共同研究・競争的資金等の研究 - 渡邉 豊彦
-
医療組織のトップ・マネジャー: 病院における変革型リーダーの発達的変容
2021年06月 - 2022年05月
日本学術振興会 科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(研究成果公開促進費)「学術図書」 2021年度 研究成果公開促進費(学術図書)
渡邉豊彦
担当区分:研究代表者
-
尿路感染におけるHMGB1の動態解析と尿中特異マーカーの可能性に関する探索的研究
研究課題/領域番号:21K09425 2021年04月 - 2025年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
和田 耕一郎, 石井 亜矢乃, 定平 卓也, 渡邉 豊彦, 和田里 章悟
配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )
-
間質性膀胱炎に対する究極的低侵襲治療の確立と病態制御の解明
研究課題/領域番号:21K09424 2021年04月 - 2024年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
渡邉 豊彦, 定平 卓也, 丸山 雄樹, 荒木 元朗, 和田 耕一郎
配分額:3900000円 ( 直接経費:3000000円 、 間接経費:900000円 )
間質性膀胱炎は膀胱痛・骨盤痛・頻尿・尿意切迫感を主症状とする原因不明の慢性炎症性疾患である。特に、ハンナ潰瘍を有する場合は、激しい膀胱痛や骨盤痛を伴い再発を繰り返す。現時点の治療法としては、膀胱腔内に直接薬剤を注入する手段がとられているものの注入できる薬剤は限定されており、その有効性も十分には示されていない。手術療法は全身/脊椎麻酔下での膀胱水圧拡張術もしくはハンナ潰瘍病変の電気凝固術であるが、多くの症例で治療抵抗性となり、根本的な解決手段には至っていないのが現状である。そのため、ハンナ型間質性膀胱炎に対する「超低侵襲」かつ「根治」を目指した治療法の開発・普及が喫緊の課題である。我々は近年、新たな治療戦略として薬剤の局所浸透・拡散の制御を可能とする新規内視鏡下アブレーション技術を開発した。本研究では、この技術にもとづく究極の低侵襲治療を提案し、確立を目指す。盲目的に膀胱腔内へ限られた薬剤注入のみでしか病変部を治療し得なかった領域に、我々の新規内視鏡下アブレーション技術で病変部だけにターゲットを絞った治療を展開し、副作用の観点からこれまでに使用できなかった治療候補薬剤のプラットフォーム化を行う。また、この技術を内視鏡と組み合わせ、人工知能を用いた治療の最適化、全自動システム化を実現し、究極的には内視鏡が人間の手を借りず低侵襲治療を行うようになるための基盤技術の創成を目指す。一方で、ハンナ型間質性膀胱炎に対してこの革新的治療をあらゆる薬剤で発展する中で、その病態制御に焦点をあてた研究も行う。
-
新規の癌抗原CD147を標的とする適応免疫最適化と尿路性器腫瘍での応用展開
研究課題/領域番号:18H02937 2018年04月 - 2022年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
那須 保友, 定平 卓也, 渡邉 豊彦, 植木 英雄
配分額:17160000円 ( 直接経費:13200000円 、 間接経費:3960000円 )
これまでの研究成果を踏まえて、泌尿器科領域における癌ワクチン効果を期待した癌治療薬の開発の観点から、CD147タンパク質を各部位に分割したCD147の各部分領域についての免疫原性解析の為の基盤的研究を実施した。当該研究手段を用いることにより、癌抗原CD147に対する抗腫瘍効果における免疫原性が、CD147タンパク質のどの領域に存在するのかを明らかにすることも可能となる。
これまでに確立した担癌マウスモデル実験系を用いて液性免疫・細胞性免疫の観点から、これらCD147の各部分領域に特異的な免疫活性化の機序を明らかにする為の研究を実施している。また、局所における抗癌免疫活性化の最適化の観点から、内視鏡下に病巣組織に薬剤を投与する独自のin vivo動物実験系の確立に関する研究を推進した。今後、局所における抗癌免疫解析において当該実験系を応用する方針である。 -
REIC/Dkk-3遺伝子による前立腺細胞増殖制御機構に関する研究
研究課題/領域番号:18K09167 2018年04月 - 2021年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
