共同研究・競争的資金等の研究 - 宮本 勇一
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越境しない世界市民教育の理論と実践―境界線の上に立つ、境界線を別様に引き直す 国際共著
2025年03月 - 2026年02月
公益財団法人上廣倫理財団 令和6年度 上廣倫理財団研究助成金
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Dortmund Gambrinus Fellowships 国際共著
2024年07月 - 2024年08月
ドルトムント工科大学 Dortmund Gambrinus Fellowships 研究・客員教員用フェローシップ
宮本勇一
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昭和戦前期における新カント派価値哲学の展開・意義・特色―学際的/国際的研究―
研究課題/領域番号:24K00017 2024年04月 - 2028年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
伊藤 貴雄, 福谷 茂, 加藤 泰史, 松井 慎一郎, 芝崎 厚士, 川口 雄一, 山本 恵子, 位田 将司, 宮本 勇一
配分額:14560000円 ( 直接経費:11200000円 、 間接経費:3360000円 )
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シュプランガーの陶冶理想論に基づく教授学体系と教育改革論
研究課題/領域番号:24K16605 2024年04月 - 2028年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究
宮本 勇一
配分額:4680000円 ( 直接経費:3600000円 、 間接経費:1080000円 )
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ドイツにおける「学習化」の展開と批判的応答―「教え」と「学び」の再定義に向けて
研究課題/領域番号:24K05645 2024年04月 - 2028年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
熊井 将太, 松田 充, 宮本 勇一, 田中 怜, 市川 和也
配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )
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篠原助市教育学の形成過程に関する教育学説史的研究:新カント派受容に着目して
研究課題/領域番号:23K02061 2023年04月 - 2026年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
深見 奨平, 宮本 勇一, 佐藤 宗大
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レッスン・スタディを基盤とした教師教育に関する日独墺共同研究
研究課題/領域番号:22KK0032 2022年10月 - 2026年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)) 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
吉田 成章, 宮本 勇一, 福田 敦志, 松田 充
配分額:17160000円 ( 直接経費:13200000円 、 間接経費:3960000円 )
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授業研究を軸とした教職の高度化に関する国際共同研究プラットフォームの構築
研究課題/領域番号:22H00080 2022年04月 - 2026年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
吉田 成章, 馬場 卓也, 丸山 恭司, 草原 和博, 岩田 昌太郎, 川口 広美, 金 鍾成, 宮本 勇一
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フンボルトの陶冶理論と教育改革―学問中心カリキュラムの再考
研究課題/領域番号:21K13524 2022年04月 - 2023年03月
日本学術振興会 研究成果公開促進費 研究成果公開促進費
宮本 勇一
担当区分:研究代表者
配分額:2990000円 ( 直接経費:2300000円 、 間接経費:690000円 )
本年度は、プロイセン教育改革の成果を国内外の主要学会の論文に投稿・掲載することができ、基礎的な理解について整理することができた。また、これらの成果が含まれる書籍の刊行準備を進める一年となった。他方で成果報告に力を入れた分、さらなる資料の検討と整理を進められなかった。
実施計画は主に1中央政府の文書の検討2学問委員会の審議議事録の検討3改革参与者による刊行物の検討としていた。このうち特に検討を進めたのは3であったが、1と2についてはドイツにてさらなる資料の収集が必要であり、今回は検討さえかなわなかった。
こうした直接的な検討については後れを取っているものの、研究の過程において多くのう回路を経たことが、研究一年目を終えた現在重要な視座となっていることは指摘しておきたい。一つには上述の研究成果の後悔とともに刊行した日本の教育学説史に関する研究の途上で、世界市民主義と国民主義をめぐる人間形成論の諸軸について検討することができた点。第二に、政治思想史にて検討されている自由概念の諸相について、リベラリズムとリバタリアニズムに関する知見を得、19世紀初頭の自由主義的観念の基盤的素地について理解を深められた点、第三に、20世紀新カント派の諸潮流の理解の中で、カントの問題構成について理解を深められた点である。これらについては、本丸となるプロイセン教育改革そのものの検討と成果の後悔につながることがないが、資料の検討の視座を多面的に提示してくれるものとなった点で、次年度の検討に大きな示唆をもたらすものとなった。 -
プロイセン教育改革期の教育学論争の内実と特質に関する研究
研究課題/領域番号:21K13524 2021年04月 - 2024年03月
日本学術振興会 学術研究助成基金助成金 若手研究
宮本勇一
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フンボルトの陶冶理論に基づく教授学体系の構築
研究課題/領域番号:19J12404 2019年04月 - 2021年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 特別研究員奨励費
宮本 勇一
担当区分:研究代表者
配分額:2100000円 ( 直接経費:2100000円 )
本研究はドイツの教授学研究、教育改革の今日的の主要言説、またそうした言説の中における古典的な陶冶理論なかんずくフンボルトの陶冶理論と教育改革の構想の高い位置付けを、関連書籍・ドイツ教育改革行政資料・新聞雑誌等から広く捉える所から始まった。今日の教授学上・教育改革上の言説の中で、研究と改革の歴史的正統化の根拠として受容され、再構成されてきた今日のフンボルト像は、しかしながら、1800年当初の当時の文脈の中でのフンボルトの活動や著述などに立ち戻る時、多くの問い直されるべき余地があることが浮き彫りとなり、フンボルトの陶冶理論及び教育改革の中に見られるフンボルトの教授学的な知見を導出し描出することが、今日の教育改革の根拠づけに対する別様な解を開きうる意義を持ちうることが明らかとなり、研究課題として位置づけられた。
具体的にはフンボルトの学校教授の構想が、単なる理念的位置付けしか得てこなかったこれまでの先行研究に対して、本研究では、フンボルトが改革期に、学校視察や教員との交流を通して具体的な学校教授のカリキュラム論的・教授学的知見を残していたことを明らかにし、かつ、これらの教授学的知見の成立史的背景をフンボルトの初期思想形成期にまでさかのぼって体系的に記述・構成していくことで、フンボルトの陶冶理論に基づく学校教授の構想と教育改革の諸プロジェクトへの従事過程を明らかにすることができた。その検証の過程では、当時の改革史料を翻刻・分析することで、これまで明らかにされてこなかったプロイセン教育改革期のフンボルトの改革へのコミットや具体的な教育課程の審議過程を明らかにすることができた。