研究者詳細 - 駄田井　久

その他リンク： https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010870298

房安功太郎, 佐藤豊信, 駄田井久

農林業問題研究 49 ( 1 ) 1 - 12 2013年6月

記述言語：日本語出版者・発行元：富民協会

過疎化・高齢化の進行する中山間地域においては，小売店や病院等の生活関連施設が地域から撤退し，また地域のコミュニティが衰退する等，住民の生活環境が悪化している。また十分な雇用機会が存在しないために住民の経済状況が悪化し，このことが若年層を中心とする人口流出の一因となっている。このような状況の中で，1)生活条件の不利の是正 2)地域内経済の活性化による所得創出機会の確保が中山間地域における重要課題となる。これらの課題の解決には，一定範囲の地域内において，住民のニーズに対応した生活関連サービスを，地域に存在する資源を用いて供給するシステムの構築が必要である。

DOI： 10.7310/arfe.49.1

その他リンク： https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010853189

房安功太郎, 佐藤豊信, 駄田井久

農林業問題研究 49 ( 1 ) 89 - 94 2013年6月

記述言語：日本語出版者・発行元：富民協会

人口減少・高齢化の進行する中山間地域においては，小売店や病院等の生活関連施設が地域から撤退し，また地域のコミュニティが衰退する等，住民の生活環境が悪化している。また十分な雇用機会が存在しないために住民の経済状況が悪化し，このことが若年層を中心とする人口流出の一因となっている。このような状況の中で，1)生活条件の不利の是正 2)地域内経済の活性化による所得創出機会の確保が中山間地域における重要課題となる。これらの課題の解決には，一定範囲の地域内において，住民のニーズに対応した生活関連サービスを，地域に存在する資源を用いて供給するシステムの構築が必要である。地域に存在する資源の中で，本研究では地域住民の保有する技能に着目し，その活用方策を検討する。地域住民は，これまでの経験を通じて専門的な技能(家屋の修繕や介護等，職業経験より得たその個人に特有な技能)や日常生活における技能(車の運転や草刈り等，日常生活の中で得た多くの個人が共通して持つ技能)を習得し保有している。また，勤労者の休日等の余暇時間や，退職した高齢者等に着目すると，技能サービスを提供するための時間が存在すると考えられる。このような時間を利用し，その人が保有する技能を活用した新たな生活関連サービスを供給することで，地域住民の生活条件が改善できる可能性がある。また，地域外の民間業者等の生活関連サービスを利用する場合，利用料金は地域外に支払われ流出するのに対し，住民の技能を活用し地域内で生活関連サービスを供給する場合には，利用料金はサービスを供給した地域住民に支払われることとなり，これら住民が新たに所得を得ることができる。さらに，その所得が地域内で再活用され(地域内商店での買い物等)，地域内経済を活性化する可能性がある。

