2025/07/16 更新

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ミウラ トモヤ
三浦 智也
Miura Tomoya
所属
環境生命自然科学学域 教授
職名
教授
連絡先
メールアドレス

学位

  • 博士(理学) ( 2003年3月   東京工業大学 )

研究分野

  • ナノテク・材料 / 有機合成化学

学歴

  • 東京工業大学   Graduate School of Science and Engineering  

    2000年4月 - 2003年3月

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  • 千葉大学   Graduate School of Science and Technology  

    1998年4月 - 2000年3月

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  • 千葉大学   Faculty of Science   Department of Chemistry

    1994年4月 - 1998年3月

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  • 千葉県私立市原中央高等学校    

    1990年4月 - 1993年3月

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経歴

  • 岡山大学   学術研究院環境生命自然科学学域   教授

    2023年4月 - 現在

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  • 岡山大学   学術研究院自然科学学域   教授

    2021年4月 - 2023年3月

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  • 京都大学   大学院工学研究科 合成・生物化学専攻   准教授

    2012年1月 - 2021年4月

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  • 京都大学   大学院工学研究科 合成・生物化学専攻   講師

    2008年9月 - 2011年12月

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  • 京都大学   大学院工学研究科 合成・生物化学専攻   助教

    2007年4月 - 2008年8月

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  • 京都大学   大学院工学研究科 合成・生物化学専攻   助手

    2003年12月 - 2007年3月

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  • 米国ペンシルベニア大学   博士研究員

    2003年4月 - 2003年12月

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  • 独立行政法人日本学術振興会   特別研究員 DC2

    2001年4月 - 2003年3月

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所属学協会

委員歴

  • 日本化学会中国四国支部   幹事  

    2023年4月 - 2025年3月   

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  • 有機合成化学協会中国四国支部   事務局  

    2022年4月 - 現在   

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    団体区分:学協会

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  • 科学研究費助成事業   審査委員(書面審査)  

    2021年 - 2022年   

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    団体区分:政府

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  • 近畿化学協会   有機金属部会 OM News 編集員  

    2020年 - 2021年   

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    団体区分:学協会

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  • 日本化学会   代議員  

    2019年 - 2020年   

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    団体区分:学協会

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  • 科学研究費助成事業   第1段審査委員(書面審査)  

    2013年 - 2014年   

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    団体区分:政府

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論文

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書籍等出版物

  • 有機合成のための新触媒反応101

    有機合成化学協会, 檜山, 為次郎, 野崎, 京子, 中尾, 佳亮, 中野, 幸司( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 77. アルケンの異性化)

    東京化学同人  2021年11月  ( ISBN:9784807920051

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    総ページ数:x, 212p   記述言語:日本語

    CiNii Books

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  • Rhodium catalysis in organic synthesis : methods and reactions

    Tomoya Miura, Masahiro Murakami( 担当: 分担執筆 ,  範囲: Chapter 16)

    Wiley-VCH  2019年  ( ISBN:9783527343645

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    総ページ数:xv, 667 p.   記述言語:英語

    CiNii Books

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MISC

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受賞

  • 2024年度有機合成化学協会 日産化学・有機合成新反応/手法賞

    2024年12月   有機合成化学協会  

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  • 長瀬研究振興賞

    2022年4月   長瀬科学技術振興財団  

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  • 第94春季年会「若い世代の特別講演会 特別講演証」

    2014年3月   日本化学会  

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  • Thieme Chemistry Journals Award 2014

    2014年2月   Thieme社  

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  • Banyu Chemist Award

    2013年11月   万有生命科学振興国際交流財団  

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  • 有機合成化学奨励賞

    2012年2月   有機合成化学協会  

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  • 研究企画賞(アステラス製薬)

    2008年12月   有機合成化学協会  

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  • 第88春季年会「優秀講演賞(学術)」

    2008年4月   日本化学会  

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共同研究・競争的資金等の研究

  • ハロゲン結合の深化と展開

    研究課題/領域番号:25K01769  2025年04月 - 2028年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    三浦 智也

