Research Projects -
-
重症喘息に対する生物学的製剤使用実態に関する後ろ向き観察研究
2021.11 - 2025.03
Authorship：Principal investigator
-
呼吸器疾患とバイオマーカーに関する前向き観察研究
2021.11
-
肺の各部位における分子生物学的特徴に関する研究
2021.11
-
ケモカイン抑制能を強化した新規間葉系幹細胞による慢性閉塞性肺疾患の細胞療法開発
Grant number：21K08155 2021.04 - 2025.03
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
宮原 信明, 中山 享之, 谷口 暁彦
Authorship：Principal investigator Grant type：Competitive
Grant amount：\4030000 （ Direct expense: \3100000 、 Indirect expense：\930000 ）
慢性閉塞性肺疾患（COPD）は進行性の肺および気道の炎症および破壊を生じる疾患であり、肺や気道の変化は不可逆的であり、現在のところ治療としては気管支拡張剤等による対症療法しかない。間葉系幹細胞（MSC）は、血管内皮細胞や神経細胞などの間葉系に属する細胞への分化能を有し、２型肺胞上皮への分化能も有する。炎症抑制作用も有しており、急性、慢性炎症性疾患での治療効果が報告されているが、COPDの臨床試験では炎症反応や肺機能の有意な改善効果が認められず、抗炎症作用、組織修復作用のより優れたMSCの開発が必須である。
CCL2はマクロファージやリンパ球の遊走に関わる炎症性ケモカインであり、COPDの気道炎症、破壊に深く関与している。CCL2のドミナントネガティブ阻害剤導入MSC（7ND-MSC）は強力なCCL2抑制効果を有しており、マクロファージ等の抑制による抗炎症効果が通常のMSCより優れていると考えられる。本研究では7ND-MSCの肺気腫治療効果を通常のMSCと比較検討し、7ND-MSCの肺気腫治療への有用性を明らかにすることを目的とする。
まず、マウスにエラスターゼを経気道投与し、肺気腫を誘導したところ、気管支肺胞洗浄液中のCCL2の有意な上昇を認め、気腫誘導へのCCL2の関与が示唆された。次にマウスエラスターゼ誘導肺気腫モデルマウスに7ND-MSCを投与したところ、通常のMSCに比較し、有意に肺気腫の進展抑制効果を得ることができた。また、7ND-MSC投与により、通常MSC投与に比較し、より強力なマクロファージ、リンパ球、好中球などの炎症細胞の増加抑制が得られており、炎症と気腫改善のより優れた改善効果を得た。 -
ニューモシスティス肺炎の予後に関する因子の検討のための多施設共同後ろ向き観察研究
2021.04 - 2025.03
Authorship：Principal investigator
-
睡眠ポリグラフ検査との比較による腕時計型活動量計の機能評価
2021.03 - 2026.03
-
多分野合議による間質性肺炎診断に対する多施設共同前向き観察研究 Providing Multidisciplinary ILD diagnoses (PROMISE) study
2021.01 - 2023.03
Authorship：Principal investigator Grant type：Collaborative (industry/university)
-
通信型サーマルセンサーによる客観的Performance Statusの創出
2020.06 - 2025.03
介入研究
Authorship：Coinvestigator(s) Grant type：Collaborative (industry/university)
-
薬剤性肺障害の診断や予後予測とFeNOの相関性の解析
2020.05
観察研究
Authorship：Coinvestigator(s)
-
新規SP-D測定試薬の性能評価
2020.03 - 2021.05
Authorship：Coinvestigator(s) Grant type：Collaborative (industry/university)
-
希少な呼吸器疾患の診療実態及び治療の有用性を明らかにするための前向き観察研究 (CS-Lung Rare)
2020 - 2025
Authorship：Coinvestigator(s)
-
重症喘息患者の増悪予測因子に関する前向き観察研究 ―岡山重症喘息プログラム（Okayama-SARP）―
2020 - 2025
Authorship：Principal investigator
-
気管支拡張症合併難治性喘息の実態調査
2020
Authorship：Coinvestigator(s)
-
間質性肺炎のNeuropeptide Y (NPY)による免疫応答を介した肺の線維化メカニズムに関する病態研究
2019.09
-
特発性肺線維症患者を対象とした ADR-001の第I/IIa相臨床試験
2019.08
ロート製薬、岡山大学病院 医師主導治験 医師主導治験
Authorship：Principal investigator Grant type：Collaborative (industry/university)
本特発性肺線維症（IPF：idiopathic pulmonary fibrosis）患者に対する脂肪組織由来間葉系幹細胞（ADR-001）の安全性及び有効性を検討する。安全性の評価及び用量制限毒性に基づく最大耐用量（MTD）の決定と有効性の探索的評価を実施する。
-
間質性肺炎およびその急性増悪患者における血清および気管支肺胞洗浄液中サイトカイン・ケモカイン濃度の検討
2019.08
Authorship：Coinvestigator(s)
-
OMICS解析による呼吸器疾患の病態メカニズムの解明
2019.07
Authorship：Coinvestigator(s)
-
抗ヒトIL4/13受容体モノクローナル抗体製剤の効果予測因子同定と炎症病態の時間経過の検討に関する非介入，観察研究
2019.04
Authorship：Coinvestigator(s) Grant type：Collaborative (industry/university)
-
遺伝性間質性肺疾患の原因遺伝子同定に関する研究
2018.07
-
肺非小細胞癌と呼気一酸化炭素濃度の関連性の検討
2018.06
Authorship：Coinvestigator(s)
-
特発性器質化肺炎におけるIPAFの頻度および臨床像の検討
2018.05
Authorship：Coinvestigator(s)
-
COPD合併非小細胞肺がん患者のQOLの経時的変化および関連要因の検討
2018.03 - 2020.06
Authorship：Coinvestigator(s)
-
ピルフェニドン治療にもかかわらず進行した特発性肺線維症患者におけるピルフェニドン継続使用に関する後ろ向き検討
2017.11 - 2019.03
Authorship：Coinvestigator(s)
-
低肺機能特発性肺線維症患者に対するニンテダニブの有効性，安全性の後ろ向き検討
2017.10 - 2019.03
-
中等症～重症慢性閉塞性肺疾患患者に対するビソプロロールの急性増悪抑制効果についての検討
2016.12 - 2018.04
Authorship：Coinvestigator(s)
-
COPD患者の呼吸機能に及ぼすランジオロールの影響に関する検討 Influence of landiolol on peak flow in patients with chronic obstructive pulmonary disease
2016.03 - 2018.09
Authorship：Coinvestigator(s)
-
分子プロファイリングによる間質性肺疾患の病態研究
2014.12
Authorship：Coinvestigator(s)