2024/10/18 更新

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シバカワ ヒロコ
柴川 弘子
Shibakawa Hiroko
所属
教育学域 助教
職名
助教

学位

  • 博士(学術) ( 2019年3月   神戸大学大学院人間発達環境学研究科 )

  • 修士(学術) ( 2013年3月   神戸大学 )

研究キーワード

  • 持続可能な開発のための教育(ESD)

  • 社会教育

  • ボランティア学習

  • 生涯学習

研究分野

  • 人文・社会 / 教育学  / 生涯学習

  • 人文・社会 / 教育学  / 社会教育

学歴

  • 神戸大学   Graduate School of Human Development and Environment   Division of Education and Learning

    2011年4月 - 2019年3月

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    国名: 日本国

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経歴

  • 岡山大学   学術研究院教育学域 ESD協働推進センター   助教

    2021年4月 - 現在

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    国名:日本国

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所属学協会

 

論文

  • Quintuple Helix Lens for Transformation: An Okayama Model of Education for Sustainable Development 査読 国際共著

    Irina Safitri Zen, Hiroko Shibakawa

    Frontiers in Sustainability   3   2022年5月

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    担当区分:責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:Frontiers Media SA  

    What transforms society? Using the quintuple helix model (QHM) of social innovation, this study examines how the Okayama Education for Sustainable Development (ESD) project has transformed the local community and its people, and how this has led to global recognition. Okayama is known as a world leader in ESD and their unique approach is called the Okayama Model of ESD. This study further looks at the institutional configuration on the elements contributed to knowledge co-creation and how the key actors interacted to contribute to societal transformation through knowledge, social innovation, and institutional setting. The goal of this study is to outline the Okayama Model of ESD using the QHM lens constituted of five helices; education, politics, society, economy, and the natural environment. This study applies a qualitative research method, in which key actors who contribute most to the development of the Okayama Model of ESD are identified by content analysis and semi-structured interviews that are conducted using the life history method. The result shows that the firm ground of the political subsystem facilitates the interaction among the stakeholders in the three subsystems–education, social, and natural environment, which ultimately contributes to the joining of the economic subsystem and the initiation of the knowledge circulation process. Transformation necessitates a city-wide approach involving a network of multiple actors to collaborate for knowledge co-creation and circulation, and the establishment of a new social values system. The study revealed several key points of local action that accelerated the transformation process by helping in value creation, knowledge convergence, and system interaction, which was instilled early through all forms of education—multiple actors' interaction that shapes through the ESD project that stimulates the triangulation of mind, hearts, and hands. This way, the city of Okayama functions as a living laboratory for the Okayama Model of ESD. This situation naturally promotes Mode 3 of the knowledge co-creation system, and the principles of civic collaboration and citizen engagement developed through the Okayama Model of ESD have been elaborated in the prefecture-wide vision statement.

    DOI: 10.3389/frsus.2022.798330

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  • ESD実践共同体を形成促進する教育実践の構造に関する一考察:岡山におけるサービス・ラーニング事例からの示唆 招待 国際誌

    柴川弘子

    85 - 90   2020年1月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)   出版者・発行元:モンゴル国立大学、モンゴル国立教育大学  

    本稿では,いずれも中山間地域にある二つの公立高校でESDを意識した「総合的な学習の時間」のサービス・ラーニング事例の分析を通じ,ESDに資する教育実践の要件としてのESD実践共同体の組織化過程を明らかにした。その過程における教師や地域の人々の持続可能性に対する態度・価値観・教育観の変容の契機の分析により,不確実性の受容や,持続可能性を追求する中で起きる葛藤・矛盾に対する態度,子どもの「現実」を起点にした学びあいの教育観などを涵養する実践の構造(仕掛け)がESDとしてのサービス・ラーニングに求められることが明らかになった。また,それらはESDを仕掛けていく側,すなわち教師に求められる新たな資質能力の形成に示唆を与えるものとして示された。

    添付ファイル: Full Paper Hiroko Shibakawa.pdf

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  • ESDにおけるEducation「教育」概念の批判的検討

    柴川 弘子

    神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要   10 ( 2 )   73 - 90   2017年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:神戸大学大学院人間発達環境学研究科  

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    その他リンク: http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/E0041228

  • サービス・ラーニング教育理論に 関する批判的検討:~ESD実践としての新展開に向けて~ 査読

    柴川 弘子

    日本福祉教育・ボランティア学習学会研究紀要   29 ( 0 )   124 - 135   2017年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本福祉教育・ボランティア学習学会  