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    配分額:18590000円 ( 直接経費:14300000円 、 間接経費:4290000円 )

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  • デジタル化によるアルケンのanti-Markovnikov型水和反応の開発

    研究課題/領域番号:24H01083  2024年04月 - 2026年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  学術変革領域研究(A)

    三浦 智也

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    配分額:8320000円 ( 直接経費:6400000円 、 間接経費:1920000円 )

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  • LMCT遷移により誘起されたアルケンのanti-Markovnikov型水和反応

    研究課題/領域番号:22K19032  2022年06月 - 2025年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)  挑戦的研究(萌芽)

    三浦 智也

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    配分額:6500000円 ( 直接経費:5000000円 、 間接経費:1500000円 )

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  • AI支援によるアルケンのanti-Markovnikov型水和反応の開発

    研究課題/領域番号:22H05368  2022年06月 - 2024年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 学術変革領域研究(A)  学術変革領域研究(A)

    三浦 智也

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    配分額:8060000円 ( 直接経費:6200000円 、 間接経費:1860000円 )

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  • C3対称性を持つ光学活性シクロファンの効率的な合成法の開発と機能性材料への応用

    研究課題/領域番号:20H02739  2020年04月 - 2023年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

    三浦 智也

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    配分額:18070000円 ( 直接経費:13900000円 、 間接経費:4170000円 )

    我々はすでに、パラ位にトリアゾール部位とアルケン部位を持つベンゼン誘導体を二官能性モノマーとして用い、キラルロジウム(II)触媒によるシクロプロパン化反応により、ベンゼン環とシクロプロパン環を交互にもつ持つ「C3対称性」光学活性シクロファン([3]cycloparaphenylenecyclopropyrene:[3]CPPC)を完全なエナンチオ選択性で不斉合成できることを報告している(ACIE 2017, 56, 3334)。今回、筆者らは、繰り返し単位をもう一つ加えた環化四量体([4]CPPC)の構造や分子の挙動について興味を持ち、環化四量体の不斉合成と解析を行った。まず、環化四量体を選択的に得るため、あらかじめ鎖状の二量体を前駆体として調製した。これによって環化三量体の生成を抑制することができ、目的の環化四量体を収率13%(>99% ee)で得ることができた。単結晶X線構造解析より環化四量体はC2対称性の折れ曲がった構造であることがわかった。さらに、DFT計算により最安定構造が見積もられた。最安定構造では中央の空孔はベンゼン環によって占められている。また、この環化四量体は分子全体が環反転する興味深い挙動をしていることが温度可変NMRから判明した。この環反転は分子全体が平面になる中間体を経由し、それぞれのベンゼン環が協同的に動きながら進行することがDFT計算により示された。

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  • 可逆反応と不可逆反応を組み合わせたドミノ触媒反応の創出と応用展開

    研究課題/領域番号:20H04816  2020年04月 - 2022年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)  新学術領域研究(研究領域提案型)

    三浦 智也

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    配分額:5200000円 ( 直接経費:4000000円 、 間接経費:1200000円 )

    筆者らは、4,4-ジ(ボリル)-1-ペンテンをアリルホウ素化試薬の前駆体として用いると、三置換アルケン部位を有するホモアリルアルコールが立体選択的に得られること見出した。また二重結合の移動に用いる遷移金属触媒を適切に選択することで、三置換アルケン部位の幾何を作り分けることができた。すなわち、二重結合異性化触媒としてGrotjahn触媒([CpRu(L)(MeCN)]PF6)を用いると、(E)-ホモアリルアルコールが環状ボロン酸エステルとして収率84%、93%で得られ、一方で、[Pd(Br)(PtBu3)]2を用いると、系中で生成する(E)-ホモアリルアルコールのアルケン部位がPd触媒の作用によりさらにE/Z異性化し、(Z)-ホモアリルアルコールが収率68%、96%で得られた。さらに、筆者らが開発したドミノ触媒反応を用いて、ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤として重要な放線菌由来ポリケチド (+)-trichostatin Aの類縁体として、最近、構造決定された (+)-isotrichostatic acidや(-)-isotrichostain RKを不斉合成した。

