所属
法務学域 教授
職名
教授
外部リンク
クロサワ シュウイチロウ
黒澤 修一郎
学位
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博士（法学） （ 北海道大学 ）
研究キーワード
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憲法
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違憲審査制
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アメリカ憲法
学歴
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北海道大学 Graduate School of Law, J.S.D.
2008年4月 - 2011年3月
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北海道大学 Graduate School of Law, Master’s Course
2006年4月 - 2008年3月
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北海道大学 Faculty of Law, Undergraduate
2002年4月 - 2006年3月
経歴
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岡山大学大学院法務研究科 教授
2025年4月 - 現在
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ウィスコンシン大学ロースクール東アジア法研究所 客員研究員
2019年8月 - 2020年8月
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島根大学 法文学部 准教授
2017年4月 - 2025年3月
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島根大学 法文学部 講師
2012年4月 - 2017年3月
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北海道大学 大学院法学研究科 助教
2011年4月 - 2012年3月
論文
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アメリカ中絶判例の政治的文脈
黒澤 修一郎
島大法学 67 ( 1・2 ) 59 - 115 2024年3月
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米国ルイジアナ州で医師が中絶を行う要件として近隣病院の患者受入れ特権の取得を求めていた規制が違憲とされた事例―June Medical Services L.L.C. v. Russo, 140 S.Ct. 2103 (2020)―
黒澤修一郎
島大法学 65 ( 1・2 ) 27 - 53 2022年3月
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Roe判決とバックラッシュ・テーゼ（2・完）
黒澤 修一郎
島大法学 62 ( 1 ) 55 - 101 2018年
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Roe判決とバックラッシュ・テーゼ(1)
Shuichiro KUROSAWA
島大法学 61 ( 1・2 ) 1 - 34 2017年8月
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John Hart Elyの動機審査理論の生成と展開(1)
黒澤 修一郎
北大法学論集 61 ( 1 ) 155 - 197 2010年
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John Hart Elyの動機審査理論の生成と展開(2・完)
黒澤 修一郎
北大法学論集 61 ( 2 ) 605 - 646 2010年
書籍等出版物
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大学生のための憲法 第2版
君塚正臣, 大江一平, 松井直之編（ 範囲: 思想・良心の自由、信教の自由と政教分離、集会・結社の自由、通信の秘密、学問の自由の各項目を担当）
法律文化社 2024年3月
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統治機構と対抗権力
只野雅人, 佐々木雅寿, 木下和朗（ 担当： 共著 , 範囲: 第4部第1章 黒澤修一郎「アメリカ政治の分極化が連邦最高裁判所に与える影響と司法審査理論の動向に関する序論的考察」）
日本評論社 2023年3月 （ ISBN:9784535526174 ）
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『ルース・ベイダー・ギンズバーグ アメリカを変えた女性』
ルース・ベイダー・ギンズバーグ, アマンダ・タイラー著, 大林啓吾, 石新智規ほか訳（ 担当： 共訳 , 範囲: シェルビー郡対ホルダー判決、コラム07 ギンズバーグとリベラル、pp.268-323）
晶文社 2022年1月
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アメリカ憲法と民主政
大沢秀介, 大林啓吾編著（ 担当： 共著 , 範囲: Chapter 6 選挙区再編成革命の幕開け―The Story of Baker v. Carr (1962) pp.165-198）
成文堂 2021年9月
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憲法学の現在地
山本龍彦, 横大道聡編著（ 担当： 共著 , 範囲: 第11章 プライバシー権）
