Faculty Profiles - Omichi Ryotaro

MISC - Omichi Ryotaro

Division display >> ／ All the affair displays 1 - 64 of about 64

耳鼻科外来における高齢者の聴覚情報処理検査と補聴器満足度の関係

前田幸英, 大道亮太郎, 藤本将平, 片岡祐子, 假谷伸, 福島邦博, 池園哲郎

Audiology Japan 67 ( 5 ) 513 - 513 2024.9

【てこずった症例・難治症例にどう対応するか】耳領域変動性一側性耳痛を主訴に受診した椎骨動脈解離症例

大道亮太郎, 片岡祐子

JOHNS 40 ( 9 ) 1005 - 1008 2024.9

Language：Japanese Publisher：(株)東京医学社

＜文献概要＞はじめに日常診療を行っている中で耳痛を主訴に来院される患者は数多く存在する。耳痛を呈する疾患としては,通常中耳炎,外耳炎,耳性帯状疱疹などの細菌や真菌,ウイルスによる炎症性疾患が多い。その他には真珠腫性中耳炎やANCA関連血管炎性中耳炎などの中耳疾患や外耳道癌などの腫瘍性疾患など,内耳から外耳にかけての直接的な疾患の他に,耳周辺の他組織に原因がある上気道炎,扁桃炎,耳下腺炎,顎関節症,頸部リンパ節炎,茎状突起過長症などを考慮する。基質的疾患が見つからない場合には舌咽神経痛や三叉神経痛,後頭神経痛などの神経痛を考慮する。

researchmap

Other Link： https://search.jamas.or.jp/default/link?pub_year=2024&ichushi_jid=J01814&link_issn=&doc_id=20240826030026&doc_link_id=10.24479%2Fohns.0000001236&url=https%3A%2F%2Fdoi.org%2F10.24479%2Fohns.0000001236&type=%E5%8C%BB%E6%9B%B8.jp_%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00024_2.gif

高齢の一般住民を対象とした難聴に関する実地調査報告

假谷伸, 菅谷明子, 片岡祐子, 前田幸英, 大道亮太郎, 浜本真一, 安藤瑞生, 原浩貴

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 126 ( 4 ) 551 - 551 2023.4

次世代シークエンサーを併用した難聴の遺伝学的検査が有用であった小児難聴の3例

菅谷明子, 片岡祐子, 峠和美, 假谷伸, 前田幸英, 大道亮太郎, 佐藤吏江, 西崎和則

日本遺伝カウンセリング学会誌 39 ( 3 ) 145 - 150 2018.10

Language：Japanese Publisher：日本遺伝カウンセリング学会

症例1は11ヵ月男児で、新生児聴覚スクリーニングで両側要精密検査と判定され、生後0ヵ月時に当科を受診した。歪成分耳音響放射では両側とも正常な反応で、auditory neuropathy spectrum disorder(ANSD)が疑われた。補聴器の両耳装用では効果は不十分であり、遺伝カウンセリングの後に遺伝学的検査を施行したところ、OTOF遺伝子変異ホモ接合体が検出された。症例2は9ヵ月女児で、生後0ヵ月時の自動聴性脳幹反応では両側高度難聴、ANSD疑いであり、遺伝カウンセリングの後に遺伝学的検査を施行したところ、OTOF遺伝子変異ホモ接合体が検出された。症例3は4歳女児で、通園していた保育園にて難聴の疑いを指摘され、両側難聴を認めたため、2歳3ヵ月より補聴器装用を開始し療育を受けた。遺伝カウンセリングの後に遺伝学的検査を行ったところ、WFS-1遺伝子変異のヘテロ接合体が検出された。

researchmap

Other Link： https://search-tp.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2018&ichushi_jid=J03823&link_issn=&doc_id=20181119420008&doc_link_id=%2Fdg8genco%2F2018%2F003903%2F009%2F0145-0150%26dl%3D0&url=https%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fdg8genco%2F2018%2F003903%2F009%2F0145-0150%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif

