那, 山元英崇, 安松隆治, 本郷貴大, 野崎優衣, 橋本和樹, 田口健一, 益田宗幸, 中川尚志, 小田義直

頭頸部癌 45 ( 2 ) 145 - 145 2019.5

唾液腺腺様嚢胞癌におけるp16過剰発現は高リスク型ヒトパピローマウイルス感染のsurrogate markerではない

佐藤方宣, 山元英崇, 次郎丸梨那, 橋本和樹, 安松隆治, 田口健一, 益田宗幸, 中川尚志, 小田義直

頭頸部癌 45 ( 2 ) 148 - 148 2019.5

十二指腸下行脚に嵌頓し貧血をきたした十二指腸Brunner腺過形成の一例

荒殿ちほ子, 岩尾梨沙, 高橋俊介, 松本佳大, 西田康二郎, 遠藤和也, 東秀史, 桑野博行, 鶴田伸一, 山元英崇

日本消化器病学会九州支部例会プログラム・抄録集 113回 137 - 137 2019.5

鼻副鼻腔癌におけるHPV感染とEGFR遺伝子コピー数増加の予後に及ぼす影響

次郎丸梨那, 山元英崇, 安松隆治, 本郷貴大, 野崎優衣, 橋本和樹, 田口健一, 益田宗幸, 中川尚志, 小田義直

頭頸部癌 45 ( 2 ) 145 - 145 2019.5

唾液腺腺様嚢胞癌におけるp16過剰発現は高リスク型ヒトパピローマウイルス感染のsurrogate markerではない

佐藤方宣, 山元英崇, 次郎丸梨那, 橋本和樹, 安松隆治, 田口健一, 益田宗幸, 中川尚志, 小田義直

頭頸部癌 45 ( 2 ) 148 - 148 2019.5

高リスク型ヒトパピローマウイルス関連結膜癌・涙嚢癌の病理学的検討

本郷貴大, 山元英崇, 次郎丸梨那, 野崎優衣, 安松隆治, 中川尚志, 小田義直

頭頸部癌 45 ( 2 ) 146 - 146 2019.5

歩行障害で発症したBing-Neel症候群の1例

森匡平, 陳之内文昭, 竹中克斗, 奥田智裕, 迎伸孝, 森康雄, 吉本五一, 亀崎健次郎, 沼田晃彦, 加藤光次, 山元英崇, 前田高宏, 宮本敏浩, 赤司浩一

臨床血液 60 ( 5 ) 491 - 492 2019.5

脳死肝移植後に発症したATLLとDLBCLのcomposite lymphomaの1症例

清島久美, 宮本京子, 亀井美沙, 小方由美子, 野瀬穣, 南満理子, 吉本五一, 吉住朋晴, 森正樹, 山元英崇, 前田高宏

Cytometry Research 29 ( Suppl. ) 62 - 62 2019.5

軟部肉腫と希少がんの細胞診-軟部肉腫をモデルとして希少がんの細胞診の在り方を考える- 骨軟部肉腫と希少がんの細胞診病理医の立場から

山元英崇, 仲正喜, 野上美和子, 大久保文彦, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 58 ( Suppl.1 ) 177 - 177 2019.5

唾液腺細胞診ミラノシステム-症例を通じてミラノシステムを体験する- 悪性の疑い,悪性に分類される典型症例提示と解説

野上美和子, 山元英崇, 大久保文彦, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 58 ( Suppl.1 ) 125 - 125 2019.5

【知っておきたい小腸疾患】Monomorphic epitheliotropic intestinal T-cell lymphomaの2例

河野真一, 鳥巣剛弘, 小林広幸, 永田豊, 冬野雄太, 岡本康治, 藤岡審, 平野敦士, 梅野淳嗣, 森山智彦, 保利喜史, 山元英崇, 藤原美奈子, 江崎幹宏

胃と腸 54 ( 4 ) 543 - 552 2019.4

Language：Japanese Publisher：(株)医学書院

＜文献概要＞高度の小腸腫瘤性病変を伴い,予後不良の経過をたどったMEITL(monomorphic epitheliotropic intestinal T-cell lymphoma)の2例を提示した.[症例1]60歳代,男性.体重減少と腹部膨満感を主訴に受診した.小腸X線造影検査では,空腸の全周性潰瘍性病変に加えて十二指腸から上部空腸のKerckring皺襞はびまん性に肥厚していた.上部消化管内視鏡検査では,十二指腸下行部は粗そう粘膜を呈していた.病理組織学的にMEITLと診断され,化学療法と自家幹細胞移植を行ったが8ヵ月後に永眠された.[症例2]60歳代,女性.主訴は腹痛と発熱.小腸X線造影検査で高度に嚢状拡張した上部空腸の全周性病変は,内視鏡検査では耳介様周堤を伴った全周性の潰瘍性病変として観察された.消化管穿孔により緊急手術が施行され,病理組織学的にMEITLと診断された.術後化学療法を行うも6ヵ月後に永眠された.

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炎症性筋線維芽細胞腫瘍におけるpan-TRK免疫組織化学染色の診断的有用性

山元英崇, 野崎優衣, 孝橋賢一, 田口健一, 小田義直

日本病理学会会誌 108 ( 1 ) 291 - 291 2019.4

食道GISTの一例

大津香奈絵, 西中秀和, 野口彰子, 大橋生嗣, 外園幸司, 山崎徹, 林由浩, 宮城友豪, 谷本博徳, 古賀裕, 山元英崇

臨牀と研究 96 ( 4 ) 484 - 488 2019.4

Language：Japanese Publisher：大道学館出版部

72歳男。既往歴として肺気腫があり、また前立腺癌でホルモン療法中であった。今回、近医で施行された上部消化管内視鏡検査で胸部下部食道に粘膜下腫瘍を認められ、精査加療目的で当院に紹介された。造影CTで同部に嚢胞変性を伴う6cm大の低吸収腫瘤影を認めた。5cm以上の食道粘膜下腫瘍であることから、治療は食道切除+再建術が第一選択となるが、本例は高齢であることと、長年の喫煙を背景とした肺気腫があること、前立腺癌でホルモン療法中であることから、術後のQOL維持を考慮して治療法は開胸下で腫瘍核出術を施行し、切除標本の病理組織所見からGISTと診断した。術後補助化学療法としてイマチニブ400mg/日の投与を行い、術後1年の現在まで再発は認めていない。

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鼻副鼻腔癌におけるHPV感染とEGFR遺伝子コピー数増加の予後に及ぼす影響

次郎丸梨那, 山元英崇, 本郷貴大, 野崎優衣, 田口健一, 小田義直

日本病理学会会誌 108 ( 1 ) 325 - 325 2019.4

大腸DLBCLにおいてIGH転座は予後良好因子である

保利喜史, 山元英崇, 野崎優衣, 藤原美奈子, 田宮貞史, 田口健一, 西山憲一, 小田義直

日本病理学会会誌 108 ( 1 ) 309 - 309 2019.4

粘液線維肉腫の臨床病理学的検討未分化多形肉腫様変化

吉本昌人, 山田裕一, 石原新, 孝橋賢一, 戸田雄, 伊東良広, 山元英崇, 古江増隆, 中島康晴, 小田義直

日本病理学会会誌 108 ( 1 ) 292 - 292 2019.4

乳腺多形型小葉癌に類似する唾液腺導管癌の悪性化進展 3例の臨床病理学的検討(Analysis of 3 cases of salivary duct carcinoma mimicking pleomorphic lobular carcinoma of the breast)

赤木真由美, 石原明, 長井健太郎, 直野秀和, 田口健一, 山元英崇, 田中弘之, 片岡寛章

日本病理学会会誌 108 ( 1 ) 342 - 342 2019.4

豊富な粘液基質が画像に反映された胃plexiform fibromyxomaの1例

高尾誠一朗, 森田孝一郎, 西江昭弘, 浅山良樹, 石神康生, 牛島泰宏, 柿原大輔, 藤田展宏, 石松慶祐, 本田浩, 大内田研宙, 江崎幹宏, 山元英崇, 佐伯潔

Japanese Journal of Radiology 37 ( Suppl. ) 73 - 73 2019.2

肺リンパ管腫の1例

保利治子, 平方良輔, 篠原伸二, 安田学, 山元英崇

Japanese Journal of Radiology 37 ( Suppl. ) 58 - 58 2019.2

Recurrence of biphenotypic sinonasal sarcoma with cerebral hemorrhaging: A case report with an 11-year follow-up

Hirotaka Fudaba, Yasutomo Momii, Kouhei Onishi, Takashi Hirano, Hidetaka Yamamoto, Minoru Fujiki

BRAIN PATHOLOGY 29 169 - 169 2019.2

Two Cases of Monomorphic Epitheliotropic Intestinal T-cell Lymphoma

河野真一, 鳥巣剛弘, 小林広幸, 永田豊, 冬野雄太, 岡本康治, 藤岡審, 平野敦士, 梅野淳嗣, 森山智彦, 森山智彦, 保利喜史, 山元英崇, 藤原美奈子, 江崎幹宏

胃と腸 54 ( 4 ) 2019

IgE+c-kit+マスト細胞はTh2型サイトカインを産生し木村氏病の病態形成に関与する

望月敬太, 前原隆, 石黒乃里子, 坂本瑞樹, 森山雅文, 川野真太郎, 宗村龍祐, 山元英崇, 清島保, 中村誠司

日本口腔内科学会雑誌 24 ( 2 ) 75 - 75 2018.12

内視鏡的粘膜下層剥離術を施行した下咽頭脂肪肉腫の一例

永松諒介, 荻野治栄, 林康代, 和田将史, 大塚宣寛, 小森圭司, 畑佳孝, 岩佐勉, 知念孝敏, 伊原栄吉, 小川佳宏, 若崎高裕, 山元英崇, 野崎優衣, 次郎丸梨那, 小田義直

日本消化器病学会九州支部例会プログラム・抄録集 112回 115 - 115 2018.11

Clonalに増殖したCD4+CTLとTfh細胞はIgG4関連疾患の病態形成に関与する

前原隆, Mattoo Hamid, Della Torre Emanuel, 柿添乃理子, 坂本瑞樹, 森山雅文, 佐伯敬子, 山元英崇, Stone John, Pillai Shiv, 中村誠司

日本臨床免疫学会総会プログラム・抄録集 46回 85 - 85 2018.11

原因不明の消化管出血を契機に発見された小腸消化管間質腫瘍の1例

横手章人, 原田英, 井原勇太郎, 吉原崇正, 冬野雄太, 貫陽一郎, 藤岡審, 平野敦士, 梅野淳嗣, 保利喜史, 山元英崇, 藤田逸人, 森山智彦, 鳥巣剛弘, 北園孝成

日本消化器病学会九州支部例会プログラム・抄録集 112回 130 - 130 2018.11

Clonalに増殖したCD4+CTLとTfh細胞はIgG4関連疾患の病態形成に関与する

前原隆, Mattoo Hamid, Della Torre Emanuel, 柿添乃理子, 坂本瑞樹, 森山雅文, 佐伯敬子, 山元英崇, Stone John, Pillai Shiv, 中村誠司

日本臨床免疫学会総会プログラム・抄録集 46回 131 - 131 2018.11

術前診断が困難であった筋原性マーカー陰性炎症性筋線維芽細胞腫の1例

川井麻衣子, 風間暁男, 松岡伶美, 岩本慶太, 和田光平, 林修平, 白井正広, 高木正之, 山元英崇

日本臨床細胞学会雑誌 57 ( Suppl.2 ) 613 - 613 2018.10

副咽頭間隙腫瘍手術症例の臨床的検討

安井徹郎, 安松隆治, 若崎高裕, 古後龍之介, 藤賢史, 中島寅彦, 次郎丸梨那, 山元英崇, 中川尚志

頭頸部外科 28 ( 2 ) 191 - 197 2018.10

Language：Japanese Publisher：(NPO)日本頭頸部外科学会

副咽頭間隙腫瘍は、画像検査の普及により近年その報告は増加している。手術治療が第1選択だが解剖学的特殊性から手術アプローチ法の選択に苦慮することもある。今回、われわれは1994年から2017年の24年間に当科にて手術加療した副咽頭間隙腫瘍症例76例について腫瘍部位(茎突前区・後区)と術後合併症を中心に臨床検討を行った。全体で53例(70%)になんらかの合併症が認められ、特に後区発生腫瘍では迷走神経麻痺が17例(63%)、Horner症候群は9例(33%)にみられ、また長期経過においても症状が遷延しやすかった。(著者抄録)

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唾液腺細胞診ミラノシステムの実際の運用と問題点当施設における唾液腺細胞診の精度とミラノシステムの試験運用について

野上美和子, 大久保文彦, 寺戸信芳, 山元英崇, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 57 ( Suppl.2 ) 561 - 561 2018.10

胃GISTとの鑑別が困難であったLiposarcomaの1例

福田直城, 中森幹人, 中村公紀, 尾島敏康, 勝田将裕, 早田啓治, 合田太郎, 北谷純也, 横山省三, 割栢健史, 小島史好, 小田義直, 山元英崇, 野崎優衣, 山上裕機

日本臨床外科学会雑誌 79 ( 増刊 ) 557 - 557 2018.10

初回術後11年後に頭蓋内出血で再発したbiphenotypic sinonasal sarcomaの1例

札場博貴, 籾井泰朋, 大西晃平, 平野隆, 山元英崇, 藤木稔

Brain Tumor Pathology 35 ( Suppl. ) 184 - 184 2018.9

孤立性線維性腫瘍における多結節状構造脱分化の背景にある組織学的変化(Multinodularity of Solitary Fibrous Tumor: A Background of Dedifferentiation)

山田裕一, 孝橋賢一, 山元英崇, 木下伊寿美, 小田義直

日本癌学会総会記事 77回 2479 - 2479 2018.9

HPV関連中咽頭癌 HPV関連癌の病理診断

山元英崇

口腔・咽頭科 31 ( 3 ) 252 - 252 2018.8

耳下腺腺房細胞癌の1例

山元英崇

日本臨床細胞学会九州連合会雑誌 49 103 - 104 2018.7

Language：Japanese Publisher：日本臨床細胞学会-九州連合会

左耳下部の腫瘤を主訴に当院を受診した。画像検査では最大径2cmの充実性腫瘤を認め、穿刺吸引細胞診にて腫瘍性病変が疑われ、左耳下腺浅葉切除+頸部リンパ節郭清術を行った。ギムザ染色では細胞質に異染性顆粒が認められ、組織学的には線維性隔壁を有し分葉状に増殖する病変で、上皮性腫瘍細胞がシート状に配列していた。腫瘍細胞は弱好酸性ないし好塩基性顆粒状の細胞質あるいは淡明な細胞質を有し、ジアスターゼ消化後PASでは細胞質内顆粒がみられ、チモーゲン顆粒と考えられた。また、サイトケラチン(CAM5.2)が陽性であったが、S-100蛋白、p63、α平滑筋アクチンは陰性であったことから、腺房細胞癌の診断が得られた。

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画像所見と病理所見が乖離した脛骨骨肉腫の1例

戸田雄, 孝橋賢一, 石原新, 吉本昌人, 大塚洋, 山田裕一, 山元英崇, 田口健一, 横山良平, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 92 ( 6 ) S1371 - S1371 2018.6

SMARCB1/INI1陽性類上皮肉腫におけるSWI/SNF複合体関連蛋白発現

孝橋賢一, 山元英崇, 山田裕一, 木下伊寿美, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 92 ( 6 ) S1384 - S1384 2018.6

超高齢者乳房Paget病の2例

伊藤隆康, 久保真, 安部健司, 甲斐昌也, 福島和久, 山元英崇, 山本猛雄

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 26回 646 - 646 2018.5

当科における中咽頭癌症例の検討

玉江昭裕, 西山和郎, 佐藤方宣, 山元英崇

頭頸部癌 44 ( 2 ) 132 - 132 2018.5

頭頸部原発横紋筋肉腫の臨床病理学的検討

橋本和樹, 安松隆治, 佐藤方宣, 山元英崇, 古賀友紀, 馬場英司, 大賀才路, 中川尚志

頭頸部癌 44 ( 2 ) 182 - 182 2018.5

唾液腺腺様嚢胞癌においてMYBおよびMYBL1遺伝子再構成陽性群は予後不良である

佐藤方宣, 山元英崇, 西嶋利光, 安松隆治, 田口健一, 益田宗幸, 中川尚志, 小田義直

頭頸部癌 44 ( 2 ) 179 - 179 2018.5

鼻中隔後端に発生したThyroid-like Low-grade Nasopharyngeal papillary adenocarcinomaの1例

本郷貴大, 中野貴史, 瀧澤克実, 田口健一, 山元英崇, 益田宗幸

耳鼻と臨床 64 ( 3 ) 87 - 93 2018.5

Language：Japanese Publisher：耳鼻と臨床会

Thyroid-like Low-grade Nasopharypgeal papillary adenocarcinoma(TL-LGNPPA)は上咽頭に発生する非常にまれな疾患であり、甲状腺乳頭癌様の病理組織所見およびThyroid transcription factor-1(TTF-1)が陽性となる特徴をもつ。今回われわれは、鼻中隔後端に発生したTL-LGNPPAの1例を経験したため報告する。症例は35歳、女性で、鼻閉と鼻汁を主訴に当院受診し、鼻中隔後端を基部とする腫瘤を認めた。内視鏡下に腫瘤を摘出した。病理組織所見で、円形から卵形の核で好酸性の細胞質を持つ立方状から円柱状の腫瘍細胞が乳頭状または管状に増殖し、部分的に短紡錘形状の細胞が束状に増殖していた。免疫組織化学染色ではTTF-1が陽性でThyroglobulinは陰性であり、TL-LGNPPAの診断となった。術後1年5ヵ月経過するが再発や転移は認めていない。(著者抄録)

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医療事故調査制度における病理解剖と福岡県の現状について

古賀裕, 山元英崇, 孝橋賢一, 渋谷秀徳, 脇坂英治, 新居裕章, 小田義直

日本病理学会会誌 107 ( 1 ) 503 - 503 2018.4

甲状腺乳頭癌におけるROS1発現とROS1遺伝子再構成の頻度及び臨床病理学的解析

畑中優衣, 山元英崇, 岩崎健, 佐藤方宣, 次郎丸梨那, 小田義直

日本病理学会会誌 107 ( 1 ) 297 - 297 2018.4

横紋筋肉腫におけるがん精巣抗原MPHOSPH1発現の検討

武本淳吉, 孝橋賢一, 渋井勇一, 阿部立郎, 木下伊寿美, 山田裕一, 山元英崇, 田口智章, 小田義直

日本病理学会会誌 107 ( 1 ) 291 - 291 2018.4

HidradenomaにおけるCRTC1/3-MAML2融合遺伝子の発現と臨床病理学的検討

隈有希, 山田裕一, 山元英崇, 孝橋賢一, 伊東孝通, 古江増隆, 小田義直

日本病理学会会誌 107 ( 1 ) 347 - 347 2018.4

膵粘表皮癌に対する分子生物学的検討

佐伯潔, 大石善丈, 山本猛雄, 松田諒太, 持留直輝, 古賀裕, 山元英崇, 小田義直

日本病理学会会誌 107 ( 1 ) 315 - 315 2018.4

乳児線維症から横紋筋肉腫へ悪性転化を来した一例(The rare case of malignant transformation from infantile fibromatosis to rhabdomyosarcoma)

木下伊寿美, 山田裕一, 孝橋賢一, 山元英崇, 小田義直

日本病理学会会誌 107 ( 1 ) 457 - 457 2018.4

唾液腺腫瘍WHO分類2017・新規の組織型を理解する硬化性多嚢胞性腺症

山元英崇

日本病理学会会誌 107 ( 1 ) 553 - 553 2018.4

骨軟部腫瘍の遺伝子解析と病理診断への応用上皮様軟部腫瘍の鑑別診断と遺伝子異常

孝橋賢一, 山元英崇, 山田裕一, 木下伊寿美, 小田義直

日本病理学会会誌 107 ( 1 ) 246 - 246 2018.4

2013年ASCO/CAPガイドライン改訂はIHC法HER2判定をどう変えたか

久保真, 山田舞, 山下奈真, 山元英崇, 甲斐昌也, 森瞳美, 倉田加奈子, 前原喜彦, 中村雅史

日本外科学会定期学術集会抄録集 118回 1213 - 1213 2018.4

多機能な細胞接着分子が関わるがんの理解診断・治療への応用をめざして軟部腫瘍における接着分子の発現

山元英崇, 孝橋賢一, 齋藤剛, 小田義直

日本病理学会会誌 107 ( 1 ) 242 - 242 2018.4

上歯肉癌治療後に発生し診断に難渋した口腔炎症性偽腫瘍の一例

安井徹郎, 佐藤方宣, 西平啓太, 古後龍之介, 山元英崇, 安松隆治, 中川尚志

日本耳鼻咽喉科学会会報 121 ( 4 ) 608 - 608 2018.4

骨巨細胞腫におけるHistone H3.3 G34W、G34R、G34V変異特異的抗体の有用性

山元英崇, 岩崎健, 山田裕一, 孝橋賢一, 田口健一, 小田義直

日本病理学会会誌 107 ( 1 ) 290 - 290 2018.4

大腿骨骨腫瘍を初発症状とした非分泌型多発性骨髄腫の1例

片江祐二, 島田佳宏, 松本康二郎, 近藤秀臣, 森俊陽, 西田茂喜, 山下信行, 山元英崇

整形外科と災害外科 67 ( 1 ) 185 - 188 2018.3

Language：Japanese Publisher：西日本整形・災害外科学会

【症例】77歳、女性。主訴:なし。現病歴:約2ヵ月前当院呼吸器外科で肺腫瘍を疑われた。PET-CTで左大腿骨に集積を認め、骨転移を疑われ当科紹介受診となった。肺腫瘍は生検で炎症性病変であり、大腿骨CTでは異常を認めなかったため、大腿部の骨生検は行わなかった。初診5ヵ月後のMRIで大腿骨の病変の増大を認め、腰椎MRIでは年齢の割には脂肪髄が少なかった。内科受診し、血液検査でM蛋白、尿中Bence Jones(以下BJ)蛋白は検出されなかったが、κ/λFLC比の異常を認め、γ-グロブリンは低値だった。胸骨生検を行い、病理診断と臨床像を合わせて非分泌型多発性骨髄腫と診断された。現在、血液内科で薬物治療中である。【考察】非分泌型多発性骨髄腫は多発性骨髄腫の数%の稀な疾患である。血清M蛋白や尿中BJ蛋白は検出されず、診断確定までに時間を要することが多い。原発不明の多発性骨病変があり、MRIで年齢の割に脂肪髄の減少をみたときは骨髄腫を考え、非分泌型も念頭に置くべきである。(著者抄録)

