2024/10/18 更新

写真a

ナカダ コウスケ
仲田 公輔
NAKADA Kousuke
所属
社会文化科学学域 准教授
職名
准教授
連絡先
メールアドレス
プロフィール

ビザンツ帝国史、とくにビザンツ帝国とコーカサスの関係史を専門としています。

目下の研究テーマは以下の通りです

①ビザンツ帝国の東方境域統治と在地有力者

イスラーム世界での政治的混乱が見られた10-11世紀、ビザンツ帝国は東方に大きく版図を拡大しました。これは、7世紀以降ギリシア語話者正教徒を中心としてきたビザンツにとって、多くの非ギリシア語話者や非正教徒を帝国領内に抱える大きな転機となりました。ビザンツはそうした人々をどのように扱い、統治しようとしたのか、また在地の人々はそれに対してどのような反応を示したのかについて、現地語資料が豊富に残るコーカサスの事例を中心に、ギリシア語・現地語(特にアルメニア語)双方の史料から明らかにすることを試みています。異文化の接触・交流という意味でも比較史的な視座を提供するケーススタディになると考えています。

 

②ビザンツ帝国と周辺諸勢力の関係における宗教文化の役割

そうした異文化の接触・交流は双方の共通点と差異を強烈に意識する契機となりました。特に、同じキリスト教徒でありながらカルケドン公会議をめぐってビザンツと教義を異にするアルメニアの人々のなかには、その独自性を強調してビザンツへの反発を強める一派も存在していました。彼らを取り込む上で重視されたのが同じキリスト教徒であることを、教義問題に触れずとも確認できる宗教文化でした。ビザンツが4-5世紀から首都コンスタンティノープルに集積してきた聖遺物は、特に重要な役割を果たしました。しかし、一枚岩ではなかったアルメニアでは、ビザンツ由来の聖遺物も様々なかたちで受容されることになります。ビザンツとアルメニアの間での聖遺物外交はどのように展開し、現地文化の変容にどのように影響を与えたのか、包括的に明らかにすることを目指しています。

 

③ローマ/ビザンツとの関係をめぐるコーカサスの歴史叙述

(執筆中)

 

1987年静岡県川根町(現島田市)生まれ。茶畑に囲まれて育ちました。

外部リンク

学位

  • PhD (History) ( St. And. )

  • 修士(文学) ( 東京大学 )

研究キーワード

  • ビザンツ帝国

  • アルメニア

  • 西洋史

研究分野

  • 人文・社会 / ヨーロッパ史、アメリカ史  / ビザンツ帝国史

学歴

  • セント・アンドルーズ大学(英国)   歴史学部   中世史

    2016年1月 - 2020年6月

      詳細を見る

    国名: グレートブリテン・北アイルランド連合王国(英国)

    researchmap

  • 東京大学    

    2012年4月 - 2019年3月

      詳細を見る

  • 東京大学    

    2010年4月 - 2012年3月

      詳細を見る

  • 東京大学   Faculty of Letters   History

    2006年4月 - 2010年3月

      詳細を見る

経歴

  • 岡山大学大学院社会文化科学学域(文学系)   准教授

    2023年4月 - 現在

      詳細を見る

  • 岡山大学   大学院社会文化科学研究科   講師

    2020年2月 - 現在

      詳細を見る

    国名:日本国

    researchmap

  • セント・アンドルーズ大学(英国)   歴史学部   チューター

    2017年1月 - 2018年5月

      詳細を見る

  • 日本学術振興会   特別研究員(DC1)

    2012年4月 - 2015年3月

      詳細を見る

  • 東京大学   Teaching Assistant

    2012年4月 - 2013年3月

      詳細を見る

所属学協会

委員歴

  • 西洋中世学会   事務局委員  

    2020年6月 - 現在   

      詳細を見る

    団体区分:学協会

    researchmap

  • 歴史学研究会   委員  

    2013年6月 - 2015年5月   

      詳細を見る

    団体区分:学協会

    researchmap

  • クリオの会   編集長  

    2012年6月 - 2013年5月   

      詳細を見る

    団体区分:学協会

    researchmap

 

