2025/10/30 更新

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タニモト クニヒコ
谷本 薫彦
TANIMOTO Kunihiko
所属
教育学域 准教授
職名
准教授
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学位

  • 修士(教育学) ( 2003年3月   岡山大学 )

学歴

  • 岡山大学大学院教育学研究科理科教育専攻    

    2001年4月 - 2003年3月

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  • 信州大学教育学部    

    1997年4月 - 2001年3月

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  • 岡山県立津山高等学校    

    1994年4月 - 1997年3月

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経歴

  • 岡山大学教師教育開発センター 准教授

    2024年4月 - 現在

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  • 岡山県津山市立北陵中学校 指導教諭

    2023年4月 - 2024年3月

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  • 岡山県総合教育センター 指導主事

    2019年4月 - 2023年3月

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  • 津山市立津山西中学校 教諭

    2017年4月 - 2019年3月

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  • 岡山県真庭市立落合中学校 教諭

    2010年4月 - 2017年3月

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  • 岡山県津山市立勝北中学校 教諭

    2005年4月 - 2010年3月

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MISC

  • 探究レベルの観点から検討する生徒に育成される力についての一考察—~炭酸水素ナトリウムの熱分解の授業を事例に教師の支援の違いに着目して~

    谷本 薫彦, 松原 憲治

    日本科学教育学会研究会研究報告   37 ( 5 )   71 - 74   2023年2月

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    記述言語:英語   出版者・発行元:一般社団法人 日本科学教育学会  

    本報告では,炭酸水素ナトリウムを題材として用いてBanchi & Bell(2008)の探究レベル別に,どのような探究活動が計画できるか具体的な授業場面をデザインした.また,教師の支援について特徴的な展開を描き,各レベルで育成が期待される力について検討した.加えて,そこでの問いの特徴と教師の支援について議論した.教科内容を含む具体的な授業場面を検討することで,確認としての探究では体験的な科学的知識の習得,構造化された探究では知識を見いだして理解する力,導かれた探究では見通しをもって解決する方法を立案する力,開いた探究では見いだした関係性や傾向から,課題を設定する力の育成が期待されることを示した.また,教師の支援については,問いによって取り組む探究の構造を生徒に示すことから,問いの着想を得るための文脈を提示することに変わることを示した.

    DOI: 10.14935/jsser.37.5_71

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  • 教科横断型探究活動の授業開発に関する教員研修の汎用化に向けた一考察―スーパーサイエンスハイスクールでの実践事例に着目して―

    黒田 友貴, 池 恩燮, 谷本 薫彦, 宮内 卓也, 松原 憲治

    日本科学教育学会年会論文集   47   417 - 418   2023年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本科学教育学会  

    世界各国でSTEM / STEAM教育の重要性が言及される中で,日本においても複数の探究科目が設定され,文理の枠を越えて探究的な学習が重視されている.本研究では,SSH指定校の探究プログラム開発手法をもとに,授業開発ワークショップを行ない,探究活動プログラムの開発手法の汎用化の際に重要となる要素を考察した.その結果,課題の設定方法に関する手法や教授方法のあり方について教員研修を通じて支援することの重要性が示唆された.参加者への個別インタビュー調査などの追跡調査を通じて,より明確な要素の抽出に関する検討が今後の課題である.

    DOI: 10.14935/jssep.47.0_417

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  • 日本における STEM-OP の実施と活用に関する展望

    小林 優子, 谷本 薫彦, 松原 憲治, 池 恩燮, 宮内 卓也

    日本科学教育学会年会論文集   46   67 - 70   2022年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本科学教育学会  

    本稿では,日本の高等学校において実施した STEM-OP のコーディング結果について考察した.その結 果,以下のような点が明らかになった。第一に,コーディング結果より明らかになった観察対象とした授業の特 徴は,日本における授業の特徴や日本における STEM/STEAM 教育の目標を反映していることが示唆された。第 二に,授業実践者によるフィードバックから,STEM-OP を用いた授業分析の結果は授業者の意図を反映してお り,授業者に新たな視点を提供するものであることが明らかになった。第三に,STEM-OP を実施する際の実践的 な知見として,授業形態や活動内容に合わせて録画の方法を検討することが有効であることが示唆された。さら に,STEM-OP による授業研究の活用方法として,教員研修における活用を示した。

    DOI: 10.14935/jssep.46.0_67

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  • 実社会で理科の見方・考え方を働かせることを意識した授業実践―Nature of Sciecneの観点からー

    井川 拓洋, 西村 栄哉, 谷本 薫彦

    日本科学教育学会年会論文集   46   353 - 356   2022年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本科学教育学会  

    本研究は,NOSに関する先行研究を踏まえながら,SSIに対する意思決定過程の中で理科の見方・考え方を働かせるために,理科の授業でどのような理科の見方・考え方をどのように取り扱っていく必要があるのか,実践研究を通して示唆を得ることを目的とする.まず,NOSに関する先行研究を分析し,NOSの指導法について整理した.次に,「遺伝の規則性と遺伝子」の単元において,NOSを導入した授業実践を行い,生徒のNOSの理解度を分析した.その結果,NOSの明示的・反省的な指導の有効性と,NOSの理解を活用する場面を設定する必要性が明らかとなった.今後の理科の見方・考え方への示唆として,①科学的な主張を評価するために重要な理科の見方も視野に入れる必要があること,②理科教員は理科の見方・考え方の明示的・反省的な指導を心がける必要があることを指摘した.