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盲腸子宮内膜症による虫垂腫大の1例

保利治子, 平方良輔, 外園幸司, 山崎徹, 山元英崇

Japanese Journal of Radiology 36 ( Suppl. ) 74 - 74 2018.2

上咽頭癌との鑑別が困難であった侵襲性アスペルギルス症の1例

亀井俊佑, 中山智博, 花田清彦, 安倍大輔, 君付隆, 峰真理, 山元英崇

Japanese Journal of Radiology 36 ( Suppl. ) 65 - 65 2018.2

頸部操作にて摘出しえた食道神経鞘腫の1例

松永啓秀, 安松隆治, 佐藤方宣, 中野貴史, 古後龍之介, 橋本和樹, 山元英崇, 小田義直, 中川尚志

耳鼻と臨床 64 ( 1 ) 16 - 22 2018.1

Language：Japanese Publisher：耳鼻と臨床会

症例は50歳、女性。1年前から嚥下時違和感を認め、画像検査の結果、食道粘膜下腫瘍と診断した。腫瘍の増大傾向があること、乳癌治療歴があり転移が否定できないこと、嚥下時違和感などの自覚症状を有していたことから、治療目的に腫瘍摘出術を行う方針とした。腫瘍は食道筋層内に局在しており、摘出標本は37×31mm大であった。術中所見および病理組織所見から頸部食道より発生した神経鞘腫と診断した。術後経過は良好で術後10日目に退院となった。術後10ヵ月が経過した現在、再発所見は認めていない。今回まれな頸部食道神経鞘腫に対して文献的考察を行ったところ、上縦隔にとどまっている腫瘍については頸部切開のみで摘出可能であり、上縦隔から中縦隔にまたがる頸胸部境界部腫瘍の場合は症例ごとにアプローチ法が選択する必要があると考えられた。(著者抄録)

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尿路変更術の長期経過後にAAアミロイドーシスを発症した一例

川口理一郎, 前原健二, 黒川麻里, 西山慶, 大賀正一, 山元英崇, 大石善丈

日本小児腎臓病学会雑誌 30 ( 2 ) 202 - 202 2017.11

肺がん診療における効率的な病理検体の取扱いの工夫

大石祐未, 大久保文彦, 清松桂子, 寺戸信芳, 野上美和子, 仲正喜, 中附加奈子, 木村理恵, 伊地知佳世, 山元英崇, 岩間映二, 岡本勇, 田川哲三, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 56 ( Suppl.2 ) 834 - 834 2017.10

左臀部に生じたMyxoid variant of angiomatoid fibrous histiocytomaの1例

吉本昌人, 山元英崇, 大塚洋, 孝橋賢一, 山田裕一, 小田義直

診断病理 34 ( 4 ) 288 - 292 2017.10

Language：Japanese Publisher：(一社)日本病理学会

6歳男児。学校検診で血尿を指摘され、近医を受診した。顕微鏡的血尿陽性であり、血液検査ではCRP、IgG、C3の上昇を認めた。体重増加不良、貧血、軟便、腹痛といった症状も出現し、精査のため腹部CT検査が施行された。左臀部の皮下から筋層にかけて約2cm大の腫瘤性病変を認め、当院で摘出術が施行された。組織学的には、短紡錘形細胞が豊富な粘液基質を伴いながら多結節状に増殖し、辺縁にはリンパ球集簇(lymphoid cuff)を認めた。EWSR1-CREB1融合遺伝子が検出され、Myxoid variant of angiomatoid fibrous histiocytoma(以下AFH)の診断を得た。AFHは20歳以下に好発する中間悪性腫瘍であるが、myxoid variantは非常に稀であり、組織学的なバリエーションの認識が重要であると考えられた。(著者抄録)

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腹腔内出血で発見されたGISTの1例

森田彰子, 大橋生嗣, 外園幸司, 西中秀和, 山崎徹, 古賀裕, 山元英崇, 小田義直

日本臨床外科学会雑誌 78 ( 増刊 ) 819 - 819 2017.10

骨軟部腫瘍診断における多面的アプローチ:組織像・細胞像・遺伝子異常-もし日常の細胞診で肉腫に遭遇したら- 骨軟部腫瘍の病理組織分類の現状と基盤となる遺伝子異常

孝橋賢一, 山元英崇, 山田裕一, 木下伊寿美, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 56 ( Suppl.2 ) 639 - 639 2017.10

乳腺細胞診の現状と新知見当院における乳腺細胞診の現状と免疫染色について

寺戸信芳, 大久保文彦, 仲正喜, 野上美和子, 中附加奈子, 木村理恵, 杉島節夫, 久保真, 山下奈真, 藤原美奈子, 山元英崇, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 56 ( Suppl.2 ) 637 - 637 2017.10

甲状腺細胞診にて「濾胞性腫瘍疑い」症例の後方視的検討

木村理恵, 大久保文彦, 山元英崇, 寺戸信芳, 仲正喜, 野上美和子, 中附加奈子, 清松桂子, 杉島節夫, 蘆田健二, 安松隆治, 三好圭, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 56 ( Suppl.2 ) 770 - 770 2017.10

乳腺相似分泌癌(MASC)の1例

高岡久美子, 椎葉満, 大塚亮子, 藤本久美子, 辻雅子, 飯田直之, 乙成満里子, 綿野由美子, 藤順子, 大石善丈, 山元英崇

日本臨床細胞学会雑誌 56 ( Suppl.2 ) 765 - 765 2017.10

肺原発ROS1陽性Inflammatory myofibroblastic tumor(IMT)の1例

今村彰吾, 藤本翔大, 小嶋健太, 清家直樹, 加藤祐一, 北里謙二, 瀧澤克実, 半田瑞樹, 田口健一, 竹之山光広, 山元英崇

日本臨床細胞学会雑誌 56 ( Suppl.2 ) 836 - 836 2017.10

同時多発大腸癌の臨床病理学的検討

中野佳余子, 山元英崇, 藤原美奈子, 小田義直

日本癌学会総会記事 76回 J - 2094 2017.9

クリゾチニブが著効した炎症性筋線維芽細胞腫の一例

久保田未央, 佐竹真緒, 小宮奈津子, 加藤剛, 岩永健太郎, 森大輔, 山元英崇

肺癌 57 ( 5 ) 544 - 544 2017.9

第二次術前化学療法のゲムシタビン、カルボプラチン併用療法(GC療法)が奏効し根治手術が可能となったトリプルネガティブ乳癌の1例

山田舞, 久保真, 甲斐昌也, 山元英崇, 中村雅史

癌と化学療法 44 ( 8 ) 703 - 705 2017.8

Language：Japanese Publisher：(株)癌と化学療法社

症例は59歳、女性。右乳房腫瘤と発熱を主訴に受診した。針生検にてトリプルネガティブ(TN)炎症性乳癌と診断し、ペグフィルグラスチム併用下にドセタキセル、ドキソルビシン、シクロフォスファミド同時併用のTAC療法を術前化学療法として開始した。一時奏効を認めたものの抵抗性に転じ、ゲムシタビン、カルボプラチン併用のGC療法に変更した結果、再度奏効し根治手術が可能となった。アンスラサイクリン・タキサンに抵抗性を示すTN乳癌に対し、プラチナ系抗悪性腫瘍剤への変更が有効である可能性が示唆された。(著者抄録)

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[Efficacy of GC Therapy for the Patient of iTNBC with Resistance to TAC Therapy]. Reviewed

Mai Yamada, Makoto Kubo, Masaya Kai, Hidetaka Yamamoto, Masafumi Nakamura

Gan to kagaku ryoho. Cancer & chemotherapy 44 ( 8 ) 703 - 705 2017.8

Language：Japanese

We report a case of TNBC treated effectively with a platinum-based regimen after developing resistance to anthracycline and taxane-based neoadjuvant chemotherapy(NAC). A 59-year-old woman with a right breast mass and high fever visited our clinic and was diagnosed as having inflammatory triple negative breast cancer(iTNBC). She was treated with NAC of docetaxel, doxorubicin, and cyclophosphamide(TAC)using pegfilgrastim. After 5 courses of TAC, the therapy failed and the disease progressed. Thus, a combination regimen of gemcitabine and carboplatin(GC)was administered. The treatment was successful, and the patient underwent a curative operation after 6 courses of the GC therapy.

PubMed

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乳腺扁平上皮癌の1例

安部健司, 伊藤隆康, 久保真, 福島和久, 甲斐昌也, 山元英崇, 大園慶吾

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 25回 755 - 755 2017.7

低用量エストロゲン療法に反応した転移性乳癌の1例

伊藤隆康, 久保真, 福島和久, 安部健司, 甲斐昌也, 山元英崇, 大薗慶吾

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 25回 623 - 623 2017.7

篩状構造や硝子球を多数認め診断に苦慮した多形腺腫の1例

小嶋健太, 宮久禎, 今村彰吾, 藤本翔大, 伏見文良, 瀧澤克実, 田口健一, 山元英崇

日本臨床細胞学会九州連合会雑誌 48 101 - 105 2017.7

Language：Japanese Publisher：日本臨床細胞学会-九州連合会

背景:唾液腺腫瘍は腫瘍間の細胞形態類似性により、良悪性鑑別が困難な場合がある。今回、良悪性鑑別に苦慮した耳下腺多形腺腫の1例を経験したので報告する。症例:80歳代、男性。右耳下腺腫瘍にて当院受診。右耳下部に弾性硬で可動性不良の腫瘤を触知した。腫瘤の穿刺吸引細胞診では小型裸核状細胞が孤在性から重積集塊状で多数出現していた。また、裸核状細胞集塊には篩状構造やライトグリーン好性の硝子球を多数認めた。病理組織学的に腫瘍は細胞質に乏しく異型を認めない単一な細胞で構成されており、大部分は基底細胞腺腫類似成分が占め、ごく一部に筋上皮腫類似成分や粘液腫様間質を認め、多形腺腫とした。結語:唾液腺細胞診において、篩状構造や硝子球は腺様嚢胞癌を特徴付ける所見であるが、他の腫瘍でも出現する可能性があることや多形腺腫の細胞像の多彩性を常に念頭におき標本観察する必要がある。(著者抄録)

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左下腿腫瘍

大塚洋, 山元英崇, 孝橋賢一, 山田裕一, 吉本昌人, 松本嘉寛, 薛宇孝, 中島康晴, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 91 ( 6 ) S1246 - S1246 2017.6

SMARCB1/INI1-deficient tumorの鑑別診断

孝橋賢一, 山元英崇, 山田裕一, 木下伊寿美, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 91 ( 6 ) S1354 - S1354 2017.6

肉腫制圧に向けての診療連携と集約化軟部肉腫の分子病理学的解析と治療への応用

小田義直, 山元英崇, 孝橋賢一, 山田裕一

日本整形外科学会雑誌 91 ( 6 ) S1237 - S1237 2017.6

抗RANKL抗体投与後の骨巨細胞腫初代培養の特徴

福島俊, 松本嘉寛, 八尋健一郎, 中川亮, 横山信彦, 飯田圭一郎, 薛宇孝, 遠藤誠, 吉本昌人, 山元英崇, 小田義直, 中島康晴

日本整形外科学会雑誌 91 ( 6 ) S1386 - S1386 2017.6

唾液腺基底細胞腫瘍にはWnt/βカテニン経路異常が高頻度に存在する

佐藤方宣, 山元英崇, 西嶋利光, 安松隆治, 田口健一, 益田宗幸, 中川尚志, 小田義直

頭頸部癌 43 ( 2 ) 224 - 224 2017.5

下顎骨区域切除における術中迅速骨髄捺印細胞診の有用性について

橋本和樹, 安松隆治, 古後龍之介, 中野貴史, 内龍太郎, 佐藤方宣, 山元英崇, 中川尚志

頭頸部癌 43 ( 2 ) 226 - 226 2017.5

胃型十二指腸腫瘍の臨床病理学的特徴ならびに遺伝子変異と新たな分類方法の提唱

山元英崇, 樋田理沙, 平橋美奈子, 小田義直

Gastroenterological Endoscopy 59 ( Suppl.1 ) 1168 - 1168 2017.4

HPV陽性中咽頭癌におけるHPV感染様式に基づいた臨床病理学的検討

中野貴史, 安松隆治, 山元英崇, 佐藤方宣, 次郎丸梨那, 古後龍之介, 橋本和樹, 中川尚志

日本耳鼻咽喉科学会会報 120 ( 4 ) 612 - 612 2017.4

組織型の推定に苦慮した高悪性度成分を含む顎下腺原発腺様嚢胞癌

佐藤瑞恵, 河原明彦, 佐藤真介, 宮崎浩子, 東悠介, 石井洋子, 石橋貴寛, 加藤誠也, 山元英崇

日本臨床細胞学会雑誌 56 ( Suppl.1 ) 315 - 315 2017.4

気管支擦過細胞診標本上でのEGFR遺伝子変異陽性肺腺癌の細胞学的検討

江島一志, 大久保文彦, 渡辺寿美子, 平橋美奈子, 山元英崇, 小田義直, 高山浩一, 岡本龍郎, 江島有美香, 杉島節夫

日本臨床細胞学会雑誌 56 ( Suppl.1 ) 252 - 252 2017.4

悪性末梢神経鞘腫瘍におけるH3K27me3欠失の検討

大塚洋, 孝橋賢一, 吉本昌人, 戸次大史, 山田裕一, 山元英崇, 中島康晴, 小田義直

日本病理学会会誌 106 ( 1 ) 352 - 352 2017.3

外科手術後の剖検について出血点検索の工夫

古賀裕, 山元英崇, 中野佳余子, 渋谷秀徳, 脇坂英治, 新居裕章, 大城由美, 小田義直

日本病理学会会誌 106 ( 1 ) 416 - 416 2017.3

皮膚原発Hodgkinリンパ腫の1例

康渚, 中原真希子, 伊地知亜矢子, 井上寛子, 山元英崇, 古江増隆

西日本皮膚科 79 ( 1 ) 103 - 103 2017.2

膵リンパ上皮嚢胞の1例

保利治子, 平方良輔, 奥村幹夫, 山崎徹, 古賀裕, 山元英崇

Japanese Journal of Radiology 35 ( Suppl. ) 82 - 82 2017.2

乳腺腺筋上皮腫の1例

保利治子, 平方良輔, 西中秀和, 山崎徹, 山元英崇

Japanese Journal of Radiology 35 ( Suppl. ) 95 - 95 2017.2

浸潤性微小乳頭癌に粘液癌成分を伴った乳癌の1例

田中祐子, 神谷武志, 山崎誘三, 山之内寅彦, 本田浩, 川波哲, 長尾充展, 鷺山幸二, 藪内英剛, 久保真, 山元英崇, 大石善丈

Japanese Journal of Radiology 35 ( Suppl. ) 95 - 95 2017.2

Activated phosphoinositide 3-kinase δ syndrome presenting with gut-associated T-cell lymphoproliferative disease. Reviewed

Hideto Teranishi, Masataka Ishimura, Yuuki Koga, Katsuhide Eguchi, Motoshi Sonoda, Tetsuko Kobayashi, Satoru Shiraishi, Kentaro Nakashima, Kouji Ikegami, Murasaki Aman, Hidetaka Yamamoto, Hidetoshi Takada, Shouichi Ohga

[Rinsho ketsueki] The Japanese journal of clinical hematology 58 ( 1 ) 20 - 25 2017

Language：Japanese

A 13-year-old boy was admitted to our hospital because of persistent diarrhea, abdominal pain, and bloody stools. The patient had experienced repeated hospitalizations for the treatment of respiratory infections since early childhood. Colonoscopic and pathological studies led to a diagnosis of gut-associated T-cell lymphoproliferative disease (T-cell LPD). Laboratory data showed T-lymphocytopenia (492/µl), increased serum IgG levels (1,984 mg/dl), and low serum antibody titers for specific pathogens. Combined immunodeficiency accompanied by T-LPD suggested the diagnosis of activated PI3Kδ syndrome (APDS). Genetic analyses identified a heterozygous mutation of the PIK3CD gene (c.1573 G to A p.Glu525Lys). Although prednisolone and cyclosporine therapy has controlled the T-cell LPD, this patient awaits allogeneic hematopoietic cell transplantation to achieve a complete cure of his APDS.

DOI： 10.11406/rinketsu.58.20

PubMed

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唾液腺基底細胞腫瘍にはWnt/β-cateninシグナル異常が高頻度に存在する

佐藤方宣, 山元英崇, 西嶋利光, 中島寅彦, 田口健一, 益田宗幸, 中川尚志, 小田義直

日本癌学会総会記事 75回 J - 1054 2016.10

免疫染色とセルブロック法乳管上皮増殖性病変の細胞集塊における抗CK14抗体と抗p63抗体の有用性

寺戸信芳, 平橋美奈子, 杉島節夫, 仲正喜, 中附加奈子, 野上美和子, 大久保文彦, 山元英崇, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 55 ( Suppl.2 ) 421 - 421 2016.10

唾液腺細胞診の診断ポイント好酸性細胞や嚢胞形成を特徴とする唾液腺腫瘍の細胞診断

山元英崇

日本臨床細胞学会雑誌 55 ( Suppl.2 ) 438 - 438 2016.10

膵管内乳頭粘液性腫瘍の鑑別と類縁病変膵管内乳頭粘液性腫瘍の鑑別と類縁疾患

大久保文彦, 仲正喜, 杉島節夫, 寺戸信芳, 野上美和子, 中附加奈子, 古賀裕, 大石善丈, 山元英崇, 麻生暁, 伊藤鉄英, 大塚隆生, 中村雅史, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 55 ( Suppl.2 ) 428 - 428 2016.10

悪性ラブドイド腫瘍の再分類組織学的特徴に基づく3つの亜型

孝橋賢一, 田中祐吉, 岸本宏志, 山元英崇, 山田裕一, 木下伊寿美, 田口智章, 小田義直

日本癌学会総会記事 75回 P - 1376 2016.10

全身性強皮症に自己免疫性肝炎と原発性胆汁性胆管炎のオーバーラップ症候群を合併し、瘢痕肝の所見を呈した一例

山下信行, 宮城友豪, 下田慎治, 堀史子, 谷本博徳, 一木康則, 山元英崇, 野村秀幸

肝臓 57 ( 9 ) 487 - 495 2016.9

Language：Japanese Publisher：(一社)日本肝臓学会

症例は60歳代男性。200X年に限局皮膚硬化型全身性強皮症(SSc)と診断された。無投薬で経過観察を受けていたが、初診から6年後に肝障害が増悪し入院となった。血液検査では肝胆道系酵素の上昇と抗ミトコンドリア抗体陽性を認めた。抗核抗体・抗セントロメア抗体はSSc診断時から陽性であった。また免疫グロブリン値(IgG、IgM)はいずれも基準内であり、画像検査では横隔膜下の肝臓に脱落壊死を認めた。肝生検の結果もあわせて自己免疫性肝炎と原発性胆汁性胆管炎のオーバーラップ症候群と診断し、副腎皮質ホルモンとウルソデオキシコール酸を投与した。肝胆道系酵素は速やかに改善し、IgG、IgM値も治療前の半値以下に低下した。肝臓の脱落壊死部分は萎縮し、肝の変形が残った。SScにオーバーラップ症候群が合併した症例は、これまでに数例の報告しかなく、貴重な症例と考える。(著者抄録)

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耳下腺Mammary analog secretory carcinoma(MASC)の3例

村山佑里子, 角南俊也, 糸山昌宏, 鎌野宏礼, 舛本博史, 松浦隆志, 中野貴史, 白土秀樹, 本下潤一, 山元英崇

日本医学放射線学会秋季臨床大会抄録集 52回 S480 - S480 2016.8

若年者の回腸原発悪性リンパ腫による腸重積症の1例

中山和典, 外園幸司, 大橋生嗣, 西中秀和, 山崎徹, 林由浩, 松原不二夫, 古賀裕, 山元英崇

臨牀と研究 93 ( 8 ) 1120 - 1124 2016.8

Language：Japanese Publisher：大道学館出版部

症例は18歳男性で、腹痛が出現し、内服治療を受けていたが改善せず、腹痛が増強した。腹部CT検査では、盲腸を先進部とし、上行結腸が横行結腸に陥入し腸重積をきたしていた。ガストログラフィンで造影を行い、肝彎曲部に蟹爪様の像を認めた。続いてガストログラフィンと空気により整復を行い、先進部は上行結腸、バウヒン弁近傍まで整復された。バウヒン弁から盲腸側へ突出する腫瘤を認め、小腸側への整復を試みたが整復できなかった。重積の先進部の腫瘤病変の確認のため、下部消化管内視鏡検査を施行した。回腸腫瘍による腸重積症の診断で腹腔鏡下回盲部切除術(D2)を施行した。病理組織学的所見で、DLBCLと診断した。切除したリンパ節に転移は認めなかった。術後経過は良好で、術後11日目に退院した。その後のPET-CTでは明らかな残存病変は認めなかった。その後、化学療法(R-CHOP療法を2クール、R-CODOX-M/IVAC交代療法を2クール)を施行した。現在、術後10ヵ月無再発生存中である。

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前縦隔粘液性腺癌の1例

亀井俊佑, 川波哲, 神谷武志, 鷺山幸二, 山崎誘三, 薮内英剛, 岡本龍郎, 山元英崇, 樋田知之, 本田浩

日本医学放射線学会秋季臨床大会抄録集 52回 S553 - S553 2016.8

Mixed spindle and epithelioid cell type gastrointestinal stromal tumor of the esophagus : a case report

Esophagus : official journal of the Japan Esophageal Society 13 ( 3 ) 301 - 305 2016.7

腹腔鏡補助下胃局所切除術を施行した胃inflammatory fibroid polypの一例

池田祐子, 草野徹, 倉光絵梨奈, 波呂祥, 上原英雄, 永松敏子, 甲斐成一郎, 福山康朗, 岸原文明, 山本一郎, 山元英崇, 小田義直

日本臨床外科学会雑誌 77 ( 7 ) 1866 - 1866 2016.7

体腔液検査の現状と課題悪性腫瘍細胞を見逃さないためのギムザ染色の見方

大久保文彦, 仲正喜, 寺戸信芳, 中附加奈子, 清松桂子, 山元英崇, 大石善丈, 小田義直

日本検査血液学会雑誌 17 ( 学術集会 ) S94 - S94 2016.7

Benign adenomyoepithelioma of breast mimicking malignancy on contrast enhanced MRI : a case report

