研究者詳細 - 大平　安希子

MISC - 大平　安希子

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分娩後の腹式単純子宮全摘術症例に関する検討

大平安希子, 岡部倫子, 森川恵司, 植田麻衣子, 関野和, 舛本佳代, 小松玲奈, 上野尚子, 中西美恵, 児玉順一

日本周産期・新生児医学会雑誌 52 ( 2 ) 666 - 666 2016年6月

常位胎盤早期剥離を繰り返し3回目の妊娠は異なる転機を示した2例

上村磨矢, 岡部倫子, 森川恵司, 大平安希子, 植田麻衣子, 舛本佳代, 小松玲奈, 上野尚子, 中西美恵, 石田理, 児玉順一

日本周産期・新生児医学会雑誌 52 ( 2 ) 672 - 672 2016年6月

重度の股関節痛に対して周産期管理に苦慮した妊婦の一例

岡部倫子, 洲脇尚子, 森川恵司, 大平安希子, 植田麻衣子, 関野和, 舛本佳代, 小松玲奈, 中西美恵, 児玉順一

日本周産期・新生児医学会雑誌 52 ( 2 ) 799 - 799 2016年6月

輸血後Transfusion Related Acute Lung Injury(TRALI)との鑑別を要したTransfusion Associated Circulatory Overload(TACO)およびたこつぼ型心筋症の1例

兼森美帆, 小川千加子, 甲斐憲治, 大平安希子, 清時毅典, 川井紗耶香, 西田傑, 春間朋子, 楠本知行, 中村圭一郎, 関典子, 平松祐司

現代産婦人科 64 ( 2 ) 293 - 298 2016年5月

記述言語：日本語出版者・発行元：中国四国産科婦人科学会

急激な呼吸困難を呈する急性輸血副作用には、transfusion related acute lung injury(TRALI)やtransfusion associated circulatory overload(TACO)があげられるが、遭遇する頻度は少ない。今回我々は、輸血により急激な呼吸困難を呈しTRALIとTACOの鑑別を要し、原因としてたこつぼ型心筋症が判明した稀な症例を経験したので報告する。症例は59歳で、前医で子宮頸癌が疑われ当科紹介となった。子宮頸癌IVA期と診断、放射線療法の方針とした。貧血のため数回の輸血をした後、第9病日より放射線療法を開始した。第15病日より下痢が認められた。第17病日に再度RCC2単位輸血したところ輸血終了後に発熱・呼吸困難・酸素飽和度低下・皮疹が出現し、CTでは非心原性肺水腫が疑われTRALIと考え初期対応を行った。心疾患除外を目的とした精査を循環器内科に依頼し、翌日にかけて精査施行した。心エコーおよび心電図所見からたこつぼ型心筋症が疑われ、経過から呼吸困難の原因はTACOであったと考えられた。心不全加療を行い呼吸症状および心機能は改善した。TACOの治療には利尿剤を使用するが、TRALIでは循環血液量が過剰状態にないことから利尿剤の投与は無効かつ有害であるとの報告もあり、鑑別は重要であると考えられる。心筋梗塞などの既往のない非高齢者では一般に心機能は問題ないが、担癌状態というストレス下ではどの年齢でも経過中にたこつぼ型心筋症を発症する可能性があり、常に心機能にも留意した管理が必要である。(どの年齢でも担癌状態自体がストレスの一つであるため発症する可能性があり、とくに閉経女性においてはそのリスクが高まると考えられる。)(著者抄録)

