研究者詳細 - 枝園　忠彦

論文 - 枝園　忠彦

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悪性中皮腫に対するin vitro及びin vivoのGefitinib(Iressa)の抗腫瘍効果(Antitumor effect by Gefitinib(Iressa)against malignant mesothelioma in vitro and in vivo)

原文堅, 青江基, 豊岡伸一, 平成人, 枝園忠彦, 高畠大典, 吉冨誠二, 高橋寛敏, 石部洋一, 小笠原豊, 土井原博義, 清水信義

日本癌治療学会誌 38 ( 2 ) 767 - 767 2003年9月

原発性乳癌におけるepidermal growth factor receptor(EGFR)の発現と予後の検討ホルモンレセプターとの相関を中心に

土井原博義, 平成人, 吉富誠二, 枝園忠彦, 原文堅, 高橋寛敏, 石部洋一, 清水信義, 高嶋成光

乳癌の臨床 18 ( 3 ) 254 - 259 2003年6月

記述言語：日本語出版者・発行元：(株)篠原出版新社

原発性乳癌手術症例309例を対象に,Epidermal Growth Factor Receptor(EGFRの発現とホルモンレセプター,予後の関連について比較検討した.その結果,平均観察期間74.6ヵ月で,EGFR(+)を認めた症例は121例(39.2%)であった.EGFR(+)群は閉経前症例,Stage進行例が有意に多かった.EGFRはホルモンレセプターの発現と有意な逆相関を示し,EGFR(+)ER(-)群は有意に5年健存,生存率が不良で,EGFR(-)PgR(+)群では有意に予後良好であった.なお,補助療法とEGRFの発現からみた生存曲線では,内分泌療法,化学療法ともEGRF(+)と(-)群の間の生存率に有意差はみられなかった.以上より,EGFRは予後予測因子の指標として重要であると思われた

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乳癌の左眼脈絡膜転移の1例

枝園忠彦, 土井原博義, 平成人, 清水信義

日本臨床外科学会雑誌 = The journal of the Japan Surgical Association 64 ( 5 ) 1082 - 1085 2003年5月

記述言語：日本語出版者・発行元：日本臨床外科学会

臨床的に稀な乳癌の脈絡膜転移症例を経験した.症例は56歳の女性.平成8年近医にて左乳癌に対し乳房温存療法が行われ, 1年後に頸部リンパ節転移, 2年後に局所再発が認められたため化学療法が行われた.さらに平成13年6月多発性肝転移が明らかとなり再度化学療法が行われていたが,同年9月ころより左霧視を自覚し始めたため再度当院紹介となった.左視神経乳頭が軽度腫脹し周囲に漿液性網膜剥離を認めた.超音波上脈絡膜の肥厚を,頭部CT上左眼球後面に径1.3cmの扁平な腫瘍陰影を認め,乳癌の脈絡膜転移の診断となった.患者のQOLを良好に保つために放射線治療の適応も考えられたが,患者が拒否したためそれ以上の治療は行われなかった.乳癌治療の進歩による生存期間の延長により今後脈絡膜転移の発見が増加すると考えられた.

DOI： 10.3919/jjsa.64.1082

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乳癌株MDA-MB-231に対する上皮性増殖因子受容体阻害剤(ZD1839;Iressa)のmigration抑制効果及び細胞内リン酸化経路の検討

枝園忠彦, 平成人, 高橋寛敏, 吉冨誠二, 石部洋一, 青江基, 土井原博義, 清水信義

日本癌治療学会誌 37 ( 2 ) 510 - 510 2002年9月

食道癌細胞株に対するZD-1839(Iressa)と放射線の併用効果の検討

平成人, 太田徹哉, 土井原博義, 枝園忠彦, 高橋寛敏, 吉富誠二, 石部洋一, 寺本淳, 青江基, 清水信義

日本癌治療学会誌 37 ( 2 ) 388 - 388 2002年9月

眼球摘出後25年を経て孤立性肺転移を来たした脈絡膜悪性黒色腫の1切除例

枝園忠彦, 前田宏也, 高尾智也, 山本寛斉, 宇高徹総, 大屋崇

日本呼吸器外科学会雑誌 = The journal of the Japanese Association for Chest Surgery 16 ( 5 ) 635 - 639 2002年7月

記述言語：日本語出版者・発行元：特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会

悪性黒色腫は皮膚, リンパ節, 肺, 肝などに転移するため予後不良の疾患とされ, また遅発性の転移を認めることも報告されている.<BR>今回我々は, 眼球摘出後25年を経過して肺転移を来たした脈絡膜悪性黒色腫の症例を経験したので報告する.症例は65歳男性で, 1975年に脈絡膜悪性黒色腫にて右眼球摘出術をうけた.2000年9月, 検診にて左下肺野に異常陰影を指摘され当院受診となった.胸部CTにて左上葉舌区 (S⁵) に孤立性の腫瘍陰影を認め, CTガイド下に行った経皮的穿刺吸引細胞診の結果, 悪性黒色腫の診断に至った.これに対し左上葉切除術を施行した.病理組織検査にて葉気管支間リンパ節および葉気管支周囲リンパ節に転移を認めた.術後8ヶ月の現在再発を認めていない.悪性黒色腫の既往を持つ患者に対しては, 転移を念頭においた長期の経過観察が必要であり, 転移を早期に発見し積極的治療を行うことが有用であると感じた.

DOI： 10.2995/jacsurg.16.5_635

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絞扼性イレウスを発症したS状結腸間膜内ヘルニアの1例

奥谷大介, 枝園忠彦, 宗淳一, 宇高徹総

日本臨床外科学会雑誌 62 ( 3 ) 817 - 820 2001年3月

記述言語：日本語出版者・発行元：日本臨床外科学会

80歳男.腹痛,嘔吐を主訴とした.受診時,腹部全体に圧痛を認めたが,腹膜刺激症状はなかった.腹部X線,CTでニボー,腹水を認め,イレウスと診断した.イレウス管留置による保存的治療を行ったが,症状の改善を認めず,発症後4日目に手術を施行した.開腹すると,S状結腸間膜右葉に10cmに異常裂孔を開口部とするヘルニア嚢を認めた.そのヘルニア内容物はTreitz靱帯から10cmの部位より160cmの小腸であり,それに続く肛門側の小腸が捻転して壊死に陥っていた.壊死腸管は70cmであり,壊死腸管を含む120cmの小腸切除と裂孔部の閉鎖を行って手術を終了し,術後22日目に退院となった.S状結腸間膜内ヘルニアとして,本例は本邦13例目であった.腹部外傷や開腹手術の既往歴がなく,イレウスで発症した症例では,内ヘルニアによる絞扼性イレウスを念頭に置き,早期診断と治療を考慮すべきである

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胸骨下部切開による大動脈弁置換手術における手術体位の工夫

曽我部長徳, 大屋崇, 白川和豊, 水田稔, 前田宏也, 宇高徹総, 宗淳一, 奥谷大介, 枝園忠彦

The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY 49 ( Suppl. ) 116 - 116 2001年3月