共同研究・競争的資金等の研究 - 松田 裕貴
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珠算行動の認識による学習者支援システム
2021年04月 - 2023年09月
KDDI財団 調査研究助成
松田裕貴
担当区分:研究代表者
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2020年11月 - 2024年03月
国立研究開発法人科学技術振興機構 さきがけ
松田裕貴
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
IoTが都市の至る所に設置される未来のスマートシティでは、データに基づく様々なサービスが日常生活をより豊かにするでしょう。その実現には、センサデータを統合し私達の「感覚」に寄り添った情報を取り出すための持続可能な基盤が必要となります。本研究では都市IoTセンサを「人々の知覚」によって調整することで、種類・精度の異なるセンサデータを統合する「ユーザ参加型IoTセンサ調整基盤」の創出を目指します。
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BLEスキャナ・AIを活用する人流・混雑度推定と可視化システムの実証事業
2024年06月 - 2025年03月
さが地域デザイン共同企業体 SAGAスマート街なかプロジェクト官民連携型実証プロジェクト
松田裕貴
担当区分:研究代表者
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人の心理状態・態度を考慮するAIミュージアムエデュケータの開発
2024年04月 - 2027年03月
テレコム先端技術研究支援センター(SCAT) 研究助成
松田裕貴
担当区分:研究代表者
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デジタル・ディストラクションの即時検知とアテンション制御に関する研究
研究課題/領域番号:24K15227 2024年04月 - 2027年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
中村 優吾, 松田 裕貴
配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )
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エッジAIの継続的な知識獲得のためのユーザ参加型アノテーション
研究課題/領域番号:24K20763 2024年04月 - 2026年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究
松田 裕貴
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文章中の人物の移動軌跡を実世界の地図上に接地するための基礎研究とその応用
研究課題/領域番号:22H03648 2022年04月 - 2025年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
大内 啓樹, 進藤 裕之, 若宮 翔子, 松田 裕貴
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マルチモーダルセンシングとモバイルフェデレーション学習による場所コンテキスト収集
研究課題/領域番号:21H03431 2021年04月 - 2024年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
安本 慶一, 諏訪 博彦, 水本 旭洋, 松田 裕貴
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新生活様式におけるコミュニティ形成のためのサイバーフィジカル空間共有基盤
2021年04月 - 2024年03月
情報通信研究機構 ウイルス等感染症対策に資する情報通信技術の研究開発 アフターコロナ社会を形成するICT(課題222-C)
山口弘純, 水本旭洋, 天野辰哉, 安本慶一, 諏訪博彦, 藤本まなと, 松田裕貴, 中村優吾, 釣谷剛宏, 田上敦士, 沈志舒, 植田一暁
担当区分:研究分担者
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介護職員の業務負担軽減に向けた時空間行動認識に基づく次世代介護プランニング基盤
研究課題/領域番号:20H04177 2020年04月 - 2024年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
藤本 まなと, 荒川 豊, 安本 慶一, 諏訪 博彦, 水本 旭洋, 松田 裕貴, 中村 優吾
担当区分:研究分担者
配分額:17680000円 ( 直接経費:13600000円 、 間接経費:4080000円 )
本研究課題は,4年間の研究期間において,介護職員の業務負担軽減に向けた時空間行動認識に基づく次世代介護プランニング基盤の開発に取り組んでいる.具体的には,次にの4つの研究課題,《課題1》介護行動常時観測のための時空間行動認識基盤の構築,《課題2》マルチモーダルな情報を用いたWork Attitudeセンシング基盤の構築,《課題3》各職員に適した作業内容を自動生成する知的編纂メカニズムの開発,《課題4》介護施設における実証実験に取り組んでいる.当該年度においては,《課題1》介護行動常時観測のための時空間行動認識基盤の構築について検討を行なってきた.《課題1》では,基盤研究C(平成28年度から令和元年)で構築した行動認識基盤の改良を行うとともに,行動認識精度の向上のため,ピエゾセンサを用いた個人識別技術やドップラーセンサを用いた宅内行動認識手法など,非接触なセンサを用いた時空間行動認識に関連する技術・手法の開発に取り組んできた.具体的には,前者は,個人ごとに異なる歩行振動を,床に設置されたピエゾセンサで取得し,部屋内に誰がいるのかを推定する手法を提案し,奈良先端大が所有するスマートホーム内において実験・検証し,本手法の有効性を明らかにした.後者は,場所非依存行動であるPC,読書,食事,スマホなどを屋内に設置されたドップラーセンサにより検知し,その波形の変化により,どの行動を行っているのかを推定する手法を開発している.これら開発技術は,多数のデバイスを身に付けたり,持ち運ぶことが難しい介護施設内においても十分に活用できる手法であり,介護施設内における介護職員や高齢者の行動を高精度に把握するのに寄与できると考える.