    本稿においては、「持続可能な開発」を基軸とした学習支援の理論的基盤の構築を目指す研究として、ESDに資する実践としてのサービス・ラーニングの可能性を検討し、その実践上の課題を明らかにすることを目的とした。そこで、まずESDの学習論及びその課題と、サービス・ラーニングの歴史的背景を概観した上で、定義と鍵概念を整理し、その課題を明らかにした。それらを踏まえ、ESDの視点からサービス・ラーニングの学習概念の核となる「変容的学習」と、その学習が前提とする「市民像」と「コミュニティ」、基盤にある「政治性」及び「互酬性」概念について先行研究に基づいて考察し、ESDとしてのサービス・ラーニングの要件を明らかにした。サービス・ラーニングは、ESDにおける「持続可能性」概念に触れることで実践の質的な変容がもたらされ、ESD「実践共同体」の形成と、相互変容的な学習を促進する可能性を有すことが明らかになった。

    DOI: 10.20711/jaass.29.0_124

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  • 変容的生涯学習としてのESDの新たな可能性と課題 : SDGs達成のその先を展望して (特集 新しい時代の生涯学習とSDGs)

    柴川 弘子

    日本生涯教育学会年報   ( 42 )   3 - 19   2021年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本生涯教育学会  

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  • 学生間の相互性に着目したインクルーシブ教育のケーススタディ : 韓国ナザレ大学におけるドウミ制度及び寄宿舎共同生活

    村田 観弥, 近藤 龍彰, 張 主善, 盛 敏, 柴川 弘子, 金 鐘敏, 赤木 和重, 津田 英二

    神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要   9 ( 1 )   29 - 43   2015年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:神戸大学大学院人間発達環境学研究科  

    DOI: 10.24546/81009123

    CiNii Article

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    その他リンク: http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/81009123

  • 知的障害のある青年が大学生になることに関する一考察 : 韓国ナザレ大学リハビリテーション自立学科の調査を通して

    近藤 龍彰, 柴川 弘子, 森本 彩, 赤木 和重, 津田 英二

    神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要   7 ( 1 )   135 - 152   2013年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:神戸大学大学院人間発達環境学研究科  

    DOI: 10.24546/81005368

    CiNii Article

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    その他リンク: http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/81005368

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書籍等出版物

  • ESD動画教材 地域と関わり合う教師たちーESDの発展に向けてー副読本

    柴川弘子( 担当: 編集)

    岡山大学大学院教育学研究科ESD協働推進室  2021年3月 

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  • Supplementary Reader : The Video Learning Material "Teachers Engaged with the Local Community - towards Development of ESD-"

    Hiroko Shibakawa( 担当: 編集)

    Okayama University Graduate School of Education ESD Promotion Centre  2021年3月 

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    総ページ数:41   担当ページ:41   記述言語:英語 著書種別:教科書・概説・概論

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  • 2020年度 住友財団 日本関連研究採択 『研究中間報告書:「ESD岡山モデルの再訪:マレーシアと日本のESDの再方向付けに向けた教訓」』

    柴川弘子, イリナ・サフィトリ・ゼン( 担当: 編集)

    2021年3月 

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  • 持続可能な開発目標のための教育−学習目標−、ユネスコ

    籐井浩樹, 柴川弘子, 大安喜一( 担当: 共訳)

    ユネスコ、岡山大学大学院教育学研究科ESD協働推進室、公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)  2020年9月  ( ISBN:9789230001216

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  • 岡山発 地域で進めるESDの手引き

    柴川弘子, 山田一隆, 藤井浩樹( 担当: 共編者(共編著者))

    岡山ESD推進協議会  2020年3月 

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    記述言語:日本語

    学校・公民館・地域住民の協働によるESDの推進=「ESD岡山モデル」を新たな地域でのESD活動に生かすために,先行事例の分析と整理に基づいて活動の評価指標を作成した。本手引きは,社会教育・学校教育の関係者らが,従来のESD活動を評価・改善したり,今後取り組むESD活動の目標を定めたりする際に,その指標を有効活用してもらうためのものである。筆者はESD関係者への聞き取り調査を行い,評価指標を適用しながら岡山市内の二つのモデル事例を分析し,写真と共にそれぞれの経緯と現状,及び今後の展望を伝えた。

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  • Starting with Okayama - Guide to Promoting Education for Sustainable Development (ESD) in Local Communities

    ( 担当: 共編者(共編著者))

    2020年3月 

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    総ページ数:8   記述言語:英語 著書種別:事典・辞書