論文

  • ビザンツ統治政策とアルメニアの在地有力者

    仲田 公輔

    高山博・亀長洋子編『中世ヨーロッパの政治的結合体』(東京大学出版会)   543 - 576   2022年2月

     詳細を見る

    記述言語:日本語   掲載種別:論文集(書籍)内論文  

    researchmap

  • Revisiting the Role of the Armenians in the Creation of the Theme of Lykandos

    Kosuke Nakada

    Tomoyuki Masuda (ed.), Byzantine Cappadocia (Leiden: Alexandros Press)   267 - 289   2022年

     詳細を見る

    記述言語:英語   掲載種別:論文集(書籍)内論文  

    researchmap

  • 10世紀におけるアルメニア=ビザンツ関係と聖人崇敬―聖ペテロの指に関する伝承の移転と変容をめぐって― 査読

    仲田 公輔

    『西洋史研究』新輯   50   30 - 52   2021年

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    researchmap

  • 9-11世紀におけるビザンツ帝国からアルメニアへの聖十字架断片の奉遷 査読

    仲田 公輔

    『西洋中世研究』   ( 12 )   111 - 127   2020年12月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    researchmap

  • Social and Cultural Interactions Across the Byzantine-Armenian Frontier, c. 900-1045 査読

    Kosuke Nakada

    PhD Dissertation (University of St Andrews)   2020年3月

     詳細を見る

    記述言語:英語   掲載種別:学位論文(博士)  

    researchmap

  • Uxtanes of Sebasteia and Byzantine Armenian Relations in the Tenth Century 査読 国際誌

    Kosuke Nakada

    Revue des Études Arméniennes   38   167 - 194   2019年5月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    The paper reassesses the work of Uxtanes of Sebasteia as a source written by an Armenian priest in Sebasteia under the Byzantine rule in 980s. According to Stepanos Taroneci and other sources, there were social and religious tensions between Byzantines and Armenians in the city, as a result of the simultaneous progress of the influx of Armenians and the reinforcement of the Byzantine military presence. This led to the interactions among Byzantines and Armenians several ways. As a strong anti-Chalcedonianist, Uxtanes tried to reflect his antagonism in his description of the Roman past in Part One of his work (on the history of Armenians until fifth century). But at the same time, he is keen to underline the presence of the Armenians who work with Romans. This is also the projection of the situation surrounding him. There were also Armenians who tried to approach the Byzantine rule in the tenth century. Uxtanes is of course criticising them, but in doing so he implies their presence. Thus, Uxtanes' work can be an important clue to understand the multiple interactions among Byzantines and Armenians in the frontier, during the age of the Byzantine eastward movement.

    researchmap

  • Omens of Expansionism? Revisiting the Caucasian Chapters of De Administrando Imperio 査読

    Kosuke Nakada

    Trends and Turning Points: Constructing the Late Antique and Byzantine World, ed. M. Kinloch and A. MacFarlane, The Medieval Mediterranean 117 (Leiden: Brill)   148 - 165   2019年5月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:論文集(書籍)内論文  

    researchmap

  • アルメニアからラヴェンナへ―ヘラクレイオス帝によるイタリア総督イサアキオスの任命とその背景― 査読

    仲田公輔

    『西洋中世研究』   10   168 - 184   2018年12月

     詳細を見る

    記述言語:日本語  

    researchmap

  • The Taktika of Leo VI and the Byzantine Eastern Frontier During the Ninth and Tenth Centuries 査読

    Kosuke Nakada

    Spicilegium   ( 1 )   17 - 27   2017年12月

     詳細を見る

    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Recent studies on the political and military history in the reign of Leo VI (r. 886–912) tend to emphasise his role as a central authoritative figure. However, close scrutiny on the emperor’s military treatise called the Taktika and collation with the actual situation offers a different picture on his view concerning the warfare in the eastern frontier. In chapter XVIII of the Taktika on the manoeuvres against the raiding Arabs, Leo emphasises the importance of autonomous regional defence undertaken by local forces. When understood collectively with other sources, this can be an attestation of Leo’s willingness to delegate power to potentates in order to resist the incessant raids more effectively, despite the possible centrifugal effects. This sort of interaction between the central government and the frontier can be comprehended a the broader context of the long-term continuity of the Byzantine flexible frontier policy from the ninth to the eleventh centuries.