急性音響性難聴マウス蝸牛におけるケモカイン遺伝子群の発現

前田幸英, 假谷伸, 大道亮太郎, 菅谷明子, 西崎和則

Otology Japan 28 ( 4 ) 365 - 365 2018.9

ビスホスホネート製剤投与が原因と考えられた外耳道骨壊死

片岡祐子, 野田実里, 大道亮太郎, 清水藍子, 假谷伸, 西崎和則

日本耳鼻咽喉科学会会報 121 ( 7 ) 905 - 911 2018.7

Language：Japanese Publisher：(一社)日本耳鼻咽喉科学会

骨吸収抑制剤であるビスホスホネート製剤(以下BP製剤)は、癌骨転移や骨粗鬆症治療に使用されているが、重大な副作用として骨壊死や感染が挙げられている。好発部位としては顎骨や大腿骨が代表的だが、近年外耳道骨壊死も報告されており、2016年BP製剤の薬剤添付文書に重大な副作用として追加記載されるに至っている。今回われわれはBP製剤長期投与後に両外耳道骨壊死に加え、右外耳道-顎関節包瘻孔を合併した1例を経験した。外耳道骨壊死は世界的にみてもまだ症例数は少なく、骨壊死の機序や臨床像、リスク因子、治療法等明らかになっていない点が多く、今後症例数の蓄積により早期診断や適切な治療が可能となることが期待される。(著者抄録)

J-GLOBAL

researchmap

意識障害を契機に発見された前頭洞型髄膜脳瘤例

假谷伸, 岡野光博, 檜垣貴哉, 春名威範, 牧原靖一郎, 大道亮太郎, 西崎和則

日本鼻科学会会誌 56 ( 4 ) 564 - 569 2017.12

Language：Japanese Publisher：(一社)日本鼻科学会

髄膜脳瘤は頭蓋骨の欠損孔から頭蓋内容が頭蓋外に脱出する疾患である。先天性の骨欠損による髄膜脳瘤は後頭部に多く発生し、頭蓋底に発生することは稀である。今回、前頭洞後壁の骨欠損部から鼻腔へと脱出した前頭洞型頭蓋底髄膜脳瘤症例に対して、前頭開頭術と経鼻内視鏡下鼻副鼻腔手術を併用した切除術を施行し、良好な経過を得たので報告する。症例は40歳、男性。感冒薬を内服後に意識障害を認め、近医総合病院へ救急搬送された。横紋筋融解症を認め、透析などの加療が施行された。また、頭部MRIで左篩骨洞・前頭洞陰影と脳室拡大を認めた。髄液鼻漏所見を認めたため同院耳鼻咽喉科へ紹介され、左鼻腔内腫瘤の生検を行ったところ脳組織とのことであった。横紋筋融解症が改善したのちも意識障害が遷延するため、精査加療目的で当院脳神経外科へ転院となった。意識障害はフェノバルビタールナトリウムなどの点滴静注治療により軽快した。髄膜脳瘤に対して前頭開頭術と内視鏡下鼻副鼻腔手術を併用した切除手術と前頭蓋底再建術を施行した。術後2年を経過して髄膜脳瘤の再発は認められない。近年、頭蓋底髄膜脳瘤に対しては内視鏡による経鼻的アプローチのみで切除術を行う報告が増加している。本症例は前頭洞後壁に骨欠損部があり、内視鏡下操作のみでは硬膜再建が困難と判断した。髄膜脳瘤は比較的まれな疾患であり、症例によって適切なアプローチ法を検討することが必要と思われた。(著者抄録)