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歯ブラシ型IoTによる口臭センシングに基づく口腔環境ケア支援基盤
2019年10月 - 2021年03月
大阪大学 Society 5.0 実現化研究拠点支援事業 グランドチャレンジ研究プロジェクト
松田裕貴, 水本旭洋, 廣瀬智一, 竹山旭
担当区分:研究代表者
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観光客属性差および環境ノイズにロバストなマルチモーダル心理状態推定システムの構築
研究課題/領域番号:19K24345 2019年08月 - 2021年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 研究活動スタート支援
松田 裕貴
配分額:2860000円 ( 直接経費:2200000円 、 間接経費:660000円 )
観光客の心理状態を観光中の「仕草」を手がかりに推定する手法が,観光客の持つ属性(本研究では国籍)による影響を受けることを複数国籍の被験者から得られたデータによる統計分析を通して明らかにした.さらに,手がかり(特徴量)の重要度分析によって,環境要因(気温・湿度・気圧)が心理状態推定に寄与することを明らかとし,それらを考慮した新たな観光客の心理状態推定モデルを構築した.より多様な国籍を有する24名分のデータを新たに収集し,構築したモデルを評価したところ,これまでに得られている結果と同等の精度での推定が可能である,すなわちロバスト性が向上したことが示された.
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インターネット壊滅時でも持続可能な災害情報流通支援システムの構築Phase2
研究課題/領域番号:19H01139 2019年04月 - 2023年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
諏訪 博彦, 安本 慶一, 栗原 聡, 荒川 豊, 藤本 まなと, 松田 裕貴, 水本 旭洋
配分額:44720000円 ( 直接経費:34400000円 、 間接経費:10320000円 )
本研究の目的は,インターネット壊滅時でも持続可能な災害情報流通システムを構築することである.このシステム構築に際し,時間的・空間的・内容的に網羅性ある情報の流通(課題1),インフラレスな自律連携情報処理アーキテクチャ(課題2),日常的なアプリケーションとのシームレスな接続(課題3)という3つの課題が存在する.
本年度は,前年度に引き続き課題1に取り組んだ.課題1では,マルチセンシングリソースの連携(ソーシャル/能動的参加型/受動的参加型/静的センング)により,時間的・空間的・内容的に網羅性の高い情報収集を可能とすることを目的としている.ソーシャルセンシングでは,コロナを災害に見立てソーシャルメディアへの投稿から人々の喜怒哀楽の収集を試みている.能動的参加型センシングでは,ゲーミフィケーションを用いることで空間的に網羅性の高い情報を収集できることを明らかにしている.受動的参加型センシングでは,ドライブレコーダ動画をエッジで処理することで,通信に負荷をかけずに駐停車車両を発見する手法を開発している.静的センシングでは,振動型センサを開発し,歩行や交通量を計測できることを確認している.