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  • 末端アルキンのワンポット多官能基化反応の開発

    研究課題/領域番号:16K05694  2016年04月 - 2019年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

    三浦 智也

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    配分額:4810000円 ( 直接経費:3700000円 、 間接経費:1110000円 )

    トリアゾールは、末端アルキンとアジドとの1,3-双極子付加環化反応により簡便に合成することができる。我々は、トリアゾールをα-イミノカルベン種の前駆体として利用できること見出し、アルキンとの環化反応を2009年に報告した。この報告は、トリアゾールの反応剤としての有用性を合成化学分野に提示し、その後、著しい数の追随研究を誘起することになった。今回、我々は、トリアゾールをα-イミノカルベン種の前駆体とする反応が、末端アルキンを出発原料としてトリアゾールを単離することなくワンポットで行うことができることを見出し、いくつかの新反応を報告した。

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  • 光と金属を用いる直截的分子変換手法の開発

    研究課題/領域番号:15H05756  2015年05月 - 2020年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(S)  基盤研究(S)

    村上 正浩, 三浦 智也, 増田 侑亮, 石田 直樹, 矢田 陽

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    配分額:200980000円 ( 直接経費:154600000円 、 間接経費:46380000円 )

    入手容易な炭化水素などの化合物を、光と金属触媒の作用によって有用な化合物へと直截的に変換する合成手法を開発した。例えば、単純な構造の炭化水素の炭素-水素結合を切断して、そこに二酸化炭素を直截固定化するカルボン酸合成法を開発した。反応性に極めて乏しい飽和炭化水素も反応させることに成功した。また、末端アルキンから出発して、ホウ素導入、アルケンの移動、アルデヒドへの付加を経て、連続する不斉中心を有するホモアリルアルコールを立体選択的に合成する手法を開発した。様々なホウ素化反応剤や金属触媒を用いることによって、多様な誘導体の合成を可能にした。

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  • 反応集積化を活用したトリアゾール類の新しい分子変換反応の開発

    研究課題/領域番号:24106718  2012年04月 - 2014年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)  新学術領域研究(研究領域提案型)

    三浦 智也

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    配分額:6760000円 ( 直接経費:5200000円 、 間接経費:1560000円 )

    我々は既に,ロジウム触媒の存在下で,末端アルキンから容易に合成可能な1-スルホニル-1,2,3-トリアゾールに,水やアリルアルコールを作用させると,α-アミノケトンやα-アリル-α-アミノケトンが生成することを報告している。また,反応集積化を活用し, 銅触媒を用いる末端アルキンからのトリアゾールの合成とロジウム触媒反応をワンポットで行えることも見いだしている。すなわち,炭素-酸素結合や炭素-窒素結合,および炭素-炭素結合と異なる結合を一挙に末端アルキンへ導入することができた。今回,アリルフェニルスルフィドを作用させると,アリルアルコールの場合とは異なる位置で炭素-炭素結合を導入することに成功した。具体的には、CuTC錯体とRh2(OCOtBu)4錯体の存在下でフェニルエチンにトシルアジドとアリルフェニルスルフィドを作用させ,室温で6時間撹拌した後に,さらに120度で30分間マイクロ波照射すると4-フェニル-4-フェニルスルファニル-5-(N-トシルイミノ)ペンタ-1-エンが収率81%で得られた。さらに,α,β-不飽和アルデヒドを作用させると,trans-2,3-ジヒドロピロールが立体選択的に得られることも見いだした。本反応は,トリアゾールから生じたα-イミノロジウムカルベンにクロトンアルデヒドが付加し,4-オキサゾリン中間体が系中で生成する。ついで,N,O-アミナール部位の開環及び環の巻き直しが起こり,trans-2,3-ジヒドロピロールに至ったものと考えられる。
    これらトリアゾールを経由する末端アルキンの多官能基化反応は,ステップエコノミーに優れているだけではなく,いずれも目的化合物以外に副生するものは窒素分子のみであるためアトムエコノミーにも優れ,廃棄物を出さないという観点からも環境調和を志向した新しい手法であるといえる。今後とも更に発展させていきたい。