DOI： 10.7248/jjrhi.56.564

CiNii Article

researchmap

IgG4陽性形質細胞の集簇を認めた鼻腔底Reactive lymphoid hyperplasia症例

金井健吾, 岡野光博, 折田頼尚, 野山和廉, 檜垣貴哉, 春名威範, 假谷伸, 小山貴久, 大道亮太郎, 佐藤康晴, 安藤翠, 平田裕二, 西崎和則

日本鼻科学会会誌 56 ( 4 ) 619 - 624 2017.12

Language：Japanese Publisher：(一社)日本鼻科学会

Reactive lymphoid hyperplasia(RLH)は、組織学的に胚中心を伴うリンパ濾胞の反応性過形成を示し、個々のリンパ球の異型が少なくpolyclonalな増殖を認めるものと定義される。今回我々は、IgG4陽性形質細胞の集簇を認めた鼻腔底RLHの一例を経験した。症例は69歳女性。主訴は左鼻腔腫瘤、右難聴。右難聴で近医受診した際に、左鼻腔底前方に隆起性病変を認めた。唾液腺腫脹や鼻症状は認めなかった。IgG4値は45.5mg/dlと正常範囲内であった。2度の生検を施行し悪性リンパ腫の可能性も否定できず、摘出術を施行した。病理組織所見は、HE染色では、粘膜上皮下に著明なリンパ球・形質細胞の浸潤を認め、リンパ濾胞の過形成を伴っていた。免疫染色では、濾胞間に多数のIgG4陽性形質細胞を認め、400倍1視野あたり100個を超え、IgG4/IgG陽性細胞比は40%を超えていた。しかし、線維化の所見や高IgG4血症を認めず、包括診断基準に照らしIgG4関連疾患には合致しなかった。摘出後、約1年を経過するが、再発所見を認めていない。今後、病変の再発や悪性転化する可能性も考えられることから、治療後も厳重な経過観察を行う必要があると考えられる。(著者抄録)

