Research Projects -
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自然災害後の子どもへの心理社会的援助プログラム作成のための研究
Grant number:24K05818 2024.04 - 2028.03
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
福地 成
Authorship:Coinvestigator(s)
Grant amount:\3250000 ( Direct expense: \2500000 、 Indirect expense:\750000 )
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令和時代の自然災害と健康危機管理:WHOの研究手法ガイダンスを見据えた研 究推進
Grant number:24LA2001 2024.04 - 2026.03
厚生労働省 厚生労働行政推進調査事業費
小坂健, 香田将英, 野村周平, 大塚理加, 西岡大輔, 坪山(笠岡) 宜代, 市川学, 坪井 基浩, 冨尾 淳
Authorship:Principal investigator
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30-50代女性の自殺要因解明とCBTを柱としたメンタルヘルス支援モデルの構築
Grant number:23K10202 2023.04 - 2026.03
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
岡本 亜紀, 原田 奈穂子, 藤井 宏子, 新井 友子, 香田 将英
Authorship:Coinvestigator(s)
Grant amount:\4550000 ( Direct expense: \3500000 、 Indirect expense:\1050000 )
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Development of a palliative care model for the symptoms and distress of people and their families during disasters.
Grant number:22K10842 2022.04 - 2026.03
Japan Society for the Promotion of Science Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (C) Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
原田 奈穂子
Authorship:Principal investigator
Grant amount:\4160000 ( Direct expense: \3200000 、 Indirect expense:\960000 )
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実践的看護臨床薬理学教育モデル(iDrug)に基づいた新たな教育システムの開発
Grant number:21H03223 2021.04 - 2025.03
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
柳田 俊彦, 江藤 宏美, 礒濱 洋一郎, 茂木 正樹, 木下 由美子, 野間口 千香穂, 杉田 由加里, 池田 龍二, 金岡 麻希, 斉藤 しのぶ, 原田 奈穂子
Grant amount:\16900000 ( Direct expense: \13000000 、 Indirect expense:\3900000 )
本研究では、実践的看護臨床薬理学教育『integrated Drug (iDrug)』を活用し、看護の臨床薬理学教育を学士教育から継続教育までシームレスにつなぐ新たな教育システムを開発する。臨床の現場における頻用薬Top30に関して、看護師-薬剤師-医師の連携のもと、与薬の実践に必要な事項を看護チームで必須かつ共有すべき知識として能動的に学習し、質の高い安全な看護の提供を目指すものである。
そのために、下記の4点を実施した。(1) 処方薬Top30の資料作成 (iDrug シート:看護師のための与薬のしおり) :病棟薬剤師との連携のもとに、各病棟における処方薬Top30 を明らかにする。与薬に必要な様々な情報について、写真やイラストを活用した資料「与薬のしおり」を作成する。 (2) iDrug「与薬のしおり」の活用1:実践的シナリオ教材の作成と演習での活用:看護の視点から重要な代表的症例(Paper Patient)に、iDrugに基づいて頻用薬の情報を追加し、看護と薬物治療を包括的に学習可能な実践的シナリオ教材を作成する。演習で活用し、臨床に即した薬物治療・与薬の実践、看護援助を学習する。(3)iDrug「与薬のしおり」の活用2:看護学生の実習教育での活用ならびに病棟薬剤師による病棟看護師教育での活用:「与薬のしおり」を病棟薬剤師による病棟看護師教育に活用する。 病棟実習時の看護学生への教育に活用する。(4) 看護における薬理学教育の実態把握のための調査とフィードバック :看護における薬理学教育は、殆どが外部講師(医師/薬剤師)に委ねられているため、現在の教育内容について実態調査を行い、看護実践と臨床薬理学の双方の観点から検証する。