    DOI: 10.14935/jssep.46.0_353

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  • 日本におけるSTEM授業の分析方法と評価プロセス

    宮内 卓也, 松原 憲治, 小林 優子, 谷本 薫彦, 池 恩燮

    日本科学教育学会年会論文集   46   63 - 66   2022年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本科学教育学会  

    近年,我が国ではさまざまな視点からSTEMに関する教材開発と授業実践がすすめられており,授業を分析する具体的な指標をもとにした授業の振り返りを通した授業改善が期待される。しかし,STEMに関する授業を分析する具体的な指標が十分ではない。そこで,本研究ではDare, et al. (2021) が開発したSTEM Observation Protocol 〔以下,STEM-OP〕をもとに,我が国の中等教育段階の探究や課題研究の授業に対応した,STEM授業の分析手法を開発し,日本における授業の分析に援用し,授業の振り返りと授業改善に活用することを目指している。本稿では,公立高等学校におけるSTEMに関する授業の分析において,STEM-OPの日本語版を試行し,その妥当性と今後の課題を検討した。

    DOI: 10.14935/jssep.46.0_63

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  • 授業改善を目的としたSTEM 授業分析の開発に向けて

    松原 憲治, Roehrig Gillian, Dare Emily, 池 恩燮, 宮内 卓也, 小林 優子, 谷本 薫彦

    日本科学教育学会年会論文集   46   51 - 52   2022年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本科学教育学会  

    近年,我が国では様々な視点からSTEMに関する教材開発や授業実践が進められている。これらの取組を授業改善につなげていくためには,授業におけるSTEMの要素について理解を深めることが重要である。本研究では,我が国の中等教育段階における探究や課題研究等を重視した授業を想定しつつ,STEMの視点からの授業分析手法の開発を行う。本研究における授業分析は,指導実践の評価を目的とするものではなく,授業改善を目的とするものである。

    DOI: 10.14935/jssep.46.0_51

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  • 理科の『落書き』を使って描きながら考える力の育成(Ⅰ)—中学校理科 地球と宇宙の学習において

    谷本 薫彦, 荒尾 真一

    日本教育心理学会総会発表論文集   59   693 - 693   2017年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本教育心理学会  

    DOI: 10.20587/pamjaep.59.0_693

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  • 鏡を使ったDoll House

    谷本 薫彦, 荒尾 真一, 松原 憲治

    日本理科教育学会第66回全国大会論文集   14   407   2016年

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  • <地球と宇宙>『地球視点・宇宙視点』を自在に扱う生徒の育成に関する教材開発とその指導展開例 枠無し地球儀をものさしのように・・・

    谷本 薫彦

    教科研究「理科」学校図書株式会社   ( 202 )   6 - 9   2016年

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  • 04F04 ブタの肺を用いた中学校理科教材の開発と実践 : 教科横断的な視点による(授業研究,一般研究発表(口頭発表))

    谷本,薫彦, 荒尾,真一, 松原,憲治

    日本理科教育学会全国大会要項   365   2015年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本理科教育学会  

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  • PB044 視覚的素材を用いた診断的評価の有効性の検討(中学校理科)II : 文章問題による診断的評価との比較による(測定・評価・研究法,ポスター発表B)

    荒尾 真一, 奥野 晃司, 谷本 薫彦, 鎌田 雅史

    日本教育心理学会総会発表論文集   57   236   2015年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本教育心理学会  

    DOI: 10.20587/pamjaep.57.0_236

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  • PB031 視覚的素材を用いた診断的評価の有効性の検討I : 中学校理科の授業設計のツールとして(測定・評価・研究法,ポスター発表B)

    荒尾 真一, 奥野 晃司, 谷本 薫彦, 鎌田 雅史

    日本教育心理学会総会発表論文集   56   284   2014年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本教育心理学会  

    DOI: 10.20587/pamjaep.56.0_284

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講演・口頭発表等

  • 上下左右逆向きの像の混乱はなぜ生まれるのか 〜教科書記述と現場の認識に見る凸レンズ実験の課題〜

    谷本薫彦

    日本理科教育学会 第75回全国大会(富山大会)  2025年8月23日 

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    開催年月日: 2025年8月23日 - 2025年8月24日