DOI： 10.7248/jjrhi.56.619

CiNii Article

researchmap

新生児聴覚スクリーニング開始後の学齢期の人工内耳装用児における言語発達

菅谷明子, 福島邦博, 佐藤吏江, 假谷伸, 前田幸英, 片岡祐子, 大道亮太郎, 西崎和則

Otology Japan 27 ( 4 ) 654 - 654 2017.10

急性音響外傷マウスにおける炎症関連遺伝子の関与

前田幸英, 假谷伸, 大道亮太郎, 菅谷明子, 西崎和則

Otology Japan 27 ( 4 ) 540 - 540 2017.10

蝸牛型耳硬化症にて人工内耳埋め込み術を施行した3例

内藤智之, 假谷伸, 片岡祐子, 浦口健介, 牧原靖一郎, 大道亮太郎, 菅谷明子, 前田幸英, 福島邦博, 西崎和則

Otology Japan 27 ( 4 ) 367 - 367 2017.10

ビスホスホネート製剤長期投与が原因と考えられた外耳道骨壊死の1例

片岡祐子, 清水藍子, 假谷伸, 大道亮太郎, 西崎和則

日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会会誌 5 ( 3 ) 67 - 67 2017.9

めまいを伴うVZV陽性の小児急性感音難聴の一例

野田実里, 前田幸英, 片岡祐子, 大道亮太郎, 假谷伸, 西崎和則

日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会会誌 5 ( 3 ) 51 - 51 2017.9

好酸球性副鼻腔炎におけるIgG4陽性細胞の発現とその臨床的意義

小山貴久, 岡野光博, 大道亮太郎, 村井綾, 春名威範, 檜垣貴哉, 假谷伸, 佐藤康晴, 折田頼尚, 西崎和則

日本鼻科学会会誌 56 ( 3 ) 428 - 428 2017.9

次世代シークエンサー(NGS)を併用した難聴遺伝子検査が有用であった3症例

菅谷明子, 片岡祐子, 前田幸英, 假谷伸, 大道亮太郎, 峠和美, 佐藤吏江, 西崎和則

日本遺伝カウンセリング学会誌 38 ( 2 ) 120 - 120 2017.5

中耳炎により外科的処置を要した小児人工内耳装用例の検討

片岡祐子, 假谷伸, 菅谷明子, 大道亮太郎, 福島邦博, 西崎和則

小児耳鼻咽喉科 38 ( 2 ) 153 - 153 2017.5

デキサメタゾン投与後の蝸牛遺伝子発現パターンの経時的・動態的検討

前田幸英, 大道亮太郎, 菅谷明子, 假谷伸, 西崎和則

日本耳鼻咽喉科学会会報 120 ( 4 ) 589 - 589 2017.4

気道狭窄を来した先天性鼻腔および舌奇形腫の1例

假谷伸, 大道亮太郎, 西崎和則

日本耳鼻咽喉科学会会報 120 ( 4 ) 665 - 665 2017.4

複数の遺伝子ヴァリアントを有する難聴者における遺伝カウンセリング経験

片岡祐子, 菅谷明子, 前田幸英, 假谷伸, 大道亮太郎, 福島邦博, 西崎和則

日本耳鼻咽喉科学会会報 120 ( 2 ) 131 - 136 2017.2

Language：Japanese Publisher：(一社)日本耳鼻咽喉科学会

2012年4月難聴遺伝子検査は保険収載され、現在19遺伝子154変異の検索が行われている。難聴遺伝子検査は、聴力型や聴力予後、随伴症状の予測、難聴の進行予防といった情報が得られる可能性があるため、診断や介入、フォローアップを行う上での有用性は高い。今回遺伝子検査で複数の難聴遺伝子ヴァリアントが検出された症例を経験した。検索可能な遺伝子数が増加することにより、診断率の向上が見込める一方で、複数の遺伝子ヴァリアントが検出され、結果の解釈に難渋する例も増えることが推測される。臨床情報との照らし合わせや家族の遺伝子検査も検討し、患者、家族が理解、受容できるように遺伝カウンセリングを行う必要がある。(著者抄録)