    researchmap

  • 世界史的視野で中学校歴史教科書の前近代史叙述を検討する 招待

    山田耕太, 梅村尚樹, 仲田公輔, 須田牧子

    歴史学研究   956   12 - 29   2017年4月

     詳細を見る

    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    researchmap

  • ビザンツ皇帝レオン六世の対アルメニア人有力者政策 査読

    仲田公輔

    史学雑誌   125 ( 7 )   1254 - 1277   2016年7月

     詳細を見る

    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:史学会 ; 1889-  

    CiNii Article

    CiNii Books

    researchmap

  • 軍事書『タクティカ』とレオン6世期のビザンツ帝国東方辺境 査読

    仲田 公輔

    地中海学研究   ( 36 )   3 - 24   2013年

     詳細を見る

    記述言語:日本語   出版者・発行元:地中海学会  

    CiNii Article

    CiNii Books

    researchmap

▼全件表示

書籍等出版物

  • 中世ヨーロッパ : ファクトとフィクション

    大貫俊夫(監訳)( 担当: 共訳 ,  範囲: 第5章)

    平凡社  2021年4月  ( ISBN:9784582447132

     詳細を見る

    総ページ数:380p   記述言語:日本語

    CiNii Books

    researchmap

  • 黒海の歴史―ユーラシア地政学の要諦における文明世界

    チャールズ・キング(著, 前田弘毅, 居阪僚子, 浜田華練, 仲田公輔, 岩永尚子, 保苅俊行, 三上洋一( 担当: 共訳 ,  範囲: 第二章)

    2017年4月 

     詳細を見る

  • 歴史学研究会編『歴史学と、出会う―41人の読書経験から』

    仲田公輔( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 「ジュディス・ヘリン著(井上浩一監訳)『ビザンツ:驚くべき中世帝国』」)

    青木書店  2015年5月 

     詳細を見る

  • 『世界史B 世界史教授史料研究編』

    高山博, 藤崎衛, 成川岳大との共著( 担当: 共著 ,  範囲: 「第5章 ヨーロッパ世界の形成と発展」)

    山川出版社  2013年3月 

     詳細を見る

MISC

  • イスラームの拡大とキリスト教世界

    仲田公輔

    岡美穂子(責任編集)『つなぐ世界史1 古代・中世』(清水書院)   2023年3月

     詳細を見る

    掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

    researchmap

  • 【書評】櫻井康人『十字軍国家の研究』(名古屋大学出版会、2020年) 招待

    仲田 公輔

    『西洋史学』   273   82 - 84   2022年6月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等  

    researchmap

  • 【学会動向】2020年の歴史学界―回顧と展望―:中世ロシア・ビザンツ 招待

    仲田 公輔

    『史学雑誌』   130 ( 5 )   330 - 332   2021年6月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

    researchmap

  • 【書評】小林功著『生まれくる文明と対峙すること―7世紀地中海世界の新たな歴史像―』(ミネルヴァ書房、2020年) 招待

    仲田 公輔

    『史学雑誌』   130 ( 2 )   85 - 97   2020年2月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等  

    researchmap

  • コンスタンティノープルのマルマラ海城壁 招待

    仲田 公輔

    『地中海学会月報』   ( 425 )   2019年12月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