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  • アザメタラサイクルの創製を基盤とする含窒素へテロ環化合物の合成

    研究課題/領域番号:23685019  2011年04月 - 2014年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(A)  若手研究(A)

    三浦 智也

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    配分額:28730000円 ( 直接経費:22100000円 、 間接経費:6630000円 )

    我々は、トリアゾールの環鎖互変異性により系中で生じる「α-ジアゾイミン」をα-イミノカルベン種の前駆体として利用できること発見し、アルキンとの反応を2009年に報告した。この報告は、米国のFokin、Gevorgyanらの報告とともに、トリアゾールの反応剤としての有用性を合成化学分野に提示し、その後指数級数的といえる追随研究を誘起するに至っている。本研究では、我々は特に末端アルキンを出発物質として用い、同時にあるいは順次複数の基質、反応剤、触媒を作用させ、一気に望みの化合物(含窒素へテロ環化合物)に到る、高効率的なワンポット反応の開発に成功した。

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  • 反応集積化を活用した含窒素ヘテロ環構築反応の開発

    研究課題/領域番号:22106520  2010年 - 2011年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)  新学術領域研究(研究領域提案型)

    三浦 智也

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    配分額:7020000円 ( 直接経費:5400000円 、 間接経費:1620000円 )

    γ位に置換基をもつアリルボロナートを用いたアルデヒドのアリル化反応は、ジアステレオ選択的にホモアリルアルコールを合成する有用な方法である。この反応ではアリルボロナートの幾何を反映して立体特異的に進行するため、アリルボロナートの幾何を選択的に合成することが、アリル化反応をジアステレオ選択的に進行させるうえで重要な鍵となる。今回、末端アルキンとピナコールボランから容易に合成可能な1-アルケニルボロナートが、ロジウム触媒の存在下で(E)-アリルボロナート((E)-2-アルケニルボロナート)の合成等価体として振る舞い、ジアステレオ選択的にanti体のホモアリルアルコールが得られることを見出した。さらに、末端アルキンとシリルボランから容易に合成可能な2-シリル-1-アルケニルボロナートを用いると、選択性が逆転してsyn体のホモアリルアルコールが得られることも見出した。
    [Rh(nbd)(CH_3CN)_2]SbF6鉗体とdppmから調製したロジウム触媒の存在下で4-クロロベンズアルデヒドに(Z)-1-ペンテニルボロナートを作用させると、1-(4-クロロフェニル)-2-エチルブタ-3-エン-1-オールが収率86%、anti/synの比が96:4のジアステレオ選択性で得られた。本反応はロジウム触媒によるアルケンの異性化反応により(E)-2-ペンテニルボロナートが生成し、ついで(E)-2-ペンテニルボロナートのアルデヒドへの付加反応が6員環いす型遷移状態を経て進行し、anti体のホモアリルアルコールを与えたものと考えうれる。次に、様々な(Z)-1-アルケニルボロナートを用い、4-クロロベンズアルデヒドのアリル化反応を試みたところ、高い収率かつ高いジアステレオ選択性で対応するanti体のホモアリルアルコールが得られることがわかった。

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  • オキシインドール骨格を構築する触媒的環化反応の開発

    研究課題/領域番号:20750078  2008年 - 2009年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)  若手研究(B)

    三浦 智也

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    配分額:4420000円 ( 直接経費:3400000円 、 間接経費:1020000円 )

    本研究では3-アルキリデンオキシインドールを立体選択的に合成する方法を開発した。本法は、共通する基質(2-(アルキニル)フェニルイソシアナート)を用い、反応試剤を変えるだけで、様々な置換基をもつ3-アルキリデンオキシインドールを立体選択的に合成できるため、創薬研究などへの応用が期待できる。

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  • ロジウム触媒を用いる連続的な炭素-炭素結合生成反応の開発

    研究課題/領域番号:18750084  2006年 - 2007年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)  若手研究(B)

    三浦 智也

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    配分額:3600000円 ( 直接経費:3600000円 )

