共同研究・競争的資金等の研究 - 平井 健太
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マラソン心事故予防に向けたAI解析による致死性不整脈の予知アルゴリズム構築
研究課題/領域番号:21K08107 2021年04月 - 2024年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
笠原 真悟, 森田 瑞樹, 藤井 泰宏, 平井 健太, 逢坂 大樹, 諸岡 健一, 坂野 紀子
担当区分:研究分担者
配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )
本研究では、マラソン心事故予防に向けた致死性不整脈の予知アルゴリズム構築に取り組んでいる。研究課題は大きく3つに分けられる。①ヒトでのマラソン時心電図取得、②ブタでの不整脈誘発試験、③各データの解析、AI処理、である。まず初年度は、①と②に取り組み、①では論文発表(Ousaka.D, et al. Heart Vessels. 2022 Mar;37(3):443-450. )につなげ、更に、新規マラソン大会でのデータ取得を計画している(NTTテクノクロスとの共同による)。2021年度はコロナの影響で大会が中止となったが、2022年度は開催予定のため準備を進めている。②では当初の計画通り、ブタを用いた不整脈誘発試験を行い、致死性不整脈(心室細動)の記録取得に成功した。ただし、症例数が少ないため、引き続きデータ取得を継続する予定である。
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RNA誘導型遺伝子編集幹細胞による多様性免疫細胞を標的とした組織修復再生法の開発
2021年04月 - 2022年03月
AMED橋渡し研究戦略的推進プログラムシーズA
王英正, 平井健太
担当区分:研究分担者
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ウエアラブル心電デバイスとAI解析によるマラソン心事故予防アルゴリズムの構築
2021年
一般社団法人朝日インテック・宮田尚彦医療技術支援財団 第1回医療技術・研究奨励金
担当区分:研究代表者
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マイクロRNA発現調節による川崎病の抗炎症治療戦略
2021年
令和3年度 宮田心臓病研究振興基金奨励金
担当区分:研究代表者
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マイクロRNA発現調節による川崎病の抗炎症治療戦略
2021年
令和3年度 第47回日本心臓財団研究奨励
担当区分:研究代表者
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うっ血性肝硬変に対する再生医療としての間葉系幹細胞移植療法
研究課題/領域番号:19K17334 2019年04月 - 2022年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
平井 健太
担当区分:研究代表者
配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )
本研究では、うっ血性肝硬変モデルマウスを用いて、間葉系幹細胞(MSC)移植の治療効果検証を行い、うっ血性肝硬変に対する再生医療の可能性を見出すことを目的とする。
2020年度は、うっ血性肝硬変モデルマウスの肝臓組織からmRNAを抽出し、RT-PCRを行うことで、治療評価に有用な炎症マーカー、線維化マーカーの検索を行った。このうち、肝臓で産生される血漿タンパクであるHistidine-rich glycoprotein(HRG)の発現が、偽手術群と比較してうっ血性肝硬変モデルマウスにおいて著明に低下していることを見出した。HRGに関しては、今後MSC移植群とコントロール群において肝臓内mRNAに発現変化があるかを評価するとともに、血漿中の濃度測定も行うことで、うっ血性肝硬変の進行マーカーとして利用できるかについても検討を行う。また、うっ血性肝硬変マウスに対して1×106個のMSC単回移植を実施したが、コントロール群と比較して、肝臓病理組織において明らかな線維化領域の縮小効果を認めなかった。治療効果を示すにはさらに細胞数が必要である可能性があり、来年度は1回に移植する細胞数を増やすとともに、MSCの複数回移植についても検討を行う予定としている。