    researchmap

  • 【史料翻訳】第二リヨン公会議(1274年)決議文翻訳

    藤崎衛監修

    『クリオ』   31   123 - 147   2017年5月

     詳細を見る

    記述言語:日本語   掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:クリオの会  

    担当箇所:条文28, 29

    CiNii Article

    CiNii Books

    researchmap

  • 【史料翻訳・解題】コンスタンティノス7 世ポルフュロゲネトス 『帝国統治論』第9 章―研究動向と訳註―

    居阪僚子, 村田光司, 仲田公輔

    史苑   77 ( 2 )   228 - 199   2017年3月

     詳細を見る

    記述言語:日本語   出版者・発行元:立教大学史学会  

    DOI: 10.14992/00014563

    CiNii Article

    CiNii Books

    researchmap

  • 【史料翻訳】第1リヨン公会議(1245年)決議文翻訳

    藤崎衛監修, 担当箇所, II-2「コンスタンティノープルの帝国への援助について」, II, 高位聖職者による自らに委ねられている人々への忠告

    『クリオ』   30   100 - 127   2016年5月

     詳細を見る

    記述言語:日本語   出版者・発行元:東京大学大学院人文社会系研究科西洋史学研究室「クリオの会」  

    史料解題・翻訳

    DOI: 10.15083/00079049

    CiNii Article

    CiNii Books

    researchmap

    その他リンク: http://hdl.handle.net/2261/00079049

  • 【文献紹介】井上浩一・根津由喜夫編『ビザンツ―交流と共生の千年帝国』(昭和堂、2013年) 招待

    仲田公輔

    『歴史学研究』   944   61 - 61   2016年5月

     詳細を見る

    記述言語:日本語   掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等  

    researchmap

  • 【新刊紹介】John Haldon, A Critical Commentary on the Taktika of Leo VI

    仲田公輔

    『西洋中世研究』   ( 7 )   178 - 179   2015年12月

     詳細を見る

    記述言語:日本語   掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等  

    researchmap

  • 【新刊紹介】H・-G・ベック著, 戸田聡訳, 『ビザンツ世界論-ビザンツの千年-』, 知泉書館, 二〇一四・三刊, A5, 六二六頁, 九〇〇〇円

    仲田 公輔

    史學雜誌   124 ( 2 )   296 - 297   2015年2月

     詳細を見る

    記述言語:日本語   出版者・発行元:公益財団法人史学会  

    DOI: 10.24471/shigaku.124.2_296

    CiNii Article

    researchmap

  • "Byzantine-Bagration Negotiations Concerning the City of Artanuji: An Analysis on the Caucasian Chapters of Constantine VII's De Administrando Imperio"

    3rd International Conference Tao-Klarjeti: Abstract of Papers   183 - 185   2014年10月

     詳細を見る

    記述言語:英語   掲載種別:研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

    researchmap

  • エーゲ海とビザンツ帝国

    仲田公輔

    『地中海学会月報』   ( 368 )   2014年

     詳細を見る

    記述言語:日本語  

    researchmap

  • 「9世紀後半から10世紀初頭におけるビザンツ帝国東方辺境とアルメニア人」

    仲田公輔

    『歴史学研究月報』   ( 654 )   4 - 6   2014年

     詳細を見る

    記述言語:日本語   掲載種別:研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

    researchmap

  • 軍事書『タクティカ』とレオン六世期のビザンツ帝国東方辺境(研究発表,西洋史部会,第一一〇回史学会大会報告)

    仲田 公輔

    史學雜誌   122 ( 1 )   111 - 111   2013年1月

     詳細を見る

    記述言語:日本語   出版者・発行元:公益財団法人史学会  

    DOI: 10.24471/shigaku.122.1_111_2

    CiNii Article

    researchmap

  • 「徳川昭武遣欧使節団略伝」

    仲田公輔

    西野嘉章、クリスティアン・ポラック編『日仏修好通商条約締結150周年記念特別展示 維新とフランス―日仏学術交流の黎明』 東京大学総合研究博物館   368 - 374   2009年

     詳細を見る

    記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)  

    researchmap

▼全件表示

講演・口頭発表等

  • 王たちがアルメニアを去って―ビザンツ併合後のヴァスプラカン(11-12世紀)

    日本ビザンツ学会第20回大会  2023年3月25日 

     詳細を見る

    開催年月日: 2023年3月25日 - 2023年3月26日

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    researchmap

  • Fighting and Negotiating with the Arabs: the Role of Byzantine Military Commanders in the Tenth and Eleventh Century 招待

    Kosuke Nakada

    Arabs and Arabia in Byzantine Literary Sources: People, Places, Mentalities  2021年10月9日 

     詳細を見る

    開催年月日: 2021年10月8日 - 2021年10月9日

    記述言語:英語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    researchmap

  • Discussion and Conclusion

    Kosuke Nakada

    The 1st Northeast Normal University-Okayama University Academic Forum of Students for Byzantine Studies  2023年9月19日 