    平成19年度は、ロジウム触媒による連続的な炭素-炭素結合生成を伴う、(1)1,6-ジインの環化反応、(2)2-(アルキニル)フェニルイソシアナートの環化反応を開発することが出来た。
    (1)触媒量(2.5mo1%)のヒドロキソ(1,5-シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー存在下、1,6-ジインと2当量のアリールボロン酸を1,4-ジオキサン/水の混合溶媒中、室温で12時間撹拌したところ、環外二重結合部位にアリール基を有する1,2-ジアルキリデンシクロペンタンが高収率で得られた。ロジウムとアリールポロン酸とのトランスメタル化により生成したアリールロジウム種が、1,6-ジインのアルキン部位に分子間で1,2-付加してアルケニルロジウム中間体を与える。続いて、アルケニルロジウム中間体が分子内のアルキン部位に1,2-付加し、プロトン化を経て生成したもの考えている。
    (2)触媒量(2.5mol%)のヒドロキソ(1,5-シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー存在下、ベンゼン環上にアルキニル基とイソシアナト基を有する2-(アルキニル)フェニルイソシアナートと1.5当量のアリールボロン酸をテトラヒドロフラン中、室温で12時間撹拌したところ、環外二重結合部位にアリール基を有する3-アルキリデンオキシインドールが立体選択的に得られた。まず、アリールロジウム種と基質が酸化的環化を経てロダサイクル中間体となり、トランスメタル化、還元的脱離、プロトン化を経て3-アルキリデンオキシインドールに至ると考えている。

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  • 配位子の特性を生かしたマンガン窒素錯体の合成とそれを用いた求核的アミノ化反応

    研究課題/領域番号:01J11325  2001年 - 2002年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 特別研究員奨励費  特別研究員奨励費

    三浦 智也

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    配分額:2000000円 ( 直接経費:2000000円 )

    前年度は、Cp環上に電子求引性基が置換している新規レニウム窒素錯体((Cp-CO_2H)Re(CO)_2(N_2)と(Cp-CO_2Et)Re(CO)_2(N_2))を合成した。そこで、MeLiやPhLiなどを含め各種炭素求核剤との反応を鋭意検討したが、配位窒素分子とはいずれの場合も反応しなかった。そこで、より効率良く配位窒素分子を活性化するために、レニウム金属に加えLewis酸性を持つ金属の2点で配位窒素分子を活性化するHeterobimetallicな窒素錯体を合成することにした。具体的には、先に合成した(Cp-CO_2H)Re(CO)_2(N_2)より(Cp-CONMe(o-C_6H_4-OH)Re(CO)_2(N_2)と(Cp-CONMe(1,8-C_<10>H_6-OH))Re(CO)_2(N_2)を合成し、これに適切なLewis酸性を持つ金属化合物を作用し、芳香環上の水酸基と反応させ反応系中にてHeterobimetallicな窒素錯体の合成を試みることにした。まず、(Cp-CO_2H)Re(CO)_2(N_2)より(Cp-COCl)Re(CO)_2(N_2)を合成し、ついで、これと適切なアミノアルコールを反応させ、対応する窒素錯体を合成した。これらのレニウム窒素錯体の配位窒素分子の赤外吸光分析を行ったところ、窒素分子の伸縮振動の値は(Cp-CO_2Et)Re(CO)_2(N_2)の時と同様にCp環上に電子求引性基が置換しているため、官能基のないCpRe(CO)_2(N_2)(υ:2142cm^<-1>)よりも値が大きく2150,2157cm^<-1>であった。次に、これらの新規錯体にLewis酸性を持つ金属(AlMeCl_2,AlMe_3,TiCl_4,Ti(Oi-Pr)_4,SnCl_4等)を作用し、^1HNMRにて錯形成を確認した後に、金属2点で配位窒素分子を活性化しているかを配位窒素分子の赤外吸光分析にて確認した。その結果、いずれの場合も窒素分子の伸縮振動の値に変動がなく、配位窒素分子とLewis酸性を持つ金属との間で相互作用がないことがわかった。以上、配位子の特性を生かした様々な窒素錯体を合成し、各種炭素求核剤との求核付加反応を検討した。しかし、これまでのところ、配位窒素分子に求核剤を付加させることは困難であった。

