研究者詳細 - 井川　和代

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口腔がん三次元培養治療評価モデルの開発

井川和代

細胞 56 ( 7 ) 47 - 48 2024年6月

口腔がん三次元培養治療評価モデルの開発

井川和代

細胞 56 ( 7 ) 525 - 526 2024年6月

記述言語：日本語出版者・発行元：(株)ニュー・サイエンス社

ヒト臨床においてヒトでの生物試験が理想ですが倫理的な問題があります。そこで,非臨床試験として動物試験における動物愛護の問題,細胞試験における単一種の培養細胞における体内環境の相違などの問題を解決するために,ヒトの生理学的環境を再現した三次元ヒト細胞培養モデルを開発してきました。がん細胞とがん間質の構造を有する三次元ヒト細胞培養口腔がんモデルに対する組織形態学的な治療評価システムを構築し,患者ごとの化学放射線がん治療計画の提供を目指します。(著者抄録)

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口腔癌と口腔粘膜に対する重粒子線照射の影響に関する3次元in vitroモデルを用いた研究

泉健次, 内藤絵里子, 井川和代, 羽賀健太, 小林亮太, 齋藤夕子, 山崎学, 田沼順一, 冨原圭

日本口腔科学会雑誌 72 ( 2 ) 97 - 97 2023年7月

加速器中性子源を用いたBNCTの展開

井川和代, 道上宏之, 藤村篤史

Medical Science Digest 49 ( 4 ) 224 - 226 2023年4月

記述言語：日本語出版者・発行元：(株)ニュー・サイエンス社

がん細胞に集積したホウ素薬剤と放射線である中性子が反応して,がん細胞を細胞レベルで消滅させる"ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)"は,がん周囲の正常細胞への影響が少なく機能温存できるため低侵襲がん治療として期待されています。特に周囲の脳組織に浸潤性に増殖する難治性の悪性脳腫瘍に対しては,わずか1回のBNCTの治療で正常脳を温存して治療効果が得られるためBNCTを組み合わせた集学的初期治療法に期待が高まっております。世界に先駆けて日本では2020年より切除不能な局所再発頭頸部扁平上皮がん又は切除不能な頭頸部非扁平上皮がんに対して臨床研究ではなく医療としてBNCTを受けることができるようになりました。今後,BNCTと他の治療を組み合わせた集学的がん治療により健やかで心豊かに生活できる社会を実現します。(著者抄録)

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正常口腔粘膜細胞と口腔癌細胞を用いた3次元in vitroモデル作製法とその応用

内藤絵里子, 小林亮太, 羽賀健太, 齊藤夕子, 山崎学, 田沼順一, 井川和代, 冨原圭, 泉健次

日本口腔科学会雑誌 71 ( 2 ) 61 - 61 2022年7月

細胞内局在を標的とした新規ホウ素製剤が切り拓く次世代BNCT

藤村篤史, 藤村篤史, 井川和代, 植田愛, 渡辺香里, 道上宏之, 市川康明, 古矢修一

月刊メディカル・サイエンス・ダイジェスト 46 ( 8 ) 535 - 537 2020年

記述言語：日本語出版者・発行元：(株)ニュー・サイエンス社

病院設置型のBPA-BNCT治療システムがいよいよ社会実装されるに至った。今後BNCTががん治療法の一端を担うことになると広く期待されているが、一方で、現行のホウ素薬剤BPAによるホウ素送達が適していないがん種や症例に対しては、異なるメカニズムを有した新たなホウ素製剤の開発が必要である。BPA-BNCTは、F-BPAを用いたPET検査により適応可否が判断できる治療システムであるが、後続するホウ素製剤においても同様に患者層別化が可能であることが求められる。本稿では、我々が最近開発に取り組んでいるBSH製剤を例に、これからのホウ素製剤を用いたBNCTが患者層別化可能な治療法であるためには、どのような観点から開発に取り組むべきかを考察したい。(著者抄録)

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頭頸部腫瘍に対する科学的根拠に基づいたBNCTの確立

井川和代, 王碩, 佐々木朗, 伊原木聰一郎, 冨田秀太, 市川康明, 濱野毅, 須田充, 小川原亮

量子科学技術研究開発機構資料(Web) ( 22 ) 2019年

NEW A6K BORON DRUG DELIVERY SYSTEM FOR CLINICAL APPLICATION OF BORON NEUTRON CAPTURE THERAPY (BNCT)

Hiroyuki Michiue, Asami Fukunaga, Atsushi Fujimura, Kazuyo Igawa, Hideki Matsui, Shuichi Furuya

NEURO-ONCOLOGY 20 73 - 73 2018年11月

BNCT標準化のためのホウ素量と中性子線量の評価解析

濱野毅, 須田充, 小川原亮, 鬼柳善明, 土田一輝, 瓜谷章, 吉橋幸子, 渡辺賢一, 市川豪, 古澤大貴, 佐藤和也, 石川諒尚, 平田悠歩, 松井秀樹, 古矢修一, 小野俊朗, 花房直志, 植田愛, 加来田博貴, 瀧奥真歩, 花房慶郎, 道上宏之, 許家き, 福永麻美, 井川和代, LI Jiatong, MORYTKO Aurelie, 市川康明

