2024/01/31 更新

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フジイ マサノリ
藤井 昌学
FUJII Masanori
所属
医歯薬学域 准教授(特任)
職名
准教授(特任)
外部リンク

学位

  • 医学博士 ( 2012年3月   岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 )

  • 博士(医学) ( 岡山大学 )

研究分野

  • ライフサイエンス / 呼吸器内科学  / 肺癌、睡眠時無呼吸症候群、睡眠学、老年医学、サルコペニア/フレイル

 

論文

  • Phase II trial of gefitinib in combination with bevacizumab as first-line therapy for advanced non-small cell lung cancer with activating EGFR gene mutations: The okayama lung cancer study group trial 1001

    Ichihara, E.| Hotta, K.| Nogami, N.| Kuyama, S.| Kishino, D.| Fujii, M.| Kozuki, T.| Tabata, M.| Harada, D.| Chikamori, K.| Aoe, K.| Ueoka, H.| Hosokawa, S.| Bessho, A.| Hisamoto-Sato, A.| Kubo, T.| Oze, I.| Takigawa, N.| Tanimoto, M.| Kiura, K.

    2015年

  • Aberrant DNA methylation profile in pleural fluid for differential diagnosis of malignant pleural mesothelioma

    Fujii, M.| Fujimoto, N.| Hiraki, A.| Gemba, K.| Aoe, K.| Umemura, S.| Katayama, H.| Takigawa, N.| Kiura, K.| Tanimoto, M.| Kishimoto, T.

    2012年

  • CD26 overexpression is associated with prolonged survival and enhanced chemosensitivity in malignant pleural mesothelioma

    Aoe, K.| Amatya, V.J.| Fujimoto, N.| Ohnuma, K.| Hosono, O.| Hiraki, A.| Fujii, M.| Yamada, T.| Dang, N.H.| Takeshima, Y.| Inai, K.| Kishimoto, T.| Morimoto, C.

    2012年

共同研究・競争的資金等の研究

  • EGFR肺癌のdrug-tolerant cells形成機序解明による治療法創出

    研究課題/領域番号:19K23930  2019年08月 - 2022年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  研究活動スタート支援

    藤井 昌学

      詳細を見る

    配分額:2860000円 ( 直接経費:2200000円 、 間接経費:660000円 )

    上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子に活性型変異を有する肺腺癌に対してEGFR-TKIが奏効する。第三世代EGFR-TKIの一つであるオシメルチニブは臨床診療において活性型EGFR遺伝子変異陽性肺癌に対する第一選択薬となっている(Soria JC, et al. N Engl J Med 2018; 378: 113-125)。しかし、第一・第二世代と同様、第三世代EGFR-TKIも耐性獲得が既に報告されてきており、奏効した症例もほぼ例外なく耐性を獲得することから新たな治療アプローチの開発は必須である。申請者は、新たなアプローチとして耐性出現前のdrug-tolerant persisters(DTPs)の形成阻害に着目してきた。我々はすでに、β-cateninがEGFR遺伝子変異陽性肺癌において発癌に重要であること(Nakayama,S.et al,2014)を示しているが、β-cateninの制御がEGFR-TKIの耐性にも関与することをマウスモデルを用いて検証を行った。また最近の研究にて抗アポトーシス遺伝子BCL2L1の遺伝子産物であるBCL-XLはDTPsのkey playerであることが示唆されている。実際に、申請者らが作製したEGFR肺癌マウスモデルにおいて条件的にBCL2L1をノックアウトすることによりEGFR-TKIの耐性獲得は認められていないことを確認したが、実際にβ-cateninのコンディショナルノックアウトマウスにおいてもBCL-XLの発現が低下していることを確認した。
    また細胞株の実験にて、β-catenin経路の阻害がDTP形成阻害することを確認し、そのメカニズムについての詳細も明らかにした。現在、欧文誌に投稿しており、Revise中である。

    researchmap

 

担当授業科目

  • 呼吸器系(臓器・系別統合講義) (2023年度) 特別  - その他