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担当授業科目

  • 先端分子デザイン概論4 (2024年度) 後期  - その他

  • 化学基礎 (2024年度) 第2学期  - 火3~4,金1~2

  • 化学基礎 (2024年度) 第2学期  - 火3~4,金1~2

  • 化学基礎 (2024年度) 第2学期  - 火3~4,金1~2

  • 合成化学各論4 (2024年度) 第3学期  - その他

  • 実用触媒活用論 (2024年度) 前期  - 木3~4

  • 工業触媒化学1 (2024年度) 前期  - その他

  • 応用化学ゼミナール1 (2024年度) 前期  - その他

  • 応用化学ゼミナール2 (2024年度) 後期  - その他

  • 応用化学各論2 (2024年度) 第3学期  - その他

  • 応用化学特別研究 (2024年度) 通年  - その他

  • 応用化学系演習 (2024年度) その他  - その他

  • 有機化学Ⅳ (2024年度) 第3学期  - 月1,木5

  • 有機化学Ⅴ (2024年度) 第3学期  - 月2,木6

  • 有機化学基礎1 (2024年度) 第1学期  - 金3~4

  • 有機化学基礎2 (2024年度) 第2学期  - 金3~4

  • 有機化学1 (2024年度) 1・2学期  - 金3~4

  • 有機化学2 (2024年度) 第3学期  - 月1~2,木5~6

  • 有機化学3 (2024年度) 第3学期  - 月1~2,木5~6

  • 有機工業化学 (2024年度) 第4学期  - 木5~6

  • 有機工業化学 (2024年度) 第4学期  - 木5~6

  • 有機遷移金属化学 (2024年度) 前期  - その他

  • 有機金属化学 (2024年度) 後期  - その他

  • 有機金属化学演習 (2024年度) その他  - その他

  • 有機金属化学特別演習 (2024年度) 通年  - その他

  • 物質合成化学特論4 (2024年度) 後期  - その他

  • 特別研究 (2024年度) その他  - その他

  • 環境有機化学I (2024年度) 第4学期  - 木5~6

  • 先端分子デザイン概論4 (2023年度) 夏季集中  - その他

  • 創成化学特論 (2023年度) 前期  - その他

  • 化学基礎 (2023年度) 第2学期  - 火3~4,金1~2

  • 化学基礎 (2023年度) 第2学期  - 火3~4,金1~2

  • 化学基礎 (2023年度) 第2学期  - 火3~4,金1~2

  • 合成化学各論4 (2023年度) 夏季集中  - その他

  • 基礎有機化学 (2023年度) 第1学期  - 金3~4

  • 実用触媒活用論 (2023年度) 前期  - 木3~4

  • 工業触媒化学1 (2023年度) 前期  - その他

  • 応用化学ゼミナール1 (2023年度) 前期  - その他

  • 応用化学ゼミナール2 (2023年度) 後期  - その他

  • 応用化学基礎 (2023年度) 前期  - その他

  • 応用化学特別研究 (2023年度) 通年  - その他

  • 応用化学系演習 (2023年度) その他  - その他

  • 有機化学Ⅳ (2023年度) 第3学期  - 月1,木5

  • 有機化学Ⅴ (2023年度) 第3学期  - 月2,木6

  • 有機化学基礎1 (2023年度) 第1学期  - 金3~4

  • 有機化学基礎2 (2023年度) 第2学期  - 金3~4

  • 有機化学1 (2023年度) 1・2学期  - 金3~4

  • 有機化学2 (2023年度) 第3学期  - 月1~2,木5~6

  • 有機化学3 (2023年度) 第3学期  - 月1~2,木5~6

  • 有機化学I (2023年度) 第2学期  - 金3~4

  • 有機工業化学 (2023年度) 第4学期  - 木5~6

  • 有機工業化学 (2023年度) 第4学期  - 木5~6

  • 有機遷移金属化学 (2023年度) 前期  - その他

  • 有機金属化学 (2023年度) 後期  - その他