     詳細を見る

    記述言語:英語  

    researchmap

  • ビザンツ帝国の聖遺物政策とアルメニアのキリスト教文化

    仲田 公輔

    岡山大学文明動態学研究所 第9回マンスリー研究セミナー  2022年2月16日 

     詳細を見る

    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

    researchmap

  • セバステイアのウフタネス『アルメニア人の歴史』と「ツァド」

    仲田 公輔

    古代・東方キリスト教研究会  2021年8月1日 

     詳細を見る

    記述言語:日本語  

    researchmap

  • 10世紀におけるアルメニア=ビザンツ関係と聖人崇敬―聖ペテロの指に関する伝承の移転と変容をめぐって― 招待

    仲田 公輔

    西洋史研究会大会  2020年11月21日 

     詳細を見る

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    researchmap

  • Forty Martyrs of Sebasteia in Bishop Uxtanes' History of Armenians: Vernacular Religious Practice in the Age of Byzantine Expansion

    Kosuke Nakada

    International Medieval Congress  2019年7月3日 

     詳細を見る

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    researchmap

  • 10-11世紀におけるビザンツ=アルメニア関係と聖遺物・聖人崇敬の役割

    仲田公輔

    第38回東方キリスト教圏研究会例会  2019年6月8日 

     詳細を見る

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    researchmap

  • 'God Save the Emperor': Utilisation of the Book of Letters in Uxtanes' History of Armenians

    仲田公輔

    International Mediaeval Congress  2018年7月3日 

     詳細を見る

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:University of Leeds, UK  

    researchmap

  • The Power of Relics: A Case Study on the Religious Contacts Between Byzantium and Armenia in the Tenth Century

    仲田公輔

    Armenia and Byzantium Without Borders (University of Vienna/Austrian Academy of Sciences)  2018年4月21日 

     詳細を見る

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    researchmap

  • 10世紀アルメニア語歴史叙述におけるビザンツ像―セバステイアのウフタネス『アルメニア人の歴史』を中心に 招待

    仲田公輔

    日本ビザンツ学会第15回大会 シンポジウム「外から眺めたビザンツ世界」  2017年3月28日 

     詳細を見る

    記述言語:日本語  

    researchmap

  • The Apostles Peter and Paul in Kogovit: The Role of Relics in Tenth-Century Byzantine-Armenian Relations

    Kosuke Nakada

    Transmitting and Circulating the Late Antique and Byzantine Worlds: The Oxford University Byzantine Society 19th International Graduate Conference  2017年2月24日 

     詳細を見る

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    researchmap

  • Ukhtanes of Sebasteia and Byzantine Armenian-Relations in the Tenth Century

    Kosuke Nakada

    Decoding the Historical Sources on Byzantium  2016年7月23日 

     詳細を見る

    記述言語:英語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    researchmap

  • Omens of Expansionism? A Reconsideration of the Caucasian Chapters of De Administrando Imperio

    Kosuke Nakada

    Trends and Turning Points: Constructing the Late Antique and Byzantine World (The Oxford University Byzantine Society, 18th International Graduate Conference)  2016年2月27日 

     詳細を見る

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    researchmap

  • 中学教科書における前近代ヨーロッパ関係記述

    仲田公輔

    教科書シンポジウム 歴史学研究会  2015年6月28日 

     詳細を見る

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    researchmap

  • ビザンツ皇帝ロマノス1世レカペノスのコーカサス政策

    仲田公輔

    日本西洋史学会第65回大会  2015年5月17日 

     詳細を見る

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    researchmap

  • 書簡・編纂書にみる9-10世紀ビザンツのアルメニア観 招待

    仲田公輔

    早稲田大学高等研究所セミナーシリーズ:新しい世界史像の可能性 中近世キリスト教世界の多元性とグローバル・ヒストリーへの視角11  2015年3月14日 

     詳細を見る

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    researchmap

  • Byzantine-Bagration Negotiations Concerning the City of Artanuji: an Analysis on the Caucasian Chapters of Constantine VII's De Administrando Imperio

    Kosuke Nakada

    3rd International Conference: Tao Klarjeti  2014年10月20日 

     詳細を見る

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    researchmap

  • 9世紀後半から10世紀初頭におけるビザンツ帝国の東方辺境政策

    仲田公輔

    日本西洋史学会第64回大会ポスター発表  2014年6月1日 

     詳細を見る

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    researchmap

  • 9世紀後半から10世紀初頭におけるビザンツ帝国東方辺境とアルメニア人―リュカンドス地方を中心に―

    仲田公輔

    歴史学研究会中近世合同部会例会  2013年10月20日 

     詳細を見る

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    researchmap

  • Byzantine Eastern Frontier and the Armenians in the Late Ninth and Early Tenth Centuries: The Case of Lykandos

