共同研究・競争的資金等の研究 - 岡村 裕彦
-
胎盤を介して母子間の分子伝達を担う細胞外分泌小胞の解析
研究課題/領域番号:23K18431 2023年06月 - 2025年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
岡村 裕彦, 河合 穂高, 福原 瑶子
配分額:6500000円 ( 直接経費:5000000円 、 間接経費:1500000円 )
-
癌骨破壊病変において新規破骨細胞形成促進因子Angiogeninが果たす役割の解明
研究課題/領域番号:23H03100 2023年04月 - 2027年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
伊原木 聰一郎, 長塚 仁, 中野 敬介, 岡村 裕彦
配分額:18720000円 ( 直接経費:14400000円 、 間接経費:4320000円 )
-
癌骨破壊病変において新規破骨細胞形成促進因子Angiogeninが果たす役割の解明
研究課題/領域番号:23K27790 2023年04月 - 2027年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
伊原木 聰一郎, 長塚 仁, 岡村 裕彦, 中野 敬介
配分額:18720000円 ( 直接経費:14400000円 、 間接経費:4320000円 )
-
歯周病由来「細胞外小胞」に着目した一生涯トータルヘルスケアの検討
研究課題/領域番号:23K09458 2023年04月 - 2026年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
福原 瑶子, 岡村 裕彦, 池亀 美華, 江國 大輔
配分額:4810000円 ( 直接経費:3700000円 、 間接経費:1110000円 )
-
口腔癌の発症と進行における歯周病原菌由来の小胞の役割
研究課題/領域番号:KKCS20220523004 2022年09月 - 2023年03月
協和発酵キリン
担当区分:研究代表者
-
細胞外DNAに着目した新規歯周病治療開発のための基礎的研究
研究課題/領域番号:RS2022A000613554 2022年09月 - 2023年03月
塩野義製薬 奨学寄付サポート(Shionogi Academic support)
担当区分:研究代表者
-
歯周病による胎児の成長阻害の分子メカニズム―『細胞外分泌小胞』の動態
研究課題/領域番号:MTPS20220624013 2022年09月 - 2023年03月
田辺三菱製薬 田辺三菱医学薬学研究支援 (Mitsubishi Tanabe Pharma)
担当区分:研究代表者
-
歯周病が胎盤・胎児の成長発育を阻害する分子メカニズムの解明
研究課題/領域番号:22H03511 2022年04月 - 2026年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
岡村 裕彦, 十川 千春, 江口 傑徳, 大森 一弘, 福原 瑶子, 池亀 美華
配分額:17160000円 ( 直接経費:13200000円 、 間接経費:3960000円 )
-
機械的刺激による骨芽細胞分化促進の新規メカニズム―転写共因子VGLL3の機能
研究課題/領域番号:22K06790 2022年04月 - 2025年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
池亀 美華, 岡村 裕彦, 平山 晴子, 福原 瑶子
配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )
-
母子健康に理想的な口腔環境を探る~歯周病原菌の小胞による胎盤組織への障害性~
研究課題/領域番号:21K19644 2021年07月 - 2023年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
岡村 裕彦, 吉田 賀弥
配分額:6500000円 ( 直接経費:5000000円 、 間接経費:1500000円 )
胎盤は母体と胎児を結び,血液を介して栄養や代謝物,ガスの交換を行う精密な組織である。胎盤組織の恒常性は,母体の健康状態と胎児の成長発育に大きな影響を与え,その障害は,母体の高血圧症や肝臓・腎臓の機能障害,胎児の成長発育阻害に直結する。歯周病は歯周組織のみならず全身の健康状態に影響を及ぼす炎症性疾患である。妊娠中の母体が歯周病に罹患すると,母体の重篤な疾患や胎児の成長発育阻害を誘導する。そのため,歯周病(原菌)が胎盤組織にどのような障害を及ぼすかを明らかにすることは,母体の健康と胎児の成長発育に理想的な口腔環境を築くために重要である。