J-GLOBAL

researchmap

ヒト末梢血における2型自然リンパ球の機能についての解析

檜垣貴哉, 岡野光博, 小山貴久, 大道亮太郎, 春名威範, 假谷伸, 西崎和則

日本鼻科学会会誌 55 ( 3 ) 386 - 386 2016.9

失神発作を契機に発見された鼻腔内髄膜脳瘤の1例

假谷伸, 岡野光博, 檜垣貴哉, 春名威範, 小山貴久, 大道亮太郎, 西崎和則

日本鼻科学会会誌 55 ( 3 ) 501 - 501 2016.9

副鼻腔奇形、眼球突出、頭蓋内過誤腫、口唇口蓋裂を合併したメラニン細胞含有副鼻腔病変を認めた小児例

大道亮太郎, 岡野光博, 小山貴久, 春名威範, 檜垣貴哉, 假谷伸, 西崎和則

日本鼻科学会会誌 55 ( 3 ) 450 - 450 2016.9

MRI検査後に人工内耳インプラントのマグネットの反転を来たした2例

内藤智之, 片岡祐子, 假谷伸, 菅谷明子, 大道亮太郎, 前田幸英, 西崎和則

Otology Japan 26 ( 4 ) 570 - 570 2016.9

急性感音難聴モデルマウスへのステロイド投与後の内耳遺伝子発現 RNA-seqとDNAマイクロアレイを用いた解析

前田幸英, 大道亮太郎, 菅谷明子, 片岡祐子, 假谷伸, 西崎和則

Otology Japan 26 ( 4 ) 489 - 489 2016.9

乳幼児鼓膜インピーダンス測定における1000Hz tympanometryの有用性の検討

片岡祐子, 菅谷明子, 假谷伸, 大道亮太郎, 前田幸英, 福島邦博, 西崎和則

Otology Japan 26 ( 4 ) 449 - 449 2016.9

中耳炎モデルマウスにおけるNLRP3インフラマソームの発現の検討

假谷伸, 片岡祐子, 大道亮太郎, 西崎和則

日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会会誌 4 ( 3 ) 36 - 36 2016.9

当科における鼻副鼻腔粘膜原発悪性黒色腫3例のNivolumab使用経験

野田洋平, 小野田友男, 小山貴久, 大道亮太郎, 春名威範, 檜垣貴哉, 假谷伸, 岡野光博, 西崎和則

日本鼻科学会会誌 55 ( 3 ) 416 - 416 2016.9

岡山大学病院における好酸球性鼻腔炎手術症例での術前術後における嗅覚障害の改善に関する検討

小山貴久, 岡野光博, 藤原瑠美, 大道亮太郎, 野山和廉, 春名威範, 野田洋平, 檜垣貴哉, 假谷伸, 西崎和則

日本鼻科学会会誌 55 ( 3 ) 405 - 405 2016.9

人工内耳装用児のスポーツに関するアンケート調査

片岡祐子, 菅谷明子, 假谷伸, 大道亮太郎, 前田幸英, 福島邦博, 西崎和則

Otology Japan 26 ( 3 ) 134 - 142 2016.7

Language：Japanese Publisher：(一社)日本耳科学会

小児の健全な心身の育成のためには、人工内耳装用児においてもスポーツ参加は望ましいことであるが、機器の故障やコミュニケーションのしにくさなど問題を抱えている児も少なくない。今回我々は、人工内耳装用児のスポーツ実施状況に関するアンケート調査を実施した。有効回答者76例中スポーツ経験者は53例(69.7%)であり、その73.6%がスポーツ中も人工内耳を装用していた。人工内耳体外機器の故障はほとんどが経験しており、その内容としてはケーブル断線、プロセッサやコイルの故障、サビなどがみられたが、スポーツによるインプラントの故障例はなかった。スポーツ経験者は体外機器の落下、コミュニケーションの困難さ、汗・雨などで濡れるといった不便さを有しており、工夫や注意をすることで対処していた。人工内耳装用児はスポーツ参加において留意は必要であるが、過剰に制限を加える必要はない。医療、療育者として適切な情報提供や指導を心がけたい。(著者抄録)

J-GLOBAL

researchmap

頸部リンパ管腫に合併した滲出性中耳炎の1例

大道亮太郎, 菅谷明子, 前田幸英, 片岡祐子, 假谷伸, 西崎和則

耳鼻咽喉科臨床補冊 ( 補冊146 ) 99 - 99 2016.6

岡山県における小児難聴例の診断時期の検討

片岡祐子, 鳥越暁子, 菅谷明子, 大道亮太郎, 前田幸英, 福島邦博

小児耳鼻咽喉科 37 ( 2 ) 129 - 129 2016.5

当科における小児両側人工内耳50例の検討

長安吏江, 菅谷明子, 假谷伸, 福島邦博, 片岡祐子, 前田幸英, 大道亮太郎, 西崎和則

小児耳鼻咽喉科 37 ( 1 ) 64 - 70 2016.4

Language：Japanese Publisher：日本小児耳鼻咽喉科学会

平成26年の小児人工内耳手術のガイドラインの改正により,今後は人工内耳手術の低年齢化および両側人工内耳の症例が増えると予想される。両側人工内耳手術の効果については,本邦ではまだ報告が少なく,その検証が必要である。当科ではこれまでに50例の小児両側人工内耳症例を経験しており,その背景因子や術後の聴取能,言語発達等について検討した。当科では平成14年4月から平成27年1月までに50名の小児(18歳未満)が両側人工内耳手術を受けていた。これらの児のうち37名が新生児聴覚スクリーニングにて両耳要精密検査とされ,その全例が早期補聴をなされており,両側人工内耳術後の聴力閾値は3分法にて38.0dBから32.1dBへと,また語音明瞭度も72.5%から87.8%へと一側の人工内耳装用時よりも改善していた。言語発達についてはまだ十分なデータがないため,今後長期的なフォローアップを行う必要があると考える。(著者抄録)

