氏名
白羽 英則 (シラハ ヒデノリ)
SHIRAHA Hidenori
白羽 英則 (シラハ ヒデノリ)
SHIRAHA Hidenori
岡山大学病院
消化器内科
消化器・肝臓病学
基礎研究
転写因子の癌悪性化における役割の解明
癌において転写因子は,特に悪性化において関与していることが示されています。転写因子の発現や消失がepithelial mesenchymal transition(EMT)(上皮間葉移行)に関連しています。EMTは一般に癌の悪性度を高める変化であることが最近の研究で解明されていますが,肝癌においての役割はまだまだ未解明です。肝癌におけるEMT関連転写因子と,癌の増殖,転移,アポトーシスに関連したシグナル伝達の解析等を行っています。
基礎研究
PIVKAII研究
肝細胞癌の腫瘍マーカーである異常プロトロンビン(PIVKA-II)は,有用な腫瘍マーカーとして知られていますが,それ自体が肝細胞癌及び周囲の細胞に対する増殖因子様の作用を持つことを明らかにしました。更に異常プロトロンビンの産生機構を解明する研究を遂行しており,癌化に関わる分子機構の解明を目指しています。