共同研究・競争的資金等の研究 - 中尾 知代
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戦後40年間の戦争トラウマの空白期間にかんする研究
2022年
日本ーオランダ精神医学共同研究会
担当区分:連携研究者
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「バターン行進」のj実相解明及び英米元連合軍捕虜の記憶・対日意識の継承比較
研究課題/領域番号:20K00916 2020年04月 - 2025年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
中尾 知代
配分額:3770000円 ( 直接経費:2900000円 、 間接経費:870000円 )
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第二次世界大戦における日本軍の元捕虜・元抑留者の戦争体験記憶の継承
2015年10月 - 2016年08月
日米教育委員会 フルブライトスカラー
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オーラルヒストリー調査による連合軍捕虜と日本軍兵士の行動の文化的位置づけの再検討
研究課題/領域番号:21320112 2009年04月 - 2013年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
中尾 知代, 森 茂起, 富田 暁, 松岡 昌和, マッケイ ユアン, 森 茂起
配分額:11440000円 ( 直接経費:8800000円 、 間接経費:2640000円 )
本研究においては、日本国内の捕虜取扱いにかんする文化的側面の資料の書き起こしと・捕虜虐待事件記録のアーカイブ化、JSP(降伏日本兵士)の調査、さらにポンチャナク(マンドール)事件について各国に残る資料と口述資料で照合。日蘭インドネシア戦後の戦争体験継承の比較検討。
ごぼうと木の根に代表される文化的齟齬の側面の資料を収集し、戦争・抑留のPTSD概念の研究とその語りによる解決方法を模索した。 -
オーラル・ヒストリーの手法を用いた第二次大戦と脱植民地化過程の再検討
研究課題/領域番号:17402017 2005年 - 2008年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
根本 敬, 平野 健一郎, 中尾 知代, 浅野 豊美, 中野 聡, 根本 敬
配分額:14900000円 ( 直接経費:13400000円 、 間接経費:1500000円 )
これまでほとんど研究の対象とされてこなかった第二次大戦を経験した旧植民地の兵士や在留者および抑留者を、それぞれの研究者が探しだし、オーラルヒストリー(聞き取り)の方法を用いながら彼らの戦前戦中戦後の経験の語りをそのまま録音・記録し(可能な場合は録画もおこない)、文献資料との照合が可能なものについてはその作業をおこない、論文その他の成果刊行物にまとめた(現在も進行中)。とりあげた植民地は英領ビルマ(一部インド)と米領フィリピンで、関係者(旧植民地兵士、英系ビルマ人)の聞き取りは両国のほか英国、ニュージーランド、ケニア、台湾、米国におよんだ。研究者相互の情報交換を密にし、今後の総合的な成果発表を目指す基盤を築いた。
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戦争の記憶に基づく日本イメージ形成:ジェンダー変数による分析
研究課題/領域番号:14594008 2002年 - 2004年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
中尾 知代
配分額:3400000円 ( 直接経費:3400000円 )
1.オーラル・ヒストリーの会
ロバート・パークス氏を囲むイヴェント情報交換を中心として、中尾が呼びかけ、京都の研究者が集まり、心理学・文化人類学・社会学・文学の各学問分野から比較検討する会(オーラル・ヒストリーの会)が結成された。この会と同時に、以前に岡山大学国際交流基金で招聘した、フリーダス・スタイランを受け入れて京都の会をも催したライフヒストリー研究会(代表・やまだようこ、オーラルヒストリーの会呼びかけ人)が、質的心理学会を創設し、心理学分野における、聞き取りの役目に関しても、一役を担ったといえる。2.日本オーラル・ヒストリー学会創立また、フリーダス・スタイランを招聘した際に、受け入れた人々を契機に、「日本オーラル・ヒストリー学会:Japan Oral History Association (JOHA)」が2002年に設立され、2006年夏までに、4回の年次大会が開催された。特に、2006年度は、中尾が研究活動委員長になり、「戦争・植民地期」をメインテーマとして、東京外国語大学COEと共催し学会を主宰、27名の発表者を集めた。(参考:ホームページjoha.jp)3.コメンテー4.歴史学研究会(歴研)におけるオーラル・ヒストリー企画
歴史学研究会主催の、「特別部会」主催のシンポジウムを、大久保由理と共に企画した。本科研における研究成果(口述資料と文書資料の照合における「事実」解明の一例)を発表し、その成果は歴史学研究の特集号の2つに掲載された。
研究成果全体としては、捕虜の聞き取りの方法の研鑽、記憶の問題と日本のオーラル・ヒストリーの通史を概観することができた。また、各地の未亡人、元捕虜、娘などを対象に、戦友会、思い出の旅、個人宅など、種々の場所において参与観察をしながら、経験した場所においてよみがえる記憶を共感しつつ、彼らの語りを聞き取り、それを整理し、捕虜問題と、聞き取りの学問的手法、さらに家族間に共有されるトラウマの問題を整理し、あらたな知見を付け加えることができた。また、DVDによって、将来共有化できるアーカイブの基礎をきづいた。 -
元捕虜・元抑留者のオーラルヒストリー・対日意識調査
1997年 - 1998年
外務省 専門調査員
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英国における日本表象・ポストコロニアルスタディーズ・オーラルヒストリー
1996年 - 1998年
英国政府 ブリティッシュカウンセル