    仲田公輔

    2013年8月24日 

     詳細を見る

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    researchmap

  • 10世紀におけるビザンツ辺境の西と東―二つの軍事書の比較から―

    仲田公輔

    西洋中世学会第5回大会ポスターセッション  2013年6月23日 

     詳細を見る

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    researchmap

  • レオン6世『タクティカ』の作成意図についての考察

    仲田公輔

    第11回日本ビザンツ学会大会  2013年3月30日 

     詳細を見る

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    researchmap

  • 軍事書『タクティカ』とレオン6世期のビザンツ帝国東方辺境

    仲田公輔

    第110回史学会大会  2012年11月11日 

     詳細を見る

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    researchmap

  • ヘラクレイオス期のビザンツ帝国におけるシリアの軍制

    仲田公輔

    第6回イスラーム初期史研究会  2012年7月22日 

     詳細を見る

    記述言語:日本語  

    researchmap

  • 軍事書『タクティカ』における対アラブ・イスラーム戦記述についての考察

    仲田公輔

    第10回拡大地中海史研究会  2012年4月22日 

     詳細を見る

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    researchmap

  • 軍事書『タクティカ』とレオン6世期東方辺境におけるビザンツ・イスラーム関係

    仲田公輔

    関西ビザンツ史研究会  2011年10月 

     詳細を見る

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    researchmap

  • 軍事書『タクティカ』とレオン6世治世期ビザンツ帝国における東方辺境

    仲田公輔

    西洋中世学会若手支援セミナー ポスター・セッション  2011年8月 

     詳細を見る

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    researchmap

  • 9-10世紀のビザンツ帝国における対外政策と軍事書

    仲田公輔

    歴史学研究会西洋古代史部会例会  2011年8月 

     詳細を見る

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    researchmap

▼全件表示

受賞

  • Symposium Attendance Grant

    2019年3月   Society for the Promotion of Byzantine Studies  

    Kosuke Nakada

     詳細を見る

  • Berenike Walburg Travel Scholarship

    2018年12月   University of St Andrews  

    Kosuke Nakada

     詳細を見る

共同研究・競争的資金等の研究

  • 中期ビザンツ帝国による聖遺物の政治・外交的利用とコーカサスの文化への影響

    研究課題/領域番号:22K13229  2022年04月 - 2027年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究  若手研究

    仲田 公輔

      詳細を見る

    配分額:4680000円 ( 直接経費:3600000円 、 間接経費:1080000円 )

    researchmap

  • セルジューク朝進出期におけるビザンツ領アルメニアの社会と文化の変容

    研究課題/領域番号:20K22022  2020年09月 - 2022年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 研究活動スタート支援  研究活動スタート支援

    仲田 公輔

      詳細を見る

    配分額:2860000円 ( 直接経費:2200000円 、 間接経費:660000円 )

    今年度は本研究の第二の課題であるセルジューク朝侵入期のアルメニアの社会・文化の変容についての考察を進めた。本来ならば写本奥付や碑文の実見調査を行いたいところであったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、断念せざるを得なかった。しかし、刊行史料の分析等を通して、以下のような成果を得ることができた。
    昨年度の研究成果から、セルジューク朝侵入前夜のビザンツの統治に対して、アルメニアの諸勢力は複雑な反応を示していたことが明らかとなった。すなわち、不安定な状況でビザンツを頼りにし続けるものもいる一方で、軍事支援を見込めないビザンツに見切りをつけ、セルジューク朝に対して新たな秩序をもたらす存在として期待を寄せる人々も存在していたのである。このなかでの社会や文化の変容も、政治情勢の影響を強く受けたものであった。興味深い点が、キリスト教文化における「脱ビザンツ化」のような動向が見られたことである。ビザンツ拡大期および統治期においては、帝国側からのキリスト教要素、とくに複雑な教義論争を持ち出さずとも両者の共通点を確認できる聖遺物が、アルメニアとの交渉に際して持ち込まれていた。そうした聖遺物、特に聖十字架は親ビザンツ派に受容される一方で、反発も喚起し、いっそう独自のキリスト教文化を強調するアルメニア側の動向も見られた。ビザンツ支配が後退し始めてからは、ビザンツに由来しないヴァラグの聖十字架など、独自の聖遺物崇敬が再評価されていたことが、史書『アルツルニ家の歴史』などから見ることができた。その一方で、世俗有力者の間でビザンツ由来の称号の使用が続くなど、完全にビザンツ色が払拭されたわけではないこともわかった。11世紀のアルメニアは移行期と位置づけることができ、セルジューク朝侵入が続く中で社会・文化面にどのような変化が起こったのか、特に東方からの影響を加味して経時的な考察を進める必要がある。