J-GLOBAL

researchmap

初回手術後に長期間経過して対側人工内耳埋込術を施行された高度感音難聴児6例の検討

菅谷明子, 福島邦博, 假谷伸, 長安吏江, 片岡祐子, 前田幸英, 大道亮太郎, 西崎和則

日本耳鼻咽喉科学会会報 119 ( 4 ) 619 - 619 2016.4

純音聴力閾値上昇を呈した聴覚情報処理障害の小児例

前田幸英, 菅谷明子, 片岡祐子, 大道亮太郎, 假谷伸, 福島邦博, 西崎和則

日本耳鼻咽喉科学会会報 119 ( 4 ) 618 - 618 2016.4

頭蓋内浸潤を生じた蝶形骨洞真菌症の2例剖検所見を含めて

金井健吾, 平田裕二, 中村聡子, 大道亮太郎, 岡部洋平, 堀泰高, 岡野光博, 西崎和則

日本鼻科学会会誌 54 ( 4 ) 509 - 518 2015.12

Language：Japanese Publisher：(一社)日本鼻科学会

浸潤型蝶形骨洞真菌症に対し,緊急内視鏡下鼻副鼻腔手術(ESS)を施行し,抗真菌薬を投与したが,頭蓋内浸潤を生じ,最終的に不幸な転機をたどった2例を経験したので,剖検所見からの考察を含め報告する。症例1は61歳男性。主訴は頭痛,左視力低下。CT・MRIにて浸潤型蝶形骨洞真菌症が疑われ,緊急ESSを施行。左蝶形骨洞に真菌塊と骨破壊を認めた。病理組織検査では,真菌ではあるが菌種の確定診断には至らなかった。左視力の改善は認めなかったが,頭痛は軽快した。その後,対側の右視力低下を認め,最終的にくも膜下出血を発症し永眠された。症例2は82歳男性。主訴は頭痛,右視力低下。CT・MRIで浸潤型蝶形骨洞真菌症の診断で緊急ESSを施行。右蝶形骨洞を開放し真菌塊を認め,アスペルギルスが確認された。右視力の改善は認めなかったが,頭痛は軽快した。術後8ヵ月後に頭痛の再燃,左視力低下が出現した。CT・MRIで真菌の左蝶形骨洞への浸潤が疑われ,左蝶形洞を開放したが粘膜浮腫のみで真菌塊は認めなかった。その後,心不全が増悪し永眠された。剖検所見では,洞内の粘膜表面には真菌感染を認めなかったが,真菌の頭蓋内浸潤を認めた。真菌の動脈壁浸潤により動脈瘤が形成され,くも膜下出血に至ることがあり,MRAなどによる定期的な経過観察が必要と思われた。また,頭蓋底領域深部に真菌が浸潤している場合は,表層粘膜の検査では確認できない可能性が示唆された。(著者抄録)