61 ( 7 ) 937 - 942 2016.7

多形型非浸潤性小葉癌の2例

寺戸信芳, 仲正喜, 野上美和子, 大久保文彦, 杉島節夫, 孝橋賢一, 山元英崇, 久保真, 徳永えり子, 小田義直

日本臨床細胞学会九州連合会雑誌 47 113 - 117 2016.7

Language：Japanese Publisher：日本臨床細胞学会-九州連合会

背景:非浸潤性小葉癌の発生頻度は全乳癌の1〜4%と比較的稀な疾患である。今回、我々はその一亜型であるアポクリン分化を伴った多形型非浸潤性小葉癌の2例を経験したので報告する。症例:症例1.50歳代女性。人間ドックの超音波検査で左AEC領域に直径8mm大の低エコー腫瘤を指摘された。穿刺吸引細胞診ではアポクリン分化を示す腫瘍細胞のシート状及び充実状集塊を多数認めたのに加え、細胞密度の高い非アポクリン細胞の充実状集塊も観察された。核は小型から中型で、核クロマチンは微細顆粒状であった。一部の細胞は大型核を有し、形質細胞様の散在性細胞を認めた。集塊内部には細胞間に裂隙を認めた。症例2.70歳代女性。甲状腺癌術後の経過観察の頸胸部CTで右乳房A領域に結節を指摘された。穿刺吸引細胞診では多数の腫瘍細胞はアポクリン分化を示すシート状及び充実状集塊として認められ、核は小型から中型であった。集塊内部には裂隙がみられた。結論:乳腺細胞診でアポクリン分化を示す腫瘍細胞集塊が出現した場合は、アポクリン癌やアポクリン分化を示す乳管癌とともに、多形型非浸潤性小葉癌も鑑別疾患の一つとして考慮に入れる必要がある。(著者抄録)

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化学療法中に消化管穿孔をきたした形質転換後の腸管悪性リンパ腫の一例

中村睦, 永井俊太郎, 植木隆, 横田太郎, 河田純, 永吉絹子, 梁井恭輔, 真鍋達也, 山元英崇, 立石悠基, 小田義直, 中村雅史

日本大腸肛門病学会雑誌 69 ( 6 ) 337 - 337 2016.6

鼻腔に発生したユーイング肉腫の1例

鈴木智陽, 安松隆治, 瓜生英興, 中島寅彦, 中川尚志, 山元英崇, 小田義直

耳鼻咽喉科臨床補冊 ( 補冊146 ) 113 - 113 2016.6

【軟部腫瘍:変化する疾患概念】脱分化型脂肪肉腫概念とその拡大

山元英崇, 小田義直

病理と臨床 34 ( 6 ) 595 - 599 2016.6

未分化多形性肉腫において、STAT3のリン酸化は予後良好因子である

戸次大史, 孝橋賢一, 山田裕一, 井浦国男, 石井武彰, 前川啓, 大塚洋, 山元英崇, 箱崎道之, 鍋島一樹, 岩本幸英, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 90 ( 6 ) S1275 - S1275 2016.6

自己免疫性膵炎に先行して発症し、IgG4関連疾患と考えられた肝病変の一例

山下信行, 山元英崇, 大橋生嗣, 宮川弘, 宮城友豪, 林由浩, 谷本博徳, 西浦三郎, 野村秀幸

肝臓 57 ( 5 ) 233 - 241 2016.5

Language：Japanese Publisher：(一社)日本肝臓学会

症例は60歳代の女性。肝に結節性病変を指摘され、当院を受診した。超音波検査では径1.5cmの単発性腫瘍を認めたが、他の画像検査では腫瘍径は大きく、病変は多発性であった。入院時の検査で胃癌を認め開腹術が行われ、肝病変も同時に切除された。切除標本では、腫瘍として認識された部位には白色小結節が集簇していた。組織学的には門脈域にリンパ濾胞を伴う炎症細胞浸潤を認め、門脈や中心静脈に閉塞性静脈炎を認めた。手術約1年後に自己免疫性膵炎が発症し、肝病変もIgG4関連疾患の一部と考えられた。IgG4関連疾患は近年その概念が確立されたが、肝病変の報告は少なく不明な点が多い。本症例はIgG4関連肝疾患として貴重な症例と思われた。(著者抄録)

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下咽頭癌救済手術における切除範囲の検討 FDG-PETで再発癌の大きさ、浸潤様式を予想できるか?

瓜生英興, 中島寅彦, 古後龍之介, 安松隆治, 丸田弾, 山元英崇, 佐藤方宣, 西嶋利光, 小田義直, 中川尚志

頭頸部癌 42 ( 2 ) 201 - 201 2016.5

ワルチン腫瘍由来癌の1例

中野貴史, 山元英崇, 本郷貴大, 岡部翠, 玉江昭裕, 本下潤一, 白土秀樹

頭頸部癌 42 ( 2 ) 248 - 248 2016.5

下咽頭癌術25年後に咽頭再建部皮膚管に皮膚癌を来した一症例

丸田弾, 瓜生英興, 岡正倫, 古後龍之介, 安松隆治, 中島寅彦, 佐藤方宣, 西嶋利光, 山元英崇, 小田義直, 上薗健一, 門田英樹

頭頸部癌 42 ( 2 ) 202 - 202 2016.5

縦隔上部から中縦隔に発生した単発性Castleman病の1切除例

今村一郎, 岡本龍郎, 高田和樹, 上妻由佳, 松原太一, 原武直紀, 赤嶺貴紀, 高森信吉, 桂正和, 豊川剛二, 庄司文裕, 山元英崇, 岸川圭嗣, 前原喜彦

臨牀と研究 93 ( 5 ) 723 - 726 2016.5

Language：Japanese Publisher：大道学館出版部

症例は40歳男性で、健診の胸部X線写真にて異常影を指摘された。胸部CTでは、縦隔上部から中縦隔の気管右側、腕頭動脈と上大静脈の間に軸位断像にて31mm×57mm、頭尾方向に58mmの腫瘤性病変を認めた。胸部MRIでは上縦隔気管右側に55mm大の腫瘤影を認め、T1およびT2強調像で高信号を認めた。増大傾向を示す腫瘍性病変と考え、手術を施行した。手術中の所見からは神経原性腫瘍を疑った。病理所見により血管型のCastleman病と診断した。術後順調に経過、術後2日目に胸腔ドレーンを抜去し、術後8日目に退院となった。術後2年経過するが、再発等は認めていない。

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子宮頸部細胞診でAGCと判定された症例の後方視的検討

中附加奈子, 加来恒壽, 大久保文彦, 寺戸信芳, 仲正喜, 園田顕三, 加藤聖子, 大石善丈, 山元英崇, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 55 ( Suppl.1 ) 150 - 150 2016.4

炎症性筋線維芽細胞腫瘍におけるALK、ROS1、NTRK3遺伝子再構成(ALK, ROS1 and NTRK3 gene rearrangements in inflammatory myofibroblastic tumors)

山元英崇, 吉田朗彦, 田口健一, 孝橋賢一, 畑中優衣, 山下篤, 森大輔, 小田義直

日本病理学会会誌 105 ( 1 ) 367 - 367 2016.4

脾臓sclerosing angiomatoid nodular transformation(SANT)の1例

緒方昌倫, 宇野大輔, 平山賢司, 佐谷純一, 古賀裕, 山元英崇, 小田義直, 峰真理

日本臨床細胞学会雑誌 55 ( Suppl.1 ) 257 - 257 2016.4

十二指腸腫瘍の形質と分子生物学的特徴

樋田理沙, 山元英崇, 平橋美奈子, 熊谷玲子, 熊谷好晃, 西山憲一, 小田義直

日本病理学会会誌 105 ( 1 ) 341 - 341 2016.4

鼻副鼻腔病変を伴うIgG4関連疾患

澤津橋基広, 村上大輔, 古後龍之介, 西嶋利光, 佐藤方宣, 山元英崇

日本耳鼻咽喉科学会会報 119 ( 4 ) 653 - 653 2016.4

唾液腺導管上皮系悪性腫瘍の病理診断の問題点と展望唾液腺の非浸潤癌

山元英崇

日本病理学会会誌 105 ( 1 ) 622 - 622 2016.4

虚血性筋膜炎におけるMDM2、CDK4およびp16発現の検討

木下伊寿美, 山田裕一, 孝橋賢一, 山元英崇, 小田義直

日本病理学会会誌 105 ( 1 ) 461 - 461 2016.4

膵上皮内癌における細胞診の検出方法と細胞形態学的検討

大久保文彦, 仲正喜, 杉島節夫, 古賀裕, 大石善丈, 山元英崇, 伊藤鉄英, 大塚隆生, 中村雅史, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 55 ( Suppl.1 ) 147 - 147 2016.4

唾液腺細胞像類似疾患の鑑別点の検討

河津大雅, 大久保文彦, 仲正喜, 寺戸信芳, 中附加奈子, 渡辺寿美子, 平橋美奈子, 山元英崇, 小田義直, 杉島節夫

日本臨床細胞学会雑誌 55 ( Suppl.1 ) 141 - 141 2016.4

耳下腺に生じたMTX関連リンパ増殖性疾患の1例

鈴木智陽, 古後龍之介, 篠原あさの, 瓜生英興, 安松隆治, 中島寅彦, 佐藤方宣, 山元英崇, 小田義直

耳鼻と臨床 62 ( 2 ) 57 - 62 2016.3

Language：Japanese Publisher：耳鼻と臨床会

症例は63歳、女性。40年数年前から関節リウマチを罹患しており、10年以上メトトレキサート(Methotrexate:MTX)、タクロリムスを服用していた。201X年8月下旬に左耳下部腫脹と疼痛を認めたため、近医内科クリニックより総合病院耳鼻咽喉科を紹介受診した。造影MRIにて左耳下腺深葉に腫瘍性病変を認め、穿刺吸引細胞診にてclass IIIbの結果であった。悪性の可能性が否定できないため、手術加療目的に九州大学病院耳鼻咽喉科紹介受診となった。耳下腺原発悪性腫瘍が疑われたため、10月6日に左耳下腺全摘術を施行した。永久病理診断の結果、組織型はDiffuse Large B Cell Lymphoma(DLBCL)、EBER陽性であったためMTX関連リンパ増殖性疾患と診断した。術後MTX内服を中止し、以後再燃は認めていない。本邦では関節リウマチ罹患者の多くがMTXを服用している。MTX服用中の関節リウマチ患者に頭頸部腫瘍性病変を認めた場合は、本症を十分に念頭に置き、診断、治療に当たる必要である。(著者抄録)

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術前に動脈瘤が疑われた耳下腺類上皮血管腫(Angiolymphoid hyperplasia with eosinophilia:ALHE)の1例

本郷貴大, 澤津橋基広, 西嶋利光, 山元英崇, 中島寅彦

耳鼻と臨床 62 ( 2 ) 63 - 72 2016.3

Language：Japanese Publisher：耳鼻と臨床会

類上皮血管腫、別名angiolymphoid hyperplasia with eosinophilia(ALHE)は、紅色丘疹や結節が頭頸部に発生する原因不明のまれな疾患である。今回われわれは、木村病との鑑別が難しく、かつ術前に動脈瘤が疑われた耳下腺深葉に発生したALHEの1例を経験したため報告する。症例は29歳、男性で、左耳前部に5.5×3.5cmの拍動性腫瘤を認めた。MRIでは、T1、T2強調画像で淡い高信号を呈し、不均一に造影され、内部にflow voidを伴う腫瘤を認めた。MRAでは浅側頭動脈分枝の流入を認めた。耳下腺動脈瘤の診断にて摘出術を施行した。腫瘤は耳下腺深葉に位置し、血管の流入を認めた。切除標本の病理組織所見で、類上皮様に腫大した血管内皮細胞で裏打ちされた未熟な毛細血管の増殖を認め、間質に多数の好酸球やリンパ球の浸潤を伴っていた。免疫組織化学染色で腫瘍細胞に血管内皮マーカー(CD31とCD34)陽性が確認され、類上皮血管腫の診断となった。術後3年経過するが、再発は認めていない。(著者抄録)

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胆管損傷により萎縮した肝右葉に発生した肝細胞癌の1切除例

大橋生嗣, 西浦三郎, 中山和典, 外園孝司, 西中秀和, 山崎徹, 山元英崇

臨牀と研究 93 ( 2 ) 237 - 240 2016.2

Language：Japanese Publisher：大道学館出版部

症例は78歳女性で、C型慢性肝炎にて内科外来に通院中で、インターフェロン治療歴があるがSVRには至らず、定期的に肝庇護剤の投与を行っていた。徐々に腫瘍マーカーの上昇を認め、腹都超音波検査にて肝右葉に径約2cmの腫瘤を認めた。腹部超音波検査所見では、肝内胆管の拡張を認め、その背側に約2cm大の円形腫瘤を認めた。腹部造影CT所見では、胆嚢摘出後で肝右葉は著明に萎縮し肝内胆管の拡張を認めた。肝左葉は代償性に肥大、萎縮した肝右葉に径2cm大の腫瘤を認めた。造影にて右肝動脈は開存していたが右門脈は確認できなかった。以上より、胆石症の手術の際に胆管損傷を起こし、それにより萎縮した肝右葉に肝細胞癌が発生したものと診断し肝右葉切除を施行した。病理組織学的所見では、腫瘍は中分化の肝細胞癌であった。非癌部は萎縮しており肝細胞は認めず、高度の線維化を認めた。経過良好にて術後30日目に退院した。現在、術後32ヵ月を経過したが再発を認めていない。

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輪状軟骨より発生した軟骨肉腫の1例

上野碧, 松尾芳雄, 神谷武志, 米澤政人, 本田浩, 長尾充展, 川波哲, 藪内英剛, 藤賢史, 山元英崇

Japanese Journal of Radiology 34 ( Suppl. ) 85 - 85 2016.2

XLAに組織球性壊死性リンパ節炎を合併し血球貪食症候群をきたした1例

松岡若利, 石村匡崇, 本村良知, 神野俊介, 西尾壽乘, 迫田哲平, 宮本敏治, 山元英崇, 小田義直, 高田英俊

日本小児科学会雑誌 120 ( 2 ) 528 - 528 2016.2

嚢胞内腫瘍との鑑別が問題となった、広汎な出血性梗塞を来した線維腺腫の1例

藤田陽子, 神谷武志, 米澤政人, 山崎誘三, 本田浩, 川波哲, 長尾充展, 藪内英剛, 山元英崇, 徳永えり子

Japanese Journal of Radiology 34 ( Suppl. ) 96 - 96 2016.2

腎内異所性脾組織の1例

保利治子, 平方良輔, 藤井猛, 山元英崇, 山口俊博

Japanese Journal of Radiology 34 ( Suppl. ) 92 - 92 2016.2

IgG4関連疾患と考えられた肝病変の超音波像

山下信行, 堀史子, 山元英崇, 谷本博徳, 野村秀幸

超音波医学 43 ( 1 ) 164 - 164 2016.1

強皮症に合併した、原発性胆汁性肝硬変の特徴も有した自己免疫性肝炎の1例

山下信行, 宮城友豪, 山元英崇, 堀史子, 谷本博徳, 下田慎治, 野村秀幸

肝臓 56 ( Suppl.3 ) A1048 - A1048 2015.11

Primary malignant melanoma of the esophagus successfully treated with nivolumab: A case report

Kyoko Inadomi, Hozumi Kumagai, Shuji Arita, Kotoe Takayoshi, Hiroshi Uchi, Hidetaka Yamamoto, Hiroshi Ariyama, Hitoshi Kusaba, Koichi Akashi, Eishi Baba

ANNALS OF ONCOLOGY 26 125 - 126 2015.11

自然尿中に腫瘍細胞を認めた乳頭状腎細胞癌の一例

中附加奈子, 大久保文彦, 仲正喜, 高橋良輔, 阿萬紫, 孝橋賢一, 山元英崇, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 54 ( Suppl.2 ) 689 - 689 2015.10

膵EUS-FNAにおけるベットサイド診断私の工夫ヘマカラー染色を用いた膵超音波内視鏡下穿刺(EUS-FNA)細胞診と問題点

大久保文彦, 仲正喜, 中附加奈子, 大石善丈, 山元英崇, 小副川敬, 麻生暁, 伊藤鉄英, 中村雅史, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 54 ( Suppl.2 ) 482 - 482 2015.10

乳管上皮増殖性病変の細胞集塊におけるCK14陽性細胞と筋上皮細胞の検討

寺戸信芳, 平橋美奈子, 渡邊寿美子, 大久保文彦, 山元英崇, 久保真, 山下奈真, 小田義直, 杉島節夫

日本臨床細胞学会雑誌 54 ( Suppl.2 ) 743 - 743 2015.10

HIF-1αとmiR-210は胃腸管間質腫瘍(GIST)の悪性化進展に関与する

山元英崇, 財津瑛子, 小田義直

日本癌学会総会記事 74回 J - 1074 2015.10

未分化多形性肉腫におけるHSP90の発現上昇およびHSP90阻害薬の抗腫瘍効果

戸次大史, 孝橋賢一, 前川啓, 山田裕一, 山元英崇, 播广谷勝三, 井浦国生, 大塚洋, 箱崎道之, 鍋島和樹, 岩本幸英, 小田義直

日本癌学会総会記事 74回 P - 3283 2015.10

良性・悪性耳下腺腫瘍の術前診断どこまで可能か?どこまで必要か? 耳下腺腫瘍の術前診断組織学的悪性度推測の手がかり

白土秀樹, 中野貴史, 橋本和樹, 角南俊也, 山元英崇

口腔・咽頭科 28 ( 3 ) 250 - 250 2015.8

境界悪性葉状腫瘍内に認めた非浸潤性小葉癌の一例

井川明子, 熊谷玲子, 中村吉昭, 田口健一, 山元英崇, 豊島里志, 大野真司

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 23回 697 - 697 2015.7

多発病変に破骨細胞様巨細胞を伴った浸潤性乳管癌の一例

稲益英子, 厚井裕三子, 熊谷玲子, 井川明子, 山元英崇, 田口健一, 大野真司

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 23回 697 - 697 2015.7

COL1A1-PDGFBキメラ遺伝子の同定によって確診し得たplaque-like dermatofibrosarcoma protuberansの1例

大城由美, 山元英崇, 佛淵由佳, 飛田陽, 緋田哲也, 岡部寛, 庄野佳孝, 小田義直

診断病理 32 ( 3 ) 203 - 207 2015.7

Language：Japanese Publisher：(一社)日本病理学会

70歳、女性。約45年前から前胸部左側の褐色斑に気づいていたが、徐々に拡大してきたため当院を受診、生検にてdermatofibrosarcoma protuberans(DFSP)を疑い、切除術を施行した。肉眼的に平坦な病変で、組織学的には真皮の浅層から皮下脂肪層にかけて、紡錘形細胞が増殖する境界不鮮明な病変を認めた。細胞密度は低いが、CD34強陽性、Factor XIIIa陰性、S100蛋白陰性などの所見はDFSPに合致した。RT-PCRにてCOL1A1-PDGFBのキメラ遺伝子を確認しDFSPの確診に至った。その経過と肉眼型により確定診断が困難であったDFSPを報告する。(著者抄録)

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吻合部再発をきたした下行結腸癌の1例

奥村幹夫, 西中秀和, 大橋生嗣, 外園幸司, 山崎徹, 西浦三郎, 山元英崇, 古賀裕

臨牀と研究 92 ( 6 ) 804 - 808 2015.6

Language：Japanese Publisher：大道学館出版部

82歳男。下行結腸癌術後16ヵ月目の下部消化管内視鏡検査にて下行結腸吻合部の0-II型病変を指摘され、精査加療目的に入院となった。下部消化管内視鏡・生検・胸腹部CT所見より、下行結腸癌の吻合部再発と診断し、下行結腸切除術(D1)を施行した。術後経過は良好で、癌の進行度はStage I、また高齢であったことから、術後補助療法は施行しなかった。再手術後1年4ヵ月の現在、再発なく良好に経過している。

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老人性血管腫内ではなく皮下組織の血管に腫瘍性B細胞を認めたintravascular large B-cell lymphomaの1例

和田麻衣子, 伊東孝通, 中村美沙, 内博史, 古江増隆, 阿部篤, 新垣克実, 平橋美奈子, 山元英崇, 小田義直, 土師正二郎

西日本皮膚科 77 ( 3 ) 298 - 298 2015.6

SMARCB1/INI1蛋白欠失腫瘍群におけるERG、SALL4発現の診断的意義の検討

孝橋賢一, 山田裕一, 山元英崇, 石井武彰, 井浦国生, 前川啓, 戸次大史, 大塚洋, 岩本幸英, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 89 ( 6 ) S1295 - S1295 2015.6

微小肺動脈腫瘍塞栓により呼吸不全をきたした肝細胞癌の1例

山下信行, 谷本博徳, 山元英崇, 西浦三郎, 野村秀幸

日本消化器病学会雑誌 112 ( 6 ) 1060 - 1066 2015.6

Language：Japanese Publisher：(一財)日本消化器病学会

症例はC型慢性肝炎の60歳代女性である。多発性肝・リンパ節腫瘍を認め、生検で肝細胞癌と診断された。ソラフェニブ投与後約1ヵ月半で呼吸困難を訴え入院したが、低酸素血症が急速に悪化し、入院4日目に死亡した。画像診断では不明であったが、採取した組織で肺血管内に癌細胞を認めた。微小腫瘍塞栓で呼吸不全をきたし死亡する症例は、腺癌でまれに見られる。本症例は、同様の病態が肝細胞癌で生じた非常にまれな症例と考えられた。(著者抄録)

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薬剤性過敏症症候群が先行し、診断に難渋した血管免疫芽球性T細胞リンパ腫の3歳女児例