我々は,歯周病原菌固有のDNAが胎盤組織で検出されたことから,菌由来のDNAや病原因子の胎盤への移行機序および胎盤組織の構造や機能への影響について解析を行っている。近年,我々は歯周病原菌が小さな分泌物を恒常的に放出し,生体側の細胞に様々な障害を及ぼすことを報告してきた。この分泌物は,『細胞外分泌小胞』と呼ばれ,細菌の外膜に由来する小胞で,内部には菌固有のDNAや病原因子を豊富に含んでいる。本研究では,歯周病原菌由来の『細胞外分泌小胞』の胎盤への移行とその障害性について解析を行い,歯周病が胎盤を介して母子の健康に与える影響とそのメカニズムを明らかにすることを目的としている。
本年度は,妊娠マウスにおける『細胞外分泌小胞』の胎盤組織への移行について解析した。歯周病原菌由来の『細胞外分泌小胞』を蛍光標識し,妊娠マウスの尾静脈に投与し,胎盤への移行を調べた。胎盤および胎児において,赤色蛍光が検出された。また,検出される蛍光強度の強さと胎盤および胎児の形成障害の度合いとの間に関連性が示唆された。以上の結果より,歯周病原菌由来の『細胞外分泌小胞』は胎盤および胎児に移行することおよび形成を阻害することが明らかとなった。 -
医・歯・看護の医療連携を飛躍させる「歯周病関連疾患の一括予測リキッドバイオシー」
研究課題/領域番号:20K21714 2020年07月 - 2022年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
吉田 賀弥, 岡村 裕彦
配分額:5460000円 ( 直接経費:4200000円 、 間接経費:1260000円 )
歯周病は、糖尿病やアルツハイマー、関節リウマチなどの多種類の歯周病関連疾患を発症させるが、その発症リスクを特異的に検出する検査方法は無い。本研究では、多種類の歯周病関連疾患発症を一括に予測するリキッドバイオプシーの確立を目指し、まず「歯周病原菌に感染したマクロファージ」が糖尿病モデル環境下で産生するexosome中のmicro RNAを同定した。高グルコースとAGEの両条件に共通して増加するmicro RNAとして、最終的に4種類を抽出した。今後、これらのmicroRNAが、実際に糖尿病病態を反映するかを実証実験し、リキッドバイオプシーとして応用可能を判定する必要がある。
-
歯周病原菌が放出する小胞の組織障害性と病態評価への応用
研究課題/領域番号:19H04051 2019年04月 - 2023年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
岡村 裕彦, 江口 傑徳, 宝田 剛志, 吉田 賀弥, 池亀 美華, 江國 大輔, 伊原木 聰一郎
配分額:17160000円 ( 直接経費:13200000円 、 間接経費:3960000円 )
歯周病の病態の悪化が糖尿病などの全身性疾患の重症化に関与することが明らかになってきた。しかし,高齢者を中心に8割以上の人々が何らかの歯周疾患を患っており,深刻な国民的生活習慣病といえる。口腔は全身状態を示す鏡であり,健全な歯と口腔を維持することは,全身の健康にとって重要と認識されながらも,現状との間には依然として乖離がある。この原因として,歯周病と全身性疾患の重症化を関連づける明確な分子生物学的根拠が乏しいことが挙げられる。我々は,これらの疾患を関連づける新たな因子として歯周病原菌由来の『細胞外分泌小胞』を見出した。本研究では,歯周病原菌由来の『細胞外分泌小胞』に着目し,その成分と生体組織に対する障害性を調べ,歯周病および生活習慣病などの全身性疾患の早期診断への応用につなげることを目的とした。具体的には,1.歯周病原菌由来の『細胞外分泌小胞』の組織・細胞障害性を調べた。2.『細胞外分泌小胞』に含まれる病原因子を同定し,その細胞障害性について調べた。3.『細胞外分泌小胞』内の病原因子と歯周病および全身性疾患の病態との関連性を検討した。
我々は,本研究を通して,世界で初めて歯周病原菌由来の『細胞外分泌小胞』を標識・可視化することに成功し,肝・腎・脳・肺など様々な臓器に移行することを見出した。また,歯周病原菌由来の『細胞外分泌小胞』は,1.肝臓に移行し肝細胞の糖代謝シグナルを阻害し糖尿病を悪化させること,2.肺の上皮細胞間の接着機構を破壊し細胞死を誘導すること,3.菌固有の病原因子である「ジンジパイン」を含むこと,を明らかにした。以上の研究成果により,歯周病原菌は,菌体から細胞外分泌小胞を放出することで,自らの病原因子を広範囲に拡散し,歯周組織や全身に障害を及ぼすことを明らかにした。 -
メカニカルストレス高反応性間葉系幹細胞由来のエクソソームと糖鎖による骨再生制御
研究課題/領域番号:19K07269 2019年04月 - 2022年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