researchmap

当科で経験した呼吸上皮腺腫様過誤腫の1例

大道亮太郎, 岡野光博, 檜垣貴哉, 春名威範, 小山貴久, 藤原瑠美, 西崎和則

日本鼻科学会会誌 54 ( 3 ) 450 - 450 2015.9

人工内耳装用者のスポーツ時における問題に関するアンケート調査

片岡祐子, 菅谷明子, 前田幸英, 假谷伸, 大道亮太郎, 福島邦博, 西崎和則

Otology Japan 25 ( 4 ) 673 - 673 2015.9

人工内耳装用者のピッチ弁別およびプロソディーによる感情理解に関する研究

菅谷明子, 福島邦博, 長安吏江, 假谷伸, 前田幸英, 片岡祐子, 大道亮太郎, 西崎和則

Otology Japan 25 ( 4 ) 671 - 671 2015.9

鼻副鼻腔粘膜生検により判明したMPO-ANCA陽性多発血管炎性肉芽腫症(Wegener肉芽腫症)の2例

小山貴久, 岡野光博, 藤原瑠美, 大道亮太郎, 石原久司, 野山和廉, 春名威範, 檜垣貴哉, 竹内彩子, 假谷伸, 赤木成子, 西崎和則

日本鼻科学会会誌 54 ( 3 ) 434 - 434 2015.9

慢性副鼻腔炎における黄色ブドウ球菌毒素の検討

春名威範, 岡野光博, 檜垣貴哉, 假谷伸, 野山和廉, 藤原瑠美, 小山貴久, 大道亮太郎, 西崎和則

日本鼻科学会会誌 54 ( 3 ) 415 - 415 2015.9

好酸球性副鼻腔炎に対する黄色ブドウ球菌プロテインA-免疫複合体の炎症制御作用自己血清を用いた検討

岡野光博, 仮谷伸, 檜垣貴哉, 春名威範, 野田洋平, 野山和廉, 牧原靖一郎, 金井健吾, 小山貴久, 藤原瑠美, 大道亮太郎, 西崎和則

日本鼻科学会会誌 54 ( 3 ) 389 - 389 2015.9

顔面神経麻痺、感音難聴を呈した髄膜癌腫症の2例

大道亮太郎, 前田幸英, 假谷伸, 片岡祐子, 菅谷明子, 西崎和則

Otology Japan 25 ( 4 ) 730 - 730 2015.9

脳表ヘモジデリン沈着症に伴う進行性高度感音難聴に対し人工内耳埋め込み術を行い良好な経過を得た1例

大道亮太郎, 假谷伸, 菅谷明子, 片岡祐子, 前田幸英, 西崎和則

耳鼻咽喉科臨床補冊 ( 補冊142 ) 106 - 106 2015.6

人工内耳埋め込み術を施行したWaardenburg症候群の2例

大道亮太郎, 菅谷明子, 前田幸英, 片岡祐子, 假谷伸, 福島邦博, 西崎和則

小児耳鼻咽喉科 36 ( 2 ) 224 - 224 2015.4

福山型先天性筋ジストロフィー患児に対する人工内耳埋め込み術

假谷伸, 片岡祐子, 前田幸英, 菅谷明子, 大道亮太郎, 西崎和則

日本耳鼻咽喉科学会会報 118 ( 4 ) 492 - 492 2015.4

喉頭全摘後の咽頭皮膚瘻に対し陰圧閉鎖療法を施行した症例

平田裕二, 金井健吾, 大道亮太郎

香川県立中央病院医学雑誌 34 7 - 11 2015.3

Language：Japanese Publisher：香川県立中央病院

喉頭全摘後の咽頭皮膚瘻に対して、陰圧閉鎖療法(NPWT:negative pressure wound therapy)を使用した。唾液瘻確認から経口摂取開始までは63日(術後70日)であり、従来の方法に比較して早期に経口摂取が開始できた。陰圧閉鎖療法により唾液がコントロールできるため、感染コントロール、創傷治癒促進を可能にした。また同時に、頸部処置回数が大幅に減り、患者・医療スタッフ双方の負担軽減に貢献できた。(著者抄録)

researchmap

頭蓋内浸潤を認めた浸潤型蝶形骨洞真菌症の2例

金井健吾, 平田裕二, 大道亮太郎

日本鼻科学会会誌 53 ( 3 ) 393 - 393 2014.9

舌根部に発生した成人型横紋筋腫症例

平田裕二, 金井健吾, 大道亮太郎

口腔・咽頭科 27 ( 3 ) 328 - 328 2014.8

鼻出血を契機に発見された鼻腔原発のglomangiopericytomaの1例

大道亮太郎, 假谷伸, 岡野光博, 牧原靖一郎, 小野田友男, 江口元治, 西崎和則

頭頸部外科 23 ( 2 ) 141 - 144 2013.10

Language：Japanese Publisher：(NPO)日本頭頸部外科学会

glomangiopericytomaは鼻副鼻腔原発の血管周囲筋様細胞の表現型を伴う境界から低悪性度の新生物である。その発生頻度は全鼻副鼻腔腫瘍のうち1%以下とされており、非常にまれな腫瘍である。この腫瘍は従来hemangiopericytomaの一亜型とされてきたが、一般的な軟部組織に発生するhemangiopericytomaとは発生部位、生物学的挙動、組織学的特徴の観点から区別され、2005年のWHO基準にて正式に疾患分類として登録された。比較的新しい疾患概念であることなどから、hemangiopericytomaとの鑑別が十分なされていないことがあり、注意を要する疾患とされている。われわれは今回鼻出血を主訴に来院した右鼻腔原発のglomangiopericytomaに対し、内視鏡下に切除手術を施行し、良好な経過を得た1例を経験したので報告する。(著者抄録)