村岡衛, 石村匡崇, 安岡和昭, 今井崇史, 松岡若利, 山元裕之, 神野俊介, 西尾壽乘, 古賀友紀, 高田英俊, 原寿郎, 山元英崇, 中司悠

臨床血液 56 ( 5 ) 522 - 523 2015.5

胸膜炎をきたし発見された横隔膜原発気管支原性嚢胞の1例

田村和貴, 生田安司, 瀧澤克美, 山元英崇

日本呼吸器外科学会雑誌 29 ( 3 ) P58 - 9 2015.4

鑑別困難であった乳腺症例の細胞学的検討筋上皮細胞を中心に

田島沙織, 大久保文彦, 中附加奈子, 仲正喜, 渡邊寿美子, 久保真, 徳永えり子, 山元英崇, 小田義直, 杉島節夫

日本臨床細胞学会雑誌 54 ( Suppl.1 ) 172 - 172 2015.4

悪性末梢神経鞘腫瘍におけるglypican-3発現の検討

阿部千恵, 孝橋賢一, 山田裕一, 遠藤誠, 山元英崇, 岩本幸英, 小田義直

日本病理学会会誌 104 ( 1 ) 525 - 525 2015.3

右精巣腫瘍の1例

久田正昭, 三好きな, 山田裕一, 孝橋賢一, 山元英崇, 大石善丈, 小田義直

日本小児血液・がん学会雑誌 52 ( 1 ) 96 - 96 2015.3

長期生存が得られている腹膜播種を伴った巨大胃gastrointestinal stromal tumorの2例

阿部俊也, 仲田興平, 永井英司, 大内田研宙, 山元英崇, 田中雅夫

臨床外科 70 ( 3 ) 371 - 377 2015.3

Language：Japanese Publisher：(株)医学書院

症例1は胃体部前壁に約30cm大の巨大腫瘤を認め,胃gastrointestinal stromal tumor(GIST)が疑われた.症例2は胃体部後壁に約20cm大の巨大腫瘤を認め,胃GISTが疑われた.両症例とも胃部分切除と播種巣切除を行い,病理組織学的検査からGISTの高リスク群と診断した.症例1は肝転移,腹膜播種再発を認めたが,イマチニブ投与にて術後77ヵ月生存中である.症例2は術後32ヵ月無再発生存中である.20cmを超える胃GIST切除症例は稀であり,腹膜播種を認めた場合の予後は不良であるとされているが,積極的な外科治療と化学療法の併用により長期生存の可能性が示唆される.(著者抄録)

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【腎・泌尿生殖器update 2015】Splenorenal Fusionの1例

保利治子, 平方良輔, 藤井猛, 山元英崇, 山口俊博

臨床放射線 60 ( 3 ) 460 - 464 2015.3

Language：Japanese Publisher：金原出版(株)

62歳男。胃癌の術前造影CT検査にて左腎下極に2cmの結節を指摘された。胃癌切除4ヵ月後のUSでは左腎下極に内部エコー不均一な2cmの結節を認め、CTにて結節内は動脈相で強く150HU以上増強され、排泄相で70HU以上wash outされる部分、漸増性に弱く20HU程度増強される部分を認めた。以上より、腎悪性腫瘍を疑い、後腹膜鏡下左腎摘出術を施行した。病理組織学的に異所性脾組織であり、脾摘や脾損傷の既往はなく、splenorenal fusionと診断された。

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横紋筋肉腫におけるFOXM1発現の検討

久田正昭, 孝橋賢一, 中面哲也, 三好きな, 山田裕一, 山元英崇, 田口智章, 岩本幸英, 小田義直

日本病理学会会誌 104 ( 1 ) 278 - 278 2015.3

GIST標準診断・治療のピットフォール押さえておきたい外科、内科、病理のポイント胃GISTの特徴と病理診断上の注意点

山元英崇

日本胃癌学会総会記事 87回 166 - 166 2015.3

乳腺葉状腫瘍におけるIMP3発現の臨床病理学的意義

瀧澤克実, 山元英崇, 田口健一, 小田義直

日本病理学会会誌 104 ( 1 ) 318 - 318 2015.3

脱分化型脂肪肉腫におけるAkt/mTOR pathwayおよびMAPK pathwayの解析

石井武彰, 孝橋賢一, 井浦国生, 前川啓, 戸次大史, 山田裕一, 山元英崇, 岩本幸英, 小田義直

日本病理学会会誌 104 ( 1 ) 279 - 279 2015.3

虫垂に発生した粘膜神経腫の1例

木下知美, 平方良輔, 庄野正規, 山崎徹, 大谷顕史, 山元英崇

Japanese Journal of Radiology 33 ( Suppl. ) 109 - 109 2015.2

著明な浸潤性発育を呈した顆粒球肉腫の1例

北村宜之, 馬場眞吾, 磯田拓郎, 丸岡保博, 松尾芳雄, 本田浩, 古賀友紀, 山元英崇, 佐々木雅之

Japanese Journal of Radiology 33 ( Suppl. ) 114 - 114 2015.2

甲状腺癌と鑑別が困難であった気管進展を伴う神経鞘腫の1例

上原隆治, 神谷武志, 松尾芳雄, 米澤政人, 本田浩, 長尾充展, 川波哲, 薮内英剛, 中村勝也, 山元英崇

Japanese Journal of Radiology 33 ( Suppl. ) 109 - 109 2015.2

大型異型細胞の出現を伴ったangiofibroma of soft tissueの1例

平木翼, 後藤優子, 北薗育美, 中村俊介, 東美智代, 畑中一仁, 山元英崇, 小宮節郎, 小田義直, 米澤傑

診断病理 32 ( 1 ) 36 - 40 2015.1

Language：Japanese Publisher：(一社)日本病理学会

右膝関節部に発生し有痛性腫瘤を形成したangiofibroma of soft tissueの1例を報告する。症例は46歳女性で、右膝関節部に有痛性腫瘤を認め、局所切除された。組織学的には、異型の乏しい紡錘形細胞と血管の増生を認めたが、一部にクロマチンの濃染する多形性の大型細胞もみられたことから、血管成分が豊富な低悪性度の粘液腫様腫瘍との鑑別が問題となった。遺伝子解析によりAHRR-NCOA2融合遺伝子が確認され、確定診断に至った。本腫瘍は単純切除のみで予後は良好である。悪性腫瘍との鑑別のために、遺伝子解析も必要と考えられた。(著者抄録)

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基礎講座頭頸部癌とウイルス感染

山元英崇

Medical Technology 42 ( 12 ) 1235 - 1239 2014.12

Language：Japanese Publisher：医歯薬出版(株)

ヒトパピローマウイルスは中咽頭や鼻・副鼻腔の非角化型扁平上皮癌に、Epstein-Barrウイルスは上咽頭のリンパ上皮癌に関与しており、放射線治療への反応が良好である。頭頸部癌は発生部位により多様であり、組織亜型とウイルスの関係を認識しておくことは診断と治療の双方にとって重要である。(著者抄録)

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頸部細胞診所見が契機となり小細胞癌と扁平上皮癌の共存が疑われた子宮頸癌の一例

矢幡秀昭, 一戸晶元, 兼城英輔, 河野善明, 奥川馨, 園田顕三, 加来恒壽, 大石善丈, 大久保文彦, 仲正喜, 中附加奈子, 山元英崇, 小田義直, 加藤聖子

日本臨床細胞学会雑誌 53 ( Suppl.2 ) 551 - 551 2014.10

全身の疼痛と急激な神経症状の増悪を認めたサルコイドーシスの1例

榎津愛実, 濱田直樹, 緒方彩子, 坪内和哉, 有村雅子, 山本悠造, 高山浩一, 米川智, 松瀬大, 吉良潤一, 山元英崇, 小田義直, 中西洋一

日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会雑誌 34 ( サプリメント号 ) 61 - 61 2014.10

細胞診断におけるGiemsa染色の底力主として体腔液について

大久保文彦, 仲正喜, 中附加奈子, 野上美和子, 杉島節夫, 山元英崇, 平橋美奈子, 大石善丈, 小田義直, 西国広

日本臨床細胞学会雑誌 53 ( Suppl.2 ) 519 - 519 2014.10

重症Raynaud症状を契機に発見された乳癌の1例

中司悠, 山下奈真, 徳永えり子, 上尾裕紀, 田中仁寛, 有信洋二郎, 猪口翔一朗, 加藤しおり, 安藤幸滋, 伊藤修平, 佐伯浩司, 沖英次, 森田勝, 財津瑛子, 山元英崇, 前原喜彦

乳癌の臨床 29 ( 5 ) 537 - 543 2014.10

Language：Japanese Publisher：(株)篠原出版新社

症例は61歳女性。両手指の疼痛、チアノーゼ、潰瘍が徐々に増悪し重症Raynaud症状を認めたため内科を受診した。全身精査の胸部CTにて右乳房に結節影を認め、浸潤性小葉性癌と診断した。乳癌に対し外科的切除と術後化学療法を施行し、両手指の疼痛、潰瘍を伴うRaynaud症状は改善した。腫瘍随伴Raynaud症候群は、悪性腫瘍に伴うまれな合併症である。今回われわれは、重症Raynaud症状を契機として、乳癌が発見され、乳癌の治療に伴いRaynaud症状が改善した症例を経験したので報告する。(著者抄録)

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小児顆粒球肉腫の3例

中島健太郎, 古賀友紀, 小野宏彰, 小林賢子, 宗崎良太, 木下義晶, 三好きな, 山元英崇, 小田義直, 高田英俊, 原寿郎

日本小児血液・がん学会雑誌 51 ( 4 ) 307 - 307 2014.10

潰瘍性大腸炎関連腫瘍における酸化ストレス関連MTH1、OGG1蛋白発現の関係(Oxidative stress and expression of the MTH1 and OGG1 protein in ulcerative colitis-associated neoplasm)

熊谷好晃, 平橋美奈子, 山元英崇, 江崎幹宏, 松本主之, 小田義直, 北園孝成

日本癌学会総会記事 73回 P - 3024 2014.9

多形腺腫由来癌におけるHER2とEGFR遺伝子コピー数の増加と浸潤および予後との関連(HER2 and EGFR gene copy number gains are associated with progression and prognosis in carcinoma ex pleomorphic adenoma)

西嶋利光, 山元英崇, 中野貴史, 橋本和樹, 中島寅彦, 田口健一, 益田宗幸, 本下潤一, 白土秀樹, 小宗静男, 小田義直

日本癌学会総会記事 73回 P - 2108 2014.9

肉腫における基礎・臨床研究の最前線紡錘形細胞軟部肉腫におけるAkt-mTORシグナル経路の活性化とその治療応用の可能性(Front line of basic and clinical researches for sarcomas Activation of Akt-mTOR pathway and its therapeutic implication in spindle cell soft tissue sarcomas)

小田義直, 山田裕一, 孝橋賢一, 山元英崇, 岩本幸英

日本癌学会総会記事 73回 SST5 - 6 2014.9

癌精巣抗原PRAMEとNY-ESO-1の脂肪肉腫での発現と粘液/円形細胞型脂肪肉腫における臨床病理学的因子との関連(Expression of PRAME and NY-ESO-1 in liposarcomas and clinical outcome in myxoid/round cell liposarcoma)

井浦国生, 孝橋賢一, 石井武彰, 前川啓, 山田裕一, 戸次大史, 山元英崇, 遠藤誠, 岩本幸英, 小田義直

日本癌学会総会記事 73回 J - 2086 2014.9

Molecular Pathological Classification and Its Clinicopathological Significance in Gastrointestinal Stromal Tumor

105 ( 8 ) 157 - 165 2014.8

病理と基礎生命科学との接点(第5回) 細胞周期とチェックポイント

山元英崇, 小田義直

病理と臨床 32 ( 8 ) 907 - 910 2014.8

神経内分泌癌と浸潤性乳管癌が併存した1例

藤野稔, 久保真, 山元英崇, 山田舞, 森瞳美, 倉田加奈子, 中村勝也, 田中雅夫

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 22回 628 - 628 2014.7

Ki-67発現解析とその意義の検討

山田舞, 久保真, 森瞳美, 倉田加奈子, 田中晴生, 藤野稔, 松下章次郎, 中村勝也, 山元英崇, 田中雅夫

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 22回 389 - 389 2014.7

潜在性乳癌の1例

伊藤隆康, 久保真, 福島和久, 田中晴生, 田中雅夫, 大河原進, 山元英崇

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 22回 682 - 682 2014.7

軟骨肉腫と内軟骨腫の細胞像の比較検討

湯田翔子, 大石善丈, 渡邊寿美子, 大久保文彦, 山元英崇, 小田義直, 岩本幸英, 大喜雅文, 加来恒壽, 杉島節夫

日本臨床細胞学会九州連合会雑誌 45 119 - 125 2014.6

Language：Japanese Publisher：日本臨床細胞学会-九州連合会

目的:軟骨肉腫は、骨肉腫に次ぎ2番目に多い原発性骨性悪性腫瘍とされている。病理組織診断では、特に内軟骨腫とlow gradeの軟骨肉腫の鑑別が難しいと言われている。病理組織診断における軟骨肉腫と内軟骨腫の鑑別には、二核細胞や核不整など細胞核形態が鑑別項目として挙げられている。しかしながら軟骨肉腫と内軟骨腫の細胞学的特徴に関する検討はあまりされてない、そこで、本研究では軟骨肉腫と内軟骨腫の細胞学的特徴を比較し、両者の鑑別に有用な所見の検討を行った。方法:本検討では鏡検による方法と画像解析ソフトImageJを用いた計測による方法も用いた。鏡検では、二核細胞、多核細胞、双子細胞、細胞質内空胞変性、破骨細胞様巨細胞を検討項目とした。画像解析ソフトImageJでは、核面積、核の変動係数、細胞核の充実度、細胞核のアスペクト比を検討項目とした。統計学的有意差はMann Whitneyのu検定を用いて求めた。成績:鏡検において、内軟骨腫に比べて軟骨肉腫の症例で二核細胞、多核細胞、双子細胞の出現頻度が高く統計学的有意差が認められた。計測においては、内軟骨腫に比べて軟骨肉腫grade 1で細胞核の充実度が低く、統計学的有意差が認められた。結論:軟骨肉腫と内軟骨腫の鑑別に有用な項目として、二核細胞、多核細胞、双子細胞の出現率と核の充実度が有用であると考えられる。(著者抄録)

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特徴的な細胞診所見を呈した子宮頸部明細胞腺癌の一例

園田顕三, 小林裕明, 矢幡秀昭, 野上美和子, 仲正喜, 大久保文彦, 山元英崇, 小田義直, 加来恒壽, 加藤聖子

日本臨床細胞学会九州連合会雑誌 45 59 - 63 2014.6

Language：Japanese Publisher：日本臨床細胞学会-九州連合会

背景:子宮頸部明細胞腺癌を細胞診で診断することは容易ではないが、特徴的な細胞診所見を呈した一例を経験したので報告する。症例:42歳、3経妊2経産。細胞診にてatypical glandular cellsと診断され当科紹介となった。腟鏡診で子宮腟部前唇に易出血性びらんを認めたが腫瘤形成はなく、腟拡大鏡診でびらん以外に異常を認めなかった。双合診では子宮腟部前唇がやや硬い印象であった。子宮頸部擦過細胞診はadenocarcinoma、狙い組織診はclear cell adenocarcinomaの診断で、子宮頸癌IB1期の術前診断のもとに広汎子宮全摘出術を施行した。術後病理診断はclear cell adenocarcinoma(広がり11mm、間質浸潤2mm/10mm)であったが、脈管侵襲、基靱帯浸潤、リンパ節転移、付属器転移はなかった。IB1期(pT1b1N0M0)と最終診断され、追加治療を行わず経過観察中である。細胞診では、類円形から楕円形の大小不同の核に著明な核小体とクロマチン増量を認め、細胞質は豊富で淡明レース状であった。一部にライトグリーン好染性で細胞質の辺縁が明瞭な腫瘍細胞がシート状に配列し、扁平上皮癌との鑑別を要した。卵巣明細胞腺癌で認めるcollagenous stromaを有する細胞集塊、硝子様細胞質内封入体、鋲型(hobnail)・釘型(peg shaped)細胞形態、砂粒体は存在しなかったが、ミラーボール状細胞集塊を認めた。結論:子宮頸部明細胞腺癌は卵巣癌に比し典型的な細胞診所見を呈さないが、今回のように特徴的所見を認めることがあり、診断の一助となる可能性が示唆された。(著者抄録)

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悪性末梢神経鞘腫瘍におけるPTENの発現解析と予後的意義の検討

遠藤誠, 薛宇孝, 箱崎道之, 戸次大史, 井浦国生, 前川啓, 石井武彰, 高橋祐介, 山田裕一, 孝橋賢一, 山元英崇, 松延知哉, 松本嘉寛, 播广谷勝三, 岩本幸英, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 88 ( 6 ) S1168 - S1168 2014.6

術前EUSにおいてgastrointestinal stromal tumorと鑑別が困難であった胃原発性calcifying fibrous tumorの1例

石井泰, 仲田興平, 大内田研宙, 前山良, 光本富士子, 山元英崇, 永井英司, 田中雅夫

日本消化器外科学会雑誌 47 ( 5 ) 268 - 274 2014.5

Language：Japanese Publisher：(一社)日本消化器外科学会

胃粘膜下腫瘍はgastrointestinal stromal tumor(GIST),平滑筋(肉)腫が多いがまれなものもある.症例は35歳の男性で,検診で,胃粘膜下腫瘍を指摘され当院紹介となった.上部消化管内視鏡検査で胃体下部前壁に発赤を伴う粘膜下腫瘍を認めた.EUSでは第4層由来の腫瘍で,内部に高エコー構造を認め石灰化が疑われた.腹部CTで径27mmの遅延性に造影される境界明瞭な腫瘤を認めた.胃粘膜下腫瘍の診断で,腹腔鏡下胃部分切除術を施行した.病理組織学的検査で,硝子化した膠原線維を伴う紡錘形細胞の増殖と,砂丘体を伴う石灰化,炎症細胞の浸潤を認めた.C-kit,α-smooth muscle actin,desmin,S-100,anaplastic lymphoma kinase(ALK)は全て陰性で,calcifying fibrous tumor(以下,CFTと略記)と診断した.CFTは若年成人の皮下や軟部組織に好発し,胃原発の報告は極めてまれである.(著者抄録)

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HPV、EGFRによる中咽頭扁平上皮癌のタイピングは予後と相関する

中野貴史, 山元英崇, 西嶋利光, 白土秀樹, 安松隆治, 藤賢史, 中島寅彦, 小宗静男, 小田義直

頭頸部癌 40 ( 2 ) 168 - 168 2014.5

上腕骨転移を契機に発見され甲状腺濾胞癌と乳頭癌を同時に合併した1例

佐藤方宣, 安松隆治, 藤賢史, 中島寅彦, 小宗静男, 西嶋利光, 中野貴史, 山元英崇

耳鼻と臨床 60 ( 3 ) 99 - 104 2014.5

Language：Japanese Publisher：耳鼻と臨床会

同一甲状腺に異なる組織型の癌が同時に発生する重複甲状腺癌の報告はまれである。骨転移を契機に発見された濾胞癌と乳頭癌を同時に合併した1例を経験したので報告する。症例は69歳、男性であり、右肩痛を主訴に近医受診し、九州大学病院整形外科を紹介受診した。MRI、FDG-PETにて甲状腺を原発とした転移性骨腫瘍と診断した。甲状腺には右葉上極と下極、峡部に腫瘍を認め、穿刺細胞診にて乳頭癌が疑われた。まず、転移性骨腫瘍摘出術を施行した。術後病理は甲状腺濾胞癌の転移を示唆する所見であった。その後、耳鼻咽喉科転科となり、甲状腺癌に対して甲状腺全摘出術および両側気管傍リンパ節郭清術を施行した。術後病理結果は、右葉上極、峡部の腫瘍は共に乳頭癌、右葉下極の腫瘍は濾胞癌であった。術後経過は特に問題なく、その後放射性ヨード内用療法を行い外来経過観察中である。(著者抄録)

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乳腺相似分泌癌12例の臨床病理学的検討

山元英崇, 中野貴史, 西嶋利光, 橋本和樹, 益田宗幸, 中島寅彦, 小宗静男, 小田義直

頭頸部癌 40 ( 2 ) 205 - 205 2014.5

胸腺に発生した気管支原性嚢胞の1切除例

田村和貴, 生田安司, 日高孝子, 熊谷玲子, 山元英崇

日本呼吸器外科学会雑誌 28 ( 3 ) 2 - 4 2014.4

乳腺腺筋上皮腫の3例

中附加奈子, 大久保文彦, 寺戸信芳, 野上美和子, 仲正喜, 久保真, 徳永えり子, 山元英崇, 相島慎一, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 53 ( Suppl.1 ) 233 - 233 2014.4

【免疫組織化学診断と治療選択の指針】(第4部)免疫組織化学の治療への展開細胞周期、細胞増殖からみた悪性度診断

山元英崇, 小田義直

病理と臨床 32 ( 臨増 ) 395 - 399 2014.4

唾液腺癌の病理最近の進歩多形腺腫由来癌悪性化進展と臨床病理との関連

山元英崇

日本病理学会会誌 103 ( 1 ) 419 - 419 2014.3

[A case of gastrointestinal stromal tumor of the jejunum successfully treated by preoperative induction chemotherapy with imatinib mesylate administered through jejunostomy and subsequent surgical resection]. Reviewed

Hideyo Kimura, Takao Ohtsuka, Hiroki Toma, Junji Ueda, Yusuke Mizuuchi, Hidetaka Yamamoto, Shunichi Takahata, Yoshinao Oda, Takashi Ueki, Masao Tanaka

Gan to kagaku ryoho. Cancer & chemotherapy 41 ( 3 ) 391 - 4 2014.3

Language：Japanese

A 70 -year-old female patient with a palpable mass in the left upper abdomen suffered from abdominal pain and fever. Abdominal computed tomography showed a jejunal tumor 11 cm in diameter with ascites, suggesting rupture of the tumor. Histological diagnosis via endoscopic ultrasound-guided fine needle aspiration indicated c-kit-positive gastrointestinal stromal tumor. Diagnostic laparoscopy demonstrated a large jejunal tumor possibly invading the stomach and pancreas. The patient then underwent tube jejunostomy. Thereafter, preoperative induction chemotherapy with imatinib mesylate(400mg/ body/day)via jejunostomy was administered for 6 months, resulting in 20%reduction of the tumor diameter and disappearance of any indication of stomach and pancreas invasion. The patient then underwent radical partial resection of the jejunum without combined resection of either the stomach or pancreas. Postoperative adjuvant chemotherapy with imatinib mesylate (400mg/body/day)was also indicated. No sign of recurrence has been detected to date after 1 year of follow-up.