日本評論社 2020年12月
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法の支配と法治主義
Silkenat, James R., Hickey, James E., Barenboim, Peter D., 岡田, 正則, 紙野, 健二, 高橋, 明男（ 範囲: ロビン・シャーロウ（訳：黒澤修一郎）第16章 アメリカにおける憲法解釈と法の支配の実体的理解）
早稲田大学比較法研究所,成文堂 (発売) 2020年3月 （ ISBN:9784792306632 ）
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大学生のための憲法
君塚 正臣, 辻 健太, 松井 直之, 大江 一平, 大野 友也, 森口 千弘, 春山 習, 黒澤 修一郎, 桧垣 伸次, 高田 倫子, 小林 祐紀, 守谷 賢輔（ 担当： 共著 , 範囲: 精神的自由（一部））
法律文化社 2018年 （ ISBN:9784589039071 ）
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判例アシスト憲法
大沢 秀介, 大林 啓吾（ 担当： 共著 , 範囲: 国務請求権、違憲審査）
成文堂 2016年 （ ISBN:9784792305871 ）
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アメリカの憲法問題と司法審査
大沢 秀介, 大林 啓吾（ 担当： 共著 , 範囲: 立法裁量―立法の動機を審査することは可能なのか？）
成文堂 2016年 （ ISBN:9784792306021 ）
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ディベート憲法
新井 誠, 大林 啓吾, 栗田 佳泰, 黒澤 修一郎, 寺井 昭仁, 徳永 貴志, 西土 彰一郎, 山本 龍彦（ 担当： 共著 , 範囲: 違憲審査制、地方自治）
信山社 2014年 （ ISBN:9784797286212 ）
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危機的状況と憲法
憲法理論研究会（ 担当： 共著 , 範囲: 合衆国判例における「動機審査」・覚書）
敬文堂 2012年 （ ISBN:9784767001951 ）
MISC
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アメリカ連邦最高裁判所の判例変動の背景にある法律家集団の深刻な分極化 招待
黒澤 修一郎
図書新聞 ( 3687 ) 2025年5月
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2023-2024年開廷期のアメリカ連邦最高裁判例の動向
黒澤修一郎
法学館憲法研究所ウェブサイト 2024年8月
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判例回顧と展望2023―憲法
金澤 誠, 黒澤修一郎, 山崎皓介, 横堀あき, 内藤 陽, 齊藤正彰
法律時報 6月臨時増刊 96 ( 7 ) 3 - 24 2024年6月
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判例回顧と展望 2022 憲法
金澤 誠, 黒澤 修一郎, 山﨑 皓介, 横堀 あき, 内藤 陽, 齊藤 正彰
法律時報 95 ( 7 ) 3 - 24 2023年6月
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〈邦語文献紹介〉小竹聡『アメリカ合衆国における妊娠中絶の法と政治』
黒澤 修一郎
アメリカ法 2022 ( 2 ) 354 - 355 2023年5月
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〈著書紹介〉合衆国裁判所はアメリカ政治のアジェンダ設定者になりうるか？
黒澤修一郎
アメリカ法2021-2 2022年7月
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判例回顧と展望2021 憲法
金澤誠, 黒澤修一郎, 山崎皓介, 横堀あき, 内藤陽, 齊藤正彰
法律時報臨時増刊 判例回顧と展望2021 94 ( 7 ) 3 - 23 2022年6月
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〈文献紹介〉シルケナートほか編（岡田・紙野・高橋編訳）『法の支配と法治主義』（2020年）
岡田正則, 高田敏, 法の支配と法治主義, 研究会
比較法学 55 ( 2 ) 159 - 186 2021年12月
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黒澤 修一郎
アメリカ法 2016 ( 1 ) 89 - 95 2016年
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［判例評釈］平成25年参議院議員通常選挙と「投票価値の平等」」 黒澤 修一郎
黒澤 修一郎
法学教室別冊判例セレクト 2014 ( Ⅰ ) 2015年
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黒澤 修一郎
アメリカ法 2013 ( 2 ) 295 - 300 2014年
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公法判例研究 NHK記者証言拒絶事件最高裁決定[平成18.10.3第三小法廷]
黒澤 修一郎
北大法学論集 60 ( 1 ) 145 - 173 2009年
共同研究・競争的資金等の研究
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アメリカ政治の分極化が司法審査の運用および理論に与える影響に関する研究