DOI： 10.7310/arfe.49.89

移動販売による中山間地域の買い物弱者支援の継続に向けた方策 : 岡山県真庭市S地域を対象として査読

房安功太郎, 佐藤豊信, 駄田井久

岡山大学産業経営研究会研究報告書 48 中扉1枚,1 - 15 2013年

房安功太郎, 佐藤豊信, 駄田井久

日本農業経済学会論文集 189 - 196 2013年

耕作放棄地を考える(1)耕作放棄地の可能性と考え方 : 知恵を駆使した耕作放棄地対策

佐藤豊信, 駄田井久

農業および園芸 87 ( 1 ) 118 - 130 2012年1月

中山間地域住民の保有する技能資源の種類及び存在量の計測 : 岡山県真庭市T地域を対象として査読

房安功太郎, 佐藤豊信, 駄田井久

農業経済研究. 別冊, 日本農業経済学会論文集 2011 87 - 94 2011年12月

地域資源活用による耕作放棄解消と地域活性化方策の検討

駄田井久

岡山大学産業経営研究会研究報告書 46 中扉1枚,1 - 21 2011年

集落営農参加に関する農家の意思決定要因分析査読

林辰明, 駄田井久, 佐藤豊信

農林業問題研究 46 ( 2 ) 227 - 231 2010年9月

記述言語：日本語出版者・発行元：富民協会

集落営民組織への参加を事例として農家の意思決定要因分析を行った．個別農家による集落営農組織への参加の意思決定は、集落営農組織に参加することで自身が受けるメリット・デメリット（以下、集落営農組織参加による影響）に対する主観的評価に基づいて行われると考えられる.1）集落営農組織参加による影響の整理、 2）各影響の主観的評価の定量的計測を行った．そして、個人属性・集落条件による各影響の主観的評価の差異を明らかにすることで、集落営農組織化促進に向けた対策を考察した．

DOI： 10.7310/arfe.46.227

畜産農家の環境意識と堆肥販売意向に関する要因分析査読

その他リンク： https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010810212

竹内重吉, 駄田井久, 佐藤豊信

農林業問題研究 46 ( 1 ) 131 - 136 2010年6月

記述言語：日本語出版者・発行元：富民協会

我が国の畜産経営においては、輸入飼料に依存した加工型畜産として発展してきた。そのため、畜産経営内農地において家畜排せつ物が過剰となり、これらに由来する畜産環境問題が発生している。この様な環境問題を解決するためには、畜産経営内農地への過剰な堆肥散布を中止し、これらの堆肥を畜産経営外に販売する必要がある。本稿では「繰り返しアンケート調査」をもとに、農家意識に関係する以下の諸点を明らかにする。まず、（1）畜産農家の環境問題に対する認識度（自らの経営が及ぼしている環境への影響を、どの程度認識しているのか）、次に（2）環境に対する主観的な評価（環境問題の解決に向けて、どの程度の負担を受け入れるのか）、そして（3）堆肥販売に対する意向（どのような堆肥販売体系を希望するのか）、の3点である。

DOI： 10.7310/arfe.46.131

大規模干拓地における環境保全型畜産経営確立方策 : 堆肥の適正利用と販売可能性の視点から査読

その他リンク： https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010792983

竹内重吉, 駄田井久, 佐藤豊信

農業経済研究. 別冊, 日本農業経済学会論文集 2009 87 - 94 2009年12月

笠岡湾干拓地における排水・水質改善を可能とする環境保全型農業の経済的存立可能性の分析--堆肥マーケティングの視点から

佐藤豊信, 竹内重吉, 駄田井久

山陽放送学術文化財団リポ-ト ( 53 ) 35 - 38 2009年10月

環境保全型畜産経営確立方策と堆肥販売戦略 : 閉鎖系干拓地の環境特性を考慮して査読

竹内重吉, 駄田井久, 佐藤豊信

農林業問題研究 45 ( 1 ) 42 - 47 2009年6月

記述言語：日本語掲載種別：研究論文（学術雑誌）出版者・発行元：富民協会

我が国の畜産経営においては、家畜排せつ物に由来する畜産環境問題の解決が課題とされている。本研究の対象地域である、岡山県笠岡湾干拓地の畜産部門では、施肥基準を大幅に超える堆肥が、畜産農家の農地へ散布されている。その結果、堆肥に含まれる肥料養分が土壌へ過剰に残留し、水質汚染等の環境問題が発生している。この様な環境問題の改善には、家畜排せつ物の堆肥化処理を行い、堆肥販売戦略を構築し、畜産農家経営外へ堆肥販売を行うことが必要となる。本研究では、岡山県笠岡湾干拓地を対象として、第1に干拓地内・干拓地周辺地域の耕種農家における堆肥需要の分析を行う。その結果に基づき、現在干拓地内で生産されている堆肥に関して、販売促進の為に必要となる付加サービスの条件（低価格販売、袋詰め・輸送・散布サービス）を明らかにする。第2に数理計画法を適用する事により、それらの付加サービスの提供に必要となるコストや労働時間の計測を行う。その結果に基づき、堆肥販売戦略を分析し、環境保全型畜産経営の確立に向けた方策を検討する。