PubMed

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腸瘻からのImatinib投与による術前寛解導入化学療法が奏効し安全に切除し得た空腸GISTの1例

木村英世, 大塚隆生, 当間宏樹, 上田純二, 水内祐介, 山元英崇, 高畑俊一, 小田義直, 植木隆, 田中雅夫

癌と化学療法 41 ( 3 ) 391 - 394 2014.3

Language：Japanese Publisher：(株)癌と化学療法社

患者は70歳台、女性。腹痛と発熱を主訴に近医を受診し、左上腹部に腫瘤を触れたため精査目的に当院へ紹介された。CTでは直径6.0cmの空腸由来の腫瘍の破裂が疑われた。保存的加療の後、超音波内視鏡下生検によりc-kit陽性gastrointestinal stromal tumor(GIST)の診断を得た。審査腹腔鏡では腫瘍の胃前庭部と膵への浸潤が疑われ、一期的切除はリスクが高いと判断し、腸瘻を造設した。手術翌日より腸瘻からimatinib mesylate(400mg/body/day)の投与を開始した。腸瘻造設後6ヵ月目に腫瘍は径4.8cm大に縮小し、画像上、周囲臓器への浸潤も認められなくなったため手術を行ったところ、空腸部分切除で根治切除が可能であった。術後1年目の現在、無再発生存中である。本例は穿孔を伴う空腸GISTに腸瘻を造設して術前寛解導入化学療法を施行し、安全に切除し得た点で報告に値すると思われる。(著者抄録)

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隆起性皮膚線維肉腫におけるAkt/mTOR pathwayの解析

佛淵由佳, 山田裕一, 孝橋賢一, 山元英崇, 古江増隆, 岩本幸英, 小田義直

日本病理学会会誌 103 ( 1 ) 254 - 254 2014.3

噴門部胃癌における酸化ストレスの関与についての検討

河野由紀子, 山元英崇, 平橋美奈子, 熊谷好晃, 熊谷玲子, 小田義直

日本病理学会会誌 103 ( 1 ) 217 - 217 2014.3

炎症性筋線維芽細胞腫瘍におけるALK、ROS1発現

山元英崇, 田口健一, 吉田朗彦, 中野貴史, 孝橋賢一, 小田義直

日本病理学会会誌 103 ( 1 ) 254 - 254 2014.3

術前診断に苦慮した胃Plexiform fibromyxomaの1例

坂本勝美, 平川雅和, 渥美和重, 三森功士, 柴田浩平, 大石善丈, 東保太郎, 山元英崇

Japanese Journal of Radiology 32 ( Suppl. ) 75 - 75 2014.2

アトピー性皮膚炎患者に発症した皮膚原発CD30陽性リンパ増殖性疾患の1例

安河内由美, 栗原雄一, 内博史, 幸田太, 竹内聡, 師井洋一, 古江増隆, 見明彰, 百合野彩乃, 竹中克斗, 山元英崇, 岡野慎士

西日本皮膚科 75 ( 6 ) 556 - 556 2013.12

小児腫瘍の病理小児軟部腫瘍

孝橋賢一, 山元英崇, 山田裕一, 小田義直

日本小児血液・がん学会学術集会・日本小児がん看護学会・公益財団法人がんの子どもを守る会公開シンポジウムプログラム総会号 55回・11回・18回 173 - 173 2013.11

間葉系腫瘍におけるMCL1およびBCL2発現どの腫瘍がnavitoclaxの治療ターゲットとして有望か?(MCL1 and BCL2 expressions in mesenchymal tumors: Which tumor is the best candidate for navitoclax therapy?)

遠藤誠, 松延知哉, 松本嘉寛, 播广谷勝三, 孝橋賢一, 山元英崇, Nielsen Torsten O., 小田義直, 岩本幸英

日本癌学会総会記事 72回 180 - 180 2013.10

【エビデンスに基づく乳癌診療の最前線】微小乳癌の診断法 CT、MRI

藪内英剛, 松尾芳雄, 川波哲, 神谷武志, 米澤政人, 山崎誘三, 長尾充展, 久保真, 徳永えり子, 山元英崇, 本田浩

臨牀と研究 90 ( 10 ) 1297 - 1302 2013.10

胸椎部肥厚性硬膜炎により対麻痺を来たした1例

春田陽平, 齊藤太一, 入江努, 末永英慈, 田中哲也, 小松孝, 糸川高史, 山元英崇, 小田義直, 坂井宏旭, 芝啓一郎

整形外科と災害外科 62 ( Suppl.2 ) 74 - 74 2013.10

ペルフルブタン造影超音波による肝細胞癌腫瘍内血管の観察病理像との対比検討

山下信行, 堀史子, 西浦三郎, 谷本博徳, 山元英崇, 相島慎一, 石橋大海, 野村秀幸

肝臓 54 ( 10 ) 682 - 691 2013.10

Language：Japanese Publisher：(一社)日本肝臓学会

肝細胞癌悪性度の診断において、腫瘍内血管構築は重要な要素である。しかし、一般に用いられる造影超音波にしても、その画像所見と血管径との関連についての研究報告はほとんどみられない。我々は、肝細胞癌腫瘍内の血管を造影超音波Micro flow imaging(MFI)画像にて観察し、血管相に描出される造影信号と病理組織像とを比較し、その有用性を検討した。対象は、肝切除後の肝腫瘍割断面と造影超音波画像面がほぼ一致した肝細胞癌11症例11結節である。術前検査でMFI開始1秒後に線状の造影信号を腫瘍内の56ヶ所で観察した。一方、同じ断面で作成した病理標本では、径100μm以上の筋性動脈を77個同定し、超音波画像と病理組織像における血管の描出は73%の一致率であった。この結果より、特定の条件下で、MFI画像から動脈径を推定することは可能であり、肝細胞癌の悪性度診断において有用であることが示唆された。(著者抄録)

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鼠径リンパ節に発生した組織球性肉腫の1例

宇野大輔, 緒方昌倫, 平山賢司, 角正恵, 白土亮子, 伊藤やよい, 峰真理, 小田義直, 山元英崇

日本臨床細胞学会雑誌 52 ( Suppl.2 ) 613 - 613 2013.10

広汎な甲状腺外進展と血管侵襲を呈し甲状腺高細胞型乳頭癌が疑われた1例

山口綾, 吉田沙織, 沖田和子, 中野盛夫, 緒方徹, 坂口美和, 小脇美保, 中村康寛, 山元英崇, 中野貴史, 西嶋利光

日本臨床細胞学会雑誌 52 ( Suppl.2 ) 596 - 596 2013.10

孤立性線維性腫瘍におけるAkt-mTOR pathway活性化およびチロシンキナーゼ型受容体発現(Activation of Akt-mTOR pathway and receptor tyrosine kinase in solitary fibrous tumors)

山田裕一, 孝橋賢一, 高橋祐介, 山元英崇, 岩本幸英, 小田義直

日本癌学会総会記事 72回 433 - 434 2013.10

A case of double liver cancer : hepatocellular carcinoma and combined hepatocellular and mucinous cholangiocarcinoma

YAMASHITA Nobuyuki, NISHIURA Saburo, TANIMOTO Hironori, YAMAMOTO Hidetaka, NOMURA Hideyuki

Nippon Shokakibyo Gakkai Zasshi 110 ( 9 ) 1663 - 1672 2013.9

Language：Japanese Publisher：The Japanese Society of Gastroenterology

We report a case of double liver cancer in an elderly woman with chronic hepatitis C. The patient was diagnosed with two liver tumors when she was in her 70s, and she underwent hepatectomy for the same. Histopathological examination determined that the two tumors were distinct. One was a well-to-moderately differentiated hepatocellular carcinoma (HCC) and the other was a combined hepatocellular carcinoma and mucinous cholangiocarcinoma (ChC). The HCC component was positive for cytokeratin 19, and it infiltrated into the portal vein and artery and the gall bladder. The ChC component was positive for hepatocyte paraffin 1 (HepPar1) staining and infiltrated into the bile duct. There has been no cancer recurrence at 6 months after surgery. Double cancer of the liver with these histological types is extremely rare and interesting, given the origin and differentiation of liver cancer.<br>

DOI： 10.11405/nisshoshi.110.1663

CiNii Article

CiNii Books

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【小腸の悪性腫瘍】小腸悪性腫瘍の病理学的特徴悪性リンパ腫

平橋美奈子, 山元英崇, 小田義直

胃と腸 48 ( 10 ) 1417 - 1427 2013.9

Language：Japanese Publisher：(株)医学書院

小腸悪性リンパ腫は,全消化管悪性リンパ腫のうち20〜30%を占め,小腸悪性腫瘍の中では癌およびGISTと並んで頻度の高い腫瘍の1つである.今回,筆者らは小腸悪性リンパ腫の外科的切除標本43例を用いて,肉眼形態と組織型の傾向について検討した.平均年齢63.2歳で男性30例,女性13例と男性に多かった.また,回腸末端発生の10例を含む回腸発生例が36例(84%)と,空腸発生7例(16%)に比べて有意に多かった.肉眼形態は,潰瘍型が35例(81%)と最も多かった.組織型別にみると,びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)が24例(56%)と最も多く,うち22例が潰瘍型であった.43例中38例(88%)が壁全層あるいは隣接する他臓器へ浸潤しており,壁構造を破壊しながら増殖するリンパ腫細胞により,潰瘍あるいは隆起を形成すると考えられた.ほとんどの組織型で粘膜深層から増殖する粘膜内のリンパ腫細胞を認め,EATLのように粘膜固有層全層に増殖浸潤し,側方にびまん性に拡がる組織型もあった.このように小腸悪性リンパ腫は,組織型あるいはその組織学的悪性度によりさまざまな肉眼形態を示すと考えられた.(著者抄録)

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分子病態に基づいた胃腸管間質腫瘍の亜型の確立と腫瘍進展メカニズムの解明

山元英崇

日本病理学会会誌 102 ( 2 ) 20 - 20 2013.9

Sclerosing adenosis内に発生したpleomorphic lobular carcinoma in situの1例

上尾裕紀, 山元英崇, 秋吉清百合, 徳永えり子, 山下奈真, 財津瑛子, 森田勝, 三森功士, 小田義直, 前原喜彦

乳癌の臨床 28 ( 4 ) 423 - 429 2013.8

Language：Japanese Publisher：(株)篠原出版新社

Sclerosing adenosis(SA)内に発生したpleomorphic Lobular carcinoma in situ(PLCIS)の1例を報告する。症例は56歳、女性。検診の乳腺USで異常を指摘され来院。左乳房EC領域に1cmの可動性良好な硬結を触知し、マンモグラフィ、USともにカテゴリー4の腫瘤像を呈した。穿刺吸引細胞診で悪性と診断され、左乳房部分切除術+センチネルリンパ節生検を施行。術後の病理診断でSA内に発生したPLCISと判明した。PLCISは従来のLCISとは異なった病理像や遺伝子異常を呈する新しい概念であるが、いまだ報告例は少ない。適切な治療法について文献的考察を加え報告する。(著者抄録)

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胃原発calcifying fibrous tumorの1例

石井泰, 仲田興平, 永井英司, 大内田研宙, 前山良, 山元英崇, 清水周次, 田中雅夫

日本消化器外科学会総会 68回 P - 7 2013.7

組織型・ホルモン受容体発現の異なる同時性両側乳癌の1例

伊藤隆康, 福島和久, 久保真, 田中晴生, 田中雅夫, 山元英崇

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 21回 631 - 631 2013.6

類上皮肉腫におけるAkt/mTOR経路関連蛋白の発現検討

孝橋賢一, 高橋祐介, 山田裕一, 石井武彰, 井浦国生, 前川啓, 山元英崇, 岩本幸英, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 87 ( 6 ) S1096 - S1096 2013.6

軟部肉腫の病理学的悪性度評価 FNCLCC grading systemと分子病理学的予後因子分子病理学的予後因子とFNCLCC grading systemの比較

山元英崇, 遠藤誠, 薛宇孝, 高橋祐介, 山田裕一, 孝橋賢一, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 87 ( 6 ) S1086 - S1086 2013.6

Ossifying fibromyxoid tumorにおけるt(6;12)相互転座とEP400-PHF1融合遺伝子

遠藤誠, 孝橋賢一, 山元英崇, 石井武彰, 芳田辰也, 松延知哉, 岩本幸英, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 87 ( 6 ) S1106 - S1106 2013.6

横紋筋肉腫におけるFOXM1発現の検討

久田正昭, 孝橋賢一, 中面哲也, 三好きな, 山田裕一, 山元英崇, 田口智章, 岩本幸英, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 87 ( 6 ) S1096 - S1096 2013.6

TNBCにおける細胞学的特徴の検討

川原有貴, 渡邊寿美子, 大石善丈, 久保真, 徳永えり子, 大久保文彦, 山元英崇, 小田義直, 杉島節夫

日本臨床細胞学会雑誌 52 ( Suppl.1 ) 195 - 195 2013.5

内軟骨腫と軟骨肉腫の細胞診標本における有用な鑑別点の検討

湯田翔子, 大石善丈, 渡邊寿美子, 大久保文彦, 山元英崇, 小田義直, 岩本幸英, 杉島節夫

日本臨床細胞学会雑誌 52 ( Suppl.1 ) 205 - 205 2013.5

原発性小腸癌における粘液形質発現とp53蛋白過剰発現の検討

熊谷玲子, 平橋美奈子, 古賀裕, 高橋俊介, 山元英崇, 孝橋賢一, 相島慎一, 小田義直

日本病理学会会誌 102 ( 1 ) 353 - 353 2013.4

肺転移を生じた軟部原発malignant mixed tumor/myoepitheliomaの1例

高橋祐介, 孝橋賢一, 山元英崇, 松田秀一, 岩本幸英, 小田義直

診断病理 30 ( 2 ) 154 - 157 2013.4

Language：Japanese Publisher：(一社)日本病理学会

症例は33歳女性。左膝部の疼痛の精査で、左膝窩部に腫瘍を指摘された。臨床的に悪性軟部腫瘍が疑われ、腫瘍広範切除が施行された。組織学的には円形、卵円形の異型細胞の増殖を認めた。滑膜肉腫をはじめ、その他の軟部肉腫が鑑別に挙げられたが確定診断は困難であった。その後局所再発は認めなかったが、術11年後に右肺の腫瘍を認め切除された。以前切除された左膝窩部腫瘍と比較検討し、病理診断はmalignant mixed tumor/myoepitheliomaと診断された。術後肺転移を伴った、非常に稀な軟部組織原発のmalignant mixed tumor/myoepitheliomaの1例を経験したので報告する。(著者抄録)

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陰嚢内に生じた粘液型脂肪肉腫の1例

新野大介, 山元英崇, 宮原司, 園田美穂, 佐土原順子, 小田義直, 大島孝一

診断病理 30 ( 2 ) 150 - 153 2013.4

Language：Japanese Publisher：(一社)日本病理学会

症例は40代後半、男性。陰嚢内に限局する3cm大の充実性腫瘍。組織像は典型的な粘液型脂肪肉腫であったが、後腹膜や陰嚢内に発生する脂肪肉腫のほとんどが高分化型脂肪肉腫であり、高分化型や脱分化型脂肪肉腫からのmyxoid changeを鑑別する必要があった。腫瘍細胞はCDK4陽性、MDM2陰性、RT-PCRによりTLS-CHOP type2融合遺伝子を検出したことより陰嚢内に発生した粘液型脂肪肉腫と診断した。発生部位が極めて珍しく、症例を集積し腫瘍発生起源や治療反応性などを解析する必要がある。(著者抄録)

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骨軟部腫瘍分子病理学の新展開小児軟部腫瘍のゲノミクス

孝橋賢一, 山元英崇, 山田裕一, 小田義直

日本病理学会会誌 102 ( 1 ) 208 - 208 2013.4

左大腿骨原発Histiocytic sarcomaの1例

久田正昭, 三好きな, 山田裕一, 孝橋賢一, 山元英崇, 小田義直

日本小児血液・がん学会雑誌 50 ( 1 ) 162 - 162 2013.4

大腸低分化腺癌髄様型の細胞接着性に関する検討

高橋俊介, 熊谷玲子, 平橋美奈子, 孝橋賢一, 山元英崇, 相島慎一, 小田義直

日本病理学会会誌 102 ( 1 ) 322 - 322 2013.4

消化管間葉系腫瘍の鑑別

長谷川匡, 廣田誠一, 櫻井信司, 山元英崇

日本病理学会会誌 102 ( 1 ) 225 - 225 2013.4

滑膜肉腫におけるAkt/mTOR経路の活性化と臨床病理学的背景の検討

薛宇孝, 孝橋賢一, 遠藤誠, 山元英崇, 高橋祐介, 山田裕一, 石井武彰, 横山庫一郎, 横山良平, 岩本幸英, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 87 ( 2 ) S322 - S322 2013.3

骨・軟部腫瘍悪性軟部腫瘍におけるシグナル伝達因子異常の病理学的研究

山元英崇, 小田義直

癌と化学療法 40 ( 3 ) 314 - 317 2013.3

[II. Research of signal transduction on sarcoma]. Reviewed

Hidetaka Yamamoto, Yoshinao Oda

Gan to kagaku ryoho. Cancer & chemotherapy 40 ( 3 ) 314 - 7 2013.3

Glomus tumor of the esophagus

Esophagus : official journal of the Japan Esophageal Society 10 ( 1 ) 46 - 50 2013.3

対側の成熟嚢胞性奇形腫を合併した卵黄嚢腫瘍の1例

野元麻子, 森田孝一郎, 日高啓, 佐々木理人, 橋本佳子, 松尾進, 山元英崇, 相島慎一

Japanese Journal of Radiology 31 ( Suppl.I ) 97 - 97 2013.2

ソナゾイドUSにて濃染パターンが評価できたsolitary fibrous tumor(SFT)の1例

野田晃世, 河合直之, 小川力, 柴峠光成, 福山啓太, 石川順英, 西平友彦, 嶋田俊英, 荻野哲朗, 山元英崇

超音波医学 40 ( 1 ) 88 - 88 2013.1

Fascin-1過剰発現とmiR-133b発現低下は胃腸管間質腫瘍(GIST)の進展に関与する(Fascin-1 overexpression and miR-133b down-regulation in the progression of gastrointestinal stromal tumor)

山元英崇, 藤田綾, 孝橋賢一, 小田義直

日本癌学会総会記事 71回 474 - 474 2012.8

肉腫の病理と治療標的探索軟部肉腫における分子標的の探索(Topics of bone and soft part sarcoma Investigation of the molecular target in soft tissue sarcoma)

小田義直, 遠藤誠, 薛宇孝, 孝橋賢一, 山元英崇, 岩本幸英

日本癌学会総会記事 71回 451 - 452 2012.8

microRNAと形質発現に基いた小児SMARCB1/INI1欠失腫瘍群の再分類(Re-classification of pediatric SMARCB1/INI1-deficient tumor, according to microRNA and immunohistochemical expression)

孝橋賢一, 岸本宏志, 田中祐吉, 山田裕一, 山元英崇, 田口智章, 小田義直

日本癌学会総会記事 71回 278 - 278 2012.8

高悪性度粘表皮癌におけるHER2遺伝子増幅、EGFR多染色体性とMAML2融合遺伝子(HER2 gene amplification and EGFR gene high-polysomy in high-grade mucoepidermoid carcinoma)

中野貴史, 山元英崇, 橋本和樹, 田宮貞史, 白土秀樹, 藤賢史, 中島寅彦, 小宗静男, 小田義直

日本癌学会総会記事 71回 520 - 520 2012.8

右上腕骨腫瘍の1例

石井武彰, 小田義直, 山元英崇, 高橋祐介, 松田秀一, 岩本幸英

日本整形外科学会雑誌 86 ( 6 ) S809 - S809 2012.6

孤立性線維性腫瘍に関するAkt-mTOR pathway活性化およびチロシンキナーゼ型受容体発現の検討

山田裕一, 孝橋賢一, 山元英崇, 横山良平, 西山憲一, 岩本幸英, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 86 ( 6 ) S944 - S944 2012.6

軟部平滑筋肉腫においてAkt/mTOR pathwayの活性化は予後不良因子である

薛宇孝, 山元英崇, 孝橋賢一, 遠藤誠, 高橋祐介, 石井武彰, 山田裕一, 岩本幸英, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 86 ( 6 ) S944 - S944 2012.6

頭頸部癌放射線化学療法後の続発性甲状腺機能低下症の検討

白土秀樹, 中島寅彦, 橋本和樹, 瀬川祐一, 山内盛泰, 藤賢史, 佐々木智成, 中村和正, 山元英崇

頭頸部癌 38 ( 2 ) 188 - 188 2012.5

広範な乳管内進展を伴った粘液癌の2例

伊藤隆康, 田中晴生, 福島和久, 白羽根健吾, 山元英崇, 田中雅夫

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 20回 529 - 529 2012.5

唾液腺導管癌(Salivary Duct Carcinoma)に対する集学的治療

中島寅彦, 藤賢史, 白土秀樹, 橋本和樹, 山元英崇, 小宗静男

頭頸部癌 38 ( 2 ) 209 - 209 2012.5

乳腺穿刺吸引細胞診における非浸潤性乳管癌と浸潤性乳管癌の鑑別点について

杉島節夫, 大久保文彦, 寺戸芳信, 渡辺寿美子, 田宮貞史, 山元英崇, 白羽根健吾, 徳永えり子, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 51 ( Suppl.1 ) 303 - 303 2012.3

尿失禁を契機に指摘された乳癌・膀胱転移の1例

白羽根健吾, 森松克哉, 山元英崇, 久保真, 田中雅夫

乳癌の臨床 27 ( 1 ) 77 - 81 2012.3

Language：Japanese Publisher：(株)篠原出版新社

55歳女。頻尿・失禁が出現し、膀胱鏡で膀胱頂部厚壁に広基性乳頭状隆起が認められた。経尿道的腫瘍切除術を施行し、病理診断は印環細胞型を主体とする低分化腺癌で、原発巣の検索により右乳房腫瘤と左肺腫瘤が発見された。乳腺超音波で右乳房D領域に1.8cm大の腫瘤非形成性病変と右腋窩リンパ節腫大を認め、針生検では浸潤性小葉癌の所見であった。胸腹部CTでは左肺S3に毛羽立ちを伴う2.3cm大の結節影が認められた。経過および各病理所見に基づき右乳癌および膀胱転移、原発性肺癌と診断し、FEC療法を5コース施行した。尿失禁は消失し、膀胱腫瘍は縮小してレトロゾール内服で外来フォローとなり、約6ヵ月間安定した状態を得た。しかしその後、腹膜播種による腹痛が出現し、タキソール投与を開始したが頭痛と嘔吐を来たし、癌性髄膜炎による水頭症の所見が認められた。立位・座位保持不能となり、全身状態から積極的治療は行わず、腹痛出現後2ヵ月で死亡した。

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【軟部腫瘍II-病理診断と最近の話題-】腫瘍概念をめぐるトピックス炎症性筋線維芽細胞性腫瘍とその周辺疾患

山元英崇, 小田義直

病理と臨床 30 ( 3 ) 258 - 264 2012.3

横紋筋肉腫におけるCXCR4、VEGF発現の臨床病理学的解析

三好きな, 孝橋賢一, 遠藤誠, 薛宇孝, 高橋祐介, 山田裕一, 石井武彰, 山元英崇, 小田義直

日本病理学会会誌 101 ( 1 ) 268 - 268 2012.3

炎症性筋線維芽細胞腫瘍とその周辺疾患

山元英崇

日本病理学会会誌 101 ( 1 ) 220 - 220 2012.3

口腔扁平上皮癌の細胞形態学的特徴の検討

西野彩, 大久保文彦, 渡邊寿美子, 田宮貞史, 中村誠司, 山元英崇, 小田義直, 杉島節夫

日本臨床細胞学会雑誌 51 ( Suppl.1 ) 295 - 295 2012.3

軟部平滑筋肉腫においてリン酸化STAT3の発現は良好な予後と相関する(Phosphorylation of STAT3 in Soft Tissue Leiomyosarcoma is associated with a Better Prognosis)

