研究者詳細 - 杉本　誠一郎

論文 - 杉本　誠一郎

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杉本誠一郎, 村上正和, 太田徹哉, 市原周治, 内藤稔, 清水信義

日本臨床外科学会雑誌 66 ( 12 ) 3053 - 3057 2005年12月

Thoracoscopic operation with local and epidural anesthesia in the treatment of pneumothorax after lung transplantation 査読国際誌

S Sugimoto, H Date, R Sugimoto, M Okazaki, M Aoe, Y Sano, N Shimizu

JOURNAL OF THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY 130 ( 4 ) 1219 - 1220 2005年10月

長期追跡中(25年),リンパ節・骨転移再発治癒後に発症した乳癌肝転移の1例

杉本誠一郎, 土井原博義, 小笠原豊, 清水信義, 浜崎周次

乳癌の臨床 19 ( 5 ) 501 - 504 2004年10月

胸壁切除術にて診断の確定した甲状腺乳頭癌肋骨転移の1例

杉本誠一郎, 永広格, 青江基, 清水信義

日本呼吸器外科学会雑誌 18 ( 6 ) 751 - 754 2004年9月

記述言語：日本語出版者・発行元：特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会

初回手術後16年目に胸壁切除術にて診断の確定した甲状腺乳頭癌肋骨転移の1切除例を経験したので報告する.症例は74歳, 男性.58歳時に他院で甲状腺良性腫瘍にて手術を施行された.2003年3月, 検診で胸部異常陰影を指摘され, 精査加療目的で当院へ紹介された.胸部X線写真では左第6肋骨の融解像を伴う長径6cmの腫瘤影を認め, 胸部CTでは径7.3×4.8cmの血流豊富な骨破壊性の腫瘤を認めた.CTガイド下針生検で転移性腺癌疑いと診断され, 全身を検索したが原発巣は認められなかった.左第6肋骨腫瘍と診断し, 胸壁切除・再建術 (メッシュ) を施行.病理組織学的に甲状腺濾胞型乳頭癌の肋骨転移と診断された.術後の経過は良好で術後18病日に退院した.甲状腺全摘・¹³¹I内照射を施行していないため, 今後も厳重な経過観察が重要である.

DOI： 10.2995/jacsurg.18.6_751

肺癌術後気管支断端ろうに対してフィブリン糊の粘膜下注入で閉鎖し得た1例

徳毛誠樹, 永広格, 杉本誠一郎, 田尾裕之, 源寛二, 清水信義

日本呼吸器外科学会雑誌 18 ( 6 ) 716 - 720 2004年9月

記述言語：日本語出版者・発行元：特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会

症例は76歳, 男性.原発性肺癌に対して右上葉切除術施行後, 膿胸, MRSA肺炎, 急性呼吸不全を合併し人工呼吸管理を要した.人工呼吸管理中の術後28日目に気管支断端疲を発症したが, 全身状態不良で瘻孔が径約3mmと微小であったことから手術的加療ではなく内視鏡的加療を選択した.気管支鏡下に瘻孔周囲の健常粘膜下にフィブリン糊を注入し, 周囲粘膜を膨隆させることで瘻孔閉鎖を試みた.胸腔内洗浄も連日行い, 粘膜下注入を合計5回施行し, 最終的に約2週間で瘻孔を閉鎖し得た.瘻孔閉鎖後は人工呼吸器より離脱し, 膿胸も治癒したため術後174日目に近医に転院となった.<BR>この方法は術後の気管支断端瘻のうち微小瘻孔症例, 再手術不能症例においてまず試みられるべき有効な治療法であると考えられた.

DOI： 10.2995/jacsurg.18.6_716

乳房温存療法後に発症したBOOP様肺炎の3例

杉本誠一郎, 土井原博義, 高橋寛敏, 小笠原豊, 清水信義

乳癌の臨床 19 ( 4 ) 385 - 390 2004年8月

Mediastinal cyst with rim calcification 査読

Seiichiro Sugimoto, Takahiko Misao, Hideharu Nakano, Masataka Yamane

Japanese Journal of Thoracic and Cardiovascular Surgery 52 ( 5 ) 261 - 263 2004年

記述言語：英語掲載種別：研究論文（学術雑誌）出版者・発行元：Japanese Association for Thoracic Surgery

A 58-year-old man who had been undergoing treatment for chronic pericarditis for 15 months was found to have a calcified mediastinal mass shadow on a chest X-ray and was referred to us for further study and treatment. Chest computed tomography and magnetic resonance imaging showed an anterior mediastinal multilocular tumor with rim calcification. Tumor markers were within normal limits. The patient was preoperatively diagnosed as having a calcified mediastinal cyst, and median sternotomy was performed to remove the cystic tumor and the surrounding thymic tissues. Histological examination revealed that the cyst wall consisted of dense fibrous tissue and calcification without epithelial cell lining on the inner surface. Thymic tissue was present around the cyst wall. Although we suspected a thymic cyst from the intraoperative findings, the final diagnosis was made as mediastinal cyst with rim calcification. We herein present a rare case of mediastinal cyst with rim calcification.