DOI： 10.7310/arfe.45.42

その他リンク： https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010782770

集落営農組織設立を目的とする支援方策の在り方査読

林辰明, 駄田井久, 佐藤豊信

農林業問題研究 45 ( 1 ) 64 - 68 2009年6月

記述言語：日本語掲載種別：研究論文（学術雑誌）出版者・発行元：富民協会

近年、高齢化や後継者不足等によって農業就業人口が減少しており、農業生産基盤が弱体化している。そのような中で、地域農業の新たな担い手として集落営農が注目されている。しかし、平成19年の集落営農組織化率（農業集落数に対する集落営農組織数）は、全国平均9.0％、岡山県4.1％と低い水準にある。地域農業の維持には、集落営農組織化促進に向けた対策が必要である。これまでの集落営農に関する研究は、集落営農組織の実態を分析したものや再編問題を扱ったものが中心である。例えば、高橋等は、品目横断的経営安定対策下における集落営農の再編問題に関する研究を行っている。いずれの研究においても、設立後の集落営農組織を対象としており、集落営農組織の設立段階を分析したものは見られない。本研究では集落営農組織の設立段階を対象として分析を行う。組織設立までには複数のステップが存在している。各ステップを順番にクリアしなければ、組織設立は不可能である。本研究では、集落営農組織設立時に中心的な役割を果たした役員を対象として、各ステップにおける（1）主観的な「困難度」、（2）行政が実施した様々な「支援の貢献度」を定量的に計測した。また、支援を実施した行政側の担当者を対象として、（3）各支援をどの程度重点的に実施したかという「支援のウエイト」を計測した。その後、（2）「支援の貢献度」と（3）「支援のウエイト」を比較することで支援内容の改善点を明らかにし、集落営農組織設立を目的とするより効率的な支援方策を考察した。

DOI： 10.7310/arfe.45.64

環境負荷低減と効率的土地利用を可能とする環境保全型経営モデルの開発 : 笠岡湾干拓地(大規模干拓地)の粗飼料生産を事例として査読

その他リンク： https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010782774

竹内重吉, 駄田井久, 佐藤豊信

農業経済研究. 別冊, 日本農業経済学会論文集 2008 257 - 264 2008年12月

肥料養分の動態を考慮した環境保全型畜産経営モデルの構築 : 岡山県笠岡湾干拓地を事例として査読

竹内重吉, 駄田井久, 佐藤豊信

農林業問題研究 44 ( 2 ) 359 - 363 2008年9月

記述言語：日本語掲載種別：研究論文（学術雑誌）出版者・発行元：富民協会

岡山県笠岡湾干拓地内では、施肥基準を大幅に超えるたい肥が、畜産農家の自作地、粗飼料基地に散布されている。その結果、たい肥に含まれる肥料養分（窒素・リン酸・カリ）が土壌へ過剰に蓄積している。土壌へ過剰に蓄積した肥料養分は、作物の生育障害を引き起こすだけでなく、降雨時に近隣河川、海等へ流出し、水質汚染の一因ともなっている。この様な肥料養分による環境負荷を防止する為には、まず、たい肥の散布を止め、土壌へ過剰に蓄積している肥料養分を土壌中から持ち出す必要がある。更に、過剰肥料養分持ち出し後は、作付け作物が必要とする肥料養分のみを投入することが必要となる。本研究では、笠岡湾干拓地内の畜産農家を対象として、この様な肥料養分による環境問題を解消する為、（1）土壌から持ち出す必要がある過剰肥料養分の計測、（2）環境保全型畜産経営モデルの構築、（3）過剰肥料養分持ち出し後における畜産経営モデルの構築、に関して分析を行い、環境及び経営的に持続可能な畜産経営のあり方を考察する。