また,課題2のインフラレスな自律連携情報処理アーキテクチャを解決するために,データ発生源に近いデバイスの計算資源を有効活用して効率的にデータを処理し,低コストかつ質の高い情報流通を実現することに取り組んでいる.具体的には,地域のIoTデバイス群の計算リソースを活用可能とするミドルウェアプラットフォームProceThingsを提案し,多数のIoTデバイス間の動的な負荷分散管理および実行を実現している.また,輸送ネットワーク最大化を題材に,ロードサイドユニット(RSU)を用いた分散型ルートプランニングシステムであるRSU-Edgeを開発している. -
ユーザ参加型センシングとマルチモーダル対話を介した感情推定による観光満足影響度推定
2017年10月 - 2018年09月
日本学術振興会 若手研究者海外挑戦プログラム
松田裕貴
担当区分:研究代表者
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リアルタイムコンテンツキュレーションのための参加型センシング基盤
研究課題/領域番号:16H01721 2016年04月 - 2020年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
安本 慶一, 荒川 豊, 藤本 まなと, 松田 裕貴, 水本 旭洋, 諏訪 博彦
配分額:43550000円 ( 直接経費:33500000円 、 間接経費:10050000円 )
本研究では、参加型センシングを用いて取得した様々なデータ流をリアルタイムにキュレーション(知的編纂)し、ユーザにとって価値の高いコンテンツとして提供するため、(A)異種センサデータ流を統一的に扱えるようにする、適応的データ流ゲートウェイ機構、(B)センサデータ流をその発生源の近くで局所的に処理可能な分散処理機構、(C)ユーザの潜在的な要求および人間のコンテンツクリエータの創造性を反映した高価値コンテンツを実時間で知的編纂する、知的コンテンツキュレータを設計・開発することを目標としている。
3年目となる平成30年度は、本研究のメインチャレンジとなる、研究項目B3(データ流処理の分散実行機能の実現)、研究項目C3(キュレーション自動学習機能の実現)に関する研究開発を行い、提案基盤における基本機能を一通り完成させることができた。また、本基盤で動作するアプリケーションの設計・開発および、提案手法の評価実験のためのシミュレーション環境の構築を開始した。本年度の研究開発に関する成果は、情報処理学会論文誌、電子情報通信学会論文誌、計測自動制御学会の英論文誌、国際誌Sensors(JCRのインパクトファクター2.475)の各論文誌と、エッジコンピューティングに関するトップ会議IEEE/ACM SEC2018、ウェアラブルコンピューティングに関するトップ国際会議ACM ISWC2018を含む13件の査読あり国際会議に論文を発表した。また、国際ワークショップInfoFlow2018での招待講演を行った。 -
モバイル端末を用いた街灯照度センシングによる夜間道の安全性判定とその実用化
研究課題/領域番号:16J09670 2016年04月 - 2019年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 特別研究員奨励費
松田 裕貴
配分額:2800000円 ( 直接経費:2800000円 )
平成30年度は,下記研究課題について実施した.
ウェアラブルセンシングと音声・動画解析を組み合わせた観光客のマルチモーダル心理状態推定手法の検討 -- 従来の参加型センシングで取り組まれてきたセンサによる直接的な環境センシングでは測定できない環境情報(例えば,ある場所で人が抱く「感情」や「雰囲気」)を収集するため,ウェアラブルデバイスやスマートフォンカメラを用いることにより都市に存在する人々の様子を観察することによる間接的な環境情報の観測手法を検討した.具体的なセンシングタスクとして,観光客が観光中に抱く感情や満足感といった「心理状態」の推定に取り組んだ.観光中に観光客が無意識的に行う仕草(視線,頭部,身体の動きなど)や表情・声色を継続的に収集するシステムを構築し,得られたデータから抽出された特徴と被験者アンケートに基づく正解ラベルを用い心理状態推定モデルを構築した.ドイツ・日本の2カ国で合計22名の被験者を募って実施した実証実験により,感情推定(3クラス分類タスク)に関しては約50%のUAR(Unweighted Average Recall),満足度推定(7段階回帰タスク)に関しては約1.1のMAE(Mean Absolute Error)で推定可能であることが示された.また,被験者の属性(国籍や文化圏、使用言語)ごとの詳細な分析を通じて,属性による仕草の表出の仕方には違いが存在し,心理状態推定への寄与の度合いに差が生じることを明らかにした.