    researchmap

  • 9-10世紀におけるビザンツ帝国の東方政策と境域諸勢力の相互作用

    2017年09月 - 2020年01月

    JASSO  海外留学支援制度(大学院学位取得型) 

    仲田公輔

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    researchmap

  • 9-10世紀ビザンツ帝国の東方境域政策

    2016年01月 - 2017年07月

    平和中島財団  日本人留学生奨学金 

    仲田公輔

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    researchmap

  • 7-10世紀東地中海世界におけるビザンツ帝国の対外政策と地方統治制度の関係

    2012年04月 - 2015年03月

    文部科学省  科学研究費補助金(特別研究員奨励費) 

    仲田公輔

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    researchmap

 

担当授業科目

  • ギリシア語c (2024年度) 第3学期  - 火1~2

  • ギリシア語d (2024年度) 第4学期  - 火1~2

  • ヨーロッパ中近世史 (2024年度) 特別  - その他

  • ヨーロッパ中近世史演習1 (2024年度) 後期  - 木3

  • ヨーロッパ中近世史演習1 (2024年度) 特別  - その他

  • ヨーロッパ中近世史演習2 (2024年度) 特別  - その他

  • ヨーロッパ中近世史1 (2024年度) 前期  - 木3

  • 中世ヨーロッパのイメージと実態 (2024年度) 第4学期  - 木7~8

  • 人文学の基礎 (2024年度) 1・2学期  - 水2

  • 人文学の基礎A (2024年度) 1・2学期  - 水2

  • 人文学入門演習(歴史学・考古学) (2024年度) 第3学期  - 水1~2

  • 人文学講義(西洋史) (2024年度) 1・2学期  - 木3~4

  • 基礎演習1(人間社会文化専攻) (2024年度) 前期  - その他

  • 実践演習(西洋史) (2024年度) 1・2学期  - 水3~4

  • 実践演習(西洋史) (2024年度) 3・4学期  - 水3~4

  • 実践演習(西洋史) (2024年度) 3・4学期  - 水3~4

  • 実践演習(西洋史) (2024年度) 1・2学期  - 木7~8

  • 実践演習(西洋史) (2024年度) 1・2学期  - 水3~4

  • 課題演習(西洋史) (2024年度) 1・2学期  - 火5~6

  • 課題演習(西洋史) (2024年度) 3・4学期  - 火5~6

  • 課題演習(西洋史) (2024年度) 3・4学期  - 火3~4

  • ヨーロッパ中近世史 (2023年度) 特別  - その他

  • ヨーロッパ中近世史演習1 (2023年度) 特別  - その他

  • ヨーロッパ中近世史演習2 (2023年度) 後期  - その他

  • ヨーロッパ中近世史演習2 (2023年度) 特別  - その他

  • ヨーロッパ中近世史2 (2023年度) 前期  - 木3

  • 中世地中海世界の歴史1 (2023年度) 第1学期  - 火3~4

  • 中世地中海世界の歴史2 (2023年度) 第2学期  - 火3~4

  • 人文学の論点 (2023年度) 第1学期  - 金7~8

  • 人文学概説(西洋史2) (2023年度) 1・2学期  - 水1~2

  • 実践演習(西洋史) (2023年度) 1・2学期  - 水3~4

  • 実践演習(西洋史) (2023年度) 3・4学期  - 月5~6

  • 実践演習(西洋史) (2023年度) 1・2学期  - 木7~8

  • 課題演習(西洋史) (2023年度) 1・2学期  - 火5~6

  • ヨーロッパ中近世史 (2022年度) 特別  - その他

  • ヨーロッパ中近世史演習1 (2022年度) 後期  - 木3