DOI： 10.7310/arfe1965.44.359

地域づくり活動における人的資源特性と継続的参加要因の分析 : 女性の活動者を中心として査読

その他リンク： https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010781934

福田恵子, 佐藤豊信, 駄田井久

農林業問題研究 44 ( 1 ) 122 - 128 2008年6月

記述言語：日本語掲載種別：研究論文（学術雑誌）出版者・発行元：富民協会

人口減少と高齢化が進み、社会活力のさらなる衰退が懸念される過疎地域での地域づくり活動は、生活環境を保全し、集落を維持するといった根元的な生活課題に結びついている。地域の活力を向上させる方途として、長谷山は、高齢者・女性の参画と役員の低年齢化の有効性を提唱し、筆者もまた地縁集団における女性の持続的な貢献能力の可能性を示した。坂本は、非高齢女性が地縁集団と機能集団の連携の鍵となる人材であること、また、高齢女性の労働貢献の一方で地域の意思決定機会への関与に乏しい実態を明らかにしている。女性が地域づくりにおける有為な存在であることは経験論的には知られているものの、その具体的な主体的特性を分析・把握し、活動の継続性や発展性の観点から検討された研究は未だ希薄である。本研究では、前報の成果と課題をふまえ、女性の能力意識を中心とした人的資源特性と活動スタイルを明確に捉える。さらに、継続的な参加を規定する要因および活動の発展上の課題についても明らかにする。

DOI： 10.7310/arfe1965.44.122

岡山県笠岡湾干拓地の持つレクレーション価値の経済評価 : 大空と大地のひまわりカーニバルを対象として査読

その他リンク： https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010781900

駄田井久, 佐藤豊信, 中島祐喜

農林業問題研究 44 ( 1 ) 305 - 308 2008年6月

担当区分：筆頭著者記述言語：日本語掲載種別：研究論文（学術雑誌）出版者・発行元：富民協会

岡山県笠岡湾干拓地では、休耕地等の遊休資源の活用を目的として、「大空と大地のひまわりカーニバル」（以下、ひまわりカーニバル）を開催している。しかし、その経済的な価値が明確にされておらず、開催の意義が問われている。そこで、本研究では、ひまわりカーニバルの経済評価を、（1）トラベルコスト法、（2）来場者の主観的な評価、（3）会場内での飲食・物品の購入などの経済波及効果の3種類で行い、費用対効果を明らかにした。更に、入場料金を課した場合（現在、ひまわりカーニバルの入場料金は無料）の来場者数のシミュレーションを行った。この結果を用いて、開催費用の回収方策の検討を行った。

DOI： 10.7310/arfe1965.44.305

笠岡湾干拓地を対象とした環境及び経営的に持続可能な農業生産システムの構築

その他リンク： https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010781930

竹内重吉, 佐藤豊信, 駄田井久

岡山大学産業経営研究会研究報告書 43 中扉1枚,1 - 24 2008年5月

地域づくりへの継続的参加に関する要因分析 : 活動者の貢献と効用の享受の観点から査読

福田恵子, 佐藤豊信, 駄田井久

農村計画学会誌 = Journal of Rural Planning Association 26 ( 2 ) 76 - 85 2007年9月

記述言語：日本語掲載種別：研究論文（学術雑誌）出版者・発行元：農村計画学会

The present study suggests interrelationship between incentive or actual utility performances of contributions of member involved in the community activation and the member's successive participation. Advantages and subjects of characteristics of 3 organizations: voluntary, ground relation, and productivity, were also discussed. The outline of the results are as follows;<br>1) The organization based on ground relation can gather members easily, and the followers are cooperative all the more for the community of living or activity. In the productive organization, the constant contributions of the follows are able to expect, and the allocation of profits is important factor for successive participation. However, as for the followers of organization based on ground relation, the problem is that they does not understand the purpose of the activity sufficiently.<br>2) In the organization of voluntary association, the actual utility performances of member's contributions are important factors related to the successive participation. The question arises: leaders are easy to fall into the low utility performances of high contributions according to the activity years. Therefore, it is necessary to establish the activity identity and the self control of activity environment. There is one other thing that is important for maintenance and development of the organization: the actual utility performances of member's contributions bring about good social evaluation accompanied with economic efficiency.