薛宇孝, 孝橋賢一, 山元英崇, 田宮貞史, 遠藤誠, 相島慎一, 高橋祐介, 山田裕一, 松田秀一, 岩本幸英, 小田義直

日本癌学会総会記事 70回 455 - 455 2011.9

男性乳癌の3症例

奈良絵津子, 白羽根健吾, 田中晴生, 森松克哉, 山元英崇, 松下章二郎, 田中雅夫

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 19回 429 - 429 2011.9

アポクリン分化を伴った多形型非浸潤性小葉癌の一例

寺戸信芳, 仲正喜, 野上美和子, 大久保文彦, 杉島節夫, 秋吉清百合, 山元英崇, 田宮貞史, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 50 ( Suppl.2 ) 566 - 566 2011.9

Triple Negative乳癌の細胞学的特徴

釣本美沙貴, 田宮貞史, 渡邊寿美子, 白羽根健吾, 徳永えり子, 大久保文彦, 山元英崇, 小田義直, 杉島節夫

日本臨床細胞学会雑誌 50 ( Suppl.2 ) 525 - 525 2011.9

胃腸管間質腫瘍(GIST)におけるmicroRNA発現の特徴(MicroRNA expression signature in gastrointestinal stromal tumor)

山元英崇, 孝橋賢一, 小田義直

日本癌学会総会記事 70回 323 - 323 2011.9

Sessile serrated adenomaの癌化早期に関する臨床病理学的および分子生物学的研究

藤田恒平, 山元英崇, 平橋美奈子, 具嶋正樹, 松本主之, 八尾隆史, 小田義直

日本大腸肛門病学会雑誌 64 ( 8 ) 539 - 539 2011.8

Significance of fiber cells in uterine cervical squamous lesions

NAKA Masaki, OHKUBO Fumihiko, WATANABE Sumiko, TAMIYA Sadafumi, KAKU Tsunehisa, SUGISHIMA Setsuo, YAMAMOTO Hidetaka, KOBAYASHI Hiroaki, ODA Yoshinao

J. Jpn. Soc. Clin. Cytol. 50 ( 4 ) 209 - 213 2011.7

Language：Japanese Publisher：The Japanese Society of Clinical Cytology

Objective : Reportedly, fiber cells are one of the most important cytological findings for uterine cervical squamous cell carcinoma. The aim of this study was to clarify the significance of fiber cells in uterine cervical squamous lesions (precancerous lesions and carcinoma).<br>Study Design : We analyzed 40 cervical smears including 10 cases consisting of four tissue-types (severe dysplasia, carcinoma in situ [CIS], invasive squamous cell carcinoma [SCC] stageI, and SCC stageII). The numbers of fiber cells were counted and compared among the different tissue-types. The diameters of cells and nuclei of the fiber cells were measured and compared with the degree of invasion.<br>Results : Fiber cells were observed in all the cases. We found that the numbers, size, and length-to-breadth ratio of the fiber cells were correlated with the degree of invasion.<br>Conclusion : Our results showed that the analysis of fiber cells is useful for the diagnosis of uterine cervical squamous neoplasia.

DOI： 10.5795/jjscc.50.209

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皮膚症状が診断の一助となったIgG4関連疾患の一例

安川史子, 荘野翌香, 高原正和, 師井洋一, 古江増隆, 岡野慎二, 山元英崇, 小田義直, 井上靖, 下野信行, 堀内孝彦

Journal of Environmental Dermatology and Cutaneous Allergology 5 ( 3 ) 304 - 304 2011.7

急速に増悪する呼吸困難で発症した胸壁巨大腫瘍の1例

野口磨依子, 大園秀一, 中川慎一郎, 上田耕一郎, 稲田浩子, 中島収, 山元英崇, 孝橋賢一, 小田義直, 橋本洋

小児がん 48 ( 2 ) 142 - 142 2011.6

「福岡骨軟部腫瘍CPC/西日本骨軟部腫瘍懇話会」恥骨腫瘍の1例

薛宇孝, 小田義直, 山元英崇, 遠藤誠, 松田秀一, 岩本幸英

日本整形外科学会雑誌 85 ( 6 ) S833 - S833 2011.6

悪性末梢神経鞘腫瘍におけるAkt-mTORシグナル伝達経路の活性化と予後との関係

遠藤誠, 薛宇孝, 高橋祐介, 孝橋賢一, 山元英崇, 田宮貞史, 山田裕一, 松田秀一, 岩本幸英, 小田義直

日本整形外科学会雑誌 85 ( 6 ) S849 - S849 2011.6

唾液腺多型腺腫由来癌における被膜浸潤と予後との関連現行T分類との比較検討

橋本和樹, 山元英崇, 白土秀樹, 藤賢史, 中島寅彦, 檜垣雄一郎, 小田義直, 小宗静男

頭頸部癌 37 ( 2 ) 243 - 243 2011.5

進行口腔癌放射線化学療法有用性に関する臨床病理学的検討

白土秀樹, 中島寅彦, 藤賢史, 橋本和樹, 中野貴史, 山元英崇, 小宗静男

頭頸部癌 37 ( 2 ) 227 - 227 2011.5

手掌に発生した有痛性腫瘤の一例

松永渉, 木山貴彦, 城石達光, 木村一雄, 副島修, 恒吉正澄, 山元英崇, 轟崇也, 舌間寛士

整形外科と災害外科 60 ( Suppl.1 ) 35 - 35 2011.5

A typical case of subcutaneous panniculitis-like T-cell lymphoma

GONDO Chisato, OSADA Mikako, YAMAMOTO Hidetaka, NIINO Daisuke, OSHIMA Koichi, OMORI Mutsumi, FURUE Masutaka, ODA Yoshinao

28 ( 2 ) 149 - 152 2011.4

Intimal sarcoma of aorta ; a case report

YAMADA Yuichi, YAMAMOTO Hidetaka, AISHIMA Shinichi, TAMIYA Sadafumi, NISHIDA Takahiro, TOMINAGA Ryuji, ODA Yoshinao

28 ( 2 ) 145 - 148 2011.4

唾液腺多型腺腫由来癌(CXPA)におけるS100P蛋白発現の意義

橋本和樹, 山元英崇, 田宮貞史, 恒吉正澄, 小宗静男, 小田義直

日本病理学会会誌 100 ( 1 ) 328 - 328 2011.3

消化管原発平滑筋肉腫7例の臨床病理学的ならびに遺伝子解析

山元英崇, 藤田恒平, 薛宇孝, 小田義直

日本病理学会会誌 100 ( 1 ) 305 - 305 2011.3

【免疫不全状態における消化管病変】消化管Kaposi肉腫を合併したHIV感染症の2例

小川栄一, 村田昌之, 池崎裕昭, 居原毅, 高山耕治, 豊田一弘, 貝沼茂三郎, 澤山泰典, 古庄憲浩, 江崎幹宏, 松本主之, 後藤綾子, 山元英崇, 林純

胃と腸 46 ( 3 ) 303 - 309 2011.3

Language：Japanese Publisher：(株)医学書院

HIV感染者は,日和見腫瘍として悪性腫瘍を発症しやすい.その中でもKaposi肉腫が多く,その病因はhuman herpesvirus-8感染である.[症例1]は23歳男性で,十二指腸から上部空腸にKaposi肉腫が認められた.病変は肺にも拡がっており,HAART(highly active antiretroviral therapy)と抗癌剤(pegylated liposomal doxorubicin)を併用したが,肺病変の進行により,入院5ヵ月後に死亡した.[症例2]は35歳男性で,食道〜上行結腸にかけて広範囲にKaposi肉腫が認められた.HAART単独で改善し,1年後の内視鏡検査で病変は消失した.消化管Kaposi肉腫は赤紫色調の粘膜下腫瘤であり,比較的特徴的な内視鏡像を示す.(著者抄録)

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悪性末梢神経鞘腫瘍における予後予測因子としてのp14、p15、p16不活性化の意義

遠藤誠, 孝橋賢一, 山元英崇, 田宮貞史, 薛宇孝, 高橋祐介, 山田裕一, 恒吉正澄, 小田義直

日本病理学会会誌 100 ( 1 ) 350 - 350 2011.3

診断に苦慮した乳腺嚢胞内アポクリン癌の一例

寺戸信芳, 大久保文彦, 杉島節夫, 白羽根健吾, 平橋美奈子, 山元英崇, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 50 ( Suppl.1 ) 160 - 160 2011.3

INI1蛋白欠失腫瘍群におけるglypican 3発現

孝橋賢一, 山元英崇, 田宮貞史, 遠藤誠, 薛宇孝, 高橋祐介, 山田裕一, 小田義直

日本病理学会会誌 100 ( 1 ) 358 - 358 2011.3

リンパ節捺印細胞診にて推定し得た若年性骨髄単球性白血病(JMMoL)の一例

野上美和子, 大久保文彦, 古賀友紀, 山田裕一, 山元英崇, 田宮貞史, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 50 ( Suppl.1 ) 183 - 183 2011.3

子宮頸部軽度異形成の経過観察におけるSL細胞の意義

仲正喜, 大久保文彦, 渡辺寿美子, 田宮貞史, 加来恒壽, 杉島節夫, 山元英崇, 小林裕明, 和氣徳夫, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 50 ( Suppl.1 ) 179 - 179 2011.3

有茎性ポリープ状の発育を示した下咽頭sarcomatous carcinomaの1例

米澤政人, 藪内英剛, 神谷武志, 角南俊也, 川波哲, 畠中正光, 本田浩, 坂井修二, 白土秀樹, 山元英崇

Japanese Journal of Radiology 29 ( Suppl.I ) 83 - 83 2011.1

気管支擦過ブラシ洗浄液(ハンクス液)を用いたEGFR遺伝子変異検査の検討

大久保文彦, 清松桂子, 仲正喜, 杉島節夫, 竹下正文, 高山浩一, 矢野篤次郎, 古賀孝臣, 山元英崇, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 49 ( Suppl.2 ) 615 - 615 2010.9

細胞検査士のキャリア・アップを目指した学位取得細胞検査士の学位取得保健学修士を取得して

仲正喜, 渡辺寿美子, 田宮貞史, 加来恒壽, 大久保文彦, 山元英崇, 小田義直, 杉島節夫

日本臨床細胞学会雑誌 49 ( Suppl.2 ) 502 - 502 2010.9

鋸歯状ポリープ由来癌におけるβ-catenin、p53の核内発現とBRAF、KRAS、PIK3CA変異

藤田恒平, 平橋美奈子, 具嶋正樹, 山元英崇, 小田義直, 松本主之, 八尾隆史

日本消化器病学会雑誌 107 ( 臨増大会 ) A846 - A846 2010.9

両側に同時に発生したDCISとDuctal adenomaの1例

杉島節夫, 大久保文彦, 渡辺寿美子, 田宮貞史, 徳永えり子, 藪内英剛, 山元英崇, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 49 ( Suppl.2 ) 709 - 709 2010.9

軟部平滑筋肉腫におけるAkt/mTOR経路の活性化(Akt/mTOR pathway is activated independent of Akt1 mutation in soft tissue leiomyosarcoma)

薛宇孝, 小田義直, 田宮貞史, 山元英崇, 孝橋賢一, 遠藤誠, 高橋祐介, 山田裕一, 松田秀一, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 69回 480 - 481 2010.8

食道GISTの免疫組織化学的診断

太田敦子, 岩下明徳, 大重要人, 田邉寛, 高木靖寛, 平橋美奈子, 山元英崇

日本食道学会学術集会プログラム・抄録集 64回 222 - 222 2010.8

胃腸管間質腫瘍(GIST)において血管浸潤は肝転移危険因子である(Blood vessel invasion is the strong risk factor of liver metastasis in gastrointestinal stromal tumor)

山元英崇, 小嶋綾, 八尾隆史, 恒吉正澄, 小田義直

日本癌学会総会記事 69回 410 - 410 2010.8

悪性末梢神経鞘腫瘍におけるp14、p15、p16不活性化と予後との関連についての包括的解析(Comprehensive and prognostic analysis of p14, p15 and p16 inactivation in malignant peripheral nerve sheath tumors)

遠藤誠, 小田義直, 田宮貞史, 山元英崇, 孝橋賢一, 薛宇孝, 高橋祐介, 山田裕一, 松田秀一, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 69回 225 - 225 2010.8

唾液腺多型腺腫由来癌の浸潤過程におけるHER2/neu蛋白過剰発現と遺伝子増幅の意義:CISH法による解析(HER2/neu overexpression and amplification in the progression of carcinoma ex pleomorphic adenoma: a CISH study)

橋本和樹, 山元英崇, 白土秀樹, 中島寅彦, 恒吉正澄, 小宗静男, 小田義直

日本癌学会総会記事 69回 224 - 224 2010.8

骨・軟部腫瘍の診断と予後における分子病理学的アプローチ滑膜肉腫におけるSMARCB1/INI1蛋白発現

孝橋賢一, 小田義直, 山元英崇, 田宮貞史, 松浦傑, 遠藤誠, 薛宇孝, 松田秀一, 岩本幸英

日本整形外科学会雑誌 84 ( 6 ) S817 - S817 2010.6

淡明細胞軟骨肉腫および軟骨芽細胞腫における形質発現の検討

松浦傑, 小田義直, 山元英崇, 田宮貞史, 遠藤誠, 薛宇孝, 松田秀一, 岩本幸英

日本整形外科学会雑誌 84 ( 6 ) S905 - S905 2010.6

【病理形態学キーワード】骨・軟部 IgG4関連硬化性疾患

山元英崇

病理と臨床 28 ( 臨増 ) 372 - 373 2010.4

硝子化を伴う子宮Perivascular epithelioid cell tumorの2例

山田裕一, 山元英崇, 大石善丈, 西山憲一, 恒吉正澄, 小田義直

日本病理学会会誌 99 ( 1 ) 238 - 238 2010.3

子宮頸部腺系病変における細胞像の数量的解析

西村和徳, 渡辺寿美子, 田宮貞史, 加耒恒壽, 大久保文彦, 山元英崇, 小林裕明, 和氣徳夫, 大喜雅文, 杉島節夫

日本臨床細胞学会雑誌 49 ( Suppl.1 ) 191 - 191 2010.3

妊娠期に診断されたanaplastic large cell lymphomaの一例

坂梨史典, 大久保文彦, 志方健太郎, 渋谷恒文, 東保太郎, 山元英崇, 恒吉正澄

日本臨床細胞学会雑誌 49 ( Suppl.1 ) 329 - 329 2010.3

消化管・気管支schwannoma with lymphoid cuff A distinctive entity of benign peripheral nerve tumor?

山元英崇, 小嶋綾, 孝橋賢一, 藤田恒平, 平橋美奈子, 遠藤誠, 薛宇孝, 西山憲一, 小田義直

日本病理学会会誌 99 ( 1 ) 237 - 237 2010.3

骨・軟部腫瘍 HE診断からmicroRNA解析まで軟部悪性ラブドイド腫瘍および類上皮肉腫におけるINI1遺伝子異常と蛋白発現欠失

孝橋賢一, 小田義直, 山元英崇, 田宮貞史

日本病理学会会誌 99 ( 1 ) 167 - 167 2010.3

[A case of rapidly growing inflammatory myofibroblastic tumor in the lung]. Reviewed

Saiko Suetsugu, Hidetaka Yamamoto, Miiru Izumi, Koichi Takayama, Hiromasa Inoue, Yoichi Nakanishi

Nihon Kokyuki Gakkai zasshi = the journal of the Japanese Respiratory Society 47 ( 12 ) 1156 - 60 2009.12

Language：Japanese

We report a case of a 28-year-old man with a dry cough and chest pain. Chest X-ray film showed a huge mass in the right lung field. Computed tomography (CT) and magnetic resonance imaging (MRI) showed a huge mass which occupied most of the right thoracic cavity and invaded the superior vena cava, heart atrium and right pulmonary vein. Positron emission tomography (PET) showed metastasis of bone, right adrenal grand and lymph nodes. A tumor specimen was biopsied percutaneously, and the diagnosis was pathologically confirmed as an inflammatory myofibroblastic tumor. Immunohistochemical staining also showed an overexpression of ALK in the tumor. He was treated with a non-steroid anti-inflammation drug and steroid, but they were ineffective. He underwent chemotherapy with bleomicin, etoposide and cisplatin. After two cycles of chemotherapy, the tumor slightly reduced in size, but was eventually refractory to the regimen finally. He also underwent with paclitaxel and carboplatin. At present, if operative extirpation is not possible, there is no way to treat an inflammatory myofibroblastic tumor. In the future, new therapy incorporating ALK inhibitors would be expected to treat those cases of IMT in which local recurrences and distant metastases occur.

PubMed

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急速に進行した炎症性筋線維芽細胞腫の1例

末次彩子, 山元英崇, 出水みいる, 高山浩一, 井上博雅, 中西洋一

日本呼吸器学会雑誌 47 ( 12 ) 1156 - 1160 2009.12

Language：Japanese Publisher：(一社)日本呼吸器学会

症例は28歳の男性。持続する乾性咳嗽、右胸痛を主訴に近医を受診し、胸部X線写真にて右中肺野縦隔側に腫瘤を指摘された。胸部CTを施行したところ縦隔に11×10cmの巨大な腫瘤を認め、腫瘍生検を含めて精査をすすめていたが、短期間に増大したため当科紹介となった。腫瘍生検の結果、炎症性筋線維芽細胞腫の診断となったが、当院入院時は心臓浸潤、上大静脈浸潤を伴い右胸腔内に充満する腫瘤にまで増大し、FDG-PETにて多発骨転移、リンパ節転移、副腎転移を認めたことから、手術は不可能と判断した。抗癌剤やステロイド剤による化学療法を施行し軽度の腫瘍縮小効果は得られたものの、その後腫瘍は増大し永眠された。炎症性筋線維芽細胞腫は低悪性度腫瘍に分類されているが本症例のように急速に進行する症例もある。進行期の炎症性筋線維芽細胞腫に対する標準治療は確立されておらず、今後化学療法を含めた治療法の開発が望まれる。(著者抄録)

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INI1蛋白欠失腫瘍群におけるGlypican3を用いた鑑別診断

孝橋賢一, 小田義直, 山元英崇, 田宮貞史, 木下義晶, 田尻達郎, 田口智章

小児がん 46 ( プログラム・総会号 ) 224 - 224 2009.11

子宮頸部細胞診におけるfiber cellの意義

仲正喜, 大久保文彦, 渡辺寿美子, 田宮貞史, 加来恒壽, 杉島節夫, 山元英崇, 小田義直, 小林裕明, 和氣徳夫

日本臨床細胞学会雑誌 48 ( Suppl.2 ) 478 - 478 2009.9

核中心点間最短距離(SDN)による悪性度評価

西村和徳, 渡辺寿美子, 田宮貞史, 加来恒壽, 大久保文彦, 山元英崇, 小林裕明, 和氣徳夫, 岩坂剛, 杉島節夫

日本臨床細胞学会雑誌 48 ( Suppl.2 ) 578 - 578 2009.9

軟部肉腫におけるCXCR4発現とVEGF発現および予後との相関(Chemokine receptor CXCR4 expression is correlated with VEGFexpression and poor survival in soft-tissue sarcoma)

小田義直, 的野浩士, 松浦傑, 山元英崇, 田宮貞史, 松田秀一, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 68回 417 - 417 2009.8

デスモイドにおけるβカテニンとMMP9との関連について

的野浩士, 小田義直, 田宮貞史, 山元英崇, 松浦傑, 遠藤誠, 薛宇孝, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 83 ( 6 ) S885 - S885 2009.6

鰓性癌と喉頭癌の同時性重複癌が疑われた一例

吉田崇正, 門田英輝, 安松隆治, 白土秀樹, 中島寅彦, 橋本和樹, 山元英崇, 小宗静男

頭頸部癌 35 ( 2 ) 197 - 197 2009.5

当科における甲状腺未分化癌症例の臨床病理学的検討

白土秀樹, 中島寅彦, 藤賢史, 橋本和樹, 古後龍之介, 山元英崇, 小宗静男

頭頸部癌 35 ( 2 ) 124 - 124 2009.5

上顎に発症した脱分化型腺様嚢胞癌の1例

橋本和樹, 山元英崇, 瀬川祐一, 白土秀樹, 恒吉正澄

診断病理 26 ( 2 ) 93 - 97 2009.4

Language：Japanese Publisher：(一社)日本病理学会

上顎に発症した脱分化型腺様嚢胞癌の1例を経験した。症例は72歳男性。左上顎洞から骨破壊を伴って鼻腔、口腔内へと進展する腫瘍を認め、上顎洞試験開窓術が施行された。腫瘍は組織学的に異なった二つの成分から構成されており、定型的腺様嚢胞癌成分と核異型、核分裂像が著明な高悪性度の癌腫成分が一部で移行像を伴って併存してみられ、脱分化型腺様嚢胞癌と診断された。脱分化型腺様嚢胞癌は発症頻度が低く、予後が悪い傾向にあるため正確な病理学的診断が必要と考えられる。(著者抄録)

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胃腸管間質腫瘍(GIST)における脈管浸潤と新しいリスク分類

山元英崇, 小嶋綾, 小田義直, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 98 ( 1 ) 215 - 215 2009.3

乳癌の穿刺吸引細胞診標本における核異型の形態計測的評価

安田洋子, 渡辺寿美子, 田宮貞史, 加来恒壽, 井戸垣都, 大久保文彦, 山元英崇, 杉島節夫

日本臨床細胞学会雑誌 48 ( Suppl.1 ) 192 - 192 2009.3

核小体の臨床的意義子宮頸部腺系細胞を用いて

西村和徳, 渡辺寿美子, 田宮貞史, 加来恒壽, 大久保文彦, 山元英崇, 小林裕明, 和氣徳夫, 岩坂剛, 杉島節夫

日本臨床細胞学会雑誌 48 ( Suppl.1 ) 183 - 183 2009.3

体腔液細胞診における反応性中皮、悪性中皮腫の形態的特徴

玉城真太, 渡辺寿美子, 田宮貞史, 大久保文彦, 山元英崇, 杉島節夫

日本臨床細胞学会雑誌 48 ( Suppl.1 ) 203 - 203 2009.3

MALTリンパ腫の細胞形態学的検討

大久保文彦, 寺戸信芳, 杉島節夫, 田宮貞史, 山元英崇, 小田義直, 恒吉正澄, 古賀高臣, 居石克夫

日本臨床細胞学会雑誌 48 ( Suppl.1 ) 199 - 199 2009.3

横紋筋肉腫における転写因子YB-1と多剤耐性遺伝子の発現

小田義直, 孝橋賢一, 山元英崇, 田宮貞史, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 98 ( 1 ) 252 - 252 2009.3

