研究者詳細 - 山元　英崇

MISC - 山元　英崇

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佐藤文彦, 内藤嘉紀, 秋葉純, 山元英崇, 三橋拓之, 梅野博仁, 矢野博久

診断病理 37 ( 1 ) 36 - 41 2020年1月

記述言語：日本語出版者・発行元：(一社)日本病理学会

40代男性。鼻腔腫瘍に対して生検術が施行された。組織学的に、腫瘍細胞はN/C比の高い小型類円形核を有し、線維性隔壁に分画されるように胞巣性構造を示し増殖していた。免疫組織化学染色では、筋原性マーカーであるDesmin、Myogenin、MyoD1が陽性であった。さらに、RT-PCRでPAX3-FOXO1融合遺伝子を認めた為、Alveolar rhabdomyosarcomaと診断した。鼻副鼻腔には、多彩な組織型の腫瘍が発生する為、さまざまな鑑別診断を念頭に置き、診断する必要がある。(著者抄録)

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後腹膜パラガングリオーマの一例

横田太郎, 西中秀和, 大津香奈絵, 萱島理, 外園幸司, 古賀裕, 山元英崇

臨牀と研究 97 ( 1 ) 117 - 121 2020年1月

記述言語：日本語出版者・発行元：大道学館出版部

症例は70歳男性で、6ヵ月前から腰痛があり近医整形外科で鎮痛剤の投薬を受けていた。腰痛が増強したため当院整形外科に紹介入院となった。CT、MRI検査で腹部腫瘤、多発肝腫瘤、多発性骨病変を認め当科紹介となった。多発性肝転移および骨転移を伴う後腹膜腫瘍の診断で、確定診断目的に開腹下後腹膜腫瘍摘出術を施行した。術中所見では十二指腸下行部下極の後腹膜に45×30m大の球状・弾性硬で被膜に包まれた腫瘍を認めた。栄養血管を処理し被膜ごと腫瘤を切除した。最終診断は多発肝転移・骨転移を伴う後腹膜原発の悪性パラガングリオーマであった。術後経過は良好で、術後14日目に退院した。転移を有する悪性パラガングリオーマであり、CVD療法を計11クール施行し術後1年2ヵ月増悪なく経過中である。

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実臨床でのがん遺伝子診断における細胞診検体の運用

大久保文彦, 山元英崇, 伊地知佳世, 野上美和子, 山口知彦, 中附加奈子, 仲正喜, 木村理恵, 古賀裕, 孝橋賢一, 山田裕一, 岩間映二, 岡本勇, 小田義直, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌(Web) 59 2020年

がんゲノム医療における臨床検査技師の役割のポイント実際の取り組み

大久保文彦, 山元英崇, 野上美和子, 山口知彦, 中附加奈子, 仲正喜, 木村理恵, 河津大雅

日臨技九州支部医学検査学会 54回 np23 - np23 2019年11月

腎洞部に発生した血管筋脂肪腫の1例

岩政理花, 平方良輔, 濱砂良一, 山元英崇

臨床放射線 64 ( 12 ) 1479 - 1483 2019年11月

記述言語：日本語出版者・発行元：金原出版(株)

症例は80歳代女性で、上行結腸癌術前精査のCTで左腎洞部に脂肪成分を含む38mmの腫瘤を指摘された。4ヵ月後、左腎盂腎炎を起こし入院となった。腎盂腎炎が軽快した後のMRIでは、腫瘤の大部分は脂肪の信号を示し、T2強調像で一部に低信号域があり、同部は拡散強調像で軽度高信号を呈し、ADC値は1.08×10^-3mm2/secであった。画像所見からは血管筋脂肪腫(AML)や分化型脂肪肉腫を疑った。有症状例で腫瘤が大きくかつ増大を認めたため、手術の方針となり後腹膜鏡下左腎摘出術が施行された。病理学的所見では、H-E染色で平滑筋細胞や血管を伴った脂肪細胞が主体の腫瘍で、腎実質に一部接していた。腎盂、尿管に浸潤は認めなかった。免疫組織化学染色ではHMB45、Melan A、alpha-SMAが陽性、MDM2が陰性であった。以上より、AMLと診断された。

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神経線維腫症1型(NF-1)に合併し、短期間のうちに再発した小腸GISTの1例

森麻里母, 冬野雄太, 佐藤大晃, 藤田逸人, 永井俊太郎, 中原真希子, 川床慎一郎, 保利喜史, 山元英崇, 貫陽一郎, 鳥巣剛弘, 北園孝成

日本消化器病学会九州支部例会プログラム・抄録集 114回 120 - 120 2019年11月

急速に増大した消化管原発びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の1例

押領司祐貴子, 平野敦士, 松野雄一, 川床慎一郎, 保利喜史, 山元英崇, 野崎優衣, 幸地祐, 吉本五一, 萱嶋孝二, 鳥巣剛弘, 北園孝成

日本消化器病学会九州支部例会プログラム・抄録集 114回 101 - 101 2019年11月

Current progress and issues of cancer genomic medicine in Kyushu University Hospital