    『岡山発 地域で進めるESDの手引き』を元に,開発したESDの評価指標と,岡山におけるESD推進の理念である地域コミュニティをベースにした「ESD岡山モデル」の先進事例を,評価指標を用いた分析と共に提示した。それらを主に国外のRCEやESD教師教育に取り組む高等教育機関に活用されることを想定して編集した。
    企画制作:岡山大学(柴川弘子,山田一隆,藤井浩樹)

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  • ESDってなんだ?Vol.2 『ESDを学校ですすめるために』

    片岡雅子, 小森順子, 原明子( 担当: 共著)

    岡山市教育委員会事務局指導課  2018年2月 

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    総ページ数:14   記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論

    岡山市立学校のESDの実践をより充実させるためのヒントを示した冊子。岡山市の教員や様々な立場の人々と、ESDに関する課題を洗い出し、話し合ったことを元に作り上げた冊子。

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  • ESDってなんだ?-はじめてESDを実践する先生のためにー

    片岡雅子, 原明子( 担当: 共著)

    岡山市教育委員会  2016年3月 

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    総ページ数:9   記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論

    小中学校の先生がESDに取り組む際に押さえておきたいポイントをまとめた冊子。

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MISC

  • アメリカン・サイエンティスト誌「It Takes a Whole School」事例 執筆協力

    アメリカン・サイエンティスト   110 ( 4 )   244 - 247   2022年7月

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    記述言語:英語   掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)  

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  • Japan • A ‘Whole Community Service’ Learning Approach to ESD 査読

    柴川弘子

    Whole school approaches to sustainability : exemplary practices from around the world   13 - 17   2022年3月

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    記述言語:英語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(国際会議プロシーディングズ)  

    添付ファイル: WSA REPORT - FINAL V 26-3 Low Res.pdf

    DOI: 10.18174/572267

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講演・口頭発表等

  • Developing Multi-dimentional Learning Programme of ESD towards Teacher Education in Collaboration with ASPnet 招待

    Hiroko SHIBAKAWA

    ICSE: International Conference on Sustainability Education  2022年9月10日 

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    開催年月日: 2022年9月9日 - 2022年9月10日

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

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  • Today's Society Excavated 2000 Years Later in the Future 国際会議

    ART CLIMATE CHANGE Webinar & Workshop, Kullyyah of Architecture and Environmental Design (KAED), International Islamic University Malaysia  2022年5月20日 

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    開催年月日: 2022年5月20日

    記述言語:英語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • Summarization - River as a Platform of ESD - 招待

    柴川弘子

    国際イスラミック大学マレーシア建築環境デザイン学部持続可能な開発トークシリーズ第2回 川へのケア:ESDの実践  2021年6月2日 

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    開催年月日: 2021年6月2日

    記述言語:英語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    添付ファイル: 210602 River Care Webinar Summarization.pdf

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  • Okayama Model of Education for Sustainable Development, ESD: the Japan Experience ESD岡山モデル:日本の経験 招待

    柴川弘子

    国際イスラミック大学マレーシア建築環境デザイン学部持続可能な開発トークシリーズ第1回 岡山における持続可能な実践共同体とマレーシアへの教訓  2021年5月7日 

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    開催年月日: 2021年5月7日

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(基調)  

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  • Towards a New Phase in Teacher Education for ESD: Curriculum Development to Foster Teacher's Sustainability Competences ESDの教師教育の新たなフェーズに向けて:教師のサステナビリティ能力を涵養するためのカリキュラム開発 国際会議

    柴川弘子, 藤井浩樹

    高等教育サミット2020  2020年9月1日  コペルニクスアライアンス、saguf, td-net, ベルン大学、ローザンヌ大学

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    開催年月日: 2020年8月31日 - 2020年9月2日

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    スイス・ベルン大学及びローザンヌ大学他複数の欧州大学間アライアンス共催の「高等教育サミット2020」における分科会「Solution Room」は,ESDの教師教育に精力的に取り組むスイス・チューリッヒ国立芸術大学,ドイツ・ロイファナ大学リューネブルクと岡山大学が,それぞれの教員養成課程における学生のサステナビリティコンピテンシーの向上のための新たな取り組みを発表し,課題を提示すると共に,いくつかの解決策をサミット全体への提案として提示することを目的としている。柴川らはこれまでユネスコスクール教員を対象とした現職教員研修の経験と,ESD教師教育資質能力枠組みの研究成果を踏まえながら,新たな挑戦としてESDを基軸とした学部の改組に取り組む中で直面している,教師のサステナビリティ能力を本質的な涵養を目指す上での複数の課題を示した。