    会議種別:口頭発表(一般)  

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  • STEAM の視点から教科・領域横断的に学ぶカリキュラムの開発 数学と理科をコーナーキューブで横断する中学校での実践

    谷本薫彦

    日本理科教育学会 第74回全国大会(滋賀大会)  2024年9月8日 

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    開催年月日: 2024年9月6日 - 2024年9月8日

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受賞

  • 第12回 日本マーケティング大賞 奨励賞

    2020年6月   公益社団法人日本マーケティング協会   みんなで考える桃太郎

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  • ACCブランデッドコミュニケーションPR部門 シルバー受賞

    2019年10月   一般社団法人 ACC   みんなで考える桃太郎

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  • 第12回 キッズデザイン賞 子供たちの創造性と未来を開くデザイン リテラシー部門 経済産業大臣賞

    2018年9月   特定非営利活動法人キッズデザイン協議会   みんなで考える桃太郎

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共同研究・競争的資金等の研究

  • 「探究の過程」の視点で授業を創り直そうとする挑戦を促すポータルサイトの開発

    研究課題/領域番号:25K06495  2025年04月 - 2028年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    谷本 薫彦

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    配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )

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  • コーナーキューブをコアにした領域横断的に学ぶSTEAM教育のカリキュラム開発とその評価 〜理科に閉じない理科の実践研究〜

    2023年04月 - 2025年03月

    武田科学振興財団  中学校理科教育振興助成 

    谷本薫彦

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    担当区分:研究代表者 

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  • 思考過程の共有による科学的思考・判断・表現力の育成に関する教育心理学的研究

    研究課題/領域番号:15H00046  2015年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  奨励研究

    谷本 薫彦

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    配分額:500000円 ( 直接経費:500000円 )

    生徒同士で思考過程が共有できれば、事物・現象の本質をつかんだり、自律的に思考したりすることにつながるのではないかと考え、本研究に取り組んだ。対象は公立中学校3年生4クラス計133名「地球と宇宙」全28時間である。思考過程を共有する手段として、各班に設置したiPadで思考の場面を録画し、PCで制御してライブで8班の様子を前のプロジェクターに映し必要に応じて共有できるようにした。授業実践を5時間行った時点で分析すると、2つの課題が明らかになった。①自分達の活動に取り組むことが精一杯で他の班を参考にする余裕がない。②録画したものを見ながら自分たちの班の思考過程を振り返ることに時間をとられ、他の班の思考過程を振り返る時間を確保しにくい。
    課題は、機器の操作方法に慣れても改善できなかった。そこで、思考過程を振り返る手段を20分の活動を30秒程度で振り返ることができるタイムラプスを利用して、思考のポイントとなる言葉を探しださせる方法に設計変更した。併せて、授業記録を分析し生徒の思考過程が明確に記録に残るよう、次の授業の展開や教材の修正を毎時間行った。変更後12時間で、画面を再生しながら思考過程を説明できる班が出始めた。そこで、思考過程を発表させたり、ジグソー法を用いてクラス全体へ共有させた。
    研究結果は、事後の生徒へのアンケートから
    ①班内での思考の過程をタイムラプスで振り返ることに肯定的72%
    (上位層の生徒が複数いる班が肯定的、上位層が1orO人の場合が否定的)
    ②思考過程を共有することは学習を進める上で有効であったについて肯定的93%(上下位関係なく)。
    以上から、タイムラプスで思考過程を振り返る活動は、その過程をより明確に辿ることができるので、うまくいかなかった班に対しても、いかにして結論に辿り着いたかという成功体験を共有させることができた。この体験が自律的な理解活動につながったのではないだろうか。よって本研究の有効性が示唆されたと判断できる。

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  • TALIS2013質問紙の授業実践指標を基にした理科授業ビデオ研究

    研究課題/領域番号:26350219  2014年04月 - 2017年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    松原 憲治, 松原 静郎, 山下 雅文, 荒尾 真一, 谷本 薫彦, 小椿 清隆, 大野 将史, 関 三翠里, 萩原 康仁

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    配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )

    OECDの国際教員指導環境調査(TALIS2013)の公開データを用いて調査結果の特に指導実践や教員間の協力を中心に二次分析を行った。その結果、「構成主義的指導観」の尺度に比べて学校による変動性を仮定しやすい「教員間の協力」においては、授業研究の中で行われている活動が参加国平均に比べてより頻繁に実施されているといった日本の中学校における実践の特徴的な姿が明らかになり、これを研究論文として発表した。理科授業ビデオを用いて、オーストラリアのCONASTA64において授業研究の形式を取りながら、学会参加者に日本の中学校理科授業の実践についてその特徴の再評価を得た。

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