量子科学技術研究開発機構資料(Web) ( 17 ) 2018年

病院設置型加速器BNCTの治療手順最適化に関する検討

廣瀬勝己, 加藤貴弘, 井川和代, 瀬戸皖一, 高井良尋, 木村佳奈子, 遠藤大雅, 竹山晃史, 小野崇, 阿左見祐介, 高山香名子, 鈴木志恒, 中村達也, 和田仁, 菊池泰裕

Japanese Journal of Radiology 36 ( Supplement ) 7 - 7 2018年

総合南東北病院におけるホウ素中性子捕捉療法について

井川和代, 瀬戸皖一

日本放射線安全管理学会学術大会講演予稿集 15th 2016年

カスタムメイド人工骨移植後の骨癒合状態の評価

菅野勇樹, 西條英人, 井川和代, 齋藤健太郎, 瀬戸一郎, 森良之, 高戸毅

日本口腔外科学会雑誌 56 ( Suppl. ) 184 - 184 2010年9月

bFGFを結合したテーラーメイド人工骨移植による犬の大きな骨欠損の治療

崔成眞, 井川和代, 劉以立, 本阿彌宗紀, 鈴木茂樹, 望月学, 西村亮平, 鄭雄一, 佐々木伸雄

日本獣医学会学術集会講演要旨集 150th 303 - 303 2010年

カスタムメイド人工骨移植後の移植位置評価

菅野勇樹, 西條英人, 森良之, 井川和代, 近津大地, 飯野光喜, 高戸毅

日本口腔外科学会雑誌 55 ( Suppl. ) 79 - 79 2009年9月

3次元有限要素解析によるインクジェットプリンタを用いた人工骨の構造最適化

井川和代, 西條英人, 菅野勇樹, 近津大地, 飯野光喜, 森良之, 高戸毅, 何建梅

日本口腔外科学会雑誌 55 ( Suppl. ) 80 - 80 2009年9月

口腔乾燥症トレハロース水溶液噴霧による口腔粘膜乾燥・組織障害の軽減・防止効果の検討

森良之, 矢野文子, 井川和代, 山田陽子, 西條英人, 近津大地, 米原啓之, 高戸毅

日本口腔科学会雑誌 57 ( 1 ) 128 - 128 2008年1月

水平方向および垂直方向に連通孔を設置したTailor-made人工骨における骨形成能評価

崔成眞, 李鐘一, 井川和代, 清水庚太郎, 小川博之, 鈴木茂樹, 鄭雄一, 望月学, 西村亮平, 佐々木伸雄

日本獣医学会学術集会講演要旨集 145th 218 - 218 2008年

Development of novel mini-tetrapod bone fillers 査読

K. Igawa, K. Yamamoto, S. Ohba, T. Ogasawara, F. Kugimiya, D. Chikazu, K. Nakamura, H. Kawaguchi, T. Takato, K. Tomizuka, U. Chung

JOURNAL OF BONE AND MINERAL RESEARCH 22 S319 - S319 2007年9月

Tailor-made tricalcium phosphate bone implant directly fabricated by a three-dimensional ink-jet printer

Kazuyo Igawa, Manabu Mochizuki, Osamu Sugimori, Koutaro Shimizu, Kenji Yamazawa, Hiroshi Kawaguchi, Kozo Nakamura, Tsuyoshi Takato, Ryouhei Nishimura, Shigeki Suzuki, Masahiro Anzai, Ung-Il Chung, Nobuo Sasaki

Journal of Artificial Organs 9 ( 4 ) 234 - 240 2006年12月

記述言語：英語

Rapid prototyping (RP) is a molding technique that builds a three-dimensional (3D) model from computer-aided design (CAD) data. We fabricated new tailor-made bone implants (TIs) from α-tricalcium phosphate powder using an RP ink-jet printer based on computed tomography (CT) data, and evaluated their safety and efficacy. CT data of the skulls of seven beagle dogs were obtained and converted to CAD data, and bone defects were virtually made in the skull bilaterally. TIs were designed to fit the defects and were fabricated using the 3D ink-jet printer with six horizontal cylindrical holes running through the implants, designed for possible facilitation of vascular invasion and bone regeneration. As a control, hydroxyapatite implants (HIs) were cut manually from porous hydroxyapatite blocks. Then, craniectomy was performed to create real skull defects, and TIs and HIs were implanted. After implantation, CT was performed regularly, and the animals were euthanized at 24 weeks. No major side effects were observed. CT analysis showed narrowing of the cylindrical holes
bony bridging between the implants and the temporal bone was observed only for TIs. Histological analysis revealed substantial new bone formation inside the cylindrical holes in the TIs, while mainly connective tissues invaded the porous structures in HIs. Bone marrow was observed only in TIs. Osteoclasts were seen to resorb regenerated bone from inside the cylindrical holes and to invade and probably resorb the TIs. These data suggest that TIs are a safe and effective bone substitute, possessing osteoconductivity comparable with that of HIs. © 2006 The Japanese Society for Artificial Organs.