    添付ファイル: HES2020 Solution Room 2.3 Okayama University ESD Promotion Centre.pdf

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  • A Study on the Structure of Educational Practice to Promote the Formation of ESD Communities of Practice: Implications from Service Learning Cases in Okayama ESD実践共同体を形成する教育実践の構造に関する一考察:岡山におけるサービス・ラーニングの事例からの示唆 招待 国際会議

    柴川弘子

    The 6th Conference on Education Policy and Policy Analysis 2020, organized by National Joint Research of Mongolia, Ulaanbaatar, Mongolia  2020年1月17日  モンゴル国立共同研究機関

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    開催年月日: 2020年1月17日 - 2020年1月18日

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:モンゴル国立教育大学  

    中山間地域にある二つの公立高校でESDを意識したサービス・ラーニングを通じた実践共同体の組織化過程において,教師や地域の人々の持続可能性に対する態度・価値観・教育観の変容の契機の分析し,不確実性の受容や,持続可能性を追求する中で起きる葛藤・矛盾に対する態度,子どもの「現実」を起点にした学びあいの教育観などを涵養する実践の構造(仕掛け)がESDとしてのサービス・ラーニングに求められることを示した。また,それらはESDを仕掛けていく側,すなわち教師に求められる新たな資質能力の形成に示唆を与えるものであった。

    添付ファイル: Presentation Slide Hiroko Shibakawa-圧縮済み.pdf

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  • ユネスコスクールとESDのさらなる深化に向けて 招待

    柴川弘子

    令和2年度文部科学省委託事業「ユネスコ未来共創プラットフォーム事業」 令和2年度ユネスコスクール中四国ブロック大会 持続可能なユネスコスクールとESDーその仕組みと仕掛けー  2020年11月28日 

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    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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  • ホール・コミュニティ・アプローチで進める持続可能な開発のための教育(ESD)

    柴川弘子

    岡山大学ESDレクチャーシリーズ「エジプトとの対話」第3回  2020年10月24日 

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    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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共同研究・競争的資金等の研究

  • ESD教師教育に向けた実践共同体を形成促進する多元的学習モデルの開発

    研究課題/領域番号:21K13574  2021年04月 - 2025年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究  若手研究

    柴川 弘子

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    配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )

    本研究の目的は、ESD(持続可能な開発の教育)のための教師教育の発展に向けて、ESDに取り組む教師の実践共同体の形成を促進する、多元的な学習プログラムのモデルを開発することである。対象としている岡山県ユネスコスクール高校ネットワークは、教師の提案により組織された県内のユネスコスクール加盟校のグループであり、ESD推進担当の教師の学び合いの場・教員養成の場としても機能することも展望している。初年度はESDに取り組む教師の実践共同体の実態を明らかにすることを目的とし、メンバー確定後、複数の教師へのライフ・ヒストリー法と半構造化面接法を用いた調査を行った。一番参加歴の長い教師から始め、彼らがそこでどのような学びや経験を得ており、意味づけているのかを調査した。現時点では、活動を通じて、ESDとして重要な多元的で多角的な視点や、ローカルな問題とグローバルな問題の相関性を意識した取り組みの意義や価値を認識していること、その契機が確認できている。この調査に先駆けて、国内外のESD、教師教育、実践共同体の学びに関する文献研究を行い、それらを共同的学習プログラムの開発に活かすことができている。ユネスコスクール卒業学生らと教師らのディスカッションにより開発した学習プログラムは、それぞれの学校の取り組むESD活動の切り口と近接するSDGに関して、これまで交流を続けてきた海外のユネスコスクールの生徒と高校生らが共同でスローガンとアートを作成し、カレンダーの形式にまとめて国内外に発信するものとなった。スローガンとアートを作成するため、相互の国や文化について学習し、質問などを送り合ったり、それぞれの学校でのESD活動をまとめて振り返り、発表し、意見交換する事前学習会もオンライン開催した。また、教師たちの協議によって、共同学習を進めるためのオンラインプラットフォームを形成することができている。

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  • アジアのESD研究教育拠点の連携による気候変動教育の教師教育推進

    研究課題/領域番号:20KK0047  2020年10月 - 2024年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))  国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

    藤井 浩樹, 市瀬 智紀, 大安 喜一, 柴川 弘子

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    配分額:17420000円 ( 直接経費:13400000円 、 間接経費:4020000円 )