Mamoru Ito, Hitomi Kawaji, Makoto Kubo, Eiji Oki, Eiji Iwama, Takahiro Maeda, Masanobu Ogawa, Masayuki Ochiai, Sawako Shikada, Hidetaka Yamamoto, Maya Suzuki, Koji Todaka, Naoki Nakashima, Minako Yoshihara, Mikita Suyama, Eishi Baba, Koichi Akashi, Yoichi Nakanishi

ANNALS OF ONCOLOGY 30 2019年10月

in-situ Hybridization(ISH)法に対する脱灰法の影響について

並河真美, 古賀裕, 山元英崇, 大久保文彦, 中附加奈子, 野上美和子, 山口知彦, 仲正喜, 木村理恵, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 58 ( Suppl.2 ) 720 - 720 2019年10月

当科における胃型形質の表在性十二指腸上皮性腫瘍の臨床病理学的検討

平田敬, 蔵原晃一, 大城由美, 浦岡尚平, 山元英崇

日本消化器病学会四国支部例会プログラム・抄録集 112回 39 - 39 2019年10月

膵癌撲滅を目指して-膵癌早期診断における細胞診の役割早期膵癌の細胞診断

大久保文彦, 古賀裕, 野上美和子, 中附加奈子, 仲正喜, 木村理恵, 山口知彦, 山元英崇, 藤森尚, 大野隆真, 大塚隆生, 中村雅史, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 58 ( Suppl.2 ) 520 - 520 2019年10月

頭頸部扁平上皮癌のp16免疫染色陽性率の検討と、p16免疫染色陽性の原発不明頸部転移癌の原発巣に関する考察

玉江昭裕, 岡正倫, 岡部翠, 安井徹郎, 中島紘一郎, 大橋充, 久我亮介, 田浦政彦, 佐藤方宣, 山元英崇, 小田義直

共済医報 68 ( Suppl. ) 87 - 87 2019年10月

骨軟部細胞診の新しい報告様式の提言特に骨巨細胞性病変を例に

仲正喜, 山元英崇, 大久保文彦, 野上美和子, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 58 ( Suppl.2 ) 631 - 631 2019年10月

唾液腺ミラノシステムの実際の運用と問題点(2)-AUS、SUMP、補助診断の活用を中心に- 意義不明な異型"AUS"の実例と問題点

野上美和子, 大久保文彦, 山元英崇, 小田義直

日本臨床細胞学会雑誌 58 ( Suppl.2 ) 563 - 563 2019年10月

Hormone receptor-associated low-grade myoepithelial tumor: SMARCB1/INI1欠失軟部腫瘍の14症例(Hormone receptor-associated low-grade myoepithelial tumor: 14 cases of SMARCB1/INI1-deficient soft tissue neoplasms)

木下伊寿美, 孝橋賢一, 山田裕一, 山元英崇, 小田義直

日本癌学会総会記事 78回 J - 1043 2019年9月

形態学的、分子生物学的アプローチによる小児固形腫瘍の病理診断小児軟部腫瘍の病理診断

孝橋賢一, 山元英崇, 山田裕一, 木下伊寿美, 小田義直

日本小児血液・がん学会雑誌 56 ( 2 ) 126 - 130 2019年9月

記述言語：日本語出版者・発行元：(一社)日本小児血液・がん学会

小児軟部腫瘍は稀なため、病理医・臨床医ともにその診断や治療法の選択に難渋することも少なくない。そのため、病理組織診断の概念や枠組み、それを取り巻く分子生物学的背景についてよく理解しておくことが必要である。現在広く用いられているWHO分類は細胞の分化に基づく組織分類であり、12の項目と3つの悪性度により分類されている。また、解析系の発達により様々な遺伝子異常が判明しており、組織分類に反映されている。しかし、悪性度が異なる腫瘍が同一のキメラ遺伝子を有する例や腫瘍特異的と考えられた遺伝子異常がその他の腫瘍群でも見つかるなど、すべての症例で1対1対応しているわけではない。分子生物学的解析についても、検体採取や解析上のエラーが一定の割合で生じうる。病理診断は時間と戦いでもあるため、解析の妥当性について長時間の検討を許されず、日々の精度管理が重要である。したがって現状では、組織診断を基本線として、分子生物学的解析結果によりエビデンスを補強するというスタイルが大切となる。また、現在小児腫瘍はほぼ全例が中央病理診断されているが、標本の回覧や各施設で行われなかった解析を実施するなど、時間がかかってしまうことも多い。速やかな治療のためには、臨床医が自施設でどの程度の病理学的分子生物学的検討が実施できるかを理解したうえで、どの範囲まで求めるかを病理医と検討しておくことが重要となる。(著者抄録)

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【細胞診に必要な病態学的基礎知識 Return to the basics】唾液腺腫瘍の組織細胞像と遺伝子異常

野崎優衣, 野上美和子, 山元英崇

Medical Technology 47 ( 9 ) 866 - 871 2019年9月

記述言語：日本語出版者・発行元：医歯薬出版(株)