DOI： 10.1007/s10047-006-0347-y

マイクロ細胞培養チップの開発

佐藤香枝, 菊川雄司, 井川和代, 佐藤記一, 鄭雄一, 鄭雄一, 北森武彦, 北森武彦

東京コンファレンス講演要旨集 2006 2006年

3次元プリンターを用いたテーラーメード人工骨の直接造形と移植試験

井川和代, 望月学, 西村亮平, 杉森理, 清水康太郎, 鈴木茂樹, 大庭伸介, 高戸毅, 中村耕三, 川口浩, 佐々木伸雄, 鄭雄一

日本骨代謝学会学術集会プログラム抄録集 24th 276 - 276 2006年

三次元積層造形による立体モデルを用いた手術シミュレーションシステム

西條英人, 井川和代, 鄭雄一, 米原啓之, 高戸毅

日本形成外科学会会誌 25 ( 11 ) 746 - 751 2005年11月

記述言語：日本語出版者・発行元：(一社)日本形成外科学会

今回,われわれは顎顔面手術症例に対して,積層造形法による三次元モデルを用いて手術シミュレーションを行い,その有用性を確認したので報告する.まず,術前のCTデータをStandard Template Library(STL)データとして出力し,これをインクジェット三次元プリンターに入力して,三次元モデルを作製し,このモデルをもとに手術シミュレーションを行い,手術時間の短縮を図ることができた.従来型の光造形モデルはプラスチック製であったために,その切削は生体骨での感触とかけ離れており,非常に労力を要するものであった.また,モデルの作製に費用と時間を費やした.本モデルはワックスコーティングした石膏でできており,生体骨の感触に近い切削が可能で,安価かつ短時間でのモデルの作製が可能であった.しかしながら,現在のところ厳密な咬合を再現した造形モデルの作製は依然としてむずかしいため今後の課題とされた(著者抄録)

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CT画像データを基に3次元造形法により作製した人工骨(CT-Bone)を頭蓋骨欠損の補填に用いた犬の1例

水野智博, 杉森理, 西村亮平, 望月学, 清水康太郎, 鈴木茂樹, 井川和代, 鄭雄一, 佐々木伸雄

獣医麻酔外科学雑誌 36 ( Supplement 2 ) 2005年

骨・軟骨の再生医療

大庭伸介, 井川和代, 中村耕三, 川口浩, 高戸毅, 鄭雄一

日本老年医学会雑誌 41 ( 6 ) 582 - 8 2004年11月

記述言語：日本語出版者・発行元：The Japan Geriatrics Society

従来の医療は分析的手法に基づき病因の発見と除去に主眼をおいていたため, 不可逆性臓器不全を完全に回復させることは困難であった. 再生医療は, 幹細胞を用いて新たに組織や臓器を作り出すことで, この問題を解決しようという新しい医療戦略である. 従来の分析的手法に加え, 新たに統合的手法を必要とされる分野であり, 細胞・足場・分化誘導因子の3つの大きな要素からなる. 細胞に関しては幹細胞生物学の発展に伴い, とくに間葉系幹細胞の骨・軟骨再生医療への応用が精力的に研究されてきた. 足場に関しても, 工学系との連携により多くの有効な生体材料が開発されてきている. 分化誘導因子に関しては, 従来の分析的手法により明らかとなった分化必要因子を軸に研究が進められてきた. しかし, 未だどの要素も臨床的に十分なレベルに達しているとはいえない. 老年医学における骨・軟骨再生医療の対象疾患としては骨粗鬆症・変形性関節症・歯周病などが挙げられ, これらは生命を直接脅かすことは少ないが, 高齢者のQOLを著しく低下させ, その結果として生命予後に影響する重大な疾患である. 高齢者の疾患においては細胞自体の老化・変性が大きな問題であり, 再生医学的発想から研究手法を分析的手法から統合的手法に転換させ, 骨・軟骨再生の十分条件を明らかにすることが必要である. 膨大な候補の中から十分条件を検索するには, 簡便・正確・非侵襲的なスクリーニングシステムの開発が必要であるが, 組織特異的なプロモーターの下流にGFP遺伝子を組み込んだマーカー遺伝子を分化検出器として用いることで, 我々はこの問題を解決しつつある. このマーカー遺伝子を組み込んだ細胞を用いて, 現在我々は骨・軟骨分化に十分なシグナルと薬剤のスクリーニングをすすめている.

DOI： 10.3143/geriatrics.41.582

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