研究課題/領域番号：21K01127 2021年04月 - 2025年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
黒澤 修一郎
配分額：3640000円 （ 直接経費：2800000円 、 間接経費：840000円 ）
本研究は、現代アメリカにおける政治のイデオロギー的分極化が、司法審査制の運用および理論に与える影響について研究するものである。
本研究の初年度である2021年度は、先行研究の調査と資料収集を中心に研究を進めた。具体的には、特に1970年代以降のアメリカ憲法判例の動きについて、政治におけるイデオロギー的分極化の進行と連関づけて考察した先行研究を調査し、整理と検討を進めた。法学および政治学の研究動向を調査対象とした。また、分極化の下における司法審査制の規範理論および制度構想の動向についても、アメリカにおける近時の研究の調査を進めた。
2021年度の具体的な成果として、中絶分野の近時の判例の動向を扱った論文を公表したことを挙げることができる。中絶は、アメリカにおいて党派的対立が高まっている典型的な争点のひとつである。同論文では、連邦最高裁が2020年6月に下したJune Medical判決を題材にして、中絶分野の判例の展開を追うとともに、現在の法的争点（違憲審査基準等）を整理した。また、各裁判官の行動戦略を分析し、今後の判例の見通しについて考察した。結論として、June Medical判決は、裁判官人事を通じて連邦最高裁が保守派優勢の方向へと移行するなかで、中絶判例のゆくえの不確定性を増幅させた事例として理解すべきであると論じた。同論文は、政治の分極化が憲法判例に与える影響に関する事例研究として位置づけることができる。
以上のような当該年度の研究は、今後の本研究の基礎を構築する意義を有すると考えている。 -
現代アメリカにおける中絶をめぐる法と政治―分極化時代の司法審査のあり方―
2019年09月 - 2020年08月
財団法人末延財団 在外研究支援奨学生事業
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アメリカ中絶裁判における司法審査戦略の歴史と理論
研究課題/領域番号：17K03355 2017年04月 - 2020年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
黒澤 修一郎
配分額：3770000円 （ 直接経費：2900000円 、 間接経費：870000円 ）
本研究の全体構想は、アメリカ合衆国を対象国として、中絶規制が争われた憲法訴訟における裁判所の行動戦略について、歴史的および理論的な見地から調査と検討を行うことである。
このような構想のもと、本研究は、さまざまなアクター（裁判所、連邦議会、大統領、政党、州政府、社会運動団体、世論など）の行動とその交差に目を向けながら、中絶に関する判例がどのような政治的・社会的文脈のなかで形成されたのかに関して、調査と考察を進めた。 -
アメリカ憲法学における利益衡量批判の系譜
研究課題/領域番号：26780014 2014年04月 - 2017年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
黒澤 修一郎
配分額：3380000円 （ 直接経費：2600000円 、 間接経費：780000円 ）
本研究は、現代の違憲審査における代表的な判断枠組みである利益衡量論に関して、アメリカ憲法学を対象にして歴史的な視座から考察を加えたものである。とりわけ本研究は、利益衡量論という思考枠組みが形成された歴史的文脈や、あるいは個別の判例における裁判官による広い意味における価値衡量のありように関して考察を行った。かような研究を通じて、本研究は違憲審査の方法論および理論をブラッシュアップするための視座を獲得することを目指した。
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二院制に関する動態論と規範論の交差的研究
研究課題/領域番号：25245005 2013年04月 - 2016年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
岡田 信弘, 高見 勝利, 西村 裕一, 只野 雅人, 徳永 貴志, 浅野 善治, 常本 照樹, 佐々木 雅寿, 加藤 一彦, 木下 和朗, 新井 誠, 黒澤 修一郎, 齊藤 正彰, 武蔵 勝宏
配分額：27430000円 （ 直接経費：21100000円 、 間接経費：6330000円 ）
本共同研究は、日本の議会政治を取り巻く「混迷状態」を解消・克服するための方策を、二院制に関する「動態論」と「規範論」の交差的研究を通じて探究しようとするものである。
イタリアやフランスでは「規範論」がどちらかといえば「動態論」に優位し、そのことが制度改革をめぐる活発な議論に結びついているように思われる。これに対して、イギリス、ドイツ、オーストラリアでは「動態論」のほうが優位し、そのため制度改革よりも二院制の運用に関わるアクター間の合意形成による問題解決が試みられているとの印象を持った。日本における議論は前者に位置づけられようが、制度改革がなかなか進まないというのが現状である。 -
憲法訴訟における「動機審査」の再検討
研究課題/領域番号：24730012 2012年04月 - 2014年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
黒澤 修一郎
配分額：2470000円 （ 直接経費：1900000円 、 間接経費：570000円 ）
本研究は、憲法裁判における「動機審査（motive scrutiny)」について、その意義を再検討したものである。「動機審査」とは、とりわけ立法府の政策形成プロセスに焦点を合わせ、法律が公正で偏見のない見地から制定されたかどうかを吟味するという、違憲審査の一手法のことを言う。とりわけ、本研究では、19世紀から蓄積されてきたアメリカ憲法裁判における「動機審査」をめぐる議論を跡づけ、その歴史的展開を描き出すことを試みた。