[Histopathology and molecular biological behaviors in human malignant neoplasms]. Reviewed

Masazumi Tsuneyoshi, Takashi Yao, Yoshinao Oda, Sadafumi Tamiya, Shinichi Aishima, Hidetaka Yamamoto, Yoshihiro Ohishi, Minako Hirahashi, Shuichi Kurihara, Kenichi Kohashi

Fukuoka igaku zasshi = Hukuoka acta medica 100 ( 1 ) 13 - 25 2009.1

ヒト悪性腫瘍の病理組織形態と分子生物学的特性

恒吉正澄, 八尾隆史, 小田義直, 田宮貞史, 相島慎一, 山元英崇, 大石善丈, 平橋美奈子, 栗原秀一, 孝橋賢一

福岡医学雑誌 100 ( 1 ) 13 - 25 2009.1

悪性ラブドイド腫瘍の病理診断におけるINI1免疫染色の意義

孝橋賢一, 小田義直, 山元英崇, 田宮貞史, 田尻達郎, 田口智章, 恒吉正澄

小児がん 45 ( プログラム・総会号 ) 233 - 233 2008.11

耳下腺に発生したsebaceous adenomaの1例

藤田展宏, 山元英崇, 瀬川祐一, 平川直也, 恒吉正澄

診断病理 25 ( 4 ) 280 - 282 2008.10

Language：Japanese Publisher：(一社)日本病理学会

症例は77歳女性。右耳下腺に増大傾向のある腫瘤を自覚し来院した。触診では右耳下腺に5cm大の弾性硬の腫瘤を触知したが、顔面神経麻痺は認めなかった。臨床的に悪性腫瘍の可能性も否定できず、摘出術が施行された。組織学的には、腫瘍は線維性被膜に覆われた境界明瞭な腫瘤で、内部は脂腺細胞様の細胞が大小の胞巣を形成した充実部分と小嚢胞状の部分から構成されていた。後者では内部に好酸性物質の蓄積を認め、間質では異物巨細胞や泡沫組織球を認めた。以上より、右耳下腺原発のsebaceous adenomaと診断した。(著者抄録)

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類上皮肉腫におけるINI1遺伝子異常(Infrequent SMARCB1/INI1 gene alteration in epithelioid sarcoma)

孝橋賢一, 小田義直, 山元英崇, 田宮貞史, 岩本幸英, 長谷川匡, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 67回 258 - 258 2008.9

乳癌の広がり診断における1.5 vs 3 Tesla MRIの比較検討

久保真, 白羽根健吾, 神谷武志, 山元英崇, 藤野稔, 黒木祥司, 田中雅夫

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 16回 328 - 328 2008.9

中分化肝細胞癌における成熟型動脈性血管の検討(Evaluation of mature arterial vessels in moderately differentiated hepatocellular carcinoma)

藤田展宏, 相島慎一, 井口友宏, 山元英崇, 武冨紹信, 本田浩, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 67回 211 - 211 2008.9

胃腸管間質腫瘍(GIST)における早期有糸分裂チェックポイント蛋白CHFRの発現(Expression of the early mitotic checkpoint protein, CHFR, in Gastrointestinal stromal tumors)

小嶋綾, 山元英崇, 中村典資, 今村公一, 八尾隆史, 前原喜彦, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 67回 74 - 75 2008.9

肺硬化性血管腫2例の細胞像

大久保文彦, 寺戸信芳, 杉島節夫, 庄司文裕, 山元英崇, 小田義直, 恒吉正澄, 竹下正文, 古賀孝臣, 居石克夫

日本臨床細胞学会雑誌 47 ( Suppl.2 ) 589 - 589 2008.9

縦隔へ進展した軟部発生myoepithelial carcinoma(悪性筋上皮腫)の治療経験

白土秀樹, 中島寅彦, 平川直也, 瀬川祐一, 山元英崇, 松山勝哉, 小宗静男

耳鼻と臨床 54 ( 4 ) 179 - 185 2008.7

Language：Japanese Publisher：耳鼻と臨床会

症例は30歳、男性。1年前から左頸部腫瘤を自覚、次第に増大したため近医受診、当科紹介受診となった。初診時、左頸部鎖骨上窩に長径10cmの境界明瞭な腫瘍を認め、全身麻酔下に左頸部腫瘍摘出術を施行した。腫瘍は下端が腕頭静脈まで進展しており、胸骨正中切開を併施した。術中迅速組織診では"小円形腫瘍"との診断であり、免疫染色を含めた術後最終診断にてmyoepithelial carcinoma(悪性筋上皮腫)の診断を得た。頸部および上縦隔に対して術後照射をtotal 45Gy施行し、現在明らかな再発、転移の所見は認めていない。myoepithelial carcinomaは主として耳下腺などの大唾液腺に発生する腫瘍で、本症例の様に上縦隔軟部組織発生のものは非常にまれである。組織学的には小円形細胞腫瘍に属し、悪性リンパ腫、Ewing肉腫などとの鑑別が必要で、診断は凍結標本による分子生物学的診断を含めて総合的に行われる。(著者抄録)

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軟骨肉腫におけるADAM28発現に関する検討

松浦傑, 小田義直, 山元英崇, 田宮貞史, 的野浩士, 遠藤誠, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 82 ( 6 ) S740 - S740 2008.6

デスモイドにおけるVEGFおよび血管新生との関連について

的野浩士, 小田義直, 田宮貞史, 山元英崇, 松浦傑, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 82 ( 6 ) S797 - S797 2008.6

閉経後のAngiomyofibroblastomaの一例

安永昌史, 大石善丈, 山元英崇, 岩佐厚子, 栗原秀一, 西村和泉, 高木恵美, 小林裕明, 和氣徳夫, 恒吉正澄

日本婦人科腫瘍学会雑誌 26 ( 3 ) 324 - 324 2008.6

放射線化学療法で局所制御不能であった喉頭癌T1,T2症例の臨床病理学的検討

白土秀樹, 中島寅彦, 平川直也, 安松隆治, 梅崎俊郎, 橋本和樹, 山元英崇, 小宗静男

頭頸部癌 34 ( 2 ) 201 - 201 2008.5

【形態検査におけるギムザ染色の応用とそのコツ】各科領域におけるギムザ染色の有用性リンパ節

大久保文彦, 山元英崇, 恒吉正澄

Medical Technology 36 ( 5 ) 475 - 479 2008.5

大唾液腺腫瘍551例の臨床病理学的検討

山元英崇, 瀬川祐一, 白土秀樹, 平川直也, 橋本和樹, 中島寅彦, 小宗静男, 恒吉正澄

頭頸部癌 34 ( 2 ) 204 - 204 2008.5

軟部悪性腫瘍に対する治療戦略小児悪性軟部腫瘍における遺伝子診断の役割

木下義晶, 田尻達郎, 住江愛子, 松崎彰信, 原寿郎, 窪田正幸, 孝橋賢一, 山元英崇, 小田義直, 恒吉正澄, 田口智章

日本外科学会雑誌 109 ( 臨増2 ) 135 - 135 2008.4

乳腺穿刺吸引細胞診における鑑別困難症例の再検討

寺戸信芳, 宇藤満昭, 大久保文彦, 杉島節夫, 大田政之, 山元英崇, 田宮貞史, 恒吉正澄

日本臨床細胞学会雑誌 47 ( Suppl.1 ) 155 - 155 2008.3

胃神経鞘腫の3例

工藤哲司, 松本主之, 中村昌太郎, 江崎幹宏, 永井英司, 山元英崇, 王寺裕, 八尾隆史, 飯田三雄

日本消化器病学会雑誌 105 ( 臨増総会 ) A356 - A356 2008.3

悪性ラブドイド腫瘍および類上皮肉腫におけるSMARCB1/INI1タンパク発現および遺伝子異常

孝橋賢一, 小田義直, 山元英崇, 田宮貞史, 的野浩士, 松浦傑, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 97 ( 1 ) 240 - 240 2008.3

炎症性偽腫瘍、炎症性筋線維芽細胞腫瘍におけるIgG4発現

山元英崇, 山口浩, 小田義直, 相島慎一, 孝橋賢一, 大城由美, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 97 ( 1 ) 366 - 366 2008.3

骨原発軟骨性腫瘍におけるADAM familyの発現の検討

松浦傑, 小田義直, 山元英崇, 田宮貞史, 的野浩士, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 97 ( 1 ) 241 - 241 2008.3

Clinicopathological study of 551 cases of major salivary gland tumors

Hidetaka Yamamoto, Yuichi Segawa, Hideki Shiratsuchi, Naoya Hirakawa, Kazuki Hashimoto, Torahiko Nakashima, Shizuo Komune, Masazumi Tsuneyoshi

Toukeibu Gan 34 ( 4 ) 548 - 551 2008

Language：Japanese

As salivary gland tumors have variable histological and biological characteristics, appropriate pathological diagnosis is necessary. We collected and reviewed 551 cases of salivary gland tumors which were surgically operated from 1983 to 2007 (24 years). The 551 cases were comprised of 537 epithelial tumors (97.5%), 10 hematolymphoid tumors and 4 mesenchymal tumors. The epithelial tumors were located in the parotid gland (475 cases) and submandibular gland (62 cases). Malignancies accounted for 123 (22.9%) of the 537 epithelial tumors. The frequency of malignancies was much higher in the submandibular gland (45.2%) than in the parotid gland (20%). The frequent histological types among all epithelial tumors were pleomorphic adenoma (285 cases; 53.1%), followed by Warthin's tumor (19.4%), and those among malignant epithelial tumors (carcinomas) were adenoid cystic carcinoma (25 cases), mucoepidermoid carcinoma (17) and carcinoma ex pleomorphic adenoma (15). The risk of malignant change of pleomorphic adenomas was estimated as 5% (15/300 cases). The histological subtypes of carcinoma ex pleomorphic adenoma varied among the cases, and in some cases were salivary duct carcinoma, which is a high-risk carcinoma that requires careful attention. © 2008, Japan Society for Head and Neck Cancer. All rights reserved.

DOI： 10.5981/jjhnc.34.548

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GISTの臨床病理学的特徴と遺伝子異常 : 消化管GIST-診断治療の新展開

山元英崇

胃と腸 43 ( 2 ) 127 - 136 2008

Language：Japanese Publisher：(株)医学書院

胃腸管間質細胞腫瘍(GIST)は消化管に発生する間葉系腫瘍で最も多く,その大半はKIT蛋白を発現する.高頻度にKIT遺伝子異常を有し,少数例ではPDGFRA変異を有する.これまでの研究で,KIT/PDGFRA変異亜型は,GISTの発生部位,細胞型,KIT蛋白発現,予後と相関があることがわかってきた.また,消化管外にもGIST同様の組織像,KIT/PDGFRA遺伝子異常を有する腫瘍が存在することも明らかとなった.KIT蛋白をターゲットとした分子標的治療薬も開発され一定の効果がみられるが,今後はさらに個々の臨床病理学的特徴や遺伝子異常に応じた治療が期待される.(著者抄録)

CiNii Article

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Multifocal metanephric adenomaの小児例

孝橋賢一, 小田義直, 山元英崇, 木下義晶, 田尻達郎, 田口智章, 小林庸次, 恒吉正澄

小児がん 44 ( プログラム・総会号 ) 358 - 358 2007.12

円形細胞肉腫の病理診断におけるINI1免疫染色の意義

孝橋賢一, 小田義直, 山元英崇, 田宮貞史, 田尻達郎, 田口智章, 恒吉正澄

小児がん 44 ( プログラム・総会号 ) 223 - 223 2007.12

【GIST 基礎から臨床の最前線】消化管外発生GIST

山元英崇, 恒吉正澄

癌の臨床 53 ( 8 ) 493 - 498 2007.11

Congenital pseudarthrosis of the tibia : analysis of the histology and the NF1 gene

81 ( 9 ) 731 - 731 2007.9

膀胱原発の胎児型横紋筋肉腫の1例

宇藤満昭, 大久保文彦, 寺戸信芳, 山元英崇, 小田義直, 孝橋賢一, 恒吉正澄

日本臨床細胞学会雑誌 46 ( Suppl.2 ) 481 - 481 2007.9

妊娠出産を契機に急速に増大した乳腺sclerosing lobular hyperplasiaの1例

三浦奈央子, 定永倫明, 塩谷聡子, 岡田敏子, 山元英崇, 前原喜彦

日本臨床外科学会雑誌 68 ( 9 ) 2198 - 2202 2007.9

Language：Japanese Publisher：日本臨床外科学会

症例は32歳,女性.第2子妊娠末期より右乳房の急速な増大を認め,出産後9日目に当科受診.右乳房は発赤し著明に腫大していた.細胞診の結果は良性で,出産直後で背景の病変に乳腺が授乳期変化していたのが重なった可能性があった.断乳し経過観察したところ,出産後9ヵ月半の時点では,乳房は縮小し,内部に長径12cmの腫瘤を触知するようになった.細胞診にて線維腺腫が疑われたが,乳房違和感が強く,腫瘍摘出術を施行.腫瘍は12×9cm,割面白色,充実性で,sclerosing lobular hyperplasia(SLH)と診断された.SLHは小葉間質の硬化を伴う小葉の過形成と定義される良性腫瘍であり,本邦における報告は,本症例が初めてである.画像診断や細胞診での診断は困難で生検で確定診断がつくことが多いとされる.妊娠合併症例の報告はないが,本症例では妊娠末期に急速に増大しており,妊娠に伴うホルモン環境の変化が関与した可能性が示唆された.(著者抄録)

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乳腺metaplastic carcinomaの3例

小松由明, 宇藤満昭, 山元英崇, 黒木祥司, 徳永えり子, 森正樹, 吉河康二, 恒吉正澄

日本臨床細胞学会雑誌 46 ( Suppl.2 ) 584 - 584 2007.9

横紋筋肉腫におけるRB1遺伝子異常(Alterations of RB1 gene in embryonal and alveolar rhabdomyosarcoma)

孝橋賢一, 小田義直, 山元英崇, 田宮貞史, 的野浩士, 松浦傑, 田尻達郎, 田口智章, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 66回 61 - 61 2007.8

胃腸管間質腫瘍(GIST)における22qの欠失とhSNF5/INI1遺伝子異常(Loss of heterozygosity at 22q and hSNF5/INI1 gene alteration in gastrointestinal stromal tumor)

山元英崇, 今村公一, 孝橋賢一, 小田義直, 八尾隆史, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 66回 556 - 557 2007.8

デスモイドにおけるβカテニン-Wntシグナルとの関連

的野浩士, 小田義直, 田宮貞史, 山元英崇, 泉貞有, 松浦傑, 田仲和宏, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 81 ( 6 ) S704 - S704 2007.6

上皮様分化を示す滑膜肉腫、類上皮肉腫および悪性ラブドイド腫瘍における細胞膜糖蛋白Dysadherinの発現とその意義

小田義直, 泉貞有, 長谷川匡, 中西幸浩, 田宮貞史, 山元英崇, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 81 ( 6 ) S663 - S663 2007.6

再発を繰り返した炎症性筋線維芽細胞性腫瘍の1例

佐藤智行, 天江新太郎, 吉田茂彦, 石井智浩, 和田基, 風間理郎, 孝橋賢一, 山元英崇, 恒吉正澄, 林富

日本小児外科学会雑誌 43 ( 4 ) 629 - 634 2007.6

Language：Japanese Publisher：(一社)日本小児外科学会

症例は24歳男性、16歳時に後腹膜腫瘍(当時の診断は炎症性偽腫瘍)を摘出された。8年後発熱にて発症、CT検査にて左後腹膜に棍棒状の腫瘍が発見された。肉眼的に腫瘍を全摘、病理組織検査にて炎症性筋線維芽細胞性腫瘍と診断され、再発であることが確認された。術後5ヵ月で後縦隔への再々発をきたしたため、腫瘍摘出術を再度試みた。本症では補助療法の有効性や必要性について未だ評価は定まっておらず、完全切除が唯一の効果的な治療法とされているため、再々手術時は切除範囲を広めに確保しながら腫瘍全摘を行った。現在術後14ヵ月であるが、再発は確認されず、厳重に経過観察を行っている。本症はWHO分類で中間悪性度腫瘍とされており、ときに局所再発をおこすことが知られている。今回我々は再発を繰り返し、治療に難渋した炎症性筋線維芽細胞性腫瘍の1例を経験したのでこれを報告する。(著者抄録)

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左口蓋扁桃に発生した小細胞癌の1例

瀬川祐一, 山元英崇, 白土秀樹, 平川直也, 中島寅彦, 小宗静男, 恒吉正澄

頭頸部癌 33 ( 2 ) 198 - 198 2007.5

甲状腺に発生した好酸球増加を伴う硬化性粘表皮癌の臨床病理学的検討

白土秀樹, 中島寅彦, 平川直也, 山元英崇, 瀬川祐一, 小宗静男

頭頸部癌 33 ( 2 ) 132 - 132 2007.5

中・下咽頭に発生した基底細胞様扁平上皮癌の3例

山元英崇, 瀬川祐一, 白土秀樹, 平川直也, 中島寅彦, 小宗静男, 恒吉正澄

頭頸部癌 33 ( 2 ) 198 - 198 2007.5

頭頸部領域における放射線誘発悪性腫瘍の検討

平川直也, 白土秀樹, 中島寅彦, 小宗静男, 山元英崇, 中村和正, 塩山善之

頭頸部癌 33 ( 2 ) 187 - 187 2007.5

A case of ductal carcinoma in situ (DCIS) of the breast associated with radial scar

HAYASHI Akifumi, YAMAMOTO Hidetaka, KUBO Makoto, KUROKI Shouji, TSUNEYOSHI Masazumi

24 ( 2 ) 217 - 219 2007.4

軟骨化生を伴う乳癌の1例

仲田興平, 山元英崇, 今村公一, 中川真宗, 井上崇弘, 小田義直, 恒吉正澄

診断病理 24 ( 2 ) 220 - 223 2007.4

Language：Japanese Publisher：(一社)日本病理学会

40歳女性、右乳房腫瘤にて来院、穿刺吸引細胞診では悪性と診断され胸筋温存乳房切除術、腋窩リンパ節郭清を試行された。病理組織学的検索では低分化な上皮性成分と軟骨肉腫様成分が混在し両者の間には移行帯が存在していた。腋窩リンパ節は7個中6個に転移を認めた。ホルモンレセプターはEr,PgR共に陰性であり、免疫組織染色において上皮性部分ではAE1/AE3(pankeratin)陽性、軟骨肉腫様成分ではS-100タンパク陽性であった。以上の所見より軟骨化生を伴う癌であると診断した。(著者抄録)

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Radial scar内に発生した乳腺ductal carcinoma in situ(DCIS)の1例

林晃史, 山元英崇, 久保真, 黒木祥司, 恒吉正澄

診断病理 24 ( 2 ) 217 - 219 2007.4

Language：Japanese Publisher：(一社)日本病理学会

Radial scar内に発生した乳腺ductal carcinoma in situ(DCIS)の1例を経験した。56歳女性。画像的には辺縁不整な腫瘤性病変で、細胞診にて悪性を疑われ、乳房温存術を施行された。組織学的には、中心部の瘢痕状線維組織とそれを放射状に取り巻く乳管や小葉の増生があり、radial scarの像であった。それに加えて、一部の乳管内では篩状構造を示すDCISの像が認められた。Radial scar自体は良性疾患であるが、画像上乳癌との鑑別が困難である。また本症例のように乳癌を合併することもあり、注意が必要である。(著者抄録)

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非浸潤性乳管癌の細胞像

杉島節夫, 大田政之, 渡辺寿美子, 田宮貞史, 山元英崇, 黒木祥司, 徳永えり子, 薮内英剛, 坂井修二, 恒吉正澄

日本臨床細胞学会雑誌 46 ( Suppl.1 ) 139 - 139 2007.3

GISTにおける血管新生の意義とKIT遺伝子変異型に関する研究

今村公一, 山元英崇, 中村典資, 小田義直, 八尾隆史, 掛地吉弘, 前原喜彦, 恒吉正澄

日本外科学会雑誌 108 ( 臨増2 ) 150 - 150 2007.3

類上皮肉腫におけるhSNF5/INI1遺伝子の蛋白発現消失・遺伝子異常

泉貞有, 小田義直, 長谷川匡, 孝橋賢一, 山元英崇, 的野浩士, 松浦傑, 田宮貞史, 岩崎宏, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 96 ( 1 ) 217 - 217 2007.2

病態診断と治療骨、軟部消化管外に発生するGISTの分子病理学的特徴

山元英崇, 今村公一, 小田義直, 八尾隆史, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 96 ( 1 ) 133 - 133 2007.2

Malignant rhabdoid tumor hSNF5/INI1遺伝子異常

孝橋賢一, 小田義直, 泉貞有, 山元英崇, 田宮貞史, 恒吉正澄

小児がん 43 ( 4 ) 790 - 790 2007.1

Malignant rhabdoid tumorにおけるp16INK4a-RB経路異常についての検討

孝橋賢一, 小田義直, 泉貞有, 山元英崇, 田宮貞史, 田口智章, 恒吉正澄

日本小児血液学会雑誌 20 ( 5 ) 423 - 423 2006.10

上咽頭癌におけるiNOS、8-OHdGの発現とp53遺伝子変異

瀬川祐一, 小田義直, 山元英崇, 瓜生英興, 白土秀樹, 平川直也, 富田吉信, 山本智也, 織田信弥, 小宗静男, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 65回 354 - 354 2006.9

GISTにおけるKIT遺伝子変異と血管新生に関する研究

今村公一, 山元英崇, 中村典資, 小田義直, 八尾隆史, 掛地吉弘, 馬場秀夫, 前原喜彦, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 65回 32 - 32 2006.9

デスモイドの浸潤能とMMP-7の発現の関連について

的野浩士, 小田義直, 田宮貞史, 山元英崇, 小林周, 泉貞有, 田仲和宏, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 80 ( 6 ) S705 - S705 2006.6

骨肉腫の原発巣と肺転移巣におけるCXCR4およびVEGF発現の比較

小田義直, 山元英崇, 田宮貞史, 松田秀一, 田仲和宏, 横山良平, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 80 ( 6 ) S703 - S703 2006.6