DOI： 10.2750/arp.26.76

大規模干拓地における畜産経営の環境・経営的に持続可能な農業生産システムの構築 : 岡山県笠岡湾干拓地を事例として査読

竹内重吉, 佐藤豊信, 駄田井久

農林業問題研究 43 ( 1 ) 31 - 35 2007年6月

中山間地域における非農家の労働資源利用による耕作放棄抑制効果の分析:岡山県高梁市有漢町S集落を事例として査読

池見亮, 駄田井久, 佐藤豊信

農林業問題研究 43 ( 1 ) 20 - 24 2007年

耕作放棄に至るまでの農地利用の変遷と農家行動分析:中山間地域の農家を対象として査読

吉田晋一, 佐藤豊信, 駄田井久

農林業問題研究 43 ( 1 ) 25 - 30 2007年

地域づくり組織における人的資源の特性と活性化課題:活動に関する能力・スキル意識を中心として査読

福田恵子, 佐藤豊信, 駄田井久

農林業問題研究 43 ( 1 ) 89 - 94 2007年

農産物直売所におけるマーケティング戦略の構築:安心・安全の視点から査読

駄田井久, 佐藤豊信, 石井盟人

農林業問題研究 43 ( 1 ) 141 - 145 2007年

食料安全保障の視点から見た農地保全水準と農地保全に関する一考察査読

井上智博, 駄田井久, 佐藤豊信

農林業問題研究 43 ( 1 ) 15 - 19 2007年

地域づくり活動に対する参加・協同主体の意思決定要因の分析 : 活動の持続性に関する観点から査読

福田恵子, 佐藤豊信, 駄田井久

農林業問題研究 42 ( 1 ) 79 - 84 2006年6月

耕作放棄の要因分析と効果的な抑制策に関する一考察査読

吉田晋一, 佐藤豊信, 駄田井久

農林業問題研究 42 ( 1 ) 29 - 32 2006年6月

グローバリゼーションと東アジア農業との関係とは

駄田井久

農林業問題研究 41 ( 4 ) 376 - 376 2006年3月

中山間地域における効率的農業生産システム構築に関する一考察 : 岡山県有漢町S集落を対象事例として査読

津國太郎, 駄田井久, 佐藤豊信

農林業問題研究 41 ( 1 ) 72 - 76 2005年6月

中山間地域を対象とした持続的かつ省力的な地域資源管理システムの開発

駄田井久

岡山大学産業経営研究会研究報告書 40 1 - 17 2005年5月

耕作放棄の要因分析と将来予測:システムダイナミックスを用いて査読

吉田晋一, 佐藤豊信, 駄田井久

農林業問題研究 41 ( 1 ) 56 - 59 2005年

耕種農家における堆肥需要要因の分析査読

駄田井久, 佐藤豊信, 田中伸一郎

農業経営研究 43 ( 2 ) 65 - 68 2005年

研究紹介農産物直売所における消費者行動の実証的分析

駄田井久

岡山大学農学部学術報告 93 77 - 81 2004年2月

記述言語：日本語掲載種別：研究論文（その他学術会議資料等）出版者・発行元：岡山大學農學部

The purpose of this paper is to investigate an establishment for direct sales and to gather information abut planning "a marketing strategy". The main research results were as follows.Firstly, the majority of visitors are repeater. They come to the establishment for direct sales once a week. The main store where they purchase vegetables and fruits is the nearest supermarket. Secondly, customer set a high valuation on vegetables and fruit that are sold at establishment for direct sale (price, taste, safety etc.). But the convenience(display, interior,advertisements etc.) is low compared with nearest supermarket.Thirdly, with the applied quantification method, we proved a relationship between the valuations of the establishment for direct sales and visitor members. The comprehensive assessment is affected by price, taste, and safety.