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卵巣癌茎捻転の一例

大平安希子, 小池浩文, 岡真由子, 太田友香, 坂口幸吉, 江尻孝平, 平野由紀夫

現代産婦人科 64 ( 2 ) 183 - 187 2016年5月

記述言語：日本語出版者・発行元：中国四国産科婦人科学会

【緒言】卵巣腫瘍茎捻転は婦人科急性腹症として、しばしば経験する疾患である。今回我々は突然の下腹部痛で救急を受診され、左卵巣腫大を認めた患者に対し左卵巣腫瘍茎捻転として緊急開腹卵巣切除術を施行した。その後類内膜腺癌と判明し改めて根治術を施行した一例を報告する。【症例】39歳4経妊3経産。既往歴としては、左異所性妊娠で腹腔鏡下左卵管切除術を施行されている。その後は婦人科受診歴なし。受診当日夕方から強い腹痛が出現し同日当院救急外来を受診された。腹部CTにて腹腔内に10cm大の腫大した左卵巣を認め同日夜間に緊急手術を施行した。開腹左卵巣切除術を施行し術中腹腔洗浄細胞診はclass Iであった。類内膜腺癌G2の診断であった為、約1ヵ月後に再手術を施行した。単純子宮全摘術、右付属器切除術、大網切除術、傍大動脈リンパ節郭清、骨盤リンパ節郭清施行し術中腹腔洗浄細胞診class Iであった。組織結果は複雑型子宮内膜異型増殖症を認めたが、対側卵巣の悪性所見・リンパ節転移・大網転移はいずれも認められなかった。術後補助療法については施行せず、現在外来にて経過観察中である。【結論】卵巣腫瘍茎捻転は良性の疾患に多いとされるが、術後悪性腫瘍と診断される例が稀ながら存在する。救急対応時には十分な精査が施行されず、手術に移行せざるを得ない局面に遭遇する。卵巣腫瘍茎捻転などの救急疾患でも、悪性である可能性を念頭に置きながらの対応が必要である。(著者抄録)

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異なる転帰をとった子宮角部妊娠の2症例

森川恵司, 岡部倫子, 大平安希子, 植田麻衣子, 片山陽介, 関野和, 舛本佳代, 小松玲奈, 依光正枝, 上野尚子, 中西美恵, 石田理, 野間純, 児玉順一

現代産婦人科 64 ( 2 ) 281 - 285 2016年5月

記述言語：日本語出版者・発行元：中国四国産科婦人科学会

子宮角部妊娠は受精卵が子宮角部に着床し、発育するものである。診断が困難で時に生命を脅かす重篤な産科合併症を併発する危険があり、慎重な管理を要する。今回我々は、対照的な転機をとった子宮角部妊娠の2症例を経験したので、文献的考察を加え報告する。症例1は29歳。1経妊0経産。妊娠20週で近医を初診、フォロー中26週に前期破水にて当院へ緊急搬送された。炎症所見なく子宮収縮抑制管理を行ったが、28週に急性発症の下腹部痛と胎児徐脈を認め、non-reassuring fetal status(NRFS)と判断し緊急帝王切開施行した。術中、左子宮角部の菲薄化・暗赤色変性と膨隆、同部位への胎盤付着を認め、左子宮角部妊娠と診断した。児は876g男児、AS 4/9点、直ちにNICU入室となった。母体経過は良好であったが、児は日齢191にChronic lung disease(CLD)のため永眠した。症例2は41歳。3経妊2経産。妊娠初期に胎嚢を子宮内膜とやや離れた位置に認め、右子宮角部妊娠を疑われ10週に当院紹介受診。妊娠継続の希望強くリスクを説明の上厳重に経過観察した。経過中子宮筋層菲薄化を認めたが変化なく、MRIでは癒着胎盤を否定できない所見であった。児は順調に発育し、37週に選択的帝王切開術および癒着胎盤に対し単純子宮全摘術を施行した。術後母体および出生児の経過は良好である。子宮角部妊娠の早期診断は非常に難しいが、妊娠初期に子宮内腔とやや離れてGSが確認される場合には本疾患を鑑別に挙げ、また母児に重篤な合併症を起こしうるリスクの高い妊娠であり人工妊娠中絶を考慮し、妊娠を継続する場合は十分なインフォームド・コンセントと慎重な管理を行い人工早産の計画が検討される。正常妊娠、間質部妊娠と正確に鑑別する方法や予後不良の合併症を予測する方法を確立することが今後の課題と考えられた。(著者抄録)

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当院における先天性消化管閉鎖21症例の臨床的検討

片山陽介, 岡部倫子, 大平安希子, 関野和, 舛本佳代, 小松玲奈, 依光正枝, 上野尚子, 中西美恵, 石田理, 野間純, 児玉順一

日本産科婦人科学会雑誌 68 ( 2 ) 923 - 923 2016年2月