高本 篤, 定平 卓也, 渡邉 豊彦, 植木 英雄
配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )
平均寿命の延長に伴い、生活の質(QOL)を低下させる加齢現象への対応が緊急の課題となっている。このうち、高齢男性に加齢現象として一般的に見られる前立腺肥大症(BPH)は排尿障害を高頻度で引き起こし、さらに、残尿の増加にともなう尿路感染症や、夜間頻尿にともなう不眠症など2次的な疾患も誘発することが知られている。
前立腺肥大症の発生・進展に関する研究として、我々は先行研究により既に、アンドロゲン感受性を有するヒト正常前立腺上皮細胞(PrEC)においてREIC/Dkk-3発現を特異的siRNAで抑制すると、活性化RasであるRas-GTPのレベルが上昇することを確認している。
そこで本研究では、正常細胞や前立腺癌細胞を含む各種ヒト細胞について、男性ホルモン(アンドロゲン)やステロイドホルモンのレセプターを介したシグナルの核内移行についての研究を実施している。また、これまでの研究により新たに、REIC/Dkk-3タンパク質がActin線維-微小管細胞骨格制御に必須のKeyタンパク質の一つを制御することが明らかとなった。 -
次世代シーケンサーを用いた尿路性器感染症の病態解析に関する研究
研究課題/領域番号:17K11183 2017年04月 - 2021年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
和田 耕一郎, 石井 亜矢乃, 定平 卓也, 渡邉 豊彦
配分額:4680000円 ( 直接経費:3600000円 、 間接経費:1080000円 )
我々が行った乳酸菌タブレットの直腸及び膣内細菌叢にあたえる変化を検討した研究は貴重なデータであり、昨年よりさらに掘り下げてデータを解析した。令和元年度は、前年度に続き膣から採取したスワブを次世代シーケンサーで解析し、尿検体の培養結果と比較検討した。年齢、子宮摘除歴、糖尿病と尿路感染症の既往歴、他の乳酸菌接種歴と乳酸菌タブレット摂取前後の直腸・膣の細菌叢の変化、尿路感染症の発症について考察した。それにより乳酸菌タブレットの腸内および膣内細菌叢への影響は限定的であり、尿路感染症の予防効果について一定の傾向を見出すことはできなかった。ただし、子宮を摘除した集団においては、タブレット服用前の直腸と膣の細菌叢が有意に相関しており、有意差は認めなかったがタブレット服用後の直腸及び膣内細菌叢の相関傾向が認められた。さらに子宮摘除歴は、タブレット内服前後の細菌叢の相関性について、膣および直腸両方において統計学的に有意である、つまりタブレットを服用しても膣、直腸ともに細菌叢が変化しない、ということが明らかとなった。本研究結果は、Lactobacillus brevisの1か月投与が直腸及び膣内細菌叢に与える影響が限定的であることを示唆しており、さらに子宮摘除歴を有する集団においてはその傾向がより顕著であることを示している。
昨今の臨床検体の採取が困難である状況において、性感染症患者の咽頭および性器から侵襲を伴う検体を採取することが困難となり、性感染症に関する解析を実施することが困難な状況となっている。 -
膀胱再生を目指した排尿平滑筋幹細胞の創出とその応用
2017年04月 - 2021年03月
日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究(C)
渡邉豊彦
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
-
hTERTプロモーターに基づく癌検出・分離技術の最適化とその応用基盤の確立
研究課題/領域番号:16K11004 2016年04月 - 2019年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
植木 英雄, 那須 保友, 渡邉 豊彦, 定平 卓也
配分額:4680000円 ( 直接経費:3600000円 、 間接経費:1080000円 )
癌細胞において癌特異性を保ちつつプロモーター活性を飛躍的に上昇させる新規遺伝子発現システムにより、GFP遺伝子等をレポーターとして用いた場合に、ごくわずかな頻度で存在する癌細胞を強力にラベルし検出できることが、確かめられた。その最適な条件についての検討を行い、体外診断法の実用化に向けた基盤となるデータが得られた。また、検出した遊離癌細胞を採取してセルラインとして樹立する技術への当該システムの応用に関する検討を実施し、成果を得た。