池亀 美華, 岡村 裕彦, 内部 健太, 宝田 剛志, 江尻 貞一, 河邊 憲司
配分額:4420000円 ( 直接経費:3400000円 、 間接経費:1020000円 )
近年,細胞外分泌小胞(エクソソーム)を再生医療に応用する方法が注目されている。本研究では若い骨芽細胞である前骨芽細胞から分泌されるエクソソームの、骨芽細胞分化への作用と、その作用に及ぼすメカニカルストレスの影響を検討した。前骨芽細胞様細胞株(MC3T3-E1)の培養上清から得られたエクソソームを、骨芽細胞分化培養系に加えた結果、骨芽細胞分化マーカーの発現は抑制され、さらに伸展刺激を加えた場合には、その抑制効果はやや強まった。以上から、前骨芽細胞から産生されるエクソソームには、骨芽細胞分化抑制作用があること、その抑制効果はメカニカルストレスによって強められることが示唆された。
-
神経が顎顔面形成に与える影響を考える-顔面半側萎縮症と顔面半側肥大症の病因解明-
研究課題/領域番号:18K09832 2018年04月 - 2021年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
川邉 紀章, 植田 紘貴, 早野 暁, 岡村 裕彦, 宝田 剛志
配分額:4420000円 ( 直接経費:3400000円 、 間接経費:1020000円 )
本研究では、三叉神経および顔面神経が、成長期の顎顔面領域の形態形成に及ぼす影響を明らかにする実験を行なった。ラットの三叉神経および顔面神経の神経活動遮断実験や神経活動賦活化実験を行った結果、切歯の形成速度の低下や歯髄の石灰化、エナメル芽細胞や象牙芽細胞の配列の乱れが認められた。また、Sonic hedgehog(Shh)遺伝子欠損マウスとShh遺伝子発現マウスを解析した結果、長期の顎顔面領域の形態形成にShhの影響と思われる骨や歯の形態の変化が観察された。蛍光生体イメージングを用いた実験を行った結果、神経活動遮断・賦活化の有無による特徴的な幹細胞の動態は観察されなかった。
-
糖尿病重症化における「歯周病原菌由来の小さな分泌物」の役割
2017年04月 - 2018年03月
公益財団法人 鈴木謙三記念医科学応用研究財団 平成29年度調査研究助成金
岡村 裕彦
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
-
糖尿病重症化における歯周病原菌由来の細胞外分泌小胞の役割~微生物と細胞の新たなコミュニケーションツール~
2017年04月 - 2018年03月
財団法人 金原一郎記念医学医療振興財団 第32回基礎医学医療研究助成金
岡村 裕彦
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
-
PKRが骨代謝を制御し糖尿病関連歯周炎を重症化する分子機構の解明
研究課題/領域番号:16K11506 2016年04月 - 2019年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
吉田 賀弥, 岡村 裕彦
配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )
本研究では、歯周病原菌とAGEsがPKRを介して歯槽骨代謝にどう影響をするかを検討した。P. gingivalis (Pg)感染は骨芽細胞においてPKRを誘導・活性化した。高血糖状態はPgのPKR誘導・活性化作用を亢進したが、Pgの細胞侵入率や、骨芽細胞の形態には影響しなかった。Pgにより活性化したPKRは、骨芽細胞の分化を亢進するが、破骨細胞に対しては直接的な効果よりも、RANKLを介した活性化機構が存在すると思われた。以上より、高血糖状態はPg感染によるPKR活性化をより亢進させ、骨芽細胞分化を抑制する可能性が示唆された。
-
骨芽細胞と脂肪細胞におけるPP2Aは互いの細胞分化を調節するか?
2016年04月 - 2017年03月
公益財団法人 中富健康科学振興財団 研究助成金
岡村 裕彦
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
-
口腔内細菌P. endodontalisによる歯槽骨吸収とヒストン脱メチル化酵素Jmjd3の役割
2016年04月 - 2017年03月
公益財団法人 日中医学協会 調査・研究奨励費
岡村 裕彦
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
-
プロテインフォスファターゼ PP2A による骨形成と間葉系細胞分化機構の解明
2014年04月 - 2017年03月
日本学術振興会 日本学術振興会科学研究費 基盤研究 (C)
岡村 裕彦
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金