中国地方を対象とした耕作放棄の要因分析地域間の相違と要因間の関連に着目して:地域間の相違と要因間の関連に着目して査読

その他リンク： http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/10581

吉田晋一, 佐藤豊信, 駄田井久

農村計画学会誌 23 ( 23 ) 277 - 282 2004年

記述言語：日本語掲載種別：研究論文（学術雑誌）出版者・発行元：農村計画学会

農家の高齢化、担い手の他産業への流出による農業の労働力脆弱化など、農業・農村を取り巻く厳しい社会・経済条件の下で耕作放棄地は漸増している。耕作放棄の発生は、国土の保全や食料安全保障の面から重要な問題である。様々な研究において耕作放棄の要因が分析されてきている。たとえば、藤森ら2) は農家にするアンケートから30年間にわたって耕作放棄の要因の変化を明らかにした。仙田3) は農業センサスの個票データを用いロジット回帰モデルにより計量的要因分析をおこなった。しかし、これまでの研究は主に中山間地域を対象としており、都市的地域・平地農業地域を対象とした研究は少ない。さらに、地域属性の違いによって耕作放棄の要因がどう異なるのかについてはあまり注目されてこなかった。また、これまでの研究は耕作放棄に対する要因の直接的な影響のみに注目し、要因間の関連に関しては十分な検討が加えられていない。そこで本稿では中国地方の全市区町村 (都市的地域、平地農業地域を含める) を対象として、分析を行った。まず、耕作放棄に関連する指標を用いたクラスター分析を行い、新たな地域区分を行った。次に、クラスターごとに重回帰分析を行い、耕作放棄の要因を明らかにした。最後に1パス解析法によって要因間の関連についても勘案したモデルを構築し、その有効性を吟味した。

DOI： 10.2750/arp.23.23-suppl_277

中山間地における地域福祉型移動販売確立に関する考察 : 岡山県におけるアンケート調査から査読

小坂田稔, 佐藤豊信, 駄田井久

農村生活研究 = Journal of the Rural Life Society of Japan 47 ( 3 ) 51 - 61 2003年6月

家畜糞尿堆肥の広域流通における輸送費用削減方策査読

駄田井久, 佐藤豊信

農林業問題研究 39 ( 1 ) 128 - 131 2003年

共同堆肥化処理施設の経営改善に関する一考察査読

駄田井久, 佐藤豊信, 星野敏

農林業問題研究 36 ( 4 ) 305 - 308 2001年

共同堆肥化処理施設の利用率に関する外的要因の影響分析査読

駄田井久, 星野敏, 佐藤豊信

農村計画学会誌 = Journal of Rural Planning Association 19 175 - 180 2000年12月

担当区分：筆頭著者記述言語：日本語掲載種別：研究論文（学術雑誌）出版者・発行元：農村計画学会

畜産農家の規模拡大が進行する中で、家畜糞尿に起因する環境汚染が発生している。解決策として地域内に共同堆肥化処理施設を整備する事があげられる。しかし, 現時点での共同処理施設の大半が赤字経営である。その原因として, 稼働率が低いことが考えられる。処理施設を利用することは, 畜産農家にとって経済合理的な行動であるが, 処理施設利用率は低い。畜産農家の施設利用率は, 施設利用料金以外の外的要因が関係していると考えられる。本研究の目的は, パス解析を適用することにより施設の利用率に影響を与えていると考えられる外的要因の定量的な把握を行い, その結果をもとに, 処理施設の稼働率上昇の手段に関する考察を行う。

DOI： 10.2750/arp.19.19-suppl_175