  • ヨーロッパ中近世史演習1 (2022年度) 特別  - その他

  • ヨーロッパ中近世史演習2 (2022年度) 特別  - その他

  • ヨーロッパ中近世史1 (2022年度) 前期  - 木3

  • 人文学の基礎 (2022年度) 1・2学期  - 水2

  • 人文学の基礎A (2022年度) 1・2学期  - 水2

  • 人文学インタラクティブ講義 (2022年度) 1・2学期  - 月7~8

  • 人文学入門演習(歴史学・考古学) (2022年度) 第3学期  - 水1~2

  • 人文学講義(西洋史) (2022年度) 1・2学期  - 木3~4

  • 史跡からみるビザンツ帝国史 (2022年度) 第3学期  - 金3~4

  • 実践演習(西洋史) (2022年度) 1・2学期  - 水3~4

  • 実践演習(西洋史) (2022年度) 1・2学期  - 月5~6

  • 実践演習(西洋史) (2022年度) 3・4学期  - 水3~4

  • 課題演習(西洋史) (2022年度) 第1学期  - 火5~6

  • 課題演習(西洋史) (2022年度) 1・2学期  - 火5~6

  • 課題演習(西洋史) (2022年度) 3・4学期  - 火3~4

  • 課題演習(西洋史) (2022年度) 3・4学期  - 火5~6

  • ビザンツ帝国と地中海世界1 (2021年度) 第3学期  - 金3~4

  • ビザンツ帝国と地中海世界2 (2021年度) 第4学期  - 金3~4

  • ヨーロッパ中近世史演習2 (2021年度) 後期  - 木4

  • ヨーロッパ中近世史2 (2021年度) 前期  - 木3

  • 人文学概説(西洋史2) (2021年度) 3・4学期  - 水1~2

  • 実践演習(西洋史) (2021年度) 1・2学期  - 金5~6

  • 実践演習(西洋史) (2021年度) 3・4学期  - 金5~6

  • 課題演習(西洋史) (2021年度) 1・2学期  - 火5~6

  • 課題演習(西洋史) (2021年度) 3・4学期  - 火5~6

  • 課題演習(西洋史) (2021年度) 3・4学期  - 火3~4

  • ヨーロッパ中近世史演習1 (2020年度) 後期  - 木4

  • ヨーロッパ中近世史1 (2020年度) 前期  - 木4

  • 人文学入門演習(歴史学・考古学) (2020年度) 第4学期  - 水1

  • 人文学講義(西洋史a) (2020年度) 第1学期  - 木3,木4

  • 人文学講義(西洋史b) (2020年度) 第2学期  - 木3,木4

  • 実践演習(西洋史a) (2020年度) 第1学期  - 金5,金6

  • 実践演習(西洋史a) (2020年度) 第3学期  - 金5,金6

  • 実践演習(西洋史b) (2020年度) 第2学期  - 金5,金6

  • 実践演習(西洋史b) (2020年度) 第4学期  - 金5,金6

  • 歴史文化学課題演習 (2020年度) 1・2学期  - 火5,火6

  • 歴史文化学課題演習 (2020年度) 3・4学期  - 火5,火6

  • 西洋史演習 (2020年度) 1・2学期  - 金5,金6

  • 西洋史演習 (2020年度) 3・4学期  - 金5,金6

  • 課題演習(西洋史) (2020年度) 第1学期  - 火5,火6

  • 課題演習(西洋史) (2020年度) 第4学期  - 火5,火6

  • 課題演習(西洋史) (2020年度) 第4学期  - 火3,火4

  • 課題演習(西洋史) (2020年度) 第3学期  - 火5,火6

  • 課題演習(西洋史) (2020年度) 第3学期  - 火3,火4

  • 課題演習(西洋史) (2020年度) 第2学期  - 火5,火6

▼全件表示

 

社会貢献活動

  • 日本語上級

    役割:講師

    St Andrews Japan Society  2016年9月 - 2017年

     詳細を見る

    種別:セミナー・ワークショップ

    researchmap