  • 有機金属化学 (2023年度) 後期  - その他

  • 有機金属化学演習 (2023年度) 通年  - その他

  • 有機金属化学演習 (2023年度) その他  - その他

  • 有機金属化学特別演習 (2023年度) 通年  - その他

  • 物質合成化学特論4 (2023年度) 夏季集中  - その他

  • 特別研究 (2023年度) その他  - その他

  • 環境有機化学I (2023年度) 第4学期  - 木5~6

  • 化学基礎 (2022年度) 第2学期  - 火3~4,金1~2

  • 化学基礎 (2022年度) 第2学期  - 火3~4,金1~2

  • 化学基礎 (2022年度) 第2学期  - 火3~4,金1~2

  • 合成化学各論4 (2022年度) 夏季集中  - その他

  • 合成化学各論1 (2022年度) 第1学期  - 金3~4

  • 合成化学各論2 (2022年度) 第2学期  - 金3~4

  • 合成化学各論6 (2022年度) 夏季集中  - その他

  • 基礎有機化学 (2022年度) 第1学期  - 金3~4

  • 実践応用化学 (2022年度) 前期  - その他

  • 応用化学ゼミナール1 (2022年度) 前期  - その他

  • 応用化学ゼミナール2 (2022年度) 後期  - その他

  • 応用化学基礎 (2022年度) 後期  - 月3~4,火3~4

  • 応用化学特別研究 (2022年度) 通年  - その他

  • 有機化学及び演習2 (2022年度) 第3学期  - 月1~2,木5~6

  • 有機化学基礎 (2022年度) 1・2学期  - 金3~4

  • 有機化学基礎1 (2022年度) 第1学期  - 金3~4

  • 有機化学基礎2 (2022年度) 第2学期  - 金3~4

  • 有機化学1 (2022年度) 1・2学期  - 金3~4

  • 有機化学2 (2022年度) 第3学期  - 月1~2,木5~6

  • 有機化学3 (2022年度) 第3学期  - 月1~2,木5~6

  • 有機化学I (2022年度) 第2学期  - 金3~4

  • 有機工業化学 (2022年度) 第4学期  - 木5~6

  • 有機工業化学 (2022年度) 第4学期  - 木5~6

  • 有機遷移金属化学 (2022年度) 後期  - 水1~2

  • 有機金属化学 (2022年度) 後期  - その他

  • 有機金属化学演習 (2022年度) 通年  - その他

  • 物質合成化学特論8 (2022年度) 夏季集中  - その他1~7,その他8

  • 合成化学各論4 (2021年度) 夏季集中  - その他

  • 合成化学各論1 (2021年度) 第1学期  - 金3,金4

  • 合成化学各論2 (2021年度) 第2学期  - 金3,金4

  • 合成化学各論6 (2021年度) 夏季集中  - その他

  • 基礎有機化学 (2021年度) 第1学期  - 金3~4

  • 実践応用化学 (2021年度) 前期  - その他

  • 応用化学ゼミナール1 (2021年度) 前期  - その他

  • 応用化学ゼミナール2 (2021年度) 後期  - その他

  • 応用化学特別研究 (2021年度) 通年  - その他

  • 有機化学基礎 (2021年度) 1・2学期  - 金3,金4

  • 有機化学基礎1 (2021年度) 第1学期  - 金3,金4

  • 有機化学基礎2 (2021年度) 第2学期  - 金3,金4

  • 有機化学1 (2021年度) 1・2学期  - 金3,金4

  • 有機化学1 (2021年度) 1・2学期  - 金3,金4

  • 有機工業化学 (2021年度) 第4学期  - 木5,木6

  • 有機工業化学 (2021年度) 第4学期  - 木5,木6

  • 有機遷移金属化学 (2021年度) 後期  - 水1~2

  • 有機金属化学 (2021年度) 後期  - その他

  • 有機金属化学演習 (2021年度) 通年  - その他

  • 物質合成化学特論4 (2021年度) 集中  - その他

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