    本研究の目的は、アジア(中国、インド、インドネシア、日本、カザフスタン、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイの9か国)のESD(持続可能な開発のための教育)の研究教育拠点が連携し、世界初の国際標準である「気候変動教育の教師教育プログラムのアジア・フレームワーク」とその普及ガイドを開発することである。そこで、4年間の研究期間内に、各国の研究教育拠点で気候変動教育の教師教育プログラムを開発・実践・評価し、それらの成果をまとめ、アジアの教師教育機関で採用可能で国際的に通用する「気候変動教育の教師教育プログラムのアジア・フレームワーク」を提示する。そして、フレームワークの普及ガイドを作成し、気候変動教育の教師教育をアジアで普及させる。
    令和2年度は、参加国の学校と教師教育機関における気候変動教育の現状と課題を整理した。そして、研究代表者らがアジア太平洋16か国34機関、ユネスコ・バンコク事務所、及びユネスコアジア文化センター(ACCU)と共同開発した「Asia-Pacific ESD Teacher Competency Framework(アジア太平洋ESD教員能力フレームワーク)」を再検討し、これを開発する気候変動教育の教師教育プログラムの要件とすることを確認した。続いて、このフレームワークに基づいて、参加国の研究教育拠点において気候変動教育の教師教育プログラムの開発に着手し、プログラムの目標、内容、教育方法、及び評価法を検討した。
    研究の遂行のために、研究教育拠点のメンバーと協力機関のユネスコ・バンコク事務所が参加するキックオフ会議を開催した(令和3年3月17日、オンライン)。またウェブサイトを開設した。

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  • ESD岡山モデルの再訪:マレーシアと日本のESDの再方向付けに向けた教訓

    2020年04月 - 2021年12月

    住友財団  アジア諸国における日本関連研究助成 

    イリナ・サフィトリ・ゼン, 柴川弘子

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    担当区分:連携研究者 

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担当授業科目

  • ESD「持続可能な開発のための教育」のホール・コミュニティ・アプローチ (2024年度) 第3学期  - 火5~6

  • ESDと総合的な学習A (2024年度) 第2学期  - 火5~6

  • ESDと総合的な学習A (2024年度) 3・4学期  - 水5~6

  • ESDと総合的な学習B (2024年度) 第2学期  - 火5~6

  • サステナビリティのための学びⅠ (2024年度) 第1学期  - 火7~8

  • サステナビリティのための学びⅡ (2024年度) 第2学期  - 火7~8

  • 教育実地展開概論(教育のグローバル化) (2024年度) 第2学期  - 木7,木8

  • 教育実地展開概論(ESD) (2024年度) 第4学期  - 金3,金4

  • 生涯学習社会論 (2024年度) 第2学期  - 水7~8

  • ESD(持続可能な開発のための教育)Ⅰ (2024年度) 第1学期  - 水7~8

  • ESD「持続可能な開発のための教育」のホール・コミュニティ・アプローチ (2023年度) 第3学期  - 火5~6

  • ESDと総合的な学習A (2023年度) 第2学期  - 火5~6

  • ESDと総合的な学習B (2023年度) 第2学期  - 火5~6

  • サステナビリティのための学びⅠ (2023年度) 第1学期  - 火7~8

  • サステナビリティのための学びⅡ (2023年度) 第2学期  - 火7~8

  • 教育実地展開概論(教育のグローバル化) (2023年度) 第2学期  - 木7,木8

  • 教育実地展開概論(ESD) (2023年度) 第4学期  - 金3,金4

  • 生涯学習社会論 (2023年度) 第2学期  - 水7~8

  • SDGs教育Ⅱ (2023年度) 第4学期  - 金1~2

  • ESD「持続可能な開発のための教育」のホール・コミュニティ・アプローチ (2022年度) 第3学期  - 火5~6

  • ESDと総合的な学習A (2022年度) 第4学期  - 火1~2

  • ESDと総合的な学習B (2022年度) 第4学期  - 火1~2

  • 教育実地展開概論(ESD) (2022年度) 第4学期  - 金3,金4

  • 教育科学課題研究 (2022年度) 1~4学期  - その他

  • 生涯学習社会論 (2022年度) 第2学期  - 水7~8

  • ESDと総合的な学習A (2021年度) 第4学期  - 火1~2

  • ESDと総合的な学習B (2021年度) 第4学期  - 火1~2

  • 教育実地展開概論(ESD) (2021年度) 第4学期  - 金3,金4

  • 教育科学課題研究 (2021年度) 1~4学期  - その他

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