上記の成果は、国内学会でのシンポジウム発表(2件)、論文(2報)において報告を行った。 -
日本におけるナースプラクティショナーの展開に向けた費用対効果等のアウトカム研究
Grant number:20H03918 2020.04 - 2024.03
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
鈴木 美穂, 本田 和也, 渡邊 隆夫, 香田 将英, 原田 奈穂子
Grant amount:\17680000 ( Direct expense: \13600000 、 Indirect expense:\4080000 )
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避難所環境整備のための国際基準を日本・先進国版へ改定する取り組み
Grant number:17K12521 2017.04 - 2021.03
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
原田 奈穂子, 圓山 琢也, 笠岡 宜代
Grant amount:\4550000 ( Direct expense: \3500000 、 Indirect expense:\1050000 )
本研究は、内閣府が発行した避難所運営マニュアルにも環境を整える上で参考にすべき文献として引用されているスフィア基準を日本版に改訂し,看護職のみならず,避難所運営を担う住民リーダーも活用できるスマートフォン用アプリケーションを開発することを目的としている。
本年度は、目標2である基準の補正と実践的妥当性、文化的妥当性の検討のための、エキスパートミーティングをほぼ終了しデータ解析を進めた。国際基準が2018年版新基準を踏まえての指標のコンテクスト化を進めるため追加のコンサルテーションヒアリングを行った。補正した基準について,国内外のスフィア基準の専門家・実践家エキスパートパネル・コンサルテーションを行った。その一環で、ニュージーランドの病院・保健省担当者からクライストチャーチ地震に際しての避難所の環境についてヒアリングを行い、本研究の研究成果について意見交換を行った。先進国における避難所環境の相違を明らかにした。またフィリピン大学看護学部と、台風ハイエンにおける避難所の環境についてヒアリングを行い、本研究の研究成果について意見交換を行った。
前年と同様に、指標を試験的に利用して九州沖縄DMATブロック訓練に際して、宮崎県高原町と協働し、住民参加型・体験型訓練を行った。訓練を通し、5つの行政団体、20の支援機関、住民、指標に基づいた避難所環境についてフィードバックを受けることができた。
アプリケーション試用プラットフォーム作成のため、本研究成果を共有するウェブサイトを作成した。2019年12月末からの新型コロナウイルス流行を受けて、本研究の一部を成果を公表した。 -
Culturally sensitive disaster nursing in Pacific islands
Grant number:17H04470 2017.04 - 2021.03
Japan Society for the Promotion of Science Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B) Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
丸谷 美紀, 高瀬 佳苗, 奥田 博子, 原田 奈穂子, 安齋 由貴子, 上林 美保子, 塩満 芳子
Grant amount:\16120000 ( Direct expense: \12400000 、 Indirect expense:\3720000 )
本課題は日本、フィリピン、ニュージーランドの3つの環太平洋島嶼国において、保健師が地域の文化に即して、どのように全人的に災害時に活動するかを調査しモデルを構築することを目的としている。2017年度は日本において、地震・津波・豪雨に関して、被災地保健師・住民・応援保健師に対して調査を行った。
2018年度は、2017年度の日本における調査結果を、被災地保健師・住民・応援保健師という対象ごとに分析した。その検討結果を踏まえて、保健師の行為と意図を分けて分析をしたところ、保健活動自体は従来の災害保健活動に加えて、ニーズ抽出や安寧のための行為が多く見られた。また、文化の内容は従来の文化看護の項目と類似していたが、災害周期の時期に応じて文化の影響が変化していることが明らかになった。
上記の結果を踏まえて、フィリピンタクロバン及びサマールにて、スーパー台風の被災に関して、被災地保健師・住民・応援保健師に対して調査を行った。タガログ語の翻訳が遅滞しているため、分析は途中経過であるが、日本の結果と類似する点と、異なる点が見受けられた。例えば、台風が通過し避難所から街の復興に出向く際に、最初に教会をたてなおした、というスピリチュアルな点は、日本においても位牌の持ち出し等において見られたが、スピリチュアルなよりどころの強さは語られていなかった。また、復興において、自給自足で通貨を用いない集落の復興のために、裁縫や農業などの労働力と農作元の物々交換などの工夫が見られた。日本においても生きがい対策としての農作業をや伝統工芸品づくりああったが、生計維持の意味合いは薄かった。
以上、分析過程ではあるが、文化の項目に「貨幣価値」「スピリチュアルケアのコミュニティ」が新たに加わる見通しである。