DOI： 10.1007/s11748-004-0121-0

Scopus

PubMed

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CTにて術前診断しえた両側閉鎖孔ヘルニアの1例

杉本誠一郎, 萱野公一, 宮崎医津博, 西岡聖

日本臨床外科学会雑誌 64 ( 9 ) 2327 - 2332 2003年9月

記述言語：日本語出版者・発行元：Japan Surgical Association

患者は59歳,女性.下腹部痛,嘔吐を主訴に当院を受診した.下腹部全体に圧痛やBlumberg徴候,筋性防御を認めたが, Howship-Romberg徴候を認めなかった. CTにて腹水,小腸の拡張,両側閉鎖孔ヘルニアを認めた.両側閉鎖孔ヘルニア嵌頓による穿孔性腹膜炎と診断し,緊急開腹術を施行した.腹腔内には腹水を認め, Treitz靱帯から80cm肛門側の空腸が右閉鎖孔に嵌頓し穿孔していた.左側は容易に整復でき,穿孔を認めなかった.空腸楔状切除術を施行し,両側ヘルニア門を直接縫合閉鎖し卵巣を縫着した.経過は良好で術後24日目に退院した.<br>最近,閉鎖孔ヘルニアは術前診断される症例が増加しているが,両側閉鎖孔ヘルニアは稀で,本邦報告例は自験例を含め51例である.今回, CTにて術前診断しえた両側閉鎖孔ヘルニアの1例を経験したので報告した.

DOI： 10.3919/jjsa.64.2327

CiNii Article

J-GLOBAL

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大網充填術を施行した吻合部潰よう穿孔の1例

杉本誠一郎, 萱野公一, 宮崎医津博, 西岡聖

日本臨床外科学会雑誌 64 ( 6 ) 1497 - 1501 2003年6月

記述言語：日本語出版者・発行元：Japan Surgical Association

最近,稀になった吻合部潰瘍穿孔を経験し,大網充填術にて良好な結果を得たので報告する.患者は40歳,男性. 18歳時に他院で十二指腸潰瘍穿孔にて胃切除術を施行. 2002年1月8日夕方から心窩部痛が出現し翌日21時に当院を受診.心窩部を中心に上腹部全体に圧痛・筋性防御を認めた. WBC 13,190/mm³, CRP 0.01mg/dlでgastrinは低値であった.胸部単純X線写真で左横隔膜下に腹腔内遊離ガス像を認め,腹部CTでは残胃や吻合部周囲に腹腔内遊離ガス像を認めた.汎発性腹膜炎と診断し緊急開腹術を施行.吻合部潰瘍穿孔(結腸前Billroth II法, Braun吻合後)を認め腹腔ドレナージ・大網充填術を施行した.術後プロトンポンプ阻害剤などを投与し,経過は良好で術後20病日に退院した.吻合部潰瘍穿孔に対し大網充填術は有用で緊急手術の選択肢の1つとなりうるが,成因に対する根治術ではなく再発の可能性があるため,再手術を念頭に置いた長期的な経過観察が重要である.

DOI： 10.3919/jjsa.64.1497

杉本誠一郎, 萱野公一, 宮崎医津博, 西岡聖, 内田発三

日本臨床外科学会雑誌 64 ( 1 ) 107 - 110 2003年1月

記述言語：日本語出版者・発行元：Japan Surgical Association

消化管穿孔の中で非外傷性小腸穿孔は比較的稀で,その原因も様々である.今回,われわれは稀な特発性小腸穿孔の1例を経験したので報告する.<br>症例は84歳,男性. 82歳時に胆嚢癌にて膵頭十二指腸切除術を施行された.腹部全体の圧痛・腹膜刺激症状を認め,胸部・腹部X線検査では腹腔内遊離ガス像,イレウス像を認めなかったが,腹部CTで腹腔内遊離ガス像を認めたため,汎発性腹膜炎と診断し緊急開腹術を施行した. Bauhin弁から約65cm口側に回腸穿孔を認め,回腸部分切除術を施行した.転移や再発を認めず,腹腔内の癒着やイレウスを認めなかった.組織学的にも粘膜,筋層,漿膜は断裂し,粘膜の漿膜側へのslidingを認めず,悪性所見や慢性の炎症所見を認めなかった.穿孔の原因を特定する所見はなく,特発性小腸穿孔と診断した.術後の経過は良好であったが,術後76日目に他病死した.

DOI： 10.3919/jjsa.64.107

へん平上皮癌を混在した肺原発大細胞性神経内分泌癌の1例

杉本誠一郎, 水谷尚雄, 萱野公一, 寺本滋

日本呼吸器外科学会雑誌 16 ( 4 ) 559 - 564 2002年5月

記述言語：日本語出版者・発行元：特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会

症例は52歳男性.2000年1月, 胸部X線写真上, 右上肺野に急速に増大した腫瘤影を認め当院に紹介された.胸部CT上, 右上葉に11×10×9.0cm大の腫瘤を認め, 縦隔リンパ節の腫大は認めなかった.腫瘍マーカーはSLX, SCC, CYFRA, NSEが上昇していた.原発性肺癌を強く疑い, 同年1月25日に右上葉切除・ND2a・胸壁 (第3肋骨) 合併切除術を施行した.病理組織学的に扁平上皮癌の成分とLarge cell neuroendocrine carcinoma (LCNEC) の成分を混在しており, 扁平上皮癌を混在したLCNECと診断され, 術後病期はpT3N0M0, Stage II Bであった.術後経過は良好であり, 化学療法を施行せずに退院した.以後, 外来通院中であったが10カ月後に再発し死亡した.近年, LCNECの報告例は増加しているが, 扁平上皮癌を混在したLCNECは稀なため報告した.

DOI： 10.2995/jacsurg.16.4_559

再発・切除を繰り返した右胸壁原発spindle cell sarcomaの1例

杉本誠一郎, 萱野公一, 岩浅祐二郎, 水谷尚雄, 古城資久, 宮崎医津博, 長尾俊彦, 西岡聖, 内田発三

兵庫県全外科医会会誌 38 ( 1 ) 24 - 26 2002年3月

肺原発large cell neuroendocrine carcinomaの1例

杉本誠一郎, 中野秀治, 神野禎次, 多胡護, 山根正隆, 三竿貴彦

香川県立中央病院医学雑誌 20 45 - 48 2001年3月

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