DOI： 10.5106/jjshns.23.141

CiNii Article

researchmap

Other Link： http://search.jamas.or.jp/link/ui/2014086069

CDDP+5-FU+Cetuximabの腎機能障害について

仲川三春, 笠井実和, 山田佳奈, 鎌田瑞菜, 細田美穂, 野崎純子, 宮川真澄, 大道亮太郎, 金井健吾, 上田裕, 川上公宏

日本癌治療学会誌 48 ( 3 ) 3019 - 3019 2013.9

当院における免疫療法の検討急速法を中心に

金井健吾, 堀泰高, 大道亮太郎, 岡部洋平, 岡野光博

耳鼻咽喉科免疫アレルギー 31 ( 2 ) 175 - 175 2013.6

耳漏を主訴に来院した扁桃周囲膿瘍の1例

大道亮太郎, 片岡祐子, 石原久司, 西崎和則

日本耳鼻咽喉科感染症研究会会誌 31 ( 1 ) 175 - 178 2013.5

Language：Japanese Publisher：日本耳鼻咽喉科感染症研究会

79歳女性。関節リウマチ、糖尿病、高血圧症、右人工股関節留置ほか、原因不明のS状結腸穿孔後ストーマ留置の既往歴があり、プレドニゾロン+タクロリムス水和物などを内服中であった。今回、左耳の耳漏を主訴に近医を受診、外耳炎と診断され、点耳治療中であったが、耳漏が改善せず、食事摂取時の耳漏流出が止らないため、著者らの施設へ来院となった。初診時、採血で炎症所見が認められ、即日入院となり、Chiari点を中心とした扁桃周囲の切開排膿、更に超音波ガイド下に穿刺排膿およびCEZ+CLDMの投与が行われた。その結果、入院第4病日目には炎症所見はやや改善したがALPが高値のためCLDMの影響と考え中止した。以後、第5病日目には膿瘍および耳漏の培養の結果から、Streptococcus anginosusが原因菌と判明したため抗菌薬をアンピシリンに変更、第8病日目にはCRP値が正常化し、第10病日目に経過良好で退院となった。以上より、深頸部感染症は糖尿病・高血圧・慢性腎不全・慢性肝炎などの基礎疾患を有する症例で多くみられ、本症例も基礎疾患が多岐にわたることから今後の厳重な経過観察が必要と考えられた。

researchmap

内耳奇形に伴う髄液漏出のため反復性髄膜炎を認めた一例

小山貴久, 片岡祐子, 大道亮太郎, 西崎和則

日本耳鼻咽喉科感染症研究会会誌 31 ( 1 ) 77 - 80 2013.5

Language：Japanese Publisher：日本耳鼻咽喉科感染症研究会

16歳男性。幼少時より右高度感音難聴があった。今回、意識障害で前医に救急搬送され、細菌性髄膜炎の診断にてCeftriaxone(CTRX)投与のもとICU入院加療となった。頭痛・嘔吐は改善したが、CRPは陰転化せず、CTにて中耳陰影、内耳奇形を疑われ、原因精査目的で著者らの施設へ紹介となった。来院時、右鼓膜は膨隆し軽度混濁していたが発赤はなかった。だが、右耳管咽頭口よりは透明な液体の流出がみられた。また、左鼓膜は正常で、純音聴力検査では右側は聾、左側は正常であった。一方、側頭骨CTでは右鼓室内・乳突腔内に貯留液様の軟部陰影がみられ、右蝸牛は低形成で、蝸牛と前庭は癒合し、内耳道底の隔壁の欠損が疑われた。以上より、本症例は内耳奇形(Incomplete partition type I)に伴う髄液漏出による細菌性髄膜炎と診断され、髄液からはStreptcoccus pneumoniaeが検出された。治療として内耳開窓閉鎖術を施行したところ、術後4日目より耳内は乾燥、耳管咽頭口からの髄液漏出は認めずCRPも陰性化した。目下、術後3ヵ月経過で液漏出や髄膜炎の再発は認められていない。

researchmap

Charcot-Marie-Tooth病に感音難聴を合併し、ステロイド依存性難聴様の経過を示した小児の1例

福島邦博, 前田幸英, 大道亮太郎, 牧野琢丸, 片岡祐子, 假谷伸, 西崎和則

耳鼻咽喉科臨床補冊 ( 補冊133 ) 83 - 83 2012.7