骨・軟部腫瘍の病理診断におけるHE染色の限界と免疫染色の問題点軟部腫瘍の病理診断における免疫染色の問題点

小田義直, 小林周, 泉貞有, 孝橋賢一, 的野浩士, 山元英崇, 田宮貞史, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 80 ( 6 ) S607 - S607 2006.6

唾液腺癌における薬剤耐性因子(TS,DPD)発現の検討

白土秀樹, 中島寅彦, 平川直也, 小池浩次, 瀬川祐一, 山元英崇, 小宗静男

頭頸部癌 32 ( 2 ) 157 - 157 2006.5

Malignant rhabdoid tumorにおけるhSNF5/INI1遺伝子異常

孝橋賢一, 小田義直, 泉貞有, 山元英崇, 田宮貞史, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 95 ( 1 ) 234 - 234 2006.4

炎症性筋線維芽細胞腫瘍におけるWnt-β-catenin異常

山元英崇, 小田義直, 栗原秀一, 孝橋賢一, 田宮貞史, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 95 ( 1 ) 233 - 233 2006.4

軟部肉腫の生物学的悪性度を規定する臨床病理学的,分子病理学的因子軟部肉腫の予後に関与する組織形態と分子異常

小田義直, 山元英崇, 田宮貞史, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 95 ( 1 ) 153 - 153 2006.4

24OP7-2 Malignant rhabdoid tumorにおけるp16^<INK4a>-RB経路異常についての検討(ポスター LPD・その他,第22回日本小児がん学会第48回日本小児血液学会第4回日本小児がん看護研究会同時期開催)

孝橋賢一, 小田義直, 泉貞有, 山元英崇, 田宮貞史, 田口智章, 恒吉正澄

小児がん : 小児悪性腫瘍研究会記録 43 ( 3 ) 560 - 560 2006

Malignant rhabdoid tumorにおけるSNF5/INI1遺伝子異常

孝橋賢一, 小田義直, 泉貞有, 山元英崇, 田宮貞史, 恒吉正澄

日本小児血液学会雑誌 19 ( 5 ) 320 - 320 2005.10

類上皮肉腫におけるhSNF5/INI1遺伝子異常

泉貞有, 小田義直, 長谷川匡, 高比良知也, 孝橋賢一, 田宮貞史, 山元英崇, 小林周, 岩崎宏, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 64回 297 - 297 2005.9

p53遺伝子の変異を伴い悪性リンパ腫に進展したと考えられる多発性骨髄腫の一剖検例

喜安純一, 前川愛子, 嶋田裕稔, 崔日承, 油布祐二, 鵜池直邦, 山元英崇

日本血液学会・日本臨床血液学会総会プログラム・抄録集 67回・47回 826 - 826 2005.9

[Gastric foveolar type adenomatous polyp arising in the duodenum]. Reviewed

Kazuoki Hizawa, Hidetaka Yamamoto, Takashi Yao, Hitoshi Aomi, Tsukane Nakahara, Takayuki Matsumoto, Mitsuo Iida

Nihon Shokakibyo Gakkai zasshi = The Japanese journal of gastro-enterology 102 ( 8 ) 1035 - 8 2005.8

十二指腸に発生した胃腺窩上皮型腫瘍の1例

檜沢一興, 山元英崇, 八尾隆史, 青見仁, 中原束, 松本主之, 飯田三雄

日本消化器病学会雑誌 102 ( 8 ) 1035 - 1038 2005.8

Language：Japanese Publisher：(一財)日本消化器病学会

症例は70歳女性.検診目的の上部消化管X線検査にて十二指腸球部後壁に径8mmの山田III型ポリープを認めた.内視鏡上は表面褪色調の顆粒状隆起で,生検にて異型腺管を認めたため内視鏡的切除を行った.組織学的には中等度の核異型を示す腫瘍組織が粘膜内にポリープ状増殖をしていたが,癌と断定できなかった.免疫染色にて腫瘍細胞はCD10陰性,MUC2陰性,HGMにびまん性陽性で胃腺窩上皮型形質発現を示していたが,固有胃腺は認めなかった(著者抄録)

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術後2年目に腹膜播種にて再発したlow risk空腸gastrointestinal stromal tumorの1例

秋吉高志, 徳永正則, 荻野利達, 森田真, 山本一治, 脇山茂樹, 橋本光孝, 豊増泰介, 長家尚, 山元英崇

日本消化器外科学会雑誌 38 ( 8 ) 1351 - 1356 2005.8

Language：Japanese Publisher：(一社)日本消化器外科学会

症例は75歳の男性で,2001年1月腹部大動脈瘤破裂に対し緊急開腹術を施行した際,偶然空腸に径3cmの充実性腫瘍を認め,Y graft置換術および空腸部分切除術を施行した.病理組織学的に腫瘍は紡錘形細胞からなり,c-kit,CD34陽性でgastrointestinal stromal tumor(GIST)と診断された.核分裂像は50High-power field(HPF)あたり1個,MIB-1 labeling indexは3%と低く,病理組織学的には悪性の所見を認めなかった.2003年9月腹部CTで腹腔内に8cm大の腫瘤を認めたため,腹腔内腫瘍の診断で10月開腹術を施行した.主腫瘍は大網に認め,近傍の2個の小さな娘結節と共に切除した.病理組織学的には前回切除した小腸GISTと類似していたが,核分裂像は50HPFあたり16個と多く認められた.小腸GIST,大網腫瘍ともにc-kit遺伝子のexon11の変異(codon564-576の欠失)を認め,大網の腫瘍は前回小腸GISTの再発と診断された.術後8ヵ月現在,再発の兆候はない

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隆起性皮膚線維肉腫におけるCOL1A1-PDGFBキメラ遺伝子と各遺伝子の発現量についての検討

高比良知也, 小田義直, 田宮貞史, 山元英崇, 小林周, 泉貞有, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 79 ( 6 ) S621 - S621 2005.6

悪性末梢神経鞘腫瘍(MPNST)におけるCHFRの発現

小林周, 小田義直, 田宮貞史, 山元英崇, 高比良知也, 泉貞有, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 79 ( 6 ) S615 - S615 2005.6

上皮様分化を示す滑膜肉腫における細胞膜糖蛋白"Dysadherin"の発現

泉貞有, 小田義直, 長谷川匡, 田宮貞史, 山元英崇, 高比良知也, 小林周, 園部宏, 川井章, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 79 ( 6 ) S585 - S585 2005.6

多数の肉芽腫を伴い多結節状粘膜下腫瘍の形態を呈した回盲部慢性憩室炎の1例

檜沢一興, 平橋美奈子, 山元英崇, 長谷川博文, 青見仁, 中原束, 八尾隆史, 松本主之, 飯田三雄

胃と腸 40 ( 5 ) 839 - 845 2005.4

Language：Japanese Publisher：(株)医学書院

43例男.右下腹痛,発熱が出現し,抗生剤の投与により経過したが,その後,胸鎖関節の腫脹を伴う右上胸部痛,発熱が出現した.更にCRPの高値が続き,右下腹部痛の再燃がおこった.大腸内視鏡検査を行なったところ回盲部に腫瘤が確認され切除術を施行,多数の肉芽腫を伴う回盲部憩室周囲膿瘍と診断された.術後,炎症反応は消失し,Crohn病などの肉芽腫性炎症も認められなかった.だが,回盲部腸管壁は腫瘤状に肥厚しており,中心切片の割面像では境界不明瞭な白色充実性腫瘤に回腸粘膜側から繋がる小さな裂隙を認めた.強拡大像ではヘモジデリンを貪食したマクロファージと,形質細胞を主体とした慢性炎症細胞の中に好中球浸潤を認め,慢性再発性に経過した憩室炎と考えられた

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乳腺断端術中細胞診の検討不一致例をなくすために

小林陽子, 永田栄二, 本山眞弥, 西園寺正士, 西国広, 山元英崇, 西山憲一

日本臨床細胞学会雑誌 44 ( Suppl.1 ) 205 - 205 2005.3

上皮様分化を示す肉腫におけるDysadherinの発現とその意義類上皮肉腫,悪性ラブドイド腫瘍をモデルに

泉貞有, 小田義直, 長谷川匡, 田宮貞史, 山元英崇, 高比良知也, 小林周, 齋藤剛, 川口謙一, 岩崎宏, 園部宏, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 94 ( 1 ) 198 - 198 2005.3

神経線維腫症I型合併GISTにおける遺伝子異常とRas-MAPKシグナル異常

山元英崇, 高比良知也, 中村典資, 八尾隆史, 小田義直, 今村公一, 西山憲一, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 94 ( 1 ) 215 - 215 2005.3

OO5-1 Malignant rhabdoid tumorにおけるSNF5/INI1遺伝子異常(口演骨軟部腫瘍,第21回日本小児がん学会第47回日本小児血液学会同時期開催)

孝橋賢一, 小田義直, 泉貞有, 山元英崇, 田宮貞史, 恒吉正澄

小児がん : 小児悪性腫瘍研究会記録 42 ( 3 ) 557 - 557 2005

A case of inflammatory myofibroblastic tumor with the expression of CLTC-ALK gene fusion

KINOSHITA Yoshiaki, TANAKA Shinji, YAMAZAKI Satoru, OKUYAMA Naoki, KANADA Satoshi, YAGI Minoru, KUBOTA Masayuki, TAKAHASHI Yukiko, YAMAMOTO Hidetaka, TSUNEYOSHI Masazumi

41 ( 4 ) 844 - 849 2004.12

CLTC-ALKキメラ遺伝子を発現したInflammatory myofibroblastic tumorの1例

木下義晶, 田中真司, 山崎哲, 奥山直樹, 金田聡, 八木実, 窪田正幸, 高橋由紀子, 山元英崇, 恒吉正澄

小児がん 41 ( 4 ) 844 - 849 2004.12

Language：Japanese Publisher：(NPO)日本小児がん学会

6歳男.腹部腫瘤を主訴とした.CTにて腹腔内に充実性腫瘤を認め開腹術を行ったところ,腫瘤はTreitz靱帯より240cm,回腸末端よりも240cmの小腸腸間膜から発生し,5×4×4cmで球状,表面平滑であった.一部腸管壁に浸潤が疑われ,腫瘤と共に小腸を合併切除した.割面は黄白色充実性であり,中心部に出血,壊死が認められた.病理学的所見で,細胞成分が密な部分と疎な部分が混在し,疎な部分では粘液腫状の間質を背景にリンパ濾胞の形成を散在性に認めた.密な部分では異型性に乏しい長紡錘形細胞の密な増殖とリンパ球,形質細胞を主体とする炎症細胞の高度な浸潤を認めた.免疫組織学的に紡錘型細胞は筋線維芽細胞が示唆され,また,ALK蛋白が顆粒状に細胞質に陽性であった.キメラ遺伝子を検索したところCLTC-ALKキメラ遺伝子を検出し,検出されたbandをdirect sequenceで配列を確認し,fusion pointを同定した.術後の再発・転移はない

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骨軟部腫瘍分子病理学の意義は?分子標的治療は可能か? 悪性軟部腫瘍における分子病理学的予後因子

小田義直, 斎藤剛, 川口謙一, 高比良知也, 小林周, 泉貞有, 山元英崇, 田宮貞史, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 63回 37 - 37 2004.9

小児線維性腫瘍51例の組織学的検討

高橋由紀子, 田尻達郎, 小田義直, 田宮貞史, 山元英崇, 水田祥代, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 63回 82 - 82 2004.9

炎症とがん炎症と軟部腫瘍炎症性筋線維芽細胞腫瘍をモデルとして

山元英崇, 小田義直, 田宮貞史, 西山憲一, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 63回 390 - 390 2004.9

軟部肉腫におけるMicrosatellite instability(MSI)とhMLH1およびhMSH2蛋白発現の解析とその意義

川口謙一, 小田義直, 高比良知也, 小林周, 斉藤剛, 山元英崇, 田宮貞史, 織田信弥, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 63回 157 - 157 2004.9

明細胞肉腫におけるp16INK4a/p14ARF経路の異常

高比良知也, 小田義直, 田宮貞史, 山元英崇, 川口謙一, 小林周, 泉貞有, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 78 ( 6 ) S670 - S670 2004.6

悪性末梢神経鞘腫瘍における癌抑制遺伝子のメチル化

小林周, 小田義直, 川口謙一, 高比良知也, 山元英崇, 田宮貞史, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 78 ( 6 ) S668 - S668 2004.6

軟部肉腫における腫瘍関連遺伝子のプロモーター領域の過剰メチル化の解析とその意義

川口謙一, 小田義直, 齋藤剛, 高比良知也, 小林周, 山元英崇, 田宮貞史, 立石直美, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 78 ( 6 ) S569 - S569 2004.6

GISTの病理診断とその問題と胃腸管外GISTの遺伝子異常

山元英崇, 小田義直, 中村典資, 八尾隆史, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 93 ( 1 ) 192 - 192 2004.5

脱分化型脂肪肉腫における13番染色体長腕のヘテロ接合性の消失とRetinoblastoma蛋白発現

高比良知也, 小田義直, 田宮貞史, 山元英崇, 川口謙一, 小林周, 泉貞有, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 93 ( 1 ) 376 - 376 2004.5

【Gastrointestinal stromal tumor(GIST)の診断と治療】Gastrointestinal stromal tumor(GIST)の病理学的特徴

山元英崇, 恒吉正澄

日本外科系連合学会誌 29 ( 2 ) 152 - 157 2004.4

GIST研究の新展開

山元英崇, 恒吉正澄

癌の臨床 49 ( 13 ) 1617 - 1626 2004.1

キメラ遺伝子解析が確定診断に有効であった軟部腫瘍の2例

木下義晶, 窪田正幸, 八木実, 金田聡, 奥山直樹, 山崎哲, 浅見恵子, 小川淳, 渡辺輝浩, 遠藤直人, 生越章, 川島寛之, 恒吉正澄, 山元英崇, 高橋由紀子

小児がん 40 ( 3 ) 407 - 407 2003.11

小児線維性腫瘍51例の組織学的検討

高橋由紀子, 小田義直, 田宮貞史, 山元英崇, 恒吉正澄, 水田祥代

小児がん 40 ( 3 ) 433 - 433 2003.11

下腿のPleomorphic hyalinizing angiectatic tumorの1例

山元英崇, 恵良昭一, 小田義直, 恒吉正澄

診断病理 20 ( 3 ) 299 - 300 2003.6

Language：Japanese Publisher：(一社)日本病理学会

46歳男.主訴は右下腿の腫瘤.右下腿に約3cmの腫瘤を認め,外科的切除術を施行された.病理学的所見では,腫瘍は,割面では灰白色,一部黄色調を呈し,充実性で小嚢胞状構造が散見された.組織学的には,豊富な膠原線維性間質に,紡錘形から多角形の細胞が束状或いは不規則に配列していた.様々な大きさの拡張した血管の増生を伴い,血管壁はしばしば硝子化を示していた.粘液腫状変化や壊死は明らかではなかった.大型の核を有し,核内偽封入体を示す細胞が散見された.核分裂像は強拡大50視野中,2個認められたが,異型核分裂は認められなかった.免疫染色では,紡錘形細胞・大型多形細胞共にCD34陽性を示した.S-100蛋白ならびに平滑筋アクチンは陰性であった.Bcl-2は陰性であった.また,MIB-1 labeling indexは1%であった

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胞巣状軟部肉腫に対する分子生物学的解析

高比良知也, 小田義直, 斎藤剛, 山元英崇, 川口謙一, 小林周, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 77 ( 6 ) S848 - S848 2003.6

悪性神経鞘腫瘍(MPNST)8例における染色体異常の検討

小林周, 小田義直, 田宮貞史, 山元英崇, 川口謙一, 高比良知也, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 77 ( 6 ) S824 - S824 2003.6

GIST(Gastrointestinal stromal tumor)の生物学的態度病理組織形態及び免疫組織学化学的解析

中村典資, 八尾隆史, 西山憲一, 中村俊彦, 高田三由紀, 山元英崇, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 92 ( 1 ) 383 - 383 2003.4

隆起性皮膚線維肉腫に対するマイクロサテライト不安定性の解析

高比良知也, 小田義直, 田宮貞史, 山元英崇, 川口謙一, 小林周, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 92 ( 1 ) 231 - 231 2003.4

「形態・機能と遺伝子」骨軟部腫瘍骨軟部腫瘍の生物学的態度に関連する遺伝子変異

小田義直, 坂本昭夫, 斎藤剛, 川口謙一, 山元英崇, 田宮貞史, 八反田洋一, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 92 ( 1 ) 151 - 151 2003.4

Extragastrointestinal stromal tumorにおけるC-KIT遺伝子異常

山元英崇, 小田義直, 川口謙一, 中村典資, 田宮貞史, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 92 ( 1 ) 384 - 384 2003.4

耳下腺上皮-筋上皮癌(Epithelial-myoepithelial carcinoma)の臨床病理学的検討

白土秀樹, 平川直也, 瓜生英興, 中島寅彦, 倉富勇一郎, 山本智矢, 小宮山荘太郎, 山元英崇

日本耳鼻咽喉科学会会報 106 ( 1増刊 ) 122 - 123 2003.1

平滑筋肉腫におけるDAP kinaseのプロモーター領域のメチル化とその意義

川口謙一, 小田義直, 齋藤剛, 山元英崇, 田宮貞史, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 61回 396 - 396 2002.10

筋線維腫症の三例

高橋由紀子, 小田義直, 田宮貞史, 山元英崇, 恒吉正澄, 孝橋賢一, 竜田恭介, 荻田桂子, 野口伸一, 生野猛, 田口智章, 水田祥代, 笹島ゆう子, 稲垣朋子, 諸星利男

小児がん 39 ( 2 ) 266 - 267 2002.10

粘液型悪性線維性組織球腫及び低悪性線維粘液性肉腫における細胞周期関連蛋白の発現

小田義直, 高比良知也, 川口謙一, 山元英崇, 田宮貞史, 八反田洋一, 田仲和宏, 松田秀一, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 61回 150 - 150 2002.10

紡錘形細胞型軟部肉腫におけるPTEN遺伝子異常

齋藤剛, 小田義直, 川口謙一, 高比良知也, 山元英崇, 田仲和宏, 松田秀一, 坂本昭夫, 田宮貞史, 岩本英幸, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 61回 248 - 248 2002.10

Inflammatory myofibroblastic tumor: A clinicopathologic study of 15 cases

M Tsuneyoshi, H Yamamoto, Y Oda, T Saito, A Sakamoto, K Miyajima, S Tamiya

JOURNAL OF PATHOLOGY 198 58A - 58A 2002.9

巨大な膵由来の嚢胞性腫瘍の1例

高山幸久, 花田清彦, 白石直孝, 小野原俊博, 友田政昭, 北村昌之, 田宮貞史, 山元英崇

日本医学放射線学会雑誌 62 ( 7 ) 374 - 374 2002.6

横紋筋肉腫におけるp53,MDM2,H-ras遺伝子の分子生物学的解析

高橋由紀子, 小田義直, 川口謙一, 田宮貞史, 山元英崇, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 76 ( 6 ) S777 - S777 2002.6

軟部平滑筋肉腫におけるp16の免疫組織化学的及び分子生物学的解析

川口謙一, 小田義直, 齋藤剛, 田宮貞史, 山元英崇, 岩本幸英, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 76 ( 6 ) S777 - S777 2002.6

Calponin and h-caldesmon expression in atypical fibroxanthoma and superficial leiomyosarcoma

A Sakamoto, Y Oda, H Yamamoto, Y Oshiro, K Miyajima, E Itakura, S Tamiya, Y Honda, A Ishihara, Y Iwamoto, M Tsuneyoshi

VIRCHOWS ARCHIV 440 ( 4 ) 404 - 409 2002.4

Language：English Publisher：SPRINGER-VERLAG

To evaluate smooth muscle differentiation, myogenic markers [desmin, alpha-smooth muscle actin (SMA), and muscle-specific actin (HHF35)] have been widely used. Calponin and h-caldesmon, which are cytoskeleton-associated actin-binding proteins, have been reported to be more specific myogenic markers, especially since myofibroblasts express a small amount of h-caldesmon. Atypical fibroxanthoma (AFX) occurs in the sunexposed skin of the elderly and follows a benign clinical course. Histologically, AFX, which is a pleomorphic spindle cell tumor and considered to be a superficial variant of malignant fibrous histiocytoma, also mimics leiomyosarcoma. AFX has been thought to differentiate along pathways with fibrohistiocytic and myofibroblastic phenotypes. AFX (n=10), superficial leiomyosarcoma (S-LMS) (n=17) and benign fibrous histiocytoma (BFH) (n=17) were analyzed for myofibroblastic and smooth muscle differentiation immunohistochemically from the viewpoint of comparison. AFX and BFH showed immunoreactivities respectively for calponin (3/10, 11/17), desmin (3/10, 1/17), SMA (3/10, 13/17), and HHF35 (1/10, 5/17), but failed to express h-caldesmon (0/10, 0/17). S-LMS had a high immunoreactive rate of calponin (17/17), desmin (13/17), SMA (16/17), and HHF35 (16/17), while also expressing caldesmon (11/17). The results reveal that AFX and BFH have immunoreactivities for several myogenic markers, with myofibroblastic differentiation (calponin: +/- h-caldesmon: -), but without the smooth muscle differentiation seen in S-LMS (calponin:+, h-caldesmon: +/-). In addition, calponin and h-caldesmon are considered to be useful markers for distinguishing AFX from S-LMS.

DOI： 10.1007/s004280100521

Web of Science

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骨巨細胞腫におけるTGF-β receptorの発現と細胞周期関連蛋白との相関

川口謙一, 小田義直, 斉藤剛, 山元英崇, 田宮貞史, 恒吉正澄

日本病理学会会誌 91 ( 1 ) 296 - 296 2002.3

頭頸部粘表皮癌gradingにおけるE-cadherin,beta-catenin発現の検討

白土秀樹, 小田義直, 齋藤剛, 瓜生英興, 山元英崇, 平川直也, 冨田吉信, 小宮山荘太郎, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 60回 316 - 316 2001.9

炎症性筋線維芽細胞腫瘍におけるp53,MDM-2の発現

山元英崇, 小田義直, 齋藤剛, 田宮貞史, 恒吉正澄

日本整形外科学会雑誌 75 ( 6 ) S731 - S731 2001.6

頭頸部上気道領域発生の紡錘形細胞腫瘍悪性線維性組織球腫と紡錘細胞癌における組織形態と細胞骨格,癌関連遺伝子産物の解析

白土秀樹, 平川直也, 山元英崇, 小田義直, 恒吉正澄

日本癌学会総会記事 59回 381 - 381 2000.9

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