-
前立腺癌抗原提示能を確立させる樹状細胞内分子機構の解明と創薬への展開
研究課題/領域番号:15H04974 2015年04月 - 2018年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
那須 保友, 渡邉 豊彦, 植木 英雄
配分額:16120000円 ( 直接経費:12400000円 、 間接経費:3720000円 )
前立腺癌抗原-サイトカイン融合タンパク質を担癌マウスモデルに投与することによる抗癌作用に、液性免疫が関与している可能性が示唆された。抗癌サイトカイン様機能を持つREICタンパク質についても、各種の動物実験系を用いて、またアデノウイルスベクター等による強制発現系を用いた研究を展開し成果を得た。従来、抗癌免疫の確立には、生体内における各種細胞でのMHCクラス1およびクラス2タンパク質の発現と細胞内動態が重要であるとされる。本研究の実施により、これらのMHC分子のエンドサイトーシスと細胞内動態を癌抗原クロスプレゼンテーション機構の構築と一体化して解析する研究系が確立されつつある。
-
尿路平滑筋幹細胞の創出と尿道括約筋再生のための基盤的研究
2014年04月 - 2017年03月
日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究(C)
渡邉豊彦
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
-
iPS細胞を用いた尿道括約筋機能再生のための基盤的研究
2011年04月 - 2014年03月
日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究(C)
渡邉豊彦
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
-
膀胱癌に対する細胞膜透過性ペプチドによるp53ペプチド導入治療法の開発研究
2008年04月 - 2011年03月
日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究(C)
渡邉豊彦
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
-
難治性尿路感染症対策としての抗バイオフィルム剤探索とその基盤技術の開発
研究課題/領域番号:19390415 2007年 - 2009年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
上原 慎也, 門田 晃一, 狩山 玲子, 渡邉 豊彦, 公文 裕巳, 菅 裕明, 上原 慎也, 渡邉 豊彦
配分額:18980000円 ( 直接経費:14600000円 、 間接経費:4380000円 )
難治性尿路バイオフィルム感染症の予防法および治療法の確立を主要な目的として研究を遂行した。本研究期間に、抗バイオフィルム剤探索のためのin vitroおよびin vivoの新規実験モデル系は、再現性のある実験系として格段の進化を遂げた。これらの実験モデル系を使用して阻害候補化合物を評価した結果、緑膿菌性尿路バイオフィルム感染症に対するクオラムセンシング阻害剤の有用性ならびに抗菌薬との併用による新規治療法の可能性を示唆する結果が得られた。
-
前立腺をターゲットとするボツリヌス神経毒素注入療法の基礎的検証
2006年04月 - 2008年03月
日本学術振興会科学研究費補助金 若手研究(スタートアップ)
渡邉豊彦
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
-
難治性尿路感染症におけるバイオフィルム形成抑制法の基盤構築と新規治療戦略
研究課題/領域番号:25K12612 2025年04月 - 2030年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
渡邉 豊彦
配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )
-
Oncolytic virus の多元的制癌性の解明と革新的癌治療への展開
研究課題/領域番号:22K09526 2022年04月 - 2025年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
植木 英雄, 渡邉 豊彦, 荒木 元朗
配分額:3900000円 ( 直接経費:3000000円 、 間接経費:900000円 )