Language：Japanese   Publisher：岡山県立大学保健福祉学部  

本研究は、乳児期に形成される基本的信頼感によって成す親への愛着が、子のアイデンティティ形成に重要な自己決定力の獲得への影響を明らかにすることを目的とした。A大学の学生を対象に無記名自記式質問紙調査を実施し、244名(有効回答率94.2%)を分析対象とした。親への愛着は愛着尺度、自己決定力は心理的自立尺度を用い、因子分析を実施し愛着2因子と心理的自立6因子を抽出後、偏相関・単回帰分析を用いて因子間の関連性を分析した。結果、愛着尺度下位因子の「愛着不安」は、心理的自立尺度および下位因子である「自己統制・客観視」、「価値判断・実行」、「適切な対人関係」、「現在把握・将来志向」を有意に抑制(p<.01)していた。乳幼児期の親への愛着形成は、青年期の自己決定に大きく影響しており、看護職として親子の愛着形成のために予防的視点で早期介入し育児支援を行うことが重要である可能性が示唆された。(著者抄録)

researchmap

Other Link： https://search.jamas.or.jp/default/link?pub_year=2024&ichushi_jid=J04443&link_issn=&doc_id=20240410590005&doc_link_id=https%3A%2F%2Foka-pu.repo.nii.ac.jp%2Frecords%2F2000076&url=https%3A%2F%2Foka-pu.repo.nii.ac.jp%2Frecords%2F2000076&type=%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6%EF%BC%9A%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%AD%A6%E8%A1%93%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%83%AA%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%83%88%E3%83%AA&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F80061_3.gif

Language：Japanese   Publisher：岡山県立大学保健福祉学部  

本研究は、子どもの睡眠と愛着形成の関連性を明らかにし、虐待児の早期発見・保護,ひいては親に適切な愛着形成の方法の指導や支援を検討することを目的とした。子どもの睡眠は日本版幼児睡眠質問票、愛着形成はアタッチメント行動チェックリスト(ABCL)を用いた。保育園に通う3歳児の子を持つ親を対象に無記名自記式質問紙調査を実施し、110人(回収率81.9%、有効回答率75.8%)を分析対象とした。日本版幼児睡眠質問票項目について因子分析を行い、抽出された6因子と愛着形成の3因子の関連性を分析した結果、「睡眠習慣の乱れによる寝起きの悪さ」「昼間の居眠り」「昼間の観察された眠気」「日中の注意力散漫」は愛着形成の1因子である「感情調節不全」と関連性があった。睡眠問題の改善を考える際、「感情調節不全」について愛着形成の評価を行う支援が有効である可能性が示唆された。(著者抄録)

researchmap

Other Link： https://search.jamas.or.jp/default/link?pub_year=2024&ichushi_jid=J04443&link_issn=&doc_id=20240410590007&doc_link_id=https%3A%2F%2Foka-pu.repo.nii.ac.jp%2Frecords%2F2000078&url=https%3A%2F%2Foka-pu.repo.nii.ac.jp%2Frecords%2F2000078&type=%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6%EF%BC%9A%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%AD%A6%E8%A1%93%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%83%AA%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%83%88%E3%83%AA&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F80061_3.gif

Authorship：Lead author   Language：Japanese   Publisher：(公社)日本母性衛生学会  

【目的】SIDSの多い冬季に乳児と母親の寝室内照度,寝床内気候,睡眠の実態を比較し問題点を検討することを目的とした。【方法】生後2～3ヵ月の乳児と母親5組を対象に冬季に在宅で3夜,寝室内温湿度と照度,寝床内気候,アクチグラフによる睡眠を測定した。母親には睡眠日誌,寝具,寝衣の調査用紙の記載,起床時に寝床内温冷感,湿潤感の主観調査を実施した。【結果】就寝時の寝室内の照度は0.1±0.6lx,授乳時の最高照度は96.4lxであった。寝床内温湿度は,背部,足部ともに乳児が母親より有意に高かった(p<0.01)。睡眠変数は母子間で有意差はなかった。【結語】SIDS予防を含めた睡眠環境調整及び睡眠について養育者に情報提供や相談を行う必要性が示唆された。また,冬季において,乳児の寝床内温湿度は母親より高いことから,乳児の就寝時には発汗の有無の確認を推奨したいと考える。(著者抄録)

researchmap

Language：Japanese   Publisher：岡山県立大学保健福祉学部  

本稿は、岡山県立大学大学院前期課程の専攻共通科目である「国際コミュニケーション特論」で取り上げたコーパス言語学と内容分析を用いて、履修者が共同執筆者として各自の研究テーマの一端を解明するものである。本稿では、分析対象として共通の看護社会福祉領域コーパスを作成し、それを基に分析対象語を抽出した。そして、分析対象語を含む言葉の意味的まとまり(ディスコースおよびディスコース・セグメント)に対して内容分析を試みた。本稿は、複数の執筆者によるオムニバス的論考であるため、考察結果も様々であるが、看護学および社会福祉学領域へのコーパス言語学的アプローチの推進のために、速報的・記録的にまとめた研究プロポーザル的要素を含むものである。(著者抄録)

researchmap

Other Link： https://search.jamas.or.jp/default/link?pub_year=2020&ichushi_jid=J04443&link_issn=&doc_id=20200617420013&doc_link_id=https%3A%2F%2Foka-pu.repo.nii.ac.jp%2Frecords%2F2366&url=https%3A%2F%2Foka-pu.repo.nii.ac.jp%2Frecords%2F2366&type=%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6%EF%BC%9A%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%AD%A6%E8%A1%93%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%83%AA%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%83%88%E3%83%AA&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F80061_3.gif

Language：Japanese   Publisher：JAPAN SOCIETY OF NINGEN DOCK  

DOI： 10.11320/ningendock1986.13.57

CiNii Article

CiNii Books

researchmap

J-GLOBAL

researchmap

Language：Japanese   Publisher：(一社)日本公衆衛生看護学会  

researchmap