Degree
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学術 ( 2012.3 倉敷芸術科学大学大学院 )
Education
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Kurashiki University of Science and the Arts Graduate School Graduate School of Humanities and Science Master's Program in Science and Humanities
2010.4 - 2012.3
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Kurashiki University of Science and the Arts 生命科学部 生命動物科学科
2006.4 - 2010.3
Research History
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Okayama University
2023.4
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Okayama University 総合技術部 機器分析・動植物資源技術課
2023.4
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Okayama University Advanced Science Research Center
2021.4 - 2023.3
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Okayama University
2020.12
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Okayama University
2018.1
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Okayama University Advanced Science Research Center
2017.7 - 2021.3
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Okayama University 公益社団法人 日本実験動物協会認定
2015.7
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Okayama University 自然生命科学研究支援センター
2012.8 - 2017.6
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Okayama University 自然生命科学研究支援センター 動物資源部門
2012.4 - 2012.7
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Okayama University 公益財団法人 日本実験動物協会認定
2011.2
Professional Memberships
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Japanese Association for Experimental Animal Technologists
2012.6
Books
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動物福祉と環境保全に配慮した実験用マウス飼育管理方法の最適化についての研究
石原すみれ(10-13)
岡山実験動物研究会報 2023.12
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母マウスが望む環境エンリッチメントとは? ~環境エンリッチメント選びを考える~
石原すみれ(18-21)
岡山実験動物研究会報 2019.6
Presentations
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動物実験施設における動物福祉と環境保全に配慮した床敷の選択に関する検討
石原すみれ
第47回生理学技術研究会 2025.2.21
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仕事にやりがいを持てる工夫~ワクワクを大切にして働きたい~
石原すみれ
第58回日本実験動物技術者協会総会 2024.10.12
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岡山大学におけるマウス/ラット実技講習会の今後の展望について
石原すみれ, 平山晴子, 赤木佐千子, 藤井匡寛, 岸田愛, 樅木勝巳
第57回 日本実験動物技術者協会総会 2023.10.20
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動物福祉と環境保全に配慮した実験用マウス飼育管理方法の最適化について
石原すみれ
第44回生理学技術研究会 2022.2.18
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大学技術職員から動物実験施設利用者への発信
石原すみれ
第55回日本実験動物技術者協会総会 2021.10.14
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学会託児設置に関するアンケート報告 -技術系職員の働き方について-
石原すみれ
第53回日本実験動物技術者協会総会 2019.10.26
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Helicobacter hepaticus の検疫方法に関する検討
石原すみれ, 平山晴子, 樅木勝巳
第53回日本実験動物技術者協会総会 2019.10.25
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学内の研究者向け動物実験手技映像教材の制作
石原すみれ, 赤木佐千子, 橋本春菜, 矢田範夫, 平山晴子, 樅木勝巳
第41回生理学技術研究会 2019.2.14
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岡山大学における研究者を対象としたマウス/ラット実技講習会開催の試み
石原すみれ, 平山晴子, 赤木佐千子, 橋本春菜, 仲原生子, 矢田範夫, 上山和貴, 藤井匡寛, 樅木勝巳
第52回日本実験動物技術者協会総会 2018.10.5
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母マウスが望む環境エンリッチメントとは?環境エンリッチメント選びを考える
石原すみれ
第44回国立大学法人動物実験施設協議会 技術職員懇談会 2018.6.8
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マウスの哺育放棄減少を目的とした環境エンリッチメント選びに関する研究
石原すみれ
第40回生理学技術研究会 2018.2.16
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子育て中の女性実験動物技術者による小規模施設の管理・運営~地域の子育て支援サービスの活用~
石原すみれ, 平山晴子, 矢田範夫, 樅木勝巳
第51回日本実験動物技術者協会総会 2017.10.14
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岡山大学における子育て支援制度とその利用の実際~契約職員の立場から~
石原すみれ, 平山晴子, 矢田範夫, 樅木勝巳
第49回日本実験動物技術者協会総会 2015.10.10
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理・工・教育学部を対象とした動物実験施設の管理・運営
石原すみれ, 平山晴子, 樅木勝巳
第47回日本実験動物技術者協会総会 2013.9.27
Research Projects
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動物実験施設における動物福祉と環境保全に配慮した床敷の選択に関する検討
Grant number:24H02752 2024.04 - 2025.03
日本学術振興会 科学研究費助成事業 奨励研究
石原 すみれ
Grant amount:\450000 ( Direct expense: \450000 )
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動物実験施設における動物福祉と環境保全に配慮した実験用マウス飼育管理方法の最適化
Grant number:21H04333 2021.04 - 2022.03
日本学術振興会 科学研究費助成事業 奨励研究
石原 すみれ
Grant amount:\400000 ( Direct expense: \400000 )
本研究は、動物福祉に配慮するとともに、床敷の使用量、廃棄量、及び床敷の原材料のリサイクルを含めて環境保全の視点から、廃棄物削減に繋がる環境保全に配慮した実験用マウスの飼育管理方法の最適化について検討することを目的とした。
それぞれ長所・短所をもつ一般的に使用されている7種類の床敷において、ICR雄マウス5匹を飼育しているケージ内のアンモニア濃度について調べたところ、5mm角(厚さ1.5mm)の小紙片であるバージンパルプの床敷がアンモニア濃度の上昇を最も抑えることができた。これにより一定期間内でのケージ交換の頻度、床敷廃棄量をいずれも減らせることがわかった。 -
マウスの哺育放棄減少を目的とした環境エンリッチメント選びに関する研究
Grant number:16H00472 2017.04 - 2018.03
日本学術振興会 科学研究費助成事業 奨励研究
石原 すみれ
Grant amount:\510000 ( Direct expense: \510000 )
動物が受けるストレスを軽減させ、well-beingに資することを目的とした環境エンリッチメント製品が数多く市販されている。ところで、マウスの系統維持業務の現場では母マウスの哺育放棄や食殺などストレスに起因すると思われる深刻な事例の発生が少なくない。そこで環境エンリッチメント製品(マウスがその中に身を隠すことができるドーム型のタイプのもの)が母マウスに与えるストレス軽減効果、およびこれによる仔食殺、哺育放棄軽減効果について検討したのが本研究である。
実験ではC57BL/6Jマウスの♂1×♀1でペアを作成し、交配させた。翌朝、膣栓確認により交配成立が確認された段階で、♀マウスをポリカーボネート樹脂製、木製、紙製の3種類の環境エンリッチメント製品使用群及び不使用(対照)群の4群(n=4)に分けて個別飼育を行った。また交配前馴化時、妊娠10日目、15日目と、産後5日目、10日目、15日目、20日目に血液と尿を採取し、血中および尿中のコルチコステロン濃度をストレスマーカーとしてELISA法によって測定した。さらに離乳率を検討した。
その結果、本研究において妊娠期及び哺育期のマウスの血中・尿中コルチコステロン濃度は、環境エンリッチメント製品導入の有無で違いが認められなかった。離乳率は、環境エンリッチメント製品を使用する方がその成績は良い傾向がみられた。また素材別の検討では、使用した床敷きと同じ紙素材のものが最も離乳率が高く、そのほとんどで噛み砕かれ、床敷きと一体となって巣の凹地の一部として使用されていた。一方、環境エンリッチメント製品を入れてもその外で子育てを行うなど活用しているとはいえない事例もあり、離乳成績の向上のためには環境エンリッチメント製品の使用の有無よりも営巣のための凹みの作れる環境がより重要であることが示唆された。