唾液腺には多岐にわたる腫瘍の他、IgG4関連唾液腺炎などの炎症性疾患も発生する。唾液腺腫瘍の組織像は多彩であるがゆえに良悪性の垣根をこえて形態がオーバーラップするため、鑑別を考えながら細胞診を進める必要がある。それぞれの腫瘍の組織・細胞形態を知ることだけでなく、臨床病理学的特徴を知ることが細胞診断の一助になる。(著者抄録)

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甲状腺細胞診にて「濾胞性腫瘍」症例の後方視的検討濾胞性腫瘍からの腺腫様甲状腺腫の除外・鑑別

木村理恵, 大久保文彦, 山元英崇, 野上美和子, 中附加奈子, 山口知彦, 蘆田健二, 安松隆治, 三好圭, 小田義直

日本臨床細胞学会九州連合会雑誌 50 35 - 38 2019年7月

記述言語：日本語出版者・発行元：日本臨床細胞学会-九州連合会

目的甲状腺細胞診にて「濾胞性腫瘍」と診断した症例から、腺腫様甲状腺腫を除外する目的に後方視的な形態学的検討を行なった。方法 2008年1月から2016年12月に甲状腺穿刺吸引細胞診で「濾胞性腫瘍」とした症例75例のうち、術後の病理組織診断が確定した腺腫様甲状腺腫11例、濾胞腺腫4例、好酸性細胞型濾胞腺腫4例の計19例を用いた。非好酸性細胞症例では1)集塊の形状2)濾胞構造の境界3)濾胞内コロイド4)核の大小不同について、好酸性細胞症例では1)細胞の形状2)細胞境界3)核の大小不同について検討した。成績腺腫様甲状腺腫の非好酸性細胞症例では大小の濾胞上皮細胞集塊で構成され、濾胞構造境界は明瞭、濾胞内コロイドが目立ち、核の大小不同を認めた。また、好酸性細胞型症例では、大型多稜形細胞を多く認め、細胞境界は明瞭、核の大小不同を認めた。濾胞腺腫の非好酸性細胞症例では小型濾胞構造主体で濾胞構造境界は不明瞭、濾胞内コロイドは乏しく、好酸性細胞型濾胞腺腫は小型細胞主体で細胞境界は不明瞭、核の大小不同は乏しかった。結論腺腫様甲状腺腫と濾胞腺腫では細胞診でも形態学的に違いがみられ、「濾胞性腫瘍」症例から腺腫様甲状腺腫を除外できる可能性が示唆された。(著者抄録)

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【十二指腸腺腫・癌の診断】十二指腸非乳頭部上皮性腫瘍と腫瘍様病変の内視鏡所見内視鏡的鑑別診断を含めて

平田敬, 蔵原晃一, 大城由美, 八板弘樹, 浦岡尚平, 吉田雄一朗, 和智博信, 松塲瞳, 山元英崇

胃と腸 54 ( 8 ) 1103 - 1120 2019年7月

記述言語：日本語出版者・発行元：(株)医学書院

＜文献概要＞当科で病理組織学的に確定診断した十二指腸表在性上皮性腫瘍(NETを除く)52例54病変および腫瘍様病変18例18病変を対象として,その臨床的特徴を遡及的に検討した.上皮性腫瘍は粘液形質から腸型腫瘍17例17病変(腺腫15例,腺癌2例),胃腸混合型腫瘍8例8病変(腺腫5例,腺癌3例),胃型腫瘍27例29病変(腺腫12病変,NUMP 15病変,腺癌2病変)に分類された.腸型腫瘍および胃腸混合型腫瘍は25例中21例(84.0%)に白色化を伴っていた.胃型腫瘍の肉眼型はSMT様隆起が29病変中17病変(58.6%),0-I型が10病変(34.5%)であった.胃型腺腫およびNUMPの病変表面は過半数の症例で胃腺窩上皮様領域を面状に認めた.腫瘍様病変はBrunner腺過形成・過誤腫7例,腺窩上皮型過形成性ポリープ7例,Peutz-Jeghers型ポリープ4例が診断されていた.Brunner腺過形成・過誤腫7例中4例はSMT様の形態を呈し,5例は表層に胃腺窩上皮化生を伴っていた.十二指腸の内視鏡検査において,腸型腫瘍は白色化に着目することが病変の拾い上げに有用であるが,胃型腫瘍に関しては面状の胃腺窩上皮様領域を伴う孤在性の隆起に着目することが拾い上げ診断に有用な可能性がある.胃型腫瘍と胃型形質を呈する腫瘍様病変との内視鏡的鑑別は容易ではないが,ともに隆起の様相が目立つ病変が多いため術前生検による線維化の問題が少ないこと,加えて,術前生検の正診率も比較的高いことから,両者の鑑別には生検による病理組織学的な評価を組み合わせることが有用と考えた.

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術前化学療法を施行した乳腺化生癌の2例

宗崎正恵, 甲斐昌也, 久保真, 山元英崇, 大石善丈, 小田義直, 山田舞, 中村雅史

日本乳癌学会総会プログラム抄録